JPS5826000Y2 - 物干用ハンガ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯物を干す・・ンガーに係るもので、山形の
掛枠を固定する止片を、熱可塑性で可撓性のポリプロピ
レンのような合成樹脂により、鉤片と共に一体成型し、
この止片を二つ折りして嵌合できる上半部と下半部とで
構成し、また該両半部にそれぞれ、二つ折りしたとき、
互に当接すべき２個の斜溝を設け、かつ前記の上半部と
下半部とにそれぞれ、二つ折りしたとき互に嵌合すべき
適数個の円筒突起と円孔突起とを設け、そして該上半部
の２個の斜溝に前記山形樹片の開いた上端部を嵌入して
、該上半部に下半部を折り重ね、前記円孔突起に嵌入し
た円筒突起の先端を加熱溶着してなり、製作が簡易で当
りが柔かく、シかも強固で、永く使用できるのを特長と
する。

次に、図示の本考案実施例につき詳細を説明する。

１は鉤片２と一体に成型した止片で、熱可塑性であり、
可撓性であるポリプロピレンのような合成樹脂で作り、
この止片を蝶着部３で二つ折りして嵌合できる上半部４
と下半部５とで構成する。

上半部４と下半部５とにはそれぞれ、二つ折りしたとき
互に当接すべき２個の斜溝６を設け、また該上半部と下
半部とにはそれぞれ、二つ折りしたとき互に嵌合すべき
適数個の円筒突起７と円孔突起８とを設ける。

そして上半部４の２個の斜溝６にそれぞれ山形の掛枠９
の開いた上端部を嵌入してから、下半部５を該上手部に
折り重ねて嵌合すれば、上半部の同筒突起７が下半部の
円孔突起８に嵌入するので、該円筒突起の先端を加熱溶
着させる。

その手段の一例として、第５図で示すような蝋燭形の工
具１０で、その先細円棒の芯先１１を、前記円筒突起７
の先端に嵌入して、少し回転すると、両者の摩擦熱によ
り、該先端が溶けて円孔突起８に固着する。

本考案の物干用・・ンガーはこのような構成で、止片１
を鉤片２と共にポリプロピレンのような合成樹脂で一体
成型し、該止片の上半部４の斜溝６に山形樹片９の開い
た上端部を嵌入してから、下半部５を折り重ね、下半部
の円孔突起８に嵌入した上半部の円筒突起７の先端を加
熱溶着して得られるので、製作が甚だ簡易であるし、ま
た鉤片２が止片１と一体であり、掛枠９はその上端部が
両半部の斜溝６により挟圧保持され、しかも両半部は円
孔突起８に嵌入した円筒突起７の先端の加熱溶着により
嵌合が堅く、従って全体として強固で、永く使用に堪え
、その上に前記合成樹脂の性質から当りが柔かである等
の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の立面図、第２図は鉤片付き止片
の拡大した展開図、第３図は該止片の裏面図、第４図は
第２図断線に釦ける断面図、また第５図は加熱溶着用工
具の斜面図である。 １・・・止片、２・・・鉤片、４・・・上半部、５・・
・下半部、６・・・斜溝、Ｔ・・・円筒突起、８・・・
円孔突起、９・・・樹片、１０・・・工具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 熱可塑性で可撓性のポリプロピレンのような合成樹脂に
   より、゛鉤片２と共に一体成型して止片１を作り、この
   止片を二つ折りして嵌合できる上半部４と下半部５とで
   構成し、また上手部４及び下半部５にそれぞれ、二つ折
   りしたとき互に当接すべき２個の斜溝６を設け、かつ上
   半部４と下半部５とにそれぞれ、二つ折りしたとき互に
   嵌合すべき適数個の円筒突起７と円孔突起８とを設け、
   そして上手部４の斜溝６に山形樹片９の開いた上端部を
   嵌入してから、該上半部に下半部５を折り重ね、円孔突
   起８に嵌入した円筒突起７の先端を加熱溶着してなる物
   干用・・ンガー。