JPH08126570A

JPH08126570A - 折畳式衣服掛け

Info

Publication number: JPH08126570A
Application number: JP6301299A
Authority: JP
Inventors: Masanori Tanimoto; 正範谷元
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-10-29
Filing date: 1994-10-29
Publication date: 1996-05-21

Abstract

(57)【要約】【目的】衣服掛けのアームをワンタッチで下方へ折り
畳み、衣服を外す。【構成】上部に吊下げフックを設け、略コ形を形成す
るアーム支持体に、一対のアーム体をそれぞれ一端を軸
着し、アーム支持体の外側にヒンジで略Ｌ型の挟持体を
連結し、ヒンジ部に挟持体がアーム体を挟持できるよう
に、ばねを設け、アーム体が挟持体と接触する位置に支
持可能に段差を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、衣服の着脱を容易にす
る折畳式衣服掛けに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】衣服掛けは、衣服を掛ける状態に衣服掛
けアームは広げた形のものが一般的であり、衣服掛けか
ら衣服を外すときは、衣服の襟を広げて外すのか、衣服
掛けを斜めにして外すのが通例であり不便を感じてい
た。

【０００３】又、折畳式では特開平４−１５６８０４号
公報で折畳式ハンガーが開示されているが構造が複雑で
あり、故障を誘発しやすく、製造コストが高く一般市場
に供することは難しい。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開示さ
れている上記のような折畳式衣服掛けにおていは、衣服
掛けを吊りフックで吊り下げた状態での折畳みは、アー
ム体が軸着する部分に歯車を利用し操作レバーを押し込
む構造であるため、使用時に困難が伴うばかりでなく、
製造コストが高いものになり市場に安価に提供すること
はできない。

【０００５】またアームを折畳むことのできない通常の
衣服掛けは、収納時や運搬時に嵩張って具合が悪い。使
用する時は、丸首シャツのように襟ぐりが小さく前が開
かない衣服の場合、衣服の掛け変えに不便があった。本
発明は、一対のアームを下方へ簡単にワンタッチ操作で
折畳むことができて、構造もシナプルな製造コストの安
価な折畳式衣服掛けを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決する手段】従来の衣服掛けを収納時や運搬
時に嵩張らず、衣服の外しは簡単な操作でワンタッチで
できる折畳式衣服掛けを次のような手段で可能にしたも
のである。具体的には、この発明では、上部に吊り下げ
フックを設けたアーム支持体と、前記アーム支持体に一
端を軸着する一対のアーム体と、前記アーム支持体とヒ
ンジで連結した略Ｌ形のアーム挟持体と、前記ヒンジ部
にアーム挟持体がアーム体を挟持可能にばねを設けたこ
とを特徴とする折畳式衣服掛けを提供し、また、上部に
吊り下げフックを設け、片面にヒンジの片側を設けたア
ーム支持体と、前記アーム支持体に対向してヒンジの片
側を設け略Ｌ形を形成しアーム体を挟持するアーム挟持
体と、前記アーム支持体に軸着する一対のアーム体と、
アーム挟持体がアーム体を挟持可能にヒンジの軸部に設
けたばねと、前記アーム挟持体が接触するアーム体下面
を支持可能に段差を設けたことを特徴とする折畳式衣服
掛けを提供しする。なお、アーム挟持体の舌片側を凹部
を形成しアーム体を閉じた時に、開かないようにはまり
込む形状にしても良い。

【０００７】また、上部に吊り下げフックを設け、略コ
形の断面を形成するアーム支持体と、前記アーム支持体
のコ形内側に一端を軸着する一対のアーム体と、前記ア
ーム支持体の外側にヒンジを設けヒンジで連結し略Ｌ形
を形成したアーム挟持体と、アーム挟持体がアーム体を
挟持可能にヒンジ部に設けたばねと、アーム挟持体が接
触するアーム体下面を支持可能に設けた段差と、からな
る折畳式衣服掛けを提供し、

【０００８】また、上部に吊り下げフックを設け、略Ｌ
形の内側にヒンジアーム片Ａとアーム体用軸とアーム上
限ストッパーを立設したアーム支持体と、前記アーム支
持体に対向した略Ｌ形の断面にヒンジアーム片Ｂを立設
しアーム体用軸の先端受け凹部とアーム上限ストッパー
を形成したアーム挟持体と、ヒンジ用軸にアーム体を挟
持可能に設けたばねと、前記アーム支持体に一端を軸着
する一対のアーム体と、前記アーム挟持体が接触するア
ーム体下面に支持可能に設けた段差とからなる折畳式衣
服掛けを提供し、

【０００９】また、上部に吊り下げフックを設け、略コ
形の断面を形成するアーム支持体と、前記アーム支持体
の内側に一端を軸着する一対のアーム体と、前記アーム
支持体の外側にヒンジで連結し略Ｌ形を形成したアーム
挟持体と、前記アーム挟持体がアーム体を挟持可能にヒ
ンジ部に設けたばねと、アーム挟持体が接触するアーム
体の下面を支持可能に設けた段差と、アーム支持体のア
ーム体軸着部にアーム体が閉じる方向に設けたコイルば
ねまたは、アーム体を閉じる方向に設けたコイルばねと
からなる折畳式衣服掛けを提供し、このアーム体が開く
方向に設けたコイルばねの構造の場合、アーム挟持体の
舌片側に凹部を形成しアーム体を閉じた時、アーム体が
開かないように凹部にはまり込む形状ににしても良い。

【００１０】

【作用】衣服を外す場合、アーム体はアーム挟持体によ
って支持されているが、アーム挟持体の上部を押すこと
によって、開いているアーム体からアーム挟持体の舌片
が外れて、アーム体は下方へ折畳まれ衣服は簡単に外す
ことができる。

【００１１】さらに、請求項５は、アーム体の軸着部に
コイルばねを閉まる方向または、開く方向に設けてあ
り、閉じる方向に設けたものは、アーム体を格納時に開
かないようにしたものである。また、アーム体の軸着部
にコイルばねを開く方向に設けたものは、丸首シャツな
ど襟ぐりの小さい衣服は衣服掛けを指で折畳んで挿入
し、挿入した後に放せば所定の位置に開いてアーム挟持
体で支持できるようにしたものである。しかもアーム体
の舌片側にアーム体がはまり込む凹部を形成して、収納
時や運搬時にアーム体が開かないようにすることができ
る。

【００１２】

【実施例】

実施例１本発明の実施例１を図１（ａ），（ｂ），（ｃ），
（ｄ）に基づいて説明する。図１（ａ），（ｂ），
（ｃ），（ｄ）はそれぞれ実施例１のものの構造作用を
示したものである。１０アーム支持体は上部に１３吊り
フックを取付け、１０アーム支持体を軸着するための１
６ａ，１６ａ軸孔が穿かれている。１２，１２アーム体
の一端にも軸着するための１６ｂ，１６ｂ孔が穿かれて
いる。この軸孔には１０アーム支持体側は１６ｄ，１６
ｄフランジ付きの雌ねじとし、１２，１２，アーム体側
は１６ｃ，１６ｃの中空管がアーム体より若干厚くして
設けられ、１６ｅ，１６ｅのフランジ付き雄ねじを締め
付けても、アーム体がスムーズに開閉できる。１０アー
ム支持体の１２，１２アーム体側に１５ヒンジを設け
て、略Ｌ形の１１アーム挟持体を１５ヒンジで連結し、
１５ヒンジ用の１７軸部に１１アーム挟持体が１２，１
２アーム体を挟持できるように、１４ばねを設けてあ
る。

【００１３】実施例２本実施例２を図２（ａ），（ｂ），（ｃ）に基づいて説
明する。図２（ａ），（ｂ），（ｃ）はそれぞれ実施例
２のものの構造作用を示したものである。１０アーム支
持体は上部に１３吊りフックを取付け、略コ形の１０ア
ーム支持体に１２，１２，アーム体を軸着するための１
６ａ，１６ａ軸孔が穿かれている。１２，１２アーム体
の一端にも軸着するための１６ｂ，１６ｂ軸孔が穿かれ
ている。この軸孔には１０アーム支持体に１２，１２ア
ーム体を軸着するための、１６ｃ，１６ｃ軸が１２，１
２アーム体を挿通して締め付けても容易に回動できるよ
うに取付けてある。１０アーム支持体の１２，１２アー
ム体側に１５ヒンジを設けて、略Ｌ形の１１アーム挟持
体を１５ヒンジで連結し、１５ヒンジ用の１７軸部に１
１アーム挟持体が１２，１２アーム体を挟持できるよう
に、１４ばねを設けてある。なお、１６ｃ，１６ｃアー
ム体軸は複数でなく、アーム軸着部の重なる部分を互い
に切り欠いて、中央１本にしても良い。（図４（ｃ）参
照）さらに、１１アーム挟持体が接触する１２，１２アーム
体の下面を支持容易にするため、１１ａ，１１ａ段差を
設けている。また、１２，１２アーム体が閉じた後に開
かないようにするため、１１アーム挟持体の１０ａ舌片
の中央部分を１０ｂ凹形に切り欠いて、１２，１２アー
ム体がはまり込んで１１アーム挟持体を開かないと１
２，１２アーム体は開かない構造にしたものである。ま
た、１０ｃ，１０ｃ上限ストッパーを１０アーム支持体
に設けると、アームを開いて１０ｃ，１０ｃ上限ストッ
パーに当てれば、自動的に１４ばねで使用状態にセット
することができる。

【００１４】実施例３実施例３を図３（ａ），（ｂ）に基づいて説明する。図
３は実施例３を示す構造作用を示すものある。略コ形の
断面を一体で形成する２０アーム支持体の上部に２３吊
りフックを取付けている。２０アーム支持体の外側に２
５ヒンジを取付け、２５ヒンジで連結した略Ｌ形をした
２１アーム挟持体が、常に２２，２２アーム体を挟持す
るように２５ヒンジの２７軸部に２４ばねを取付けてい
る。２１アーム挟持体２０ａ舌片は、２２，２２アーム
体が衣服を掛ける時の角度に開いた位置で２０ａ舌片が
アーム体を支持できるように２２，２２アーム体の下面
に２１ａ，２１ａ段差を設けている。２２，２２アーム
体を軸着する２６軸は、複数でなく１本でも良く、この
場合２２，２２アーム体の軸着部を重ねるため、重ね合
う部分を互いに略２分の１に切り欠いで取付けても良
い。（図４（ｃ）参照）

【００１５】実施例４実施例４を図４（ａ），（ｂ）に基づいて説明する。図
４は実施例４を示す構造作用を示すものある。３０アー
ム支持体は略Ｌ形の断面を形成し、略Ｌ形の内側に３１
ａヒンジ用アーム片Ａと、その下方に３２，３２アーム
体を軸着するための３６軸と、３２アーム体の３１ｂ上
限ストッパーを一体で形成し、上部に３３吊りフックを
設けている。３０アーム支持体に対向して、略Ｌ形の断
面に３１ｂヒンジアーム片Ｂと、３６軸の先端受け用の
３１ｃ凹部と３２，３２アーム体の３１ｂ上限ストッパ
ーを一体形成した３１アーム挟持体は３７ヒンジ軸で組
み立てている。３７ヒンジ軸には３１アーム挟持体が常
に３２，３２アーム体を挟持できるように、３４ばねを
組み込んでいる。３６軸は複数でなく１本でもよく、こ
の場合３２，３２アーム体軸着部を重ね合わせるため、
重ねる部分を互いに略２分の１切り欠いて取付けること
もできる。（図４（ｃ）参照）

【００１６】

【発明の効果】以上、本発明にかかる折畳式衣服掛けを
使用する場合には、衣服を外す時、アーム挟持体の上部
を指で挟むと、アーム体は下方へ自重で折畳まれ、衣服
は簡単に取り外すことができる。アーム挟持体のばね
は、ばね圧の弱いもので良く、年少の児童でも容易に楽
しんで使用することができる。また、アーム支持体部に
動物や児童の好きなキャラクターを張りつければ、なお
楽しんで使用することができる。

【００１７】丸首シヤツや襟ぐりの開かないセータなど
の衣服に使用するときは、アーム体を折畳んで挿入がで
き、ワンタッチで外せる。従って、朝の通勤タイムでの
使用は、極めて効果が大きい。

【００１８】さらに、アーム体の軸着部にばねを設け
て、アーム体を開く方向にようにすれば、衣服を外した
ら、ただちに、ばねの作用によって衣服が掛けられる状
態に自動で戻って維持することができる。これとは反対
に、アーム体の軸着部のばねをアーム体が閉じる方向に
すれば、衣服を外したものはアーム体が閉じたままで嵩
張らない。本発明の衣服掛けは、折畳式であるため収納
時や運搬時に嵩張らないので、一般家庭は勿論、大量に
使用するデパートでも重宝されよう。アーム体支持方式
の構造が簡単であるため、製造コストが安価であり、金
属、非鉄金属、木製、合成樹脂など材質を問わず製造す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す要部の外観と断面図である。

【図２】実施例２を示す要部の外観と断面図である。

【図３】実施例３を示す要部の外観と断面図である。

【図４】実施例４を示す要部の外観と断面図及び実施例
１，２，３，４，に示す補足説明図である。

【符号の説明】

１０，２０，３０アーム支持体Ｉ１，２１，３１アーム挟持体１１ａ，２１ａ段差１２，２２，３２アーム体１３，２３，３３吊りフック１４，２４，３４ばね１５，２５ヒンジ１６ａ，１６ｂ軸孔１６ｃ軸１６ｅフランジ付き雄ねじ１６ｆフランジ付き雌ねじ１６ｇ中空筒１７，２７，３７ヒンジ軸２６，３６軸３１ａヒンジアームＡ片３１ｂヒンジアームＢ片３１ｃ凹部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】上部に吊り下げフック（１３）を設けた
アーム支持体（１０）と、前記アーム支持体（１０）に
一端を軸着する一対のアーム体（１２，１２）と、前記
アーム支持体（１０）とヒンジ（１５）で連結した略Ｌ
形のアーム挟持体（１１）と、前記ヒンジ（１５）部に
アーム挟持体（１１）がアーム体（１２，１２）を挟持
可能にばね（１４）を設けたことを特徴とする折畳式衣
服掛け。
【請求項２】上部に吊り下げフック（１３）を設け、
片面にヒンジ（１５）の片側を設けたアーム支持体（１
０）と、前記アーム支持体（１０）に対向してヒンジ
（１５）の片側を設け略Ｌ形を形成しアーム体（１２，
１２）を挟持するアーム挟持体（１１）と、前記アーム
支持体（１０）に軸着する一対のアーム体（１２，１
２）と、アーム挟持体（１１）がアーム体（１２，１
２）を挟持可能にヒンジの軸（１７）に設けたばね（１
４）と、前記アーム挟持体（１１）が接触するアーム体
（１２，１２）の下面を支持可能に設けた段差（１１
ａ，１１ａ）と、アーム挟持体（１１）の舌片（１０
ａ）に凹部（１０ｂ）を設けたことを特徴とする折畳式
衣服掛け。
【請求項３】上部に吊り下げフック（２３）を設け、
略コ形の断面を形成するアーム支持体（２０）と、前記
アーム支持体（２０）の略コ形内側に一端を軸着する一
対のアーム体（２２，２２）と、前記アーム支持体（２
０）の外側にヒンジ（２５）を設けヒンジ（２５）で連
結し略Ｌ形を形成したアーム挟持体（２１）と、アーム
挟持体（２１）がアーム体（２２，２２）を挟持可能に
ヒンジ（２５）に設けたばね（２４）と、アーム挟持体
（２１）が接触するアーム体（２２，２２）の下面を支
持可能に設けた段差（２１ａ，２１ａ）と、からなる折
畳式衣服掛け。
【請求項４】上部に吊り下げフック（３３）を設け、
略Ｌ形の内側にヒンジアーム片Ａ（３１ａ）とアーム体
用軸（３６）とアーム上限ストッパー（３１ｂ）を立設
したアーム支持体（３０）と、前記アーム支持体（３
０）に対向した略Ｌ形にヒンジアーム片Ｂ（３１ｂ）を
立設しアーム体用軸（３６，３６）の先端受け凹部（３
１ｃ，３１ｃ）とアーム上限ストッパー（３１ｂ）を形
成したアーム挟持体（３１）とヒンジ用軸（３７）に挟
持可能に設けたばね（３４）と、前記アーム支持体（３
０）に一端を軸着する一対のアーム体（３２，３２）
と、前記アーム挟持体（３１）が接触するアーム体（３
２，３２）の下面に支持可能に設けた段差（３２ａ，３
２ａ）とからなる折畳式衣服掛け。
【請求項５】上部に吊り下げフック（２３）を設け、
コ形の断面を形成するアーム支持体（２０）と、前記ア
ーム支持体（２０）の内側に一端を軸着する一対のアー
ム体（２２，２２）と、前記アーム支持体（２０）の外
側にヒンジ（２５）で連結し略Ｌ形を形成したアーム挟
持体（２１）と、前記アーム挟持体（２１）がアーム体
（２２，２２）を挟持可能にヒンジ（２５）に設けたば
ね（２４）と、アーム挟持体（２１）が接触するアーム
体（２２，２２）の下面を支持可能に設けた段差（２１
ａ，２１ｂ）と、アーム支持体（２０）のアーム体軸着
部（２６，２６）にアーム体（２２，２２）が閉じる方
向または開く方向に設けたコイルばね（２７または２
８）とからなる折畳式衣服掛け。