JPS582570Y2 - 雪止め瓦素地の自動成形装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は雪止め瓦の雪止め駒部な成形する雪止め瓦素
地の自動成形装置に関するものである。

従来の雪止め瓦素地の自動成形装置では、下型内の雪止
め瓦素地の雪止め駒部な打抜く筒ポンチ作動機構が、下
型に装設されたラック穴部ポンチ作動機構であった。

これはピニオン軸を回転させてピニオンとかみ合うラッ
クを前後動させて、ラック先端に取付けた筒ポンチによ
って雪止め駒部を打抜くものであった。

これはラック及びピニオンの摩耗が激しく、修理するに
も手間がかかり又調整も難しいなどの欠点があった。

又直接筒ポンチが作動する軸にシリンダー等の抑圧装置
を設け、これによって駒部を打抜くものもあるが、これ
は成型機の後方に別個に押圧装置を設置せぬばならない
し、複雑となってし宣う欠点があった。

以上の事に鑑みて、□最も合理的かつ適正な雪止め瓦素
地の自動成形が行える装置を提供するものである。

この考案を以下図面実施例について説明する。

２は瓦成型機１の主シリンダ−，３はピストンロッドで
ある。

４は昇降ラム８上面中央に固着している還体でシリンダ
ーロンドと一体となっている。

９は雪止め瓦素地成形用の下型で、１２はその前壁であ
る。

１０はその後壁で雪止め駒部打抜き用の筒ポンチ１３が
取付けられてしる。

そして後壁１０の突出部１４の取付板１５に取付けられ
ている操作シリンダー１１が作動して筒ポンチ１３が出
入自在となる様に構成されている。

７はベット６に前方に突出している摺動レールで該摺動
レール７上に、上面に下型９を着脱自在に取付けられた
摺動板１７が前後摺動自在に嵌装されている。

なお１８は摺動レールＩ後面に取付けられた操作シリン
ダーで、そのピストンロッドの先端が摺動板１７後端下
面に連着されている。

そして操作シリンダー１８の作動によって下型９がプレ
ス位置と前方の成形製品取出位置との間を摺動できる様
にしである。

リミットスイッチＬｓ１は下降限、Ｌｓ３は上昇限のり
□ットスイッチである。

次にこの考案装置の作動状態を図面実施例によって説明
する。

第１図に於いて全下型９が上型５と対応する位置即ちプ
レス位置にある時、リミットスイッチ（図示せず）が入
って昇降ラム８が降下して来てリミットスイッチＬｓ１
をＯＮにして上型５によって下型９内の瓦素地１９を加
圧成形する。

そしてタイマーの働きで加圧設定時間が経過すると、主
シリンダ２の切換バルブを中立とし、その時の油圧力を
零として一時停止させるものである。

そして上記の主シリンダ−２の一時停止時に、即ち一時
停止タイマーの設定時間内に下型に装設されて−る雪止
め駒部打抜きシリンダー１１が作動して雪止め駒部が打
抜かれる。

そして一時停止タイマーの設定時間が経過すると再びシ
リンダー２が作動して昇降ラム８は上昇してリミットス
イッチＬｓ３で停止する。

がこの間には上昇停止する途中に設けであるリミットス
イッチＬｓ２の作用で、雪止め駒部打抜き用シリンダー
１１が後退復元して停止する第２図の状態となる。

上昇限りミツトスイッチＬｓ３は昇降ラムの上昇停止を
させるものであり同時に下型９の前後動をさせる操作シ
リンダー１８を作用させて成形製品取出し位置まで移動
させる。

この位置で成形製品の取出しが行われる（説明せず）そ
れから再び下型内に瓦素地を入れ操作シリンダー１８に
よってプレス位置まで移動させ、主シリンダ−２によっ
て加圧成形するという具合に１以上の成動を順次反復し
て雪止め瓦素地を自動連続的に成形して行くものである
。

なお抜きかす２０は成形製品を取出してから抜きとるも
のである。

この考案は以上のようであって、下型９の後壁１０に取
付けた操作シリンダー１１のピストンロッド１６先端に
雪止め駒部打抜き用の筒ポンチ１３を設け、操作シリン
ダー１１の作動で雪止め駒部の打抜きを行うようにした
ものであるから、従来のラック穴部ポンチ作動機構の場
合のように摩耗もなく機構が簡単である為、故障が少い
などの利点がある。

又雪止め駒部な操作シリンダーで打抜く時はこの上型９
に加圧力は付加されていない状態でシリンダー１１の作
動で筒ポンチ１３によって雪止め駒部を打抜くものであ
るから、無理な力はかからず、合理的に行えるものであ
る。

又雪止め駒部打抜き用の筒ポンチ作動機構を下型に設け
、かつまた打抜き後、上型５が上昇してから上昇停止す
る途中で下型の後壁に設けた操作シリンダー１１が自動
的に作動して筒ポンチを後退復元させる為に、極めて安
１な作動が期待でき、完全に下型内の成形雪止め瓦素地
には外力はかからず、よって雪止め駒部の変形及び損傷
がなく優良な雪止め瓦素地を能率的に確動的に自動成形
製造することができる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案装置の実施例を示すものであって第１図
は、この下型を使用した成型機の側面図、第２図は一部
断面の下型の側面図、第３図は雪止め瓦及び抜きかすの
斜視図、第４図は下型の斜視図、１・・・・・・瓦戊形
機、２・・・・・・主シリンダ−，３・・・・・・ピス
トンロッド、４・・・・・・環体、５・・・・・・上型
、６・・・・・・ベット、１・・・・・・摺動レール、
８・・・・・・昇降うへ９・・・・・・下型、１０・・
・・・・後壁、１１・・・・・・操作シリンダー、１２
・・・・・・前壁、１３・・・・・・筒ポンチ、１４・
・・・・・突出部、１５・・・・・・取付板、１６・・
・・・・ピストンロッド、１７・・・・・・摺動板、１
８・・・・・・操作シリンダー、１９・・・・・・瓦素
地、２０・・・・・・抜きかす。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下型移動式瓦成型機１に於いて、雪止め瓦の雪止め駒部
   を成形する下型９の後壁１０に雪止駒部をわ−抜く筒ポ
   ンチ１３の一端を後壁１０の突出部１４に取付けられて
   いる操作シリンダー１１のピストンロッド１６と連結し
   て出入自在とし、瓦成型機１のラム８に取付けであるま
   型５により該下型９内の瓦素地１９１）助Ｅ成形され、
   加圧力が下型９に付加されない時に筒ポンチ１３が該操
   作シリンダー１１によって雪止め駒部を打抜き、かつ上
   型５が上昇してから上昇停止する途中で操作シリンダー
   １１が自動的に作動して筒ポンチ１３を後退復元させる
   ことを特徴とする雪止め瓦素地の自動成形装置。