JPS5824948Y2 - 摩擦仮撚装置 - Google Patents
摩擦仮撚装置Info
- Publication number
- JPS5824948Y2 JPS5824948Y2 JP1978134120U JP13412078U JPS5824948Y2 JP S5824948 Y2 JPS5824948 Y2 JP S5824948Y2 JP 1978134120 U JP1978134120 U JP 1978134120U JP 13412078 U JP13412078 U JP 13412078U JP S5824948 Y2 JPS5824948 Y2 JP S5824948Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- false twisting
- friction body
- twisting device
- raised
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は摩擦仮撚装置に関し、特に糸条に仮撚を付与す
ると同時に、起毛して毛羽を付与し、スパンライク加工
糸を製造する摩擦仮撚装置に関する。
ると同時に、起毛して毛羽を付与し、スパンライク加工
糸を製造する摩擦仮撚装置に関する。
糸条に仮撚、捲縮と毛羽を与えてスパンライク加工糸を
製造する装置として種々のものが提案されており、例え
ば特公昭４５−９１４３号公報には仮撚スピンドルと加
熱域に粗面摩擦体を設けたもの、特公昭４６−１９７４
３号公報には摩擦仮撚装置と起毛用刃物を一体化したも
のが提案されているが、前者は装置が複雑になる問題、
後者は高張力で糸条を摩擦体に圧接する必要があるので
加工の安定性の問題がある。
製造する装置として種々のものが提案されており、例え
ば特公昭４５−９１４３号公報には仮撚スピンドルと加
熱域に粗面摩擦体を設けたもの、特公昭４６−１９７４
３号公報には摩擦仮撚装置と起毛用刃物を一体化したも
のが提案されているが、前者は装置が複雑になる問題、
後者は高張力で糸条を摩擦体に圧接する必要があるので
加工の安定性の問題がある。
更に、摩擦仮撚装置として提案され、特開昭４８−９９
４３２号公報。
４３２号公報。
特開昭４９−１３４５７号公報に記載されている１複数
個の円板摩擦体を装着した軸を、各軸の円板が互いに部
分的に重合交差し、螺旋に沿って位置するように平行に
設けたいわゆる外接式の摩擦仮撚装置の円板摩擦体の摩
擦面（糸条摺接面）を粗クシ、糸条の起毛をなし得るよ
うにして糸条に仮撚と起毛を同時に与えるようにしたも
のも考えられる。
個の円板摩擦体を装着した軸を、各軸の円板が互いに部
分的に重合交差し、螺旋に沿って位置するように平行に
設けたいわゆる外接式の摩擦仮撚装置の円板摩擦体の摩
擦面（糸条摺接面）を粗クシ、糸条の起毛をなし得るよ
うにして糸条に仮撚と起毛を同時に与えるようにしたも
のも考えられる。
かかる方法においては、糸条を高張力で摩擦体に圧接す
る必要はなく、比較的円滑に仮撚を与えることができる
が、同一の摩擦体を用いて、仮撚作用と起毛作用を同時
に与えるには、加工条件の選定、摩擦体の表面状態の選
定が非常に困難である。
る必要はなく、比較的円滑に仮撚を与えることができる
が、同一の摩擦体を用いて、仮撚作用と起毛作用を同時
に与えるには、加工条件の選定、摩擦体の表面状態の選
定が非常に困難である。
かかる点に鑑み、外接式摩擦仮撚装置の円板摩擦体を、
仮撚用の施撚摩擦体と、毛羽を与える起毛摩擦体とから
構成し、仮撚施撚と毛羽起毛とを別個の摩擦体で行なう
ことが考えられており、かかる方式により安定した仮撚
と起毛を与えることができるのであるが、ここに用いら
れる起毛摩擦体の摩擦面（糸条摺接、起毛面）は起毛安
定性と耐久性が要求される。
仮撚用の施撚摩擦体と、毛羽を与える起毛摩擦体とから
構成し、仮撚施撚と毛羽起毛とを別個の摩擦体で行なう
ことが考えられており、かかる方式により安定した仮撚
と起毛を与えることができるのであるが、ここに用いら
れる起毛摩擦体の摩擦面（糸条摺接、起毛面）は起毛安
定性と耐久性が要求される。
本考案はこの点に着目してなされたものであり、起毛摩
擦体の摩擦面をタングステンカーバイドの溶射コーティ
ング膜で形成するとともにその表面粗度を２０Ｓ〜６０
Ｓになしたことを特徴とする。
擦体の摩擦面をタングステンカーバイドの溶射コーティ
ング膜で形成するとともにその表面粗度を２０Ｓ〜６０
Ｓになしたことを特徴とする。
以下、図面に基づき詳細に説明する。
図は本考案の一実施例の簡略化した正面図であり、図に
おいて、１は３つの円板摩擦体２ａ ｚ ２ｂｓ２ｃを
装着した回転軸、３は円板摩擦体４ａ 、 ４ｂ。
おいて、１は３つの円板摩擦体２ａ ｚ ２ｂｓ２ｃを
装着した回転軸、３は円板摩擦体４ａ 、 ４ｂ。
４ｃを、５は円板摩擦体６ａ、６ｂ、６ｃをそれぞれ装
着した回転軸であり、回転軸１，３及び５はフレームγ
にそれぞれ平行に支承され且つ平面的には各回転軸は正
三角形の各頂点を点める如く配列され各円板摩擦体は互
いに部分的に重合交差して噛み合う如く螺旋に沿って配
列される。
着した回転軸であり、回転軸１，３及び５はフレームγ
にそれぞれ平行に支承され且つ平面的には各回転軸は正
三角形の各頂点を点める如く配列され各円板摩擦体は互
いに部分的に重合交差して噛み合う如く螺旋に沿って配
列される。
８は駆動ベルトであり、回転軸３を摩擦駆動し、回転軸
３の回転はベルト９．ベルト１０を介して回転軸１９回
転軸５に伝達される。
３の回転はベルト９．ベルト１０を介して回転軸１９回
転軸５に伝達される。
円板摩擦体２ａ 、２ｂ 、２ｃ 、４ａ 、４ｂ、４
ｃ及び６ａ 、６ｂ 、６ｃのうち、糸条の入側の最初
の円板摩擦体２ａが起毛摩擦体であり、他の円板摩擦体
は全て仮撚付与用の施撚摩擦体である。
ｃ及び６ａ 、６ｂ 、６ｃのうち、糸条の入側の最初
の円板摩擦体２ａが起毛摩擦体であり、他の円板摩擦体
は全て仮撚付与用の施撚摩擦体である。
この施撚摩擦体としては、セラ□ツク焼成体、セラミッ
クコーティングを施したもの、あるいはウレタンゴム等
の弾性摩擦体を必要に応じて用いることができる。
クコーティングを施したもの、あるいはウレタンゴム等
の弾性摩擦体を必要に応じて用いることができる。
起毛摩擦体２ａの摩擦面すなわち糸条摺接周面はタング
ステンカーバイドの溶射コーティング膜とする。
ステンカーバイドの溶射コーティング膜とする。
従来、起毛摩擦体の摩擦面としては、ダイヤモンドを主
成分とする砥石あるいはアル□ナセラミックのコーテイ
ング面等が用いられているが、ダイヤモンド砥石の場合
は製作コストが高くつく上、成形性に問題があり、また
アル□ナセラミックのコーティングの場合は耐摩耗性が
小さく、短期間で摩擦起毛面が摩滅する問題がある。
成分とする砥石あるいはアル□ナセラミックのコーテイ
ング面等が用いられているが、ダイヤモンド砥石の場合
は製作コストが高くつく上、成形性に問題があり、また
アル□ナセラミックのコーティングの場合は耐摩耗性が
小さく、短期間で摩擦起毛面が摩滅する問題がある。
これに対して、タングステンカーバイドの溶射コーティ
ング膜は、起毛に適した２０８〜６０Ｓの間の任意の粗
面の形成が可能であり、且つ任意の形状の金属基材にコ
ーティングすることができるので成形が極めて簡便であ
る。
ング膜は、起毛に適した２０８〜６０Ｓの間の任意の粗
面の形成が可能であり、且つ任意の形状の金属基材にコ
ーティングすることができるので成形が極めて簡便であ
る。
更に、タングステンカーバイドの表面硬度は非常に高く
、ダイヤモンドに匹敵し、耐摩耗性にもすぐれていると
同時に製作コストもダイヤモンド主成分の砥石に比して
格段に有利である。
、ダイヤモンドに匹敵し、耐摩耗性にもすぐれていると
同時に製作コストもダイヤモンド主成分の砥石に比して
格段に有利である。
尚、実施例にかいては起毛摩擦体を糸条入側の最初の摩
擦体（図では最上段）としたが、この場合は糸掛が容易
で且つ糸揺れの防止に効果があり、品質も安定するが、
必ずしも起毛摩擦体を最初の摩擦体に限定されるもので
はなく、また起毛摩擦体の数も１個に限定されるもので
はなく、適宜変更が可能である。
擦体（図では最上段）としたが、この場合は糸掛が容易
で且つ糸揺れの防止に効果があり、品質も安定するが、
必ずしも起毛摩擦体を最初の摩擦体に限定されるもので
はなく、また起毛摩擦体の数も１個に限定されるもので
はなく、適宜変更が可能である。
ｌた、起毛摩擦体の表面粗度は２０Ｓ〜６０Ｓが好まし
く、２０８以下では起毛しにくく、また６０Ｓ以上では
断糸が多発する。
く、２０８以下では起毛しにくく、また６０Ｓ以上では
断糸が多発する。
本考案は以上の通り、円板摩擦体を施撚摩擦体と起毛摩
擦体とから構成し、且つ起毛摩擦体の摩擦面をタングス
テンカーバイド溶射コーティング膜となしたので安定し
た仮撚起毛加工を可能にするとともに装置の耐久性を向
上しまた低コストの製作を可能としたものである。
擦体とから構成し、且つ起毛摩擦体の摩擦面をタングス
テンカーバイド溶射コーティング膜となしたので安定し
た仮撚起毛加工を可能にするとともに装置の耐久性を向
上しまた低コストの製作を可能としたものである。
図は本考案の一実施例の簡略化した正面図である。
１，３．５は（回転）軸、２ａ、２ｂ、２Ｃ９４ａ 、
４ｂ 、４ｃ 、６ａ 、６ｂ 、６ｃは円板摩擦体、
（２ａは起毛摩擦体、他は施撚摩擦体）である。
４ｂ 、４ｃ 、６ａ 、６ｂ 、６ｃは円板摩擦体、
（２ａは起毛摩擦体、他は施撚摩擦体）である。
Claims (1)
- 複数個の円板摩擦体を装着した軸を、各軸の円板が互い
に部分的に重合交差し、螺旋に沿って位置するように平
行に設けてなる摩擦仮撚装置において、円板摩擦体を仮
撚用の施撚摩擦体と毛羽を与える起毛摩擦体とから構成
し、且つ該起毛摩擦体の摩擦面をタングステンカーバイ
ドの溶射コーティング膜で形成するとともにその表面粗
度２０Ｓ〜６０Ｓになしたことを特徴とする摩擦仮撚装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978134120U JPS5824948Y2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 摩擦仮撚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978134120U JPS5824948Y2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 摩擦仮撚装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5551364U JPS5551364U (ja) | 1980-04-04 |
| JPS5824948Y2 true JPS5824948Y2 (ja) | 1983-05-28 |
Family
ID=29103214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978134120U Expired JPS5824948Y2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 摩擦仮撚装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5824948Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5035144A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-03 | ||
| JPS51149945A (en) * | 1975-06-17 | 1976-12-23 | Toray Industries | Method of producing special touch processed yarn |
| JPS546944A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-19 | Teijin Seiki Co Ltd | Apparatus for producing bulky sliver |
| JPS54101949A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-10 | Teijin Ltd | Abrasion false twister |
-
1978
- 1978-10-02 JP JP1978134120U patent/JPS5824948Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5035144A (ja) * | 1973-08-02 | 1975-04-03 | ||
| JPS51149945A (en) * | 1975-06-17 | 1976-12-23 | Toray Industries | Method of producing special touch processed yarn |
| JPS546944A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-19 | Teijin Seiki Co Ltd | Apparatus for producing bulky sliver |
| JPS54101949A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-10 | Teijin Ltd | Abrasion false twister |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5551364U (ja) | 1980-04-04 |
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