JPS5824944Y2 - 「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置 - Google Patents

「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置

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JPS5824944Y2
JPS5824944Y2 JP7940678U JP7940678U JPS5824944Y2 JP S5824944 Y2 JPS5824944 Y2 JP S5824944Y2 JP 7940678 U JP7940678 U JP 7940678U JP 7940678 U JP7940678 U JP 7940678U JP S5824944 Y2 JPS5824944 Y2 JP S5824944Y2
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JP
Japan
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suction
fluff
doffer
cylinder
edge
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Application number
JP7940678U
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JPS54181112U (ja
Inventor
潔 橋本
雅紀 鍵田
勝美 松本
晃一 上村
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は梳綿機においてドツファ上の風綿を除去する装
置に関するものである。
従来ドツファ上に浮遊する風綿がスライバ中へ混入して
糸品質が低下することを防止し、或はドツファ上にウェ
ブが巻き上がってシリンダのフロントボトムシートを押
しつげ抜針させるのを防止するため種々の吸込装置がド
ツファ上に設けられていた。
第1図は従来の吸込装置を示し、吸込装置10はドツフ
ァ3のメタリックワイヤ4に近接し、カバー5とウェブ
剥取装置7との間に設けられている。
またウェブ剥取装置7とカレンダローラ8を覆うカバー
9が吸込装置10に接して設げられている。
吸込装置10は第2図に示す如く、外板11ノ縁部13
. 14がドツファ3の進行方向6とほぼ直角の方向に
相対して設けられ、巾約9Trrrnの細長い吸込口1
5を構成している。
吸込口15は吸込室12に連なり、吸込室12の一端に
は開口23が設げられブロアーと連なっている。
縁部13゜14の端部16,17は各々ドツファ3上に
捲き付けられたメタリックワイヤ4に近接しているが、
シリンダ1に近い側の端部17がより近く配置されてい
る。
従って近接部18および19を通過する吸込気流21お
よび22を比較すると近接部18を通過する吸込気流2
1の方が強くなり、吸込口15近辺での吸込気流20の
平均的な流れの方向とドツファ3の進行方向6となす角
度θは900以下となっている。
従ってドツファ上の風綿はほぼ吸込気流21から吸込気
流20の方向へと吸込まれるが、通常メタリックワイヤ
40作用角σは110〜130であるため、風綿は吸込
まれる直前にメタリックワイヤ40作用面24に引掛か
り、次いで近接部19を通過しようとし、その時点で吸
込気流22によって吸い込まれてメタリックワイヤ4か
ら外れる。
この様に風綿の進行方向がドツファ3の進行方向6から
吸込気流22の方向に急激に変換されると、風綿は吸込
装置10の縁部14の端部17に引掛り吸込室12へ吸
込まれなくなるという欠点がある。
又、端部17に引掛った風綿は次々と風綿を引掛けて太
き(太り、メタリックワイヤ4と風綿との摩擦力が勝っ
た時点で、風綿は端部17から外れシリンダ1側へと運
ばれる。
このようにして運ばれた風綿の大きな塊はボトムフロン
トシート2の下端外側に引掛って更に大きくなりボトム
フロントシート2を押し付けてシリンダ2のメタリック
ワイヤと接触させるという欠点がある。
さらに操業中一旦ドツファを停止させ、再起動させた場
合、ドツファ上にドツファ軸と平行に横筋状の厚いむら
が発生するが、このむらはウェブ剥取装置7にて剥取ら
れず、ドツファに巻付いた状態となる。
このようにドツファワイヤ4に深く沈んだ繊維はほとん
ど吸込まれることなく端部に引掛っていた。
本考案は上記従来の欠点を除去するためになされたもの
であり、いかなる場合も確実に風綿を吸込む装置を提供
するものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
実施例 1 第3図に示す如く、吸込装置30は外径が約φ110の
外板31により形成された吸込室32を有し、上記外板
31の一つの縁部34の端部37は曲率半径約40調程
度の滑かなカーブでもって外板31の他の縁部33の内
側に入り込んで通路を形成している。
上記外板31の他の縁部33は曲率半径約55調の滑か
な曲面でカーブしながらその端部36は縁部34に接近
して吸込口35を形成している。
吸込口35から吸込室32に向う通路は吸込室に行くに
従って広がった構成となっている。
又、外板31のドツファ軸方向の両端は閉じられており
、その一端の一部に開口が設けられておりブロアの吸込
口へと連なっている。
上記の如く構成された吸込装置30はドツファ3に捲き
付けられたメタリックワイヤ4との近接点38及び39
に於てドツファ3に接近しており、メタリックワイヤ4
との間隔は、近接点38で約3mm、近接点39で約5
wtmと、シリンダ側、即ちメタリックワイヤ4が遠ざ
かる側の近接点が広くなっている。
また吸込口35における吸込気流の平均的な流れの方向
Aは、ドツファの進行方向6に対しα=約150となっ
ている。
実施例 2 第4図に示す如く、吸込装置40は外板41が外径約φ
130の円形断面をなし吸込室42を形成している。
また外板41は一部が開口し、その一端にドツファ3の
進行方向6に対して、150゜の角度で縁部43を形成
し、ドツファ3に接近している。
更に、外板41の他端には吸込室42を構成する外板4
10円形の曲線とは逆の方向に一度なめらかに彎曲し、
上記縁部43の端部46の近辺で曲率半径約40調程度
の曲線で外方に折返し、端部47がシリンダ側でかつ外
方に突出した縁部44を形成し、上記縁部43に接近さ
せて巾約10TrrInの細長い吸込口45を構成する
上記夫々の縁部43,44とメタリックワイヤ4との近
接点48.49における距離は近接点48が4閣、近接
点49が6rrvnとなっている。
又、吸込口45における吸込気流の平均的な流れの方向
Bはドツファの進行方向6に対してβ=140゜となっ
ている。
外板410両側端部は閉じられており、その一端の一部
が円形に開口しフロアに連なっている。
また吸込口45から吸込室42に向う通路は、吸込室に
近づくに従って除々に広がっている。
端部47は25mの距離をもってメタリックワイヤ4か
ら隔っている。
実施例 3 第5図に示す如く吸込装置50の吸込室52を構成する
外板51は外径約ψ150閣の断面円形で形成され、上
記外板51と一体に設けられ吸込口55を構成する両級
部53.54は夫々直線と曲線の組合せで形成されてい
る。
上記構成においてシリンダに遠い側の縁部53はほぼ直
線で形成され、その端部56は通路側に入り込む曲線で
形成されてドツファ3に近接している。
またシリンダに近い側の縁部54は縁部53に向いなが
ら直線で形成され、次いで滑らかに曲りながら縁部53
の端部56に接近し、巾約12mmの細長い吸込口55
を形成し、その後、更に曲率半径約40調の曲線でもっ
てゆるやかにドツファ3に接近した後再びゆるやかにド
ツファから離れていく。
縁部54の端部57はドツファから十分に離れている。
近接点58,59及び端部57におけるドツファワイヤ
4との間隔は各々2mm 、 5mm 、 20rra
nである。
外板51の軸方向の両端部は閉じられ、その一端の一部
が円形に開口しプロアの吸込口へと連なっている。
吸込口55における吸込気流の平均的な流れの方向Cと
ドツファの進行方向6とのなす角γは120となるよう
になしである。
なお、いずれの実施例の場合も縁部の端部及び風綿が通
過する部分は繊維が引掛らないよう滑かに仕上げである
上記実施例ではシリンダ側の近接点を広くしたが、逆に
狭くしてもまた同じでもかまわないものである。
上記各々の実施例において、吸込口近辺を拡大すると第
6図に示す如くなる。
吸込装置60の吸込口65を構成する縁部63,64は
各々近接点68.69に於てドツファ3に近接しており
近接点68.69の各々の位置における吸込気流の平均
的な流れの方向り、 Eは縁部に沿って吸込口65に向
っており、吸込ロ65近辺に於る吸込気流の平均的な流
れの方向Fはドツファの進行方向6に対し角度δを有し
ている。
尚、上記角度δは110°以上となしである。
このためドツファワイヤ4の作用角εを越える方向に風
綿が吸い込まれることになる。
即ち風綿はたとえ吸込気流りのためにドツファワイヤ4
0作用面に引掛ることがあっても、吸込気流E及びFの
作用で滑かに吸込室へと吸い込まれていくことになる。
また操業中一旦ドツファを停止させ、ただちに再起動し
たときに発生したドツファワイヤに深く沈んだ厚いむら
も作用角ε以上の方向に吸い込むため、ワイヤ間から容
易にはずれて吸込室へ吸い込まれていく。
吸込室へ吸い込まれた風綿は端部の開口部を経てブロア
ーへと導かれてい(。
また縁部64は近接点69を起えシリンダに近づ(に従
って滑かに広がっており、また端部67が外にある場合
でも十分にドツファ3から離れているため、近接点69
を越えてシリンダ側に風綿が逃げようとする場合も、端
部67に風綿が引掛ることがないので、吸込気流Eに引
戻されて吸込室へと吸込まれていく。
上記の如く本考案に基づく吸込装置はドツファ上に浮遊
する風綿のみならずドツファワイヤ間に沈み込んだ風綿
も確実にドツファより取り除くことができる。
次に、本考案の応用例として、第7図に示すようにドツ
ファ3に近接して設けた吸込装置70に連続してカバー
71を設ける。
上記カバー71はウェブ剥取装置7およびカレンダロー
ラ8の上を覆うようになしてあり、カバー71内に浮遊
する風綿はドラフッ30回転に伴う随伴気流Gに運ばれ
て吸込口へと引寄せられていく。
なお吸込装置70の後方の位置にドツファ3に巻上がる
ウェブを検出する光電スイッチ72を設げ光電スイッチ
が作動したときに、ドツファ3を停止するようにすれば
より完全なものとなる。
本考案は上記構成となっているためドツファワイヤの作
用面に引掛った風綿、あるいはドツファワイヤに深く沈
んだ厚いむらの綿も完全に除去することができる。
又、吸込装置の人口端部に引掛った風綿が蓄積されて大
きく太り、端部から外れた場合でもシリンダにもってい
かれることがなく完全に吸込むため、ボトムフロントシ
ートとシリンダのメタリックワイヤの接触事故を防止す
ることができる。
更らにドツファ上あるいは剥取装置近辺の浮遊綿も完全
に吸取るためウェブの品質を向上させる等数多(の優れ
た実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の風綿吸込装置を示す側面図、第2図は第
1図の吸込装置の拡大断面図、第3〜5図は本考案の風
綿吸込装置の異なる実施例を示す断面図、第6図は本考
案風綿吸込装置の実施例を示す部分拡大断面図、第7図
は本考案の風綿吸込装置を用いた応用例を示す側面図で
ある。 1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・ドツファ、4
・・・・・・メタリックワイヤ、7・・・・・・ウェブ
剥取装置、8・・・・・・カレンダーローラ、10,3
0,40,50,60゜70・・・・・・吸込装置、1
1,31,41,51・・・・・・外板、13.14.
33. 34. 43.44,53゜54、 63.6
4・・・・・・縁部、15. 35. 45゜55.6
5・・・・・・吸込口、16,17,36,37゜46
.47,56,57,66.67・・・・・・端部、1
8.19,38,39,48,49,58,59゜68
.69・・・・・・近接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドツファ上に近接し、剥取装置とシリンダの間に設げら
    れた風綿吸込装置において、ドツファの軸とほぼ平行に
    設けられた細長の吸込口、および上記吸込口に連なる吸
    込室からなり、上記吸込口を構成する2個の縁部のうち
    、シリンダに近い側の縁部の形状が一度ドツファに接近
    し、再び広がる滑かな曲線を有し、さらに吸込口におけ
    る吸込気流の平均的な方向が、ドツファの進行方向に対
    して1100以上となることを特徴とする梳綿機におけ
    るドツファ上風綿吸込装置。
JP7940678U 1978-06-09 1978-06-09 「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置 Expired JPS5824944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7940678U JPS5824944Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置

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JP7940678U JPS5824944Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置

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Publication Number Publication Date
JPS54181112U JPS54181112U (ja) 1979-12-21
JPS5824944Y2 true JPS5824944Y2 (ja) 1983-05-28

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ID=28997337

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JP7940678U Expired JPS5824944Y2 (ja) 1978-06-09 1978-06-09 「りゅう」綿機におけるドツフア上風綿吸込装置

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JP (1) JPS5824944Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211389A (ja) * 2006-02-06 2007-08-23 Truetzschler Gmbh & Co Kg 紡織繊維、例えば綿、合成繊維などのためのフラットカードまたはローラカード上において短繊維を除去する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211389A (ja) * 2006-02-06 2007-08-23 Truetzschler Gmbh & Co Kg 紡織繊維、例えば綿、合成繊維などのためのフラットカードまたはローラカード上において短繊維を除去する装置

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JPS54181112U (ja) 1979-12-21

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