JPS5824477Y2 - コ−ド保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電源コード等を固定するためのコード保持装
置の改良に関するものである。

従来テレビジョン受信機などにおいて電源コードを固定
する場合、第１図に示すような構造が採用されている。

すなわち、図において、１は電源回路等の電気回路が形
成された印刷配線板、２は印刷配線板１の外周を包囲し
て補強するとともにキャビネットに固定するためのコ字
状の補強金具、３は印刷配線板１に接続され、動作電源
を供給する電源コード、４は電源コード３を保持するコ
ードホルダーで、このコードホルダー４は複数のねじ５
によって補強金具２に固定され、これによって電源コー
ド３をキャビネット等に確実に固定保持することが可能
となる。

しかしながら、このようなコード保持装置においては、
コードホルダー４を固定するために複数のねじ５を必要
とし、また、作業工数も多くなり、原価上好ましいもの
でなかった。

この考案は上述のような欠点を解消するためなされたも
ので、作業効率がよく安価なコード保持装置を提供する
ものである。

以下、この考案を一実施例である第２図、第３図につい
て説明する。

第２図において、６はこの考案の要部を構成するコード
ホルダーで、矩形状の貫通孔６ａを有する本体部６ｂと
、この本体部６ｂに併設された係止部６Ｃと、この係止
部６Ｃに係合して電源コードを挾持する保合片６ｄとか
ら構成されている。

また、印刷配線板１には所定位置にコードホルダー６の
本体部６ｂを挿入させる切溝１ａが形成され、さらにコ
字状補強金具２には複数の切り起し片２ａが形成されて
いる。

このような構成のもとで、まず、電源コード３をコード
ホルダー６の係止部６Ｃと係合片６ｄとの係合によって
挟圧保持し、次にコードホルダー６における本体部６ｂ
の貫通孔６ａに補強金具２を挿入する。

さらに、本体部６ｂと印刷配線板１の切溝１ａを一致さ
せ、また印刷配線板１の外周を補強金具２の切り起し片
２ａと上面との間に挿入し、第３図に示すように補強金
具２の両端をねじ７によって固定する。

このように構成することによって補強金具２に印刷配線
板１およびコードホルダー６を所定位置に確実に固定す
ることができ、しかもねじを必要最小限に止めることが
でき、作業性あるいは価格的に好ましいものとすること
ができる。

なお、コードホルダー６の係止部６Ｃおよび係合片６ｄ
の構成は一実施例であって他の保持手段によって電源コ
ード３を固定する場合にも適用することができ、また電
源コード３以外のコードを固定する場合にも可能である
。

以上説明したようにこの考案によれば、電源コード等の
固定を確実に、しかも作業性をよく行なうことができ、
安価なコード保持装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のコード保持装置を示す概要図、第２図、
第３図はこの考案の一実施例であるコード保持装置を示
す展開図および斜視図である。 図中、１は印刷配線板、１ａは切溝、２は補強金具、３
は電源コード、６はコードホルダー、６ａは貫通孔、６
ｂは本体部、６Ｃは係止部、６ｄは係合片、７はねじで
゛ある。 なお、図中同一符号は同一あるいは相当する部分を示す
ものとする。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 切溝を有する印刷配線板、この印刷配線板の切溝に挿入
   された本体部とこの本体部を貫通して形成された貫通孔
   とコードを固定保持した保持手段とから成るコードホル
   ダー、このコードホルダーの貫通孔に挿通されるととも
   に上記印刷配線板の外周に係合された補強金具を備えた
   ことを特徴とするコード保持装置。