JPS58239Y2 - 電気ピアノの防振構造 - Google Patents
電気ピアノの防振構造Info
- Publication number
- JPS58239Y2 JPS58239Y2 JP5714777U JP5714777U JPS58239Y2 JP S58239 Y2 JPS58239 Y2 JP S58239Y2 JP 5714777 U JP5714777 U JP 5714777U JP 5714777 U JP5714777 U JP 5714777U JP S58239 Y2 JPS58239 Y2 JP S58239Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- pin
- vibration
- string
- tuning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電気ピアノの生音を低下させる防振構造に関
するものである。
するものである。
電気ピアノは楽音の大きさを電気的に自由に調節するこ
とができるため、近所に対する騒音問題を解決できる利
点があり、近年広く使用されてきている。
とができるため、近所に対する騒音問題を解決できる利
点があり、近年広く使用されてきている。
しかし、電気ピアノは、響板を持たないが機械的構造は
一般のピアノに類似しているため、電気的利得を最小ま
たは零にしても機械的に発生する生音を所定レベル以下
にすること(よ困難である。
一般のピアノに類似しているため、電気的利得を最小ま
たは零にしても機械的に発生する生音を所定レベル以下
にすること(よ困難である。
従来、この生音を低下させるために、吸音材を使用上た
り、厘体の間隙を除去したりして空気伝播中の音の拡散
を防止するようにした構造のものは提案されていたが十
分な効果をあげることはできなかった。
り、厘体の間隙を除去したりして空気伝播中の音の拡散
を防止するようにした構造のものは提案されていたが十
分な効果をあげることはできなかった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、生音レベルを低下させると同時にハウ
リング防止およびチューニングピンの保持力向上もでき
るような電気ピアノの防振構造を提供することにある。
とするところは、生音レベルを低下させると同時にハウ
リング防止およびチューニングピンの保持力向上もでき
るような電気ピアノの防振構造を提供することにある。
この目的を達成するために、この考案はフレームとピン
板の間に防振材を介在させるようにしたものである。
板の間に防振材を介在させるようにしたものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る電気ピアノの防振構造を使用し
たフレームの背面図、第2図はそのA −A断面図であ
る。
たフレームの背面図、第2図はそのA −A断面図であ
る。
図において、鋳鉄等により作られたフレーム1には重量
を軽減するだめにいくつかの抜き穴2が設けられ、これ
ら抜き穴2の間には補強用のリブ3が形成されている。
を軽減するだめにいくつかの抜き穴2が設けられ、これ
ら抜き穴2の間には補強用のリブ3が形成されている。
フレーム1の上方にはピン板4が取付けられている。
そして、第2図に示されるようにフレーム1とピン板4
の間にはゴム等からなる防振材5が介在されている。
の間にはゴム等からなる防振材5が介在されている。
ピン板4にはその先端がフレーム1の正面側に突出する
ようにチューニングピン6が圧入して植設されている。
ようにチューニングピン6が圧入して植設されている。
フレーム1の正面側の下部には支持部7に植設されたヒ
ツチピン8が設けられ、このヒツチピン8とチューニン
グピン6に弦9の両端が各々巻回されている。
ツチピン8が設けられ、このヒツチピン8とチューニン
グピン6に弦9の両端が各々巻回されている。
そして弦9は、弦受山10および駒11によって支持さ
れチューニングピン6の締付けによって張力が調整され
、フレーム上に張設される。
れチューニングピン6の締付けによって張力が調整され
、フレーム上に張設される。
図示してないが、駒11にはピックアップユニットが装
着されており、ハンマーによって弦9がたたかれ振動す
るとこの振動を電気的に検出して増幅しスピーカがら発
音するようになっている。
着されており、ハンマーによって弦9がたたかれ振動す
るとこの振動を電気的に検出して増幅しスピーカがら発
音するようになっている。
弦9が振動するとこの振動が各部分に伝達され、これら
各部分が振動することにより生音が発生するわけである
から、振動により音を発する部分に振動が伝達しないよ
うにすれば生音を低下させることができる。
各部分が振動することにより生音が発生するわけである
から、振動により音を発する部分に振動が伝達しないよ
うにすれば生音を低下させることができる。
一般に、弦9の振動はチューニングピン6、ヒツチピン
8、弦受山10および駒11を介してフレーム1に伝達
しこれを振動させ、そしてさらにフレーム1の振動はこ
れに接触するピン板4に伝達される。
8、弦受山10および駒11を介してフレーム1に伝達
しこれを振動させ、そしてさらにフレーム1の振動はこ
れに接触するピン板4に伝達される。
第1図かられかるように、ピン板4はその全面積でフレ
ーム1に接触しているため、従来のものはフレーム1と
一体になって強く振動される。
ーム1に接触しているため、従来のものはフレーム1と
一体になって強く振動される。
ピン板4は圧体の親板や屋根と接触する構造のものもあ
り、この場合は振動が圧体全体に伝わり生音はますます
大きくなる。
り、この場合は振動が圧体全体に伝わり生音はますます
大きくなる。
この考案では、フレーム1とピン板4の間には防振材5
が介在されているので、フレーム1の振動はこの防振材
5に吸収されピン板4には伝達されない。
が介在されているので、フレーム1の振動はこの防振材
5に吸収されピン板4には伝達されない。
第3図はチューニングピンの部分の拡大断面図である。
ピン板4は多数の木板を積層したものでチューニングピ
ン6よりやや径の小さい下穴12が形成されている。
ン6よりやや径の小さい下穴12が形成されている。
防振材5にもチューニングピン6と同等かやや小さい径
の穴13が形成されている。
の穴13が形成されている。
チューニングピン6はピン板4に圧入され強い摩擦力を
持って植設されており、弦9の一端を巻回しこれをまわ
すことにより弦9の張力が調整されるようになっている
。
持って植設されており、弦9の一端を巻回しこれをまわ
すことにより弦9の張力が調整されるようになっている
。
なお14は弦9め先端を挿入する細孔である。
ピン板4は防振材5を介してフレーム1に取付けられて
いるが、チューニングピン6も逃げ穴15によってフレ
ーム1とは直接接触しないように構成されているので、
フレーム1からの振動はピン板4にはどこからも伝達さ
れないようになっている。
いるが、チューニングピン6も逃げ穴15によってフレ
ーム1とは直接接触しないように構成されているので、
フレーム1からの振動はピン板4にはどこからも伝達さ
れないようになっている。
ただ弦9の振動の一部が直接チューニングピン6を介し
て伝達されるだけである。
て伝達されるだけである。
しかしこの振動はフレーム1の振動に比して相対的には
小さいのであまり問題にならない。
小さいのであまり問題にならない。
従来は逃げ穴15の位置に相当する個所にチューニング
ピン6を支持するブツシュが別個に埋込まれていたが、
この考案ではこれが不要になるので部品点数が減少する
。
ピン6を支持するブツシュが別個に埋込まれていたが、
この考案ではこれが不要になるので部品点数が減少する
。
ピン板4に伝達される振動が大幅に減少するので、生音
が低下するとともに、機械振動をピックアップユニット
が異常にひろって発振するハウリング現象が防止される
。
が低下するとともに、機械振動をピックアップユニット
が異常にひろって発振するハウリング現象が防止される
。
また、防振材5の穴13によりチューニングピン6はし
めつけられるので保持力が向上する。
めつけられるので保持力が向上する。
このようにこの考案の電気ピアノの防振構造によると、
弦を張設するフレームに、上記弦の一端を巻回したチュ
ーニングピンを保持するピン板を防振材を介して取付け
、上記チューニングピンをフレームに直接接触させるこ
となく上記防振材を含むピン板に圧入して植設したこと
により、フレームからピン板への振動の伝達を阻止し生
音を低下させる効果がある。
弦を張設するフレームに、上記弦の一端を巻回したチュ
ーニングピンを保持するピン板を防振材を介して取付け
、上記チューニングピンをフレームに直接接触させるこ
となく上記防振材を含むピン板に圧入して植設したこと
により、フレームからピン板への振動の伝達を阻止し生
音を低下させる効果がある。
第1図はこの考案に係る電気ピアノの防振構造を使用し
たフレームの背面図、第2図はそのAA断面図、第3図
はチューニングピンの部分の拡大断面図である。 1・・・・・・フレーム、4・・・・・・ピン板、5・
・・・・・防振材、6・・・・・・チューニングピン、
7・・・・・・支持部、8・・・・・・ヒツチピン、9
・・・・・・弦、10・・・・・・弦受山、11・・・
・・・駒、12・・・・・・下穴、13・・・・・・穴
、15・・・・・・逃げ穴。
たフレームの背面図、第2図はそのAA断面図、第3図
はチューニングピンの部分の拡大断面図である。 1・・・・・・フレーム、4・・・・・・ピン板、5・
・・・・・防振材、6・・・・・・チューニングピン、
7・・・・・・支持部、8・・・・・・ヒツチピン、9
・・・・・・弦、10・・・・・・弦受山、11・・・
・・・駒、12・・・・・・下穴、13・・・・・・穴
、15・・・・・・逃げ穴。
Claims (1)
- 弦を張設するフレームに、上記弦の一端を巻回したチュ
ーニングピンを保持するピン板を防振材を介して取付け
、前記チューニングピンは、上記フレームに突出するよ
うに該フレームと直接接触させることなく上記防振材を
含むピン板に圧入して植設したことを特徴とする電気ピ
アノの防振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5714777U JPS58239Y2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 電気ピアノの防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5714777U JPS58239Y2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 電気ピアノの防振構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53151443U JPS53151443U (ja) | 1978-11-29 |
JPS58239Y2 true JPS58239Y2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=28954748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5714777U Expired JPS58239Y2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 電気ピアノの防振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58239Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226794Y2 (ja) * | 1980-02-28 | 1987-07-09 |
-
1977
- 1977-05-04 JP JP5714777U patent/JPS58239Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53151443U (ja) | 1978-11-29 |
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