JP3513511B1 - 弦楽器 - Google Patents

弦楽器

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    • G10H3/00Instruments in which the tones are generated by electromechanical means
    • G10H3/03Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using pick-up means for reading recorded waves, e.g. on rotating discs drums, tapes or wires
    • G10H3/10Instruments in which the tones are generated by electromechanical means using pick-up means for reading recorded waves, e.g. on rotating discs drums, tapes or wires using capacitive pick-up means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
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Abstract

【要約】 【課題】ピックアップマイクを備えた弦楽器からこのピ
ックアップマイクにより取り出される音を弦楽器本来の
生音にできる限り近づけるようにする。 【解決手段】共鳴箱1の内部において両端部をそれぞれ
この共鳴箱1の側板1bに固定させて配される細長い支
持体4と、支持体4と共鳴板2との間に配される振動吸
収体5とを有している。支持体4は、共鳴板2の内面に
向けられた側に突部4bを有しており、この突部4bを
振動吸収体5に接しさせるようにして振動吸収体5を共
鳴板2の内面に押しつけさせている。振動吸収体5の両
端部5’、5’を共鳴箱1の側板1bの内面に接しさせ
ないようにこの振動吸収体5を支持体4によって支持す
るようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
【0001】この発明は、共鳴箱を構成する共鳴板に弦
を支持するブリッジ又は駒を備えており、この弦をはじ
いいたり、こすったりすることで音を出す楽器、すなわ
ち、弦楽器の改良に関する。
【背景技術】
【0002】弦楽器にあっては、この弦楽器の音、つま
り、弦をはじいたり、こすったりすることによって生じ
る振動を、電気的に出力させるために、ピックアップマ
イク(一般にピックアップと称される。)が取り付けら
れて使用される場合が少なくない。
【0003】かかるピックアップマイクは、一般に、弦
楽器の共鳴箱を構成する共鳴板に取り付けられる。共鳴
板の振動は、ピックアップマイクによって電気信号とし
て出力され、アンプを介して増幅された音となる。(特
許文献1参照)
【0004】しかるに、弦楽器からピックアップマイク
によって取り出された音は、本来の音に比べて延びた音
となる傾向がある。(エレキギターの音のように)こう
したことから、ピックアップマイクを備えた弦楽器から
このピックアップマイクにより取り出される音を弦楽器
本来の生音にできる限り近づけるようにすることが望ま
れていた。
【特許文献1】実公平7−31275号公報
【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】
【0005】この発明が解決しようとする主たる問題点
は、ピックアップマイクを備えた弦楽器からこのピック
アップマイクにより取り出される音を弦楽器本来の生音
にできる限り近づけるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】前記問題点を解決するために、この発明に
あっては弦楽器を以下の(1)〜(5)の構成を備えた
ものとした。 (1)共鳴箱にピックアップマイクを備えた弦楽器であ
って、 (2)共鳴箱の内部においてこの共鳴箱の側板に固定さ
れて配される支持体と、 (3)この支持体と共鳴箱の表板となる共鳴板との間に
配されると共に、共鳴板の内面の一部にのみ接する大き
さを持った振動吸収体とを有していると共に、 (4)支持体は、共鳴板の内面に向けられた側に、一又
は二以上の突部を有しており、この突部を振動吸収体に
接しさせるようにして振動吸収体を共鳴板の内面に押し
つけさせており、 (5)しかも、振動吸収体を共鳴箱の側板の内面に接し
させないようにこの振動吸収体を支持体によって支持す
るようにしてある。
【0007】かかる構成によれば、共鳴板の振動を振動
吸収体によって適度に吸収、つまり、減衰させることが
できる。すなわち、振動吸収体は、共鳴箱の内部におい
て、共鳴板の内面の一部にのみ接する大きさを持つに過
ぎないことから、共鳴板の振動を適度に減衰させる。ま
た、支持体は共鳴箱の側板にその端部をもって固定され
ているが、振動吸収体に対してはその突部をもって接し
ており、しかも、振動吸収体は共鳴箱の側板の内面に接
しないように支持されていることから、共鳴箱の側板側
の振動は、支持体と振動吸収体とを介しては、共鳴板に
できる限りフィードバックされないようになっている。
これによりピックアップマイクを介して電気的に出力さ
れる音が必要以上に延びないようにすることができる。
つまり、アコースティックギターであればアコスティッ
クギター本来の音を、三味線であれば三味線本来の音
を、ピックアップマイクを介して電気的に出力させるこ
とができる。支持体および振動吸収体は共鳴箱内に納め
られていることから、弦楽器の共鳴箱の外観に影響を与
えることもない。
【0008】前記振動吸収体を、一面を共鳴板の内面に
接しさせたゴムやゴム状弾性を備えたプラスチック、フ
ェルトなどの振動吸収材料よりなる板状振動吸収材と、
この板状振動吸収材の他面に一面を接しさせた補強板と
から構成させるようにしておくこともできる。
【0009】このようにした場合、かかる補強板によっ
てゴムやゴム状弾性を備えたプラスチック、フエルトな
どの柔らかい材料から構成される板状振動吸収材の一面
を共鳴板の内面にダレなく密着させることができ、この
板状振動吸収材によって適切に共鳴板の振動を減衰させ
ることができる。
【0010】前記支持体の外面の全部又は一部を、振動
吸収材料によって覆わせるようにしておくこともでき
る。
【0011】このようにした場合、共鳴箱の側板から支
持体に伝わる振動をこの支持体を覆う振動吸収材料によ
って吸収して共鳴板側にできる限りフィードバックされ
ないようにすることができる。
【発明の効果】
【0012】この発明によれば、ピックアップマイクを
備えた弦楽器からこのピックアップマイクにより取り出
される音を弦楽器本来の生音にできる限り近づけるよう
にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】以下、図1ないし図6に基づいて、この発
明の典型的な実施の形態について説明する。
【0014】なお、ここで図1ないし図3は、この発明
をギターS1に適用した例を示しており、また、図4な
いし図6は、この発明を三味線S2に適用した例を示し
ている。なお、図1においてはギターS1のネックの基
部以外を、図4においては三味線S2の棹の基部以外
を、それぞれ省略して表している。
【0015】この実施の形態にかかる弦楽器Sは、共鳴
箱1を構成する共鳴板2に弦6(糸)を支持するブリッ
ジ7又は駒8を備えており、この弦6をはじいいたり、
こすったりすることで音を出す楽器である。
【0016】典型的には、かかる弦楽器Sとしては、ア
コースティックギター、クラシックギター、バイオリ
ン、マンドリン、チェロ、ウクレレ、ビオラ、コントラ
バス、大正琴、三味線、蛇味線、びわ、などを想定する
ものである。
【0017】アコースティックギターなどの洋楽器にあ
っては、共鳴箱1においては弦6はブリッジ7を介して
支持される。三味線、大正琴などの和楽器にあっては、
共鳴箱1においては弦6は駒8を介して支持される。
【0018】そして、この実施の形態にかかる弦楽器S
にあっては、共鳴箱1にピックアップマイク3を備えて
おり、共鳴板2に伝えられる弦6の振動を、ピックアッ
プマイク3を介して電気的に出力させることができるよ
うになっている。
【0019】また、かかる弦楽器Sは、共鳴箱1の内部
に、支持体4と振動吸収体5とを有している。
【0020】支持体4は、細長く構成され、かつ、共鳴
箱1の内部において両端部4a、4aをそれぞれこの共
鳴箱1の側板1bに固定させて配されている。
【0021】振動吸収体5は、この支持体4と共鳴板2
との間に配されると共に、この支持体4の長さ方向に沿
った向きにおいて長くなるように構成されている。
【0022】また、支持体4は、共鳴板2の内面に向け
られた側に、一又は二以上の突部4bを有しており、こ
の突部4bを振動吸収体5に接しさせるようにして振動
吸収体5を共鳴板2の内面に押しつけさせている。
【0023】また、振動吸収体5は、その両端部5’、
5’を、共鳴箱1の側板1bの内面に接しさせない長さ
に形成されている。
【0024】そして、この振動吸収体5の両端部5’、
5’を共鳴箱1の側板1bの内面に接しさせないように
この振動吸収体5を支持体4によって支持するようにし
てある。
【0025】この結果、この実施の形態にかかる弦楽器
Sにあっては、共鳴板2の振動を振動吸収体5によって
適度に吸収、つまり、減衰させることができる。すなわ
ち、振動吸収体5は、共鳴箱1の内部において、共鳴板
2の内面の一部にのみ接する大きさを持つに過ぎないこ
とから、共鳴板2の振動を適度に減衰させる。また、支
持体4は共鳴箱1の側板1bにその端部4aをもって固
定されているが、振動吸収体5に対してはその突部4b
をもって接しており、しかも、振動吸収体5の端部5’
は共鳴箱1の側板1bの内面に接しないように支持され
ていることから、共鳴箱1の側板1b側の振動は、支持
体4と振動吸収体5とを介しては、共鳴板2にできる限
りフィードバックされないようになっている。これによ
りピックアップマイク3を介して電気的に出力される音
が必要以上に延びないようにすることができる。すなわ
ち、かかるピックアップマイク3を介して電気的に出力
される音を、その弦楽器Sから自然に生じる音、いわゆ
る生音(ピックアップマイク3を経ないで弦楽器Sの共
鳴箱1から空気振動によって自然に伝わる音)にできる
限り近づけることができる。つまり、アコースティック
ギターであればアコスティックギターS1本来の音を、
三味線S2であれば三味線本来の音を、ピックアップマ
イク3を介して電気的に出力させることができる。
【0026】図1ないし図3は、この発明を、ギターS
1に適用した例を示している。
【0027】図中符号1aで示される表板と、図中符号
1cで示される裏板と、側板1bとによって、ギターS
1の共鳴箱1(ボディ)が形成されている。表板1aが
共鳴板2として機能する。この例にあっては、共鳴板2
の内面にピックアップマイク3が備え付けられている。
【0028】この例にあっては、支持体4は、細長い棒
状をなすように構成されている。この例にあっては、支
持体4の両端部4a、4aはそれぞれ、共鳴箱1の側板
1bのうちギターS1の上下方向にある側板1bに形成
されたはめ込み部にこの端部を入れ込ませるようにして
固定されており、支持体4はギターの共鳴箱1の左右方
向に長く延びるように配されている。支持体4の両端部
4a、4a間には、共鳴板2の内面に向けて突き出す二
カ所の突部4b、4bが突部4b間に間隔を開けて形成
されている。この例では、この突部4bの突き出し端面
4cは、共鳴板2の内面とほぼ平行をなす平坦な面とな
っている。そして、この例では、この支持体4の突部4
bの突き出し端面4cと共鳴板2の内面との間の間隔
が、振動吸収体5の厚さ寸法とほぼ等しくなるようにし
てある。支持体4における突部4bの形成側と反対の側
と共鳴箱1の裏板1cとの間には間隔が形成されてい
る。
【0029】また、この例にあっては、振動吸収体5
は、ギターの共鳴箱1の左右方向に長い細長い板状をな
すように構成されている。また、振動吸収体5の長さ寸
法は、支持体4の長さ寸法よりも短くなっている。そし
て、この例にあっては、振動吸収体5の上面を共鳴板2
の内面に密着させ、かつ、この振動吸収体5の端部5’
を共鳴箱1の側板1bの内面に接しさせないようにるよ
うにした状態で、この振動吸収体5を支持体4の突部4
bによって下方から支えるようにしてある。
【0030】また、この例にあっては、振動吸収体5
は、一面を共鳴板2の内面に接しさせたゴムやゴム状弾
性を備えたプラスチック、フェルトなどの振動吸収材料
よりなる板状振動吸収材5aと、この板状振動吸収材5
aの他面に一面を接しさせた補強板5bとから構成され
ている。
【0031】具体的には、この例にあっては、板状振動
吸収材5aと補強板5bとは、ほぼ同じ長さと幅とを備
えた細長い板状をなすように構成されている。そして、
補強板5bの上に板状振動吸収材5aを重ねるようにし
て振動吸収体5を構成させている。板状振動吸収材5a
の他面と補強板5bの一面とは単に接しさせられていて
も接着などにより止め付け合わされていても構わない。
そして、この例では、支持体4の突部4bの突き出し端
面4cが、補強板5bの他面に下方から押し当てられる
ようになっており、これにより、板状振動吸収材5aと
補強板5bとからなる振動吸収体5が前記のように支持
体4の突部4bによって下方から支えるようになってい
る。補強板5bとしては、木板、木質板、プラスチック
板などを用いることができる。
【0032】これによりこの例にあっては、かかる補強
板5bによってゴムやゴム状弾性を備えたプラスチッ
ク、フエルトなどの柔らかい材料から構成される板状振
動吸収材5aの一面を共鳴板2の内面にダレなく密着さ
せることができるようになっている。
【0033】また、この例にあっては、支持体4の外面
が、振動吸収材料4dによって覆われている。
【0034】具体的には、この例にあっては、支持体4
の長さ方向に沿った外面のうち、支持体4の突部4bの
突き出し端面4cを除く箇所をフェルト製の生地によっ
て覆うようにしている。
【0035】これによりこの例にあっては、共鳴箱1の
側板1bから支持体4に伝わる振動をこの支持体4を覆
う振動吸収材料4dによって吸収して共鳴板2側にでき
る限りフィードバックされないようにすることができ
る。
【0036】図4ないし図6は、この発明を、三味線S
2に適用した例を示している。
【0037】図中符号1aで示される表板と、図中符号
1cで示される裏板と、側板1bとによって、三味線S
2の共鳴箱1(胴)が形成されている。表板1aが共鳴
板2として機能する。この例にあっては、共鳴板2の内
面に二つのピックアップマイク3、3が備え付けられて
いる。
【0038】この例にあっても、支持体4は、細長い棒
状をなすように構成されている。この例にあっては、支
持体4の両端部4a、4aはそれぞれ、共鳴箱1の側板
1bのうち三味線S2の上下方向にある側板1bに形成
されたはめ込み穴にこの端部4aを入れ込ませた状態で
固定されており、支持体4は三味線の共鳴箱1の左右方
向に長く延びるように配されている。支持体4の両端部
4a、4a間には、共鳴板2の内面に向けて突き出す二
カ所の突部4b、4bが突部4b間に間隔を開けて形成
されている。この例では、この突部4bの突き出し端面
4cは、共鳴板2の内面とほぼ平行をなす平坦な面とな
っている。そして、この例では、この支持体4の突部4
bの突き出し端面4cと共鳴板2の内面との間の間隔
が、振動吸収体5の厚さ寸法とほぼ等しくなるようにし
てある。支持体4における突部4bの突き出し側と反対
の側と共鳴箱1の裏板1cとの間には間隔が形成されて
いる。
【0039】また、この例にあっては、振動吸収体5
は、三味線の共鳴箱1の左右方向に長い細長い板状をな
すように構成されている。また、振動吸収体5の長さ寸
法は、支持体4の長さ寸法よりも短くなっている。そし
て、この例にあっては、振動吸収体5の上面を共鳴板2
の内面に密着させ、かつ、この振動吸収体5の端部5’
を共鳴箱1の側板1bの内面に接しさせないようにるよ
うにした状態で、この振動吸収体5を支持体4の突部4
bによって下方から支えるようにしてある。
【0040】また、この例にあっても、振動吸収体5
は、一面を共鳴板2の内面に接しさせたゴムやゴム状弾
性を備えたプラスチック、フェルトなどの振動吸収材料
よりなる板状振動吸収材5aと、この板状振動吸収材5
aの他面に一面を接しさせた補強板5bとから構成され
ている。
【0041】具体的には、この例にあっては、板状振動
吸収材5aと補強板5bとは、ほぼ同じ長さと幅とを備
えた細長い板状をなすように構成されている。そして、
補強板5bの上に板状振動吸収材5aを重ねるようにし
て振動吸収体5を構成させている。板状振動吸収材5a
の他面と補強板5bの一面とは単に接しさせられていて
も接着などにより止め付け合わされていても構わない。
そして、この例では、支持体4の突部4bの突き出し端
面4cが、補強板5bの他面に下方から押し当てられる
ようになっており、これにより、板状振動吸収材5aと
補強板5bとからなる振動吸収体5が前記のように支持
体4の突部4bによって下方から支えるようになってい
る。補強板5bとしては、木板、木質板、プラスチック
板などを用いることができる。
【0042】これによりこの例にあっては、かかる補強
板5bによってゴムやゴム状弾性を備えたプラスチッ
ク、フエルトなどの柔らかい材料から構成される板状振
動吸収材5aの一面を共鳴板2の内面にダレなく密着さ
せることができるようになっている。
【0043】また、この例にあっては、支持体4の外面
が、振動吸収材料4dによって覆われている。
【0044】具体的には、この例にあっては、支持体4
の長さ方向に沿った外面のうち支持体4の突部4bの突
き出し端面4cを除く箇所をフェルト製の生地によって
覆うようにしている。
【0045】これによりこの例にあっては、共鳴箱1の
側板1bから支持体4に伝わる振動をこの支持体4を覆
う振動吸収材料4dによって吸収して共鳴板2側にでき
る限りフィードバックされないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明を適用したギターS1の要部斜視図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】図2におけるB−B線位置での共鳴箱1の断面
【図4】この発明を適用した三味線S2の要部正面図
【図5】図4におけるC−C線断面図
【図6】図5におけるD−D線位置での共鳴箱1の断面
【符号の説明】
【0047】 S 弦楽器 1 共鳴箱 2 共鳴板 3 ピックアップマイク 4 支持体 4a 端部 4b 突部 5 振動吸収体 5’ 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10D 3/02 G10D 3/04 G10H 3/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共鳴箱にピックアップマイクを備えた弦
    楽器であって、 共鳴箱の内部においてこの共鳴箱の側板に固定されて配
    される支持体と、 この支持体と共鳴箱の表板となる共鳴板との間に配され
    ると共に、共鳴板の内面の一部にのみ接する大きさを持
    った振動吸収体とを有していると共に、 支持体は、共鳴板の内面に向けられた側に、一又は二以
    上の突部を有しており、この突部を振動吸収体に接しさ
    せるようにして振動吸収体を共鳴板の内面に押しつけさ
    せており、 しかも、振動吸収体を共鳴箱の側板の内面に接しさせな
    いようにこの振動吸収体を支持体によって支持するよう
    にしてあることを特徴とする弦楽器。
  2. 【請求項2】 振動吸収体が、 一面を共鳴板の内面に接しさせたゴムやゴム状弾性を備
    えたプラスチック、フェルトなどの振動吸収材料よりな
    る板状振動吸収材と、 この板状振動吸収材の他面に一面を接しさせた補強板と
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載の弦
    楽器。
  3. 【請求項3】 支持体の外面の全部又は一部が、振動吸
    収材料によって覆われていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の弦楽器。
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