JPS5823638A - 2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法 - Google Patents
2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法Info
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- JPS5823638A JPS5823638A JP12215781A JP12215781A JPS5823638A JP S5823638 A JPS5823638 A JP S5823638A JP 12215781 A JP12215781 A JP 12215781A JP 12215781 A JP12215781 A JP 12215781A JP S5823638 A JPS5823638 A JP S5823638A
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- hydrolysis
- trifluoromethylbenzaldehyde
- sulfuric acid
- trifluoromethylbenzal
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2−トリフルオロ、メチルベンズアルデヒド
の新規製法に関し、更に詳しくは2−トリフルオロメチ
ルベンザール/Sライドの加水分解による2−トリフル
オロメチルベンズアルデヒドの製法に関する。
の新規製法に関し、更に詳しくは2−トリフルオロメチ
ルベンザール/Sライドの加水分解による2−トリフル
オロメチルベンズアルデヒドの製法に関する。
芳香環に結合するジハロメチル基の加水分解によるホル
ミル基への誘導方法としては、たとえば次の様な方法が
具体的に知られている:しかし、一般式: 〔式中、Xおよび′Yは同一または異なるハロゲンを示
す。〕 で表わされる2−トリフルオロメチルベンザールハライ
ドを出発物質として用いる場合、上述の諸方法では目的
とする2−トリフルオロ〉チルベンズアルデヒドを容易
には得られない。一方、約100%硫酸の存在下、高温
で2−トリフルオロメチルベンザールハライドC’I)
を加水分解するとカルボン酸に変換されることも知られ
ている。従って、現在まで、医薬、農薬の中間体として
有用な2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを容易
に高収率で得る工業的製法は確立さ2れでぃない。
ミル基への誘導方法としては、たとえば次の様な方法が
具体的に知られている:しかし、一般式: 〔式中、Xおよび′Yは同一または異なるハロゲンを示
す。〕 で表わされる2−トリフルオロメチルベンザールハライ
ドを出発物質として用いる場合、上述の諸方法では目的
とする2−トリフルオロ〉チルベンズアルデヒドを容易
には得られない。一方、約100%硫酸の存在下、高温
で2−トリフルオロメチルベンザールハライドC’I)
を加水分解するとカルボン酸に変換されることも知られ
ている。従って、現在まで、医薬、農薬の中間体として
有用な2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを容易
に高収率で得る工業的製法は確立さ2れでぃない。
本発明者らは、この様な情況に鑑み、2−トリフルオロ
メチルベンズアルデヒドを効率よく製造する方法につい
て鋭意研究を行った結果、一定の条件下に2−トリフル
オロメチルベンザールハライド〔■〕を加水分解すれば
高収率で2〜トリハロメチルベンズアルデヒドが得られ
ることを見い出し本発明を完成した。
メチルベンズアルデヒドを効率よく製造する方法につい
て鋭意研究を行った結果、一定の条件下に2−トリフル
オロメチルベンザールハライド〔■〕を加水分解すれば
高収率で2〜トリハロメチルベンズアルデヒドが得られ
ることを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、2−トリフルオロメチルベ
ンザールハライドCDを加水分解することを特徴とする
2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法に存す
る。
ンザールハライドCDを加水分解することを特徴とする
2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法に存す
る。
本発明の好ましい態様によれば、2−トリフルオロメチ
ルベンザールハライド〔■〕は、濃硫酸の存在下、加熱
し、要すれば計算量または少過剰の水を滴下することに
より対応するアルデヒドに変換される。
ルベンザールハライド〔■〕は、濃硫酸の存在下、加熱
し、要すれば計算量または少過剰の水を滴下することに
より対応するアルデヒドに変換される。
本発明の方法に従えば、驚くべきことに、トリフルオロ
メチル基の加水分解を生起することなくジハロメチル基
のハロゲンを選択的に、はぼ定量的に加水分解し、アル
デヒド化合物を高収率で得ることかできる。とりわけハ
ロゲンが共にフッ素である場合、前記選択的加水分解は
全く予期されなかった。
メチル基の加水分解を生起することなくジハロメチル基
のハロゲンを選択的に、はぼ定量的に加水分解し、アル
デヒド化合物を高収率で得ることかできる。とりわけハ
ロゲンが共にフッ素である場合、前記選択的加水分解は
全く予期されなかった。
2−トリフルオロメチルベンザールハライド[I]の好
ましい例としては、0−キシレンを塩素化して得られた
α、α、α、α′、α′−ペンタクロル−〇−キシレン
と無水フッ酸との反応により得られるα。
ましい例としては、0−キシレンを塩素化して得られた
α、α、α、α′、α′−ペンタクロル−〇−キシレン
と無水フッ酸との反応により得られるα。
a、α−トリフルオロ−α′、α′−シクロルー〇−キ
シレン[IIa〕が挙げられる。この他、α、α、α、
α′。
シレン[IIa〕が挙げられる。この他、α、α、α、
α′。
α′−ペンタクロルー〇−キシレンと無水フッ酸トの反
応により得られるα、α、α−トリフルオローα′、α
′−ジクロル−〇−キシレン〔■3〕、α、α、α。
応により得られるα、α、α−トリフルオローα′、α
′−ジクロル−〇−キシレン〔■3〕、α、α、α。
α′−テトラフルオローα′−クロル−O−キシレン〔
■b〕およびα、α、α、α′、α′−ペンタフルオロ
−〇−キシレンCrc)の混合物を分離積重することな
くそのまま用いることができる。この様な混合物を用い
た場合でも化合物CIa)と共に化合物[Ib)および
〔IC〕も同時゛に加水分解されて同じ生成物2−トリ
フルオロメチル及ンズーアルデヒドを与える。
■b〕およびα、α、α、α′、α′−ペンタフルオロ
−〇−キシレンCrc)の混合物を分離積重することな
くそのまま用いることができる。この様な混合物を用い
た場合でも化合物CIa)と共に化合物[Ib)および
〔IC〕も同時゛に加水分解されて同じ生成物2−トリ
フルオロメチル及ンズーアルデヒドを与える。
本発明の方法では、加水分解は通常触媒量の酸またはア
ルカリの存在下に行われ、望ましくは濃硫酸が用いられ
る。酸またはアルカリの使用量は、出発化合物〔131
重量部に対して0.1〜1重量部が好ましい。本発明で
用いる濃硫酸は通常98〜100重量%のものである。
ルカリの存在下に行われ、望ましくは濃硫酸が用いられ
る。酸またはアルカリの使用量は、出発化合物〔131
重量部に対して0.1〜1重量部が好ましい。本発明で
用いる濃硫酸は通常98〜100重量%のものである。
反応温度が高すぎる場合、たとえは150°Cより高い
場合にはトリフルオロメチル基がカルボキシル基に加水
分解され、一方反応温度が低すぎる場合、たとえば40
℃以下の場合には反応速度が遅くなりすぎる。従って、
一般に15・0℃以下、好ましくは70〜120℃の反
応温度が採用される。
場合にはトリフルオロメチル基がカルボキシル基に加水
分解され、一方反応温度が低すぎる場合、たとえば40
℃以下の場合には反応速度が遅くなりすぎる。従って、
一般に15・0℃以下、好ましくは70〜120℃の反
応温度が採用される。
本発明の製法は、具体的には2−トリフルオロメチルベ
ンザールハライド〔131重量部に対し濃硫酸0.1〜
1重量部を加えて加熱し、さらに要すれば計算量または
少過剰の水を滴下してトリフルオロメチル基の加水分解
を起すことなくジハロメチル基の加水分解を完結させる
。これにより出発化合物は定量的に2−トリフルオ口メ
チルベンズアルデヒドに変換される。次いで反応混合物
を溶媒抽出または中和抜水蒸気蒸留することにより2−
トリフルオロメチルベンズアルデヒドを回収する。
ンザールハライド〔131重量部に対し濃硫酸0.1〜
1重量部を加えて加熱し、さらに要すれば計算量または
少過剰の水を滴下してトリフルオロメチル基の加水分解
を起すことなくジハロメチル基の加水分解を完結させる
。これにより出発化合物は定量的に2−トリフルオ口メ
チルベンズアルデヒドに変換される。次いで反応混合物
を溶媒抽出または中和抜水蒸気蒸留することにより2−
トリフルオロメチルベンズアルデヒドを回収する。
次に実施例および比較例を示し本発明の詳細な説明する
。
。
実施例1
α、α、α−トリフルオローα′、α′−ジク曵し−0
/ l −キシレン、α、α、α、α−テトラフルオローα−ク
ロル−0−キシレンおよびα、α、α、α′、α′−ペ
ンタフルオロ−〇−キシレンの混合物(モル比20:4
:1)220yおよび98%硫酸60yを攪拌下90℃
に加熱する。開始から2時間後、水15meを2時間に
わたり滴加する。さらに2時間攪拌した後、反応を完結
する。反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液1000
meで中和し、次いで水蒸気蒸留することにより2−
トリフルオロメチルベンズアルデヒド166f(収率9
5.4%)ヲ得た。
/ l −キシレン、α、α、α、α−テトラフルオローα−ク
ロル−0−キシレンおよびα、α、α、α′、α′−ペ
ンタフルオロ−〇−キシレンの混合物(モル比20:4
:1)220yおよび98%硫酸60yを攪拌下90℃
に加熱する。開始から2時間後、水15meを2時間に
わたり滴加する。さらに2時間攪拌した後、反応を完結
する。反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液1000
meで中和し、次いで水蒸気蒸留することにより2−
トリフルオロメチルベンズアルデヒド166f(収率9
5.4%)ヲ得た。
実施例2
実施例1と同様の混合物16yおよび95%硫酸20y
を攪拌下90〜100°Cに加熱し、反応させる。反応
液を冷却した後、水102を加え、塩化メチレンlQm
eで有機層を3回抽出し、乾燥し、次いで蒸留すること
により2−トリフルオロメチルベンズアルデヒド11.
59 (収率90.1%)を得た。
を攪拌下90〜100°Cに加熱し、反応させる。反応
液を冷却した後、水102を加え、塩化メチレンlQm
eで有機層を3回抽出し、乾燥し、次いで蒸留すること
により2−トリフルオロメチルベンズアルデヒド11.
59 (収率90.1%)を得た。
比較例1
上記実施例と同様の混合物10yおよび70%硫酸を攪
拌下90°Cで6時間加熱反応する。反応液をガスリキ
ッドクロマトグラフィにより分析したところ、目的物の
2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドは4.5%生
成しているのみで、未反応原料が95.5%残存してい
た。
拌下90°Cで6時間加熱反応する。反応液をガスリキ
ッドクロマトグラフィにより分析したところ、目的物の
2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドは4.5%生
成しているのみで、未反応原料が95.5%残存してい
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔式中、XおよびYは同一または異なるハロゲンを示す
。〕 で表わされる2−トリフルオロメチルベンザールハライ
ドを加水分解することを特徴とする2−トリフルオロメ
チルベンズアルデヒドの製法。 2、加水分解を濃硫酸の存在下で行う特許請求の範囲第
1項記載の製法。 3、加水分解を150°Cまたはそれ以下の温度で行う
特許請求の範囲第1項記載の製法。 4、加水分解を70〜120℃の温度で行う特許請求の
範囲第3項記載の製法。 5.2−)リフルオロメチルベンザールハライド1重量
部に対して濃硫酸を0.1〜1重量部使用する特許請求
の範囲第2項記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215781A JPS5823638A (ja) | 1981-08-03 | 1981-08-03 | 2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215781A JPS5823638A (ja) | 1981-08-03 | 1981-08-03 | 2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5823638A true JPS5823638A (ja) | 1983-02-12 |
JPS6314694B2 JPS6314694B2 (ja) | 1988-04-01 |
Family
ID=14829004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12215781A Granted JPS5823638A (ja) | 1981-08-03 | 1981-08-03 | 2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823638A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045095A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Central Glass Co Ltd | 3−ホルミル−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル誘導体とその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2180772A (en) * | 1935-10-25 | 1939-11-21 | Gen Aniline Works Inc | Trifluoromethyl benzaldehydes |
-
1981
- 1981-08-03 JP JP12215781A patent/JPS5823638A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2180772A (en) * | 1935-10-25 | 1939-11-21 | Gen Aniline Works Inc | Trifluoromethyl benzaldehydes |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045095A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Central Glass Co Ltd | 3−ホルミル−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル誘導体とその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6314694B2 (ja) | 1988-04-01 |
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