JPH0245441A - 2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパナールおよびその製造法 - Google Patents

2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパナールおよびその製造法

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Publication number
JPH0245441A
JPH0245441A JP19479988A JP19479988A JPH0245441A JP H0245441 A JPH0245441 A JP H0245441A JP 19479988 A JP19479988 A JP 19479988A JP 19479988 A JP19479988 A JP 19479988A JP H0245441 A JPH0245441 A JP H0245441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trifluoropropanal
acid
compound
reaction
bromine
Prior art date
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Pending
Application number
JP19479988A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Maruta
丸田 順道
Katsuyoshi Murata
村田 勝義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は医農薬等の用途を有する、トリフルオロメチル
基含有へテロ環化合物の合成原料として有用な2−ブロ
モ−3,3,3−)−リフルオロプロパナールの製造法
に関するものである。
[従来技術と発明が解決しようとする課題]本発明に近
い従来技術としては、英国特許第1,091,549号
に、1.2−ジクロロ−3,3,3トリフルオロプロペ
ンを水酸化カリウムの存在下にメタノールと反応させ、
1−メトキシ−2−クロロ3.3.3−)リフルオロプ
ロペンを得た後、該化合物を濃硫酸で加水分解すること
により、2−クロロ−3,3,3−)リフルオロプロパ
ナールを得ているが、プロモトリフルオロプロパナール
に関しての先行技術は現在のところない。
[課題を解決するための具体的手段] 本発明者らはかかる従来技術の問題点に鑑み鋭意検討の
結果、3.3.3−トリフルオロプロペンより容易に得
られる3、3.3−トリフルオロプロパナール(特開昭
63−63633.出願人:セントラル硝子■)に臭素
を反応させると、選択的にα水素との置換反応により目
的物が得られることを見いだし本発明に到達したもので
ある。
すなわち本発明は、2−ブロモ−3,3,3−トリフル
オロプロパナールおよび3,3.3−トリフルオロプロ
パナールに臭素を作用させることを特徴とする2−ブロ
モ−3,3,3−トリフルオロプロパナルの製造法であ
る。
塩素を臭素の代わりに用いた場合も同様の反応が起こり
、2−クロロ−3,3,3−)−リフルオロプロパナー
ルが得られるが、本発明に比べて選択性に劣り、10〜
30%の酸クロリドを生成する。
本発明において、反応温度は室温より80℃の範囲が好
ましい、ここで室温より低い場合、反応の進行が著しく
遅くなり、一方80℃を越えると反応位置の選択性が悪
くなり、副生物として酸プロミドを生成する。
反応に用いる臭素の量は、原料の3.3.3−トリフル
オロプロパナールに対して、1〜2倍当量の範囲が好ま
しく、これより過剰に加えた場合更に2次の臭素化が進
行し易くなる。しかし、2次の臭素化は反応速度が遅い
ため、2培当量までの添加量なら特に問題はない。
本反応は無溶媒でも充分実施することができるが、反応
熱のコントロール、初期反応の促進等の意味から、原料
、反応生成物に対して不活性な四塩化炭素等のハロゲン
化アルキル、または酢酸等の脂肪酸を溶媒として用いて
もよい。
しかし水分の存在は、プロパナールが容易に水和物に変
化することにより、選択性低下の原因となるめで好まし
くない。
得られた化合物は反応性に優れ、ペテロ環を有する他の
炭化水素との置換反応により、医薬や農薬などの用途に
有用なトリフルオロメチル基を含むヘテロ環化合物とな
る。
なお、上述のように本発明による反応を80℃以上の高
温で行うか、臭素の代わりに塩素を使用した場合、酸プ
ロミドや酸クロリドが生成するが、この化合物は加水分
解により容易にカルボン酸となるので、カルボン酸の製
造を目的にした場合、条件によっては非常に有利な製造
方法となる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 還流冷却器付きガラス製Loom 1三ツロ7ラスコに
氷酢酸25 ml 、3.3.3−)リフルオロプロパ
ナール20gを仕込み、磁気撹拌しながら28.9gの
臭素を滴下ロートを通じて滴下した。
滴下の際反応熱が生じるため、系内の温度を:A整しな
がら40℃に保持し、2.5時間を要して滴下を行った
。その後型に1時間反応させて得られた淡橙色の反応液
をガスクロ分析しなところ、3,3.3−トリフルオロ
10パナールの転化率+ 91.6%、目的化合物(2
−ブロモー3.3.3−トリフルオロプロパナール)の
選択率:90.1%であった。
反応液はそのまま充填塔を用いて精留することにより2
4.5gの目的化合物を得た。この化合物の純度は99
.1%、収率: 71.6%、沸点: 82.5〜83
.5°Cであった。
’HNMR(CDC13)  δ4.57ppm (1
8,d of dJHH=2.6Hz、 JHF =7
.111z)δ9.43ppm (lH,i)”F N
MR(CDCl2. CFCl2)   δ 68.1
pp■(3F、d of d、 J=7.311z、 
J=1.5Hz)マススペクトル 192 (M”+2
>  190 (M十)111 (M+−Or> 実施例2 無溶媒で行う以外は、実施例1と同様の操作により、6
0℃で8時間反応を行い、ガスクロ分析したところ、転
化率: 88.7%、選択率: 91.3%であった。
比較例 反応温度を100℃とする以外は実施例1と同様に反応
させ、生成物をガスクロ分析したところ、転化率91.
2%であり、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプ
ロパナールの選択率は24,6%となり、 3,3.3
−トリフルオロプロピオニルプロミドおよび33.3−
トリフルオロプロピオン酸が合計して73.5%副生じ
た。
参考例 ドライアイス−アセトン冷却器を備えた100霞l三ツ
ロフラスコに、3,3.3−トリフルオロプロパナール
25g、氷酢酸30mj!を仕込み、塩素16gを導入
管を通して吹き込み、反応させた。
24時間の反応後、ガスクロ分析したところ、転1ヒ率
: 90.5%で、2−クロロ−3,3,3−)リフル
オロプロパナールの選択率は76.4%であり、また3
、3.3−)リフルオロプロピオニルクロリドおよび3
,3.3−1−リフルオロプロピオン酸が、合計して2
3.2%生成していた。
[発明の効果] 本発明によれば、本出願人により提案した方法により容
易に得られる3、3.3−トルフルオロプロパナールに
臭素を反応させることにより、良好な収率および転化率
で、医農薬等の原料として有用な新規化合物の2−ブロ
モ−3,3,3−トリフルオロプロパナールが得られる

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパナ
    ール
  2. (2)3,3,3−トリフルオロプロパナールに臭素を
    作用させることを特徴とする2−ブロモ−3,3,3−
    トリフルオロプロパナールの製造法。
JP19479988A 1988-08-04 1988-08-04 2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパナールおよびその製造法 Pending JPH0245441A (ja)

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