JPS5823392Y2 - クラツシヤ−のジヨ−プレ−ト - Google Patents
クラツシヤ−のジヨ−プレ−トInfo
- Publication number
- JPS5823392Y2 JPS5823392Y2 JP4838079U JP4838079U JPS5823392Y2 JP S5823392 Y2 JPS5823392 Y2 JP S5823392Y2 JP 4838079 U JP4838079 U JP 4838079U JP 4838079 U JP4838079 U JP 4838079U JP S5823392 Y2 JPS5823392 Y2 JP S5823392Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- blade
- main body
- body member
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、岩石・鉱石類等の硬質物質を破砕するための
破砕機に用いられるジョープレートの改良に関する。
破砕機に用いられるジョープレートの改良に関する。
ショークラッシャー等の岩石破砕部を構成するジョープ
レートは、その使用目的上、高度の耐摩耗性と靭性とを
具備することが必要である。
レートは、その使用目的上、高度の耐摩耗性と靭性とを
具備することが必要である。
高マンガン鋳鋼は、靭性に富み、かつ初期硬度はHs
30程度と低いにもかかわらず、使用中に受ける外力に
よる加工硬化を生じ、H870ないしそれ以上に硬化す
るので、ジョープレート材として好適であるが、該加工
硬化は、十分な重研削摩耗を受ける場合に生ずるもので
あり、軽度のひつかき摩耗程度の加工では十分に硬化せ
ず、早期に摩耗・損傷が進行する。
30程度と低いにもかかわらず、使用中に受ける外力に
よる加工硬化を生じ、H870ないしそれ以上に硬化す
るので、ジョープレート材として好適であるが、該加工
硬化は、十分な重研削摩耗を受ける場合に生ずるもので
あり、軽度のひつかき摩耗程度の加工では十分に硬化せ
ず、早期に摩耗・損傷が進行する。
この対策として、靭性に富む高マンガン鋳鋼と硬質材料
(例えば27%Cr鋳鉄)とを組合せることにより、靭
性と耐摩耗性とを具備せしめることを企図したジョープ
レートが提案され、実用に供されている。
(例えば27%Cr鋳鉄)とを組合せることにより、靭
性と耐摩耗性とを具備せしめることを企図したジョープ
レートが提案され、実用に供されている。
しかしながら、そのジョープレートにおける軟・硬両鋼
材の組合せは、高マンガン鋳鋼破砕面に、その表面から
硬質材料小片を埋込み、両者を接着剤にて固定させると
いう構成をとっているため、使用中に硬質材料部材の脱
落を起し易い等、破砕性、耐久性、安全性などに問題が
ある。
材の組合せは、高マンガン鋳鋼破砕面に、その表面から
硬質材料小片を埋込み、両者を接着剤にて固定させると
いう構成をとっているため、使用中に硬質材料部材の脱
落を起し易い等、破砕性、耐久性、安全性などに問題が
ある。
本考案は、高靭性材料と硬質材料との組合せに係るジョ
ープレートの上記諸欠点を解決するためになされたもの
であ、る。
ープレートの上記諸欠点を解決するためになされたもの
であ、る。
以下、本考案に係るジョープレートについて詳しく説明
する。
する。
本考案ジョープレートは、破砕面をなす表部材と、該表
部材を担持する本体部材とから成り、がっ該表部材は、
複数個の硬質棒状刃部材と高靭性板状体の両部材を、互
いに隣接するごとくに前記本体部材上に交互に配設して
構成される。
部材を担持する本体部材とから成り、がっ該表部材は、
複数個の硬質棒状刃部材と高靭性板状体の両部材を、互
いに隣接するごとくに前記本体部材上に交互に配設して
構成される。
該棒状刃部材は、長手方向に直交する方向の寸法(部材
幅寸法)が、その刃先部(破砕面側部分)においては小
さく、刃元部(本体部材側部分)において大きな形状を
有する。
幅寸法)が、その刃先部(破砕面側部分)においては小
さく、刃元部(本体部材側部分)において大きな形状を
有する。
すなわち、該刃部材は、長手方向に沿う両側面のそれぞ
れが刃先部がら刃元部に向って傾斜して戊るテーパを備
える。
れが刃先部がら刃元部に向って傾斜して戊るテーパを備
える。
一方、各板状体は、その長手方向両側面のそれぞれが、
上記各刃部材の側面のテーパに対応する逆向きのテーパ
を備えたクサビ形状を有する。
上記各刃部材の側面のテーパに対応する逆向きのテーパ
を備えたクサビ形状を有する。
上記形状を備えた複数個の刃部材と板状体は、互いの傾
斜側面が当接するごとく、本体部材上に交互に配設され
、かつ各板状体は、適当な締付は手段にて本体部材側へ
向って締付けられる。
斜側面が当接するごとく、本体部材上に交互に配設され
、かつ各板状体は、適当な締付は手段にて本体部材側へ
向って締付けられる。
この締付は応力により、板状体(クサビ形状)の両側面
が各刃部材の側面に押圧され、所謂クサビ効果によって
各刃部材は一体的に本体部材上に押圧固定される。
が各刃部材の側面に押圧され、所謂クサビ効果によって
各刃部材は一体的に本体部材上に押圧固定される。
また、刃部材と板状体の部材厚さは、上記のごとく両部
材が本体部材上に配設・固定された状態において、刃部
材が凸部を形威し、板状体にて凹部をなす波形状凹凸表
面を備えるごとくに定められる。
材が本体部材上に配設・固定された状態において、刃部
材が凸部を形威し、板状体にて凹部をなす波形状凹凸表
面を備えるごとくに定められる。
かく刃部材と板状体とを交互に配設し、板状体のクサビ
効果にて両者を一体的に固定してなるジョープレートは
、その破砕面の凸部を与える刃部材が主として破砕機能
を果し、凹部をなす板状体部分において、破砕時の強大
な外力に耐えジョープレートを破壊から守る強靭性付与
手段としての役割を果す。
効果にて両者を一体的に固定してなるジョープレートは
、その破砕面の凸部を与える刃部材が主として破砕機能
を果し、凹部をなす板状体部分において、破砕時の強大
な外力に耐えジョープレートを破壊から守る強靭性付与
手段としての役割を果す。
従って、刃部材の素材としては高硬度を備えた材料、例
えば27%Cr鋳鉄などの如き高クロム鋳鉄、あるいは
ニハード鋳鉄等が好ましく用いられる。
えば27%Cr鋳鉄などの如き高クロム鋳鉄、あるいは
ニハード鋳鉄等が好ましく用いられる。
特に、硬度Br 400以上のものが好適である。
一方、板状体としては、例えば、13%Mn鋳鋼などの
如き粘くて靭性に富む高マンガン鋳鋼が好ましぐ用いら
れる。
如き粘くて靭性に富む高マンガン鋳鋼が好ましぐ用いら
れる。
高マンガン鋳鋼は、前述の如く加工硬化能を有するため
高靭性とともに耐摩耗性を備える点で有利である。
高靭性とともに耐摩耗性を備える点で有利である。
かかる高マンガン鋳鋼として、特に硬度Br 190以
上、Vノツチ衝撃値4kg/Cm2以上のものが好適で
ある。
上、Vノツチ衝撃値4kg/Cm2以上のものが好適で
ある。
第1図は、本考案ジョープレートの一具体例を示す斜視
概要図である。
概要図である。
図中、1は破砕面をなす表部材、2は該表部材を担持す
る本体部材であり、表部材1は、交互に配設された複数
個の棒状刃部材3と板状体4にて構成される。
る本体部材であり、表部材1は、交互に配設された複数
個の棒状刃部材3と板状体4にて構成される。
各刃部材3は、その長手方向両側面が傾斜して成るテー
パを備える一方、板状体4の両側面は、刃部材の側面テ
ーパに対応する逆向きテーパを有し、両部材は、その長
手方向両側面が互いに当接するごとくに配設される。
パを備える一方、板状体4の両側面は、刃部材の側面テ
ーパに対応する逆向きテーパを有し、両部材は、その長
手方向両側面が互いに当接するごとくに配設される。
なお、この場合、刃部材3は本体部材2の表面に直接載
置されるが、一方の板状体4は、本体部材2との間に若
干の間隙lが与えられるように、刃部材と刃部材の間に
挟持された状態に保持される。
置されるが、一方の板状体4は、本体部材2との間に若
干の間隙lが与えられるように、刃部材と刃部材の間に
挟持された状態に保持される。
この間隙lは、板状体4が、刃部材固定のためのクサビ
としての役割を効果的に果すのに必要である。
としての役割を効果的に果すのに必要である。
しかして、該板状体は、それぞれ適当な締付は手段にて
本体部材2へ向けて締付けられる。
本体部材2へ向けて締付けられる。
同図では、板状体4に適当な凹陥部5を設け、これにボ
ルト6の頭を係合して該ボルトを本体部材に設けられた
貫通孔7に通すとともに、本体部材の裏面側でスプリン
グバネ8を介してナツト9にて締付けるようにした例を
示す。
ルト6の頭を係合して該ボルトを本体部材に設けられた
貫通孔7に通すとともに、本体部材の裏面側でスプリン
グバネ8を介してナツト9にて締付けるようにした例を
示す。
この締付は手段により、各板状体両側面は各刃部材の側
面を押圧し、該板状体がクサビとして機能することによ
り、刃部材並びに板状体は一体的に本体部材上に固定さ
れる。
面を押圧し、該板状体がクサビとして機能することによ
り、刃部材並びに板状体は一体的に本体部材上に固定さ
れる。
なお、刃部材と板状体からなる上記ジョープレートは、
両端部において、両端部に位置する板状体(または刃部
材)を固定するための手段、例えば、本体部材2から表
部材1側に突出して戊る枠等が適宜設けられる。
両端部において、両端部に位置する板状体(または刃部
材)を固定するための手段、例えば、本体部材2から表
部材1側に突出して戊る枠等が適宜設けられる。
刃部材間でクサビとして機能する板状体として前記の如
く高マンガン鋳鋼を用いると、同調は岩石等の破砕時に
受ける外力にて延びる性質を有するので、使用により増
々刃部材を締付ける方向に作用し、刃部材と板状体の全
体は、−そう強固に固定され、安定性、耐久性を増す。
く高マンガン鋳鋼を用いると、同調は岩石等の破砕時に
受ける外力にて延びる性質を有するので、使用により増
々刃部材を締付ける方向に作用し、刃部材と板状体の全
体は、−そう強固に固定され、安定性、耐久性を増す。
また、刃部材は、板状体の表面より突出した肉厚を有す
るので、板状体表面とほぼ同じレベルに摩耗するまでジ
ョープレートとして使用することができ、良好な寿命が
与えられる。
るので、板状体表面とほぼ同じレベルに摩耗するまでジ
ョープレートとして使用することができ、良好な寿命が
与えられる。
更に、本考案ジョープレートの破砕面は、複数個の独立
したブロック(刃部材と板状体)にて構成されるため、
各部分を自由に取替えることができる。
したブロック(刃部材と板状体)にて構成されるため、
各部分を自由に取替えることができる。
従って、局部的損傷、例えば岩石等の被破砕物がショー
クラッシャーに片寄り供給され、部分的に摩耗が進行し
た場合には、従来はジョープレート全体の廃却を余儀な
くされたが、本考案ジョープレートでは、修理を要する
部分のみ取替えを行なえばよい。
クラッシャーに片寄り供給され、部分的に摩耗が進行し
た場合には、従来はジョープレート全体の廃却を余儀な
くされたが、本考案ジョープレートでは、修理を要する
部分のみ取替えを行なえばよい。
このため、予備のジョープレートを多数準備しておく必
要はなく、若干数の刃部材と板状体を備えておけば十分
であり、経済的にも極めて有利である。
要はなく、若干数の刃部材と板状体を備えておけば十分
であり、経済的にも極めて有利である。
第1図は本考案に係るジョープレートの1具体例を示す
斜視概要図である。 図面中の主な符号は次のとおりである。 1・・・・・・表部材、2・・・・・・本体部材、3・
・・・・・刃部材、4・・・・・・板状体、6・・・・
・・ボルト、8・・・・・・スプリングバネ、9・・・
・・・ナツト。
斜視概要図である。 図面中の主な符号は次のとおりである。 1・・・・・・表部材、2・・・・・・本体部材、3・
・・・・・刃部材、4・・・・・・板状体、6・・・・
・・ボルト、8・・・・・・スプリングバネ、9・・・
・・・ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 破砕面をなす表部材と、該表部材を担持する本体部材と
から成るクラッシャーのジョープレートであって、 表部材は、本体部材面上に相互に平行に配設される複数
個の高クロム鋳鉄またはニハード鋳鉄製棒状刃部材と、
該複数個の棒状刃部材の間に配設される複数個の高マン
ガン鋳鋼材製板状体とから成り、 該各刃部材は、長手方向に沿う両側面のそれぞれが、刃
先部(破砕面側部)から刃元部(本体部材側)へ向って
傾斜したテーパを備える一方、該各板状体は、長手方向
両側面のそれぞれが上記各刃部材の側面のテーパに応じ
た逆向きのテーパを備えるクサビ形状を有し、 該板状体のそれぞれを、締付は手段にて本体部材へ向け
て締付け、その両傾斜側面を各刃部材のそれぞれの傾斜
側面に押圧させて得られるクサビ効果により、全刃部材
を一体的に本体部材上に固定するようにし、 なお、かく固定して形成される表部材の破砕面が、各刃
部材にて凸部をなし、各刃部材間の板状体にて凹部をな
すごとき波形凹凸面を有することを特徴とするクラッシ
ャーのジョープレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4838079U JPS5823392Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | クラツシヤ−のジヨ−プレ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4838079U JPS5823392Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | クラツシヤ−のジヨ−プレ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55147832U JPS55147832U (ja) | 1980-10-24 |
JPS5823392Y2 true JPS5823392Y2 (ja) | 1983-05-19 |
Family
ID=28931989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4838079U Expired JPS5823392Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | クラツシヤ−のジヨ−プレ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823392Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-11 JP JP4838079U patent/JPS5823392Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55147832U (ja) | 1980-10-24 |
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