JPH0621555Y2 - ハンマークラッシャのロータ構造 - Google Patents

ハンマークラッシャのロータ構造

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JPH0621555Y2
JPH0621555Y2 JP1990049578U JP4957890U JPH0621555Y2 JP H0621555 Y2 JPH0621555 Y2 JP H0621555Y2 JP 1990049578 U JP1990049578 U JP 1990049578U JP 4957890 U JP4957890 U JP 4957890U JP H0621555 Y2 JPH0621555 Y2 JP H0621555Y2
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JP
Japan
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hammer
rotor
disk
circumferential direction
rod
Prior art date
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Application number
JP1990049578U
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JPH049647U (ja
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順四郎 大橋
光夫 伊集院
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ハンマークラッシャのロータ構造に係り、特
に、ロータのディスクの損耗を防止するようにしたハン
マークラッシャのロータ構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、金属廃棄物などの被処理物を破砕するようにした
ハンマークラッシャのロータとしては、複数のディスク
の間にハンマーが列設されており、ロータの高速回転に
より、被処理物はハンマーによる衝撃、せん断力が作用
されて破砕される。ハンマークラッシャの長時間運転に
伴ってハンマーの摩耗があり、さらに、ディスクの外周
部に摩耗が多く発生されて、ディスクの使用不能をもた
らすので、上記ディスクの表面を保護板にて被覆するこ
とにより、ロータが保護されるようになっている(例え
ば、特公昭54-30775号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構成は、ロータのディスクの外方
周囲の摩耗から保護される点で有効であるが、保護材が
摩耗のために補修したり、新規保護板と交換される場
合、ハンマーを取付けたハンマーロッドやハンマーを解
体しなければならないので、交換作業が簡便に行われな
い。ことに、ハンマークラッシャの長時間運転によりハ
ンマーロッドには破砕にともなう荷重が作用して、その
外形を不規則に変形させてしまうこともあり、そのさい
の上述のような交換作業が著しく困難にされることがあ
り好ましくない。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、隣接するディスクとの間にハンマーが
列設されたロータの外方周囲における摩耗を保護板によ
り保護するとともに、保護板の補修および交換作業を簡
便にさせ、ハンマークラッシャの信頼性を向上させるこ
とができるハンマークラッシャのロータ構造を得ること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によれば、隣接するディスクとの間にハンマーを
列設したハンマークラッシャのロータにおいて、ロータ
の周方向にハンマーロッドと連接ロッドとをほぼ等間隔
に交互に設け、前記ハンマーロッドには複数のハンマー
を回転自在に連通させるとともに、前記連接ロッドには
ロータ円周方向両端に取付穴を有する複数の保護板が連
通され、前記ハンマーと保護板はロータの周方向、ロー
タの主軸方向にそれぞれ交互に配置し、前記保護板は前
記ディスク外周にてハンマーおよびディスク相互の間隔
に配設される。
〔作用〕
以上の構成により、ハンマークラッシャの長時間運転に
より、保護板の摩耗が進展しても補修および交換作業の
ために破砕にともなう荷重が直接に作用しない連接ロッ
ドの引抜きのみにて保護板の着脱が自在となるととも
に、保護板の裏面ではロータ円周方向両端の取付穴には
連接ロッドがそれぞれ貫通されるが、ほぼ中央部の懸架
部はハンマーロッドの表面上に懸架されるように係合さ
れており、しかも保護板の巾方向では両側部がディスク
の外縁部に懸架されているので、上記交換作業などを短
時間で行うことができて、保守を簡便にすることができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図において、ハンマークラッシャのロータ10は、中
心0−0部に主軸11には隣接する複数のディスク12が固
着されて列設されており、またロータ10の両端部には端
板13,13がディスク12に隣接して設けられている。ま
た、ディスク12および端板13,13の周方向にはそれぞれ
開口12a,13aを有しており、ハンマーロッド14および連
接ロッド16は、ほぼ等間隔にしかも交互に前記開口12a,
13aに貫通されるとともにハンマー15はハンマーロッド1
4を中心として回転自在に係合されている。また、ハン
マーロッド14および連接ロッド16の両端は、前記端板1
3,13において締結手段を用いて着脱自在に締結されてい
る。
主軸11は両端において図示しない軸受により軸承され、
駆動装置により高速回転される。
第2図において、ディスク12および端板13,13の外周付
近にはハンマーロッド14および連接ロッド16が、周方向
にほゞ等間隔にしかも交互に配設され、両端板13,13間
の長手方向が連通されている。各々のディスク12の外周
に沿って表面が円弧状に形成されたセグメント構造の保
護板17などがそれぞれ配設され、ロータ10の表面は、ほ
ゞ全面にわたり被覆される。保護板17の材料としては耐
摩耗材料のうちから選択されることが好適とされ、堅牢
にして、耐摩耗性を備えるようにされている。保護板17
の形状はロータ10の表面にハンマー15がハンマーロッド
16を中心として回転自在とされる空間22をのぞき、ハン
マー15およびディスク12相互の間隔をほゞ全面的に被覆
するようにされている。すなわち、保護板17の表面は円
弧状に形成されるとともに、裏面では、第4図にしめす
ごとくロータ10円周方向両端に取付部19,19が設けら
れて連接ロッド16がそれぞれ貫通される取付穴18,18を
有し、ほゞ中央部には懸架部20が設けられ、リブ21によ
って取付部19,19と懸架部20とが一体にされた構造とさ
れ、前記懸架部20はハンマーロッド14の表面上に懸架さ
れるように係合されている。しかも、保護板17の巾方
向では両側部がディスク12の外縁部に懸架されるよう
に係合されいる。このようにして、ハンマー15と保護
板17はロータ10の周方向、ロータ10の主軸11方
向にそれぞれ交互に配置し、保護板17は、前記空間2
2をのぞき、ディスク12の外周にてハンマ15および
ディスク12相互の間隙を周方向および長手方向に配置
されて、ロータ10の表面が全面的に被覆される。そし
て、ディスク12の外方周囲における摩耗が保護板17によ
って保護される。
第3図において、ハンマーロッド14は一点鎖線にてしめ
され、ハンマー15がそれぞれ列設されており、また、連
接ロッド16も一点鎖線にてしめされ、代表的な構成とし
て連接ロッド16は保護板17の取付穴18,18を貫通させ、
さらに、保護板17はハンマー15の両側を挟むように配置
されている。さらにロータ10の端板13,13ならびに隣接
されたディスク12を保護する保護板17′,17″が配設さ
れている。上述のようにロータ10の表面が各種の構造か
らなる保護板17,17′,17″をもちいて全面的に被覆さ
れるが、連接ロッド16との取付け、ならびにボルト締付
手段が用いられていないので前記保護板17,17′,17″
の補修ならびに新規部品との交換作業を短時間で行わせ
ることができる。また、連接ロッド16には破砕に伴う荷
重が直接に作用しないので連接ロッド16の外形を不規則
に変形させたりすることがなく保護板17,17′,17″の
着脱を自在とすることができる。
さらに、保護板17の中央部である懸架部20はハンマー
ロッド14の表面上に懸架されて破砕に伴う荷重に対し
充分な強度を保有しうることから保護板17の周方向長
さを長大となして、保護板17の所要数量を低減させる
ことができ、これに伴う連接ロッド16の所要数量をも
低減できる。
次に作用を説明する。
ロータ10の高速回転により、被処理物はハンマー15によ
る衝撃、せん断力などを受けて破砕される。ハンマーク
ラッシャの長時間運転により、ハンマー15の摩耗が進展
すると破砕能力が低減するので、ハンマー15を補修した
り、新規ハンマー15と交換されて使用される。ハンマー
15による破砕作用に伴って、保護板17,17′,17″の表
面も被処理物との衝突により、長時間運転が行われると
摩耗が進展し、ロータ10の高速回転を不円滑にさせ、さ
らに摩耗が進展する場合、ディスク12の外方周囲にまで
摩耗の拡大が見られるようになる。このため、前記保護
板17,17′,17″を補修したり、新規保護板17,17′,
17″と交換されて使用される。上記交換作業にさいして
は、連接ロッド16を引抜くのみで良く、ハンマーロッド
14の引抜きを行うことがないので、短時間で行うことが
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ディスク外周に懸架し
て配設されたロータの保護板を用いてディスクの外方周
囲を摩耗から保護することができる。
また、ハンマークラッシャの長時間運転により保護板に
摩耗が進展しても、ハンマーを取外すことなく保護板の
着脱が自在であるとともに、保護板の裏面ではロータ円
周方両端の取付穴には連接ロッドがそれぞれ貫通される
が、ほぼ中央部の懸架部はハンマーロッドの表面上に懸
架されるように係合されており、しかも保護板の巾方向
では両側部がディスクの外縁部に懸架されているので、
新規な保護板との交換作業などを短時間で行う事ができ
て、ハンマークラッシャの運転保守を簡便にすることが
できる。
更に、本考案は、保護板の中央部はハンマーロッドの表
面に懸架されて破砕に伴う荷重に対し充分な強度を保有
しうることから保護板の周方向長さを長大となして、保
護板の所要数量を低減させることができ、これに伴う連
接ロッドの所要数量をも低減できるから、比較的安価と
することができ、しかもハンマークラッシャの信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るハンマークラッシャのロータ構
造の全体の構成をしめし、第2図示のI−I矢視断面
図、第2図は、第1図示のII−II矢視断面図、第3図
は、第1図示の展開平面図、第4図は、保護板の背面図
である。 10……ロータ、12……ディスク 13……端板、14……ハンマーロッド 15……ハンマー、16……連接ロッド 17,17′,17″……保護板、19……取付部 20……懸架部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接するディスクとの間にハンマーを列設
    したハンマークラッシャのロータにおいて、ロータの周
    方向にハンマーロッドと連接ロッドとをほぼ等間隔に交
    互に設け、前記ハンマーロッドには複数のハンマーを回
    転自在に連通させるとともに、前記連接ロッドにはロー
    タ円周方向両端に取付穴を有する複数の保護板が連通さ
    れ、前記ハンマーと保護板はロータの周方向、ロータの
    主軸方向にそれぞれ交互に配置し、前記保護板は前記デ
    ィスク外周にてハンマーおよびディスク相互の間隔に配
    設されたことを特徴とするハンマークラッシャのロータ
    構造。
JP1990049578U 1990-05-11 1990-05-11 ハンマークラッシャのロータ構造 Expired - Lifetime JPH0621555Y2 (ja)

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JPH049647U JPH049647U (ja) 1992-01-28
JPH0621555Y2 true JPH0621555Y2 (ja) 1994-06-08

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JP1990049578U Expired - Lifetime JPH0621555Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 ハンマークラッシャのロータ構造

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