JP2558521Y2 - 破砕機回転子構造 - Google Patents

破砕機回転子構造

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JP2558521Y2
JP2558521Y2 JP1993015329U JP1532993U JP2558521Y2 JP 2558521 Y2 JP2558521 Y2 JP 2558521Y2 JP 1993015329 U JP1993015329 U JP 1993015329U JP 1532993 U JP1532993 U JP 1532993U JP 2558521 Y2 JP2558521 Y2 JP 2558521Y2
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JP
Japan
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rotor
crusher
wear
breaker
outer periphery
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JP1993015329U
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秀昭 天江
弘和 福井
光雄 大庭
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ゴミ破砕等のための
打撃子を取り付けた回転子の構造を改良した破砕機回転
子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】破砕機は、一般に円筒状のシェルの上部
開口から投入した各種廃棄物などの被破砕物をシェルの
内側に固定したシェルライナと、回転軸の外側に設けた
ブレーカライナと、グラインダにより破砕するように構
成されている。
【0003】かかる破砕機では、シェルライナは肉の厚
いものと肉の薄いものをシェルの内側に交互に固定して
凹凸を構成し、回転軸に取付けたブレーカライナおよび
グラインダとシェルライナ間の破砕室に投入された被破
砕物を、回転軸とともに回転するブレーカライナにより
飛ばしてシェルライナに衝突させるとともに、グライン
ダおよびブレーカライナとシェルライナの間の間隙で直
接的に粉砕、破砕するようになっている。
【0004】ブレーカライナ、シェルライナは特に摩耗
が激しいため、これを取り替えるあるいはスキマを調整
する装置が、例えば特開昭59−98744号公報、特
開昭60−90050号公報、特開昭61−15747
号公報、あるいは特開平2−86851号公報により提
案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、破砕機にお
いて被破砕物との摩擦によって摩耗する部分は上述した
ブレーカライナやシェルライナだけでなく、ブレーカラ
イナ、あるいはグラインダを取り付けるためのブレー
カ、ロータ自身もその外周部が摩耗する。このため、従
来は一般にロータ外周あるいはブレーカ突起部等に硬化
肉盛りを施している。
【0006】しかしながら、かかる硬化肉盛りを施した
としても被破砕物によって硬化肉盛りはやはり摩耗す
る。摩耗すると再び硬化肉盛りを施さねばならない。
【0007】しかしながら、硬化肉盛部は溶接棒で少し
ずつ肉盛りをして保護層を形成するものであるから、ト
ータル厚みを厚くすることができず、従ってすぐに摩耗
するため寿命が短い。
【0008】又、硬化肉盛部は肉盛部全周面を肉盛りす
るため特殊技能を必要とし、作業時間が長くなり(工数
が大)、肉盛り作業中は破砕機を停止しなければなら
ず、操業停止時間が長くなる。
【0009】さらに、硬化肉盛部周辺の回転子部は摩耗
が早く、硬化肉盛部の品質は肉盛施工者の技能の良否に
大きく左右され、施工品質が悪いと肉盛部の割れ、剥離
等が発生し易い。
【0010】この考案は上述した従来の破砕機回転子構
造に伴なう問題点に留意して、従来の硬化肉盛部を設け
ることなく回転子外周に耐摩耗性リングを設けることに
よって回転子が被破砕物から受ける摩耗を大きく減少さ
せ、寿命が長く、従って補修時間が短くかつ補修間隔を
長くできる保守性に優れた回転子構造を提供することを
課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの考案は、破砕機回転子の外周に回転子と同じ
板厚幅の耐摩耗性リングを取り付け一体化した破砕機回
転子構造としたのである。
【0012】あるいは、破砕機回転子の外周に回転子と
同じ板厚幅のリング状のプレートを取り付け、その外側
にさらに回転子と同じ板厚幅の耐摩耗性リングを取り付
一体化した破砕機回転子構造としてもよい。
【0013】
【作用】上記構成の破砕機回転子を破砕機に組込んでゴ
ミなどの被破砕物を破砕すると、被破砕物から受ける摩
擦などによって回転子が摩耗するが、この考案の回転子
外周には耐摩耗性リングが取り付けられているから回転
子の摩耗は大きく減少する。
【0014】耐摩耗性リングは丸棒、角材などで厚みを
調整するものとし、その材質を適当に選択することによ
って摩耗に最適に対処できる。
【0015】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は一例として挙げた破砕機のロータ1
の概略図である。(a)は平面図、(b)は断面図を示
す。このロータ1は、図4に示すように、破砕機として
組立てる際には、その中心に回転軸13を挿入し、上方
にはブレーカ12をセットし、軸受を介してケーシング
内に取り付けられる。回転軸の下方には図示省略の駆動
装置が設けられている。
【0017】ロータ11は、図示のように、3段のロー
タプレート11aを所定間隔に重ねて設けたものから成
り、その所定半径上に所定ピッチで配設した垂直軸14
に対して複数の打撃子15が取り付けられる。
【0018】上記ロータに対して、この実施例では、図
示のように、ロータプレート1aの外周に硬化肉盛部に
代えて耐摩耗性リング2として丸棒を溶接3により固着
して設けてある。この丸棒は、例えばS45Cとするこ
とができる。あるいは、さらに硬度の高い高張力鋼や表
面焼入れして硬度を高くしたものとしてもよい。
【0019】断面形状としては、丸棒を図示している
が、楕円、角形などいずれのものでもよい。丸棒の取付
けは主としてロータプレート1aの外周に取付け、その
他部分的に摩耗する部分には硬化肉盛部を設けるように
してもよい。
【0020】図2は、同様に、耐摩耗性リング6をブレ
ーカ4のロータ部分5外周に固着した例を示す。このブ
レーカ4は、図4に示すように、破砕機に取り付ける際
には図1のロータ1の上方に設けられる。従って、ブレ
ーカ4のロータ部分5外周はやはり摩耗の度合いが大き
いため耐摩耗性リングを取り付けることにより摩耗を防
止することができる。
【0021】図3は、図1のロータ1の外周にリング状
のプレート7をまず固着しておき、さらにその外側に耐
摩耗性リング2として丸棒を溶接して固着した例を示
す。プレート7の幅はロータ1としてケーシングとの隙
間が極端に狭くならない範囲であれば任意の幅のものと
することができる。
【0022】図4は図1、図2のロータ1、ブレーカ4
を破砕機に組立た例の主要断面図である。
【0023】
【効果】以上詳細に説明したように、この考案による破
砕機用の回転子はその外周に耐摩耗性リングを固着して
設けたから、回転子の回転によりゴミ等の被破砕物を破
砕する際に被破砕物から受ける摩耗は大きく減少し回転
子の寿命が伸びることとなり、従って回転子の補修間隔
を長くでき、補修所要時間を短く出来るなどの種々の利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】破砕機回転子ロータの概略図
【図2】破砕機回転子ブレーカの概略図
【図3】破砕機回転子ロータの他の実施例の概略図
【図4】破砕機組立主要断面図
【符号の説明】
1 ロータ 2 耐摩耗性リング 3 溶接 4 ブレーカ 5 ロータ部分 6 耐摩耗性リング 7 プレート 11 ロータ 11a ロータプレート 12 ブレーカ 13 回転軸 14 垂直軸 15 打撃子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大庭 光雄 八尾市神武町2番35号 株式会社クボタ 久宝寺工場内 (56)参考文献 実開 平2−125743(JP,U) 特公 平4−12190(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕機回転子の外周に回転子と同じ板厚幅
    耐摩耗性リングを取り付け一体化したことを特徴とす
    る破砕機回転子構造。
  2. 【請求項2】破砕機回転子の外周に回転子と同じ板厚幅
    リング状のプレートを取り付け、その外側にさらに
    転子と同じ板厚幅の耐摩耗性リングを取り付け一体化し
    たことを特徴とする破砕機回転子構造。
JP1993015329U 1993-03-30 1993-03-30 破砕機回転子構造 Expired - Lifetime JP2558521Y2 (ja)

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JPH0744302U JPH0744302U (ja) 1995-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036145A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Kurimoto Mec Ltd 竪型破砕機及びその竪型破砕機に用いられるリングハンマ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125743U (ja) * 1989-03-29 1990-10-17
JPH0412190A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Toshiba Corp コンプレッサー

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JPH0744302U (ja) 1995-11-14

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