JPS5823386B2 - 新規な除草剤の製造方法 - Google Patents

新規な除草剤の製造方法

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JPS5823386B2
JPS5823386B2 JP1100982A JP1100982A JPS5823386B2 JP S5823386 B2 JPS5823386 B2 JP S5823386B2 JP 1100982 A JP1100982 A JP 1100982A JP 1100982 A JP1100982 A JP 1100982A JP S5823386 B2 JPS5823386 B2 JP S5823386B2
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JP
Japan
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compound
present
soil
herbicide
water
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JP1100982A
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JPS57140757A (en
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岩滝功
広野好彦
佐脇幹雄
石川尚雄
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な化学構造を有する化合物の製造方法に関
し、詳しくは一般式 (式中R及びR1は低級アルキル基を、R2は低級アル
ケニル基を示す。
)で表わされる化合物の製造方法である。
本発明により製造される化合物類は除草剤として有用で
ある。
本発明の目的とするところは該化合物類を工業的に有利
に得、簡便かつ効果の確実な除草剤を提供せんとするに
ある。
本発明者らは数多くの2−アシル−3−ヒドロキシ−2
−シクロヘキセン−1−オン誘導体を合成し、生物試験
を行って来たところ、該化合物類に〇−低級アルケニル
ヒドロキシアミンを反応せしめることにより新規な化合
物〔lD (式中R,R1およびR2は先に示したものと同一、化
合物(I[[)および(IV)は互変異性体。
)を好収率で得た。
本発明者らは化合物〔■〕にさらにテレフタル酸ジクロ
リドを反応せしめることにより前記一般式〔I〕で表わ
される化合物が工業的に有利に得られ、しかも該化合物
類が土壌処理、茎葉散布処理共にスズメノカタビラ、ス
ズメノカタビラ、メヒシバ、スベリビュなどの禾本科雑
草に対する極めて優れた除草作用を示し、とくに他の多
くの除草剤によって薬害を受けやすいアズキ、犬豆など
のマメ科作物や甜菜などに対してほとんど無害であると
いう選択性を有することを見出し、さらに生物学的およ
び物理学的研究を重ね、本発明を完成した。
特許出願公開昭49−30533号により(N−アルコ
キシまたはアルケニルオキシ)アセトイミバイル基を有
する4−アセトキシ−6−メチル−α−ピロン誘導体を
有効成分とする除草剤が知られているが、該公知化合物
は前記禾本科雑草を完全に枯殺せしめるためにはかなり
多量の薬量を要することがこの除草剤が有する一つの欠
点である。
驚くべきことには本発明化合物は公知化合物に比較して
その1以下の薬量でも充分な殺草効果を発揮するもので
ある。
また本発明化合物は雑草?ど対し1発芽前1発芽後を問
わずどんな生育時期に処理しても優れた殺草効力を示す
本発明化合物は、茎葉散布処理で、例えば禾本科雑草の
メヒシバを完全に枯殺せしめる薬量でも大根、アズキ、
大豆、エントウ、ホウレン草、ビート等の広葉作物に対
しては全く影響が見られず。
また雑草の発芽前土壌処理においてメヒシバの発芽を完
全に阻止する薬量でも広葉作物の種子には全く影響が認
められないなど広葉作物に対する除草剤による薬害の安
全性が非常に高く、その適用も、適用時期、適用場所お
よび適用濃度において極めて広範に使用できる。
また本発明化合物は土壌および植物体中における残留毒
性や人畜魚類に対する急性毒性等の心配がなく、安全に
使用し得る。
本発明化合物の製造にあたっては、前記一般式(II)
で示される化合物を適当な溶媒に溶解し、苛性ソーダ、
苛性カリ等のアルカリを添加せしめてアルカリ金属塩と
する。
これをいったん反応混合物より分離し、またはそのまま
、テレフタル酸ジクQ IJドと反応せしめる。
反応溶媒としてはアセトン、エーテル、アルコール、ベ
ンゼン、トルエン、クロロホルム、酢酸エチル等一般の
有機溶媒が用いられ、反応温度は一20℃から用いる溶
媒の沸点まで、好ましくは室温以下の温度において反応
を行う。
15分〜3時間程度の反応時間の後必要ならば溶媒を置
換してからアルカリ洗滌、次いで水洗、乾燥し、減圧下
にて溶媒を留去することにより結晶状または液状物とし
て目的とする一般式〔■〕で表わされる本発明化合物を
得る。
また生成物は再結晶またはカラムクロマトグラフィー等
により精製した後、元素分析、IRスペクトル、NMR
スペクトルなどの分析結果によりその構造を確認した。
本発明化合物の原料である化合物(n)は例えば次の反
応式に従って製造される。
(式中R1J R2およびRは先に示したものと同一の
意味を示す。
)次に本発明方法を実施例により説明する。
実施例 1 2−(1−N−アリルオキシアミノブチリデン〕−4−
メトキシカルボニル−5,5−ジメチルシクロヘキサン
−1,3−ジオン(n2451.5063 )10gを
アセトン8orrIlに溶かした。
これに苛性ソーダ1.23.!i’を水8−に溶かした
ものを加え、次いで冷却下にてテレフタル酸ジクロリド
3.14gをアセトン30rnlに溶かしたものを滴下
した。
室温にて1時間攪拌した後、反応混合物を沖過し析出物
を除去した。
アセトンを留去し、残留物をクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を5%苛性ソーダ水溶液1次いで水で洗
浄した。
クロロホルム層を芒硝で乾燥後、クロロホルムを留去し
てn2D31.5215の粘性油状物8.4.!li!
を得た。
元素分析の結果このものは下記溝造式を有するビス(2
−(N−アリルオキシブチルイミドイル)−4−メトキ
シカルボニル−5,5−ジメチル−3−オキソ−1−シ
クロヘキセン−1−イル〕テレフタレートであることを
確認した。
実施例 2 ビスC2−(N−アリルオキシプロピオンイミドイル)
−4−メトキシカルボニル−5,5−ジメチル−3−オ
キソ−1−シクロヘキセン−1−イル〕テレフタレート
2−(1−N−アリルオキシプロピリデン)−4−メト
キシカルボニル−5,5−ジメチルシクロヘキサン−1
,3−ジオン2.5gをアセトン307!に溶かした溶
液に、苛性ソーダ0.32gを177271!の水に溶
かした溶液を加え、約30分攪拌した。
次いで水冷下にて、テレフタル酸ジクロライド0.8g
を加えた後、室温にて2時間攪拌した。
反応混合物を濾過し、析出物を除去した後、アセトンを
留去し、残留物をクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を5%苛性ソーダ水溶液、ついで水で洗
浄した。
クロロホルム層をMgSO4で乾燥後、クロロホルムを
留去し、粘性油状物の目的物1gを得た。
n 191.5282 本発明除草剤は、前記一般式(1)にて示される化合物
の1または2以上を有効成分として含有することにより
成る。
有効成分化合物は一般に適当な量を担体と混合して水利
剤、乳剤、粉剤1粒剤等の形に製剤して使用される。
固体担体としてはタルク、ベントナイト、クレイ、ケイ
ソウ士などがあげられ、液体担体としては、水、アルコ
ール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シクロヘ
キサン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド等が
用いられる。
これらの製剤において均一なかつ安定な形態をとるため
に必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
本発明除草剤における有効成分濃度は前述した製剤の形
により種々の濃度に変化するものであるが、たとえば、
水利剤においては5〜80%、好ましくは10〜60%
;乳剤においては5〜70%、奸才しくは20〜60%
;粉剤、粒剤においては0.5〜30%、好ましくは1
〜10%の濃度が用いられる。
この様にして得られた水利剤、乳剤は水で所定の濃度に
希釈して懸濁液あるいは乳濁液として;粉剤5粒剤はそ
のまま雑草の発芽前に土壌に散布処理もしくは混和処理
、あるいは雑草の発芽後に茎葉散布処理される。
実際に本発明除草剤を適用するにあたっては10アール
当り有効成分11以上、好ましくは25g以上の適当量
が施用される。
また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
除草剤、植物生長調整剤などと混合して使用することも
できる。
特に除草剤と混合使用することにより、使用薬量を減少
させまた省力化をもたらすのみならず、両薬剤の相乗作
用による一層高の効果も期待できる。
本発明除草剤と混合使用するにふされしい薬剤としては
シマジン剤、プ0/々ジン剤、プロメトリン剤等のトリ
アジン系除草剤、ベタナール剤等のカーバメート系除草
剤、リニュロン剤、トリブニル剤等の尿素系除草剤、ペ
ンタシン剤、ピラゾン剤、レナシル剤等の複累環系除草
剤などがあげられる。
次に本発明除草剤に関する製剤例を若干示すが有効成分
化合物、添加物および添加割合は本製剤例にのみ限定さ
れることなく広い範囲で変更可能である。
製剤例 1 乳剤 実施例1の化合物 40部キ シ
し ン 35部ジメナルホルムアミド
15部ホリオキシエチレンフェニルエ
ーテル 10部以上を混合、溶解して有効成分40%の
乳剤を得た。
製剤例 2 粒剤 実施例の化合物 7部タ
ル り
38部り し −
38音じベントナイト
10部アルキル硫酸ソーダ
7部以上を均一に混合して微細に粉砕後、直経0
.5〜1.0mmの粒状に造粒して有効成分7%の粒剤
を得た。
次に本発明除草剤の効果に関する試験例を示す。
試験例 1 湛水土壌処理試験 60fflのポットに土壌を詰め、この上にヒエ種子約
60粒を播いて軽く覆土後、土壌表面を潤わす程度の湛
水状態にした。
各供試化合物の乳剤を水で希釈して調製した所定濃度の
薬液10c、c、をポットに潅注した。
3週間後にヒエの生育状況を調査した。
無処理と同等の生育程度を0、枯死または不発芽を5と
するO〜5の6段階で生育状況を表わし、第2表に示す
結果を得た。
試験例 2 一葉期処理 60cIIlのポットに土壌を詰め、この上にタイヌビ
エ約50粒を播き、軽く覆土して温室内に生育させた。
タイヌビエが1葉期まで生育したとき、水深3crIL
の湛水状態にし、各化合物の乳剤を水で希釈して調製し
た所定濃度の薬液をそれぞれのポットに潅注した。
2週間後にタイヌビエの生育状況を調査した。
試験例1と同様の判定基準に従って生育状況を表わし、
第3表に示す結果を得た。
試験例 3 茎葉処理試験 ポットに土壌を詰め、メヒシバ種子を播いて軽く覆土し
て温室内に生育させた。
メヒシバが2〜4葉期に生育したとき各供試化合物乳剤
を水で希釈して調製した所定濃度の薬液を1001/
10’Thの割合で、茎葉散布処理した。
3週間後にメヒシバの生育状況を調査し、試験例1と同
様の判定基準に従って生育状況を表わし、第4表に示す
結果を得た。
試験例 4 土壌表面処理試験 メヒシバ種子を混在させた土壌を表面積100dのポッ
トに詰め、温室内で生育させた。
メヒシバの発芽前に各供試化合物の乳剤を水で希釈して
調製した所定濃度の薬液5c、c、を土壌表面に噴霧処
理し21日後にメヒシバの生育状態を調査した。
試験例1と同様の判定基準に従って生育状態を表わし、
第5表に示す結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R及びR1は低級アルキル基、R2は低級アルケ
    ニル基を示す。 )で表わされる化合物をテレフタル酸ジクロリドと反応
    せしめることを特徴とする一般式 (式中R、R1およびR2は先に示したものと同一の意
    味を示す。 )で表わされる化合物の製造方法。
JP1100982A 1982-01-28 1982-01-28 新規な除草剤の製造方法 Expired JPS5823386B2 (ja)

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