JPS582334A - イソシアヌレ−ト環を含有するポリエステルイミドの製造法 - Google Patents

イソシアヌレ−ト環を含有するポリエステルイミドの製造法

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JPS582334A
JPS582334A JP10296081A JP10296081A JPS582334A JP S582334 A JPS582334 A JP S582334A JP 10296081 A JP10296081 A JP 10296081A JP 10296081 A JP10296081 A JP 10296081A JP S582334 A JPS582334 A JP S582334A
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Japan
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carboxylic acid
reaction
acid
isocyanurate
isocyanurate ring
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JP10296081A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishizawa
西澤 廣
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Yuichi Osada
長田 裕一
Toichi Sakata
坂田 淘一
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なインシアヌレ−Fを含有するとくに町
とり件の改良されたポリエステルイミドめ製造法に関す
るものである。
現在、電気絶縁用ワニス、特にエナメル線用ワニスとし
てはポリエステル系ワニスが比較的機械特性、電気特性
、耐熱性などのバランスがとれているため多く使用され
ている。
しかし、最近電気機器の小型化、@量化のため、さらに
耐熱性の良好なエナメル線用ワニスが要求されている。
耐熱性の良好なエナメル線用ワニスとしては、ポリイミ
ドワニス、ポリアミドイミドワニスなどの高度の耐熱性
を有するワニスがあるが、樹脂自体が高価でコスト的に
大きな問題がある。このためポリエステル系めエナメル
線用ワニスの耐熱性向上のために、樹脂成分の一部にイ
ミド基を含有したいわゆるポリエステルイミドワニスが
一部されている。しかしポリエステルイミドはポリエス
テルに比較して熱衝撃性は改良されるものの熱軟化性に
難点がある。
本発明者らは先に、インシアヌレート項含有ポリイソシ
アネートと酸無水物基を含有するカルボン酸とを反応さ
せて得られるポリイミドカルボン酸、多価アルコールお
よび必要に応じてさらに他のカルボン酸を反応させるこ
とによ、!l)。
熱軟化性にすぐれたイソシアヌレート環を含有するポリ
エステルイミドの製造法を提供した(特開昭53−.5
038.4号)。しかしながら。
該発明は高度な可とり性が要求される用途に適用する場
合において不十分な面があった。
本発明者らは、該発明のすぐれた熱軟化性を低下せしめ
ることなく、可とり性を改良する方法について検討した
結果1本発明を完成するに至った。  “ 本発明は、イジシアヌレート壌含有ポリイソシアネート
又はマスク剤で封鎖されたイソクアヌレート環含有示゛
す□゛イソシアネート酸無水物基を含有するカルボン酸
とを反応させて得られるポリイミドカルボン酸、ラクタ
ム、多価アルコールおよび必要に応じてさらに他のカル
ボン酸を反応させるイソシアヌレート環を含有スるポリ
エステルイミドの製造法に関する。
本発明内接の概略を反応式で示せば次のとおシである。
以下余白 5− 6− 上式において、 R,、R,、R,は2価の炭化水0 1 1 化水素基)、R4は水素又はアルキル基、nは整数であ
る。
ラクタムの樹脂骨核中に導入される反応機構は明らかで
はないが1次に示すように主にカルボキシル基又は酸無
水物基と反応してアミドカルボン酸又はイミドカルボン
酸となシ、生成したアミドカルボン酸又はイミドカルボ
ン酸のカルボキシル基ト多価アルコールのヒドロキシル
基とのエステル化反応によって樹脂化するものと推定さ
れる。
1 上式においてR,J、は炭化水素基、nは整数である。
上記の反応式は本発明内容の理解を助けるものであって
9本発明の範囲を限定するものではない。
上記の開環付加反応などによって分子主鎖中に取り込ま
れたラクタムによって9本発明の目的とするイソシアヌ
レート環を含有するポリエステルイミドは可とり性が付
与される。
本発明で用いられるインシアヌレ−)11含有ポリイソ
シアネート又はマスク剤で封鎖されたイソシアヌレート
猿含有ポリイソシアネートはインシアネート基の三量化
によって得られるイソシアヌレート環を含有するポリイ
ンシアネート又は該ポリイソシアネートをマスク剤で封
鎖−9= したイソシアヌレート項含有ポリイソシアネートである
。イソシアネート基の三量化反応はインシアネート基と
反応しない溶剤の存在下で行なわれる。反応を効果的に
進めるためにはイソシアネート基の三量化触媒を使用す
ることが望ましい。
溶剤としては原料としてのイソシアネートを溶解するも
のであれば脂肪族及び芳香族系炭化水素、ハロゲン化芳
香族系炭化水素、エステル系、ケトン系、エーテル系、
エチレングリコールモノアルキルモノアセテート系溶剤
、ジメチルスルホオキサイド等の中から任意に選定でき
る。
イソシアネート基の三量化触媒としては゛アルカリ金属
アセテート、鉄、マグネシウム、ニッケル、亜鉛、錫、
鉛、バナジウム、チタン等の金属塩及び有機金属化合物
、2−(ジメチルアミンメチル)−4,6−シメチルフ
エノールなどのフェノールのマンニッヒ塩基、N−メチ
ルモルホリン、トリブチルアミン、N、N、N、N−テ
トラメチルエチレンジアミン、1.4−ジアザビ10− シクロ(2,2,2)オクタン、1.8−ジアザビシク
ロ(5,4o)ウンデセン−7、N−メチル−N′−ジ
メチルアミンエチルピペラジ/、1.2−ジメチルイミ
ダゾール、トリエタノールアミン。
2−ジメチルアミノエタノール、N−N−ビス−(ジメ
チルアミノエチル)−N−メチルアミン等の第三級アミ
ンなどが使用できる。
インシアネート基の三量化の反応温度はたとえば50〜
150℃の範囲が好ましい。実際のイソシアネート基の
三量化反応は複雑であり。
必ずしもイソシアヌレートmを一分子中に一個のみを含
むイソシアネートの付加物だけが選択的に生成するもの
ではなく、未反応のイソシアネート及びインシアヌレー
トmを一分子中に二個以上含むイソシアネート付加物の
混合物が得られる。
本発明においてはこの混合物も使用できる。
インシアネート付加物に含有されるイソシアヌレート環
の数に応じて触媒量8反応源度を決めればよいが、一般
的に残存イソシアネート基の割合が50係程度になるよ
うな反応を行なう場合を例にとればインシアネートに対
して第三級アミン0.01〜2重量%9反応温度50〜
160℃が好ましい。
インシアネートとしては脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、
芳香族及び複素環族のイソシアネート例えばエチレンジ
インシアネート、1,4−テトラ−メチレンジイソシア
ネート、1,6−へキサメチレンジイソシアネート、1
.12−ドデカンジイソシアネート、シクロブテン1,
3−ジイソシアネート、シクロヘキサン1.3−及び1
,4−ジイソシアネート、 1.3−及ヒl、4−フェ
ニレンジイソシアネート、2+4−及び2.6−)ルイ
レンジイソシアネート及びこれらの異性体の混合物、ジ
フェニルメタン−2,4′−又は−4,4′−ジイソシ
アネート等が用いられ、モノイソシアネート、3価以上
のポリイソシアネートを併用してもよく特に制限はない
。コスト面及び耐熱性を考慮すれば芳香族系ジイソシア
ネート特に4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト。
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
トが好ましい。
イソシアヌレートa含有ポリイソシアネートの末端イソ
シアネート基を封鎖するマスク剤としては、メタノール
、エタノール、ブタノール。
ベンジルアルコール等のアルコール類、メチルエチルケ
トンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム
類、フェノール、クレゾール。
クレゾール酸等のフェノール類、ピロリドン。
ε−カグロラクタム等のラクタム類などが用いられる。
マスク剤とイソシアネート基との付加反応は常温から2
00℃・、の範囲で行なわれる。
マスク剤の使用量は便用目的によって任意に用いられる
。インシアネート基の保存安定性を付与する目的には2
通常、イソシアネート基に対するマスク剤の活性水素の
当量割合が1.0以上とな、る範囲で用いるのが好まし
い。
イソシアヌレート項含有ポリイソシアネート又はマスク
剤で封鎖されたイソシアヌレート環含13− 有ポリイソシアネートと酸無水物基を含有するカルボン
酸との反応はインシアネー)3J含有ポリイソシアネー
トの反応溶液に酸無水物基を含有するカルボン酸を添加
してもよい。イソシアヌレート猿含有ポリイソシアネー
トは用途に応じて、含有されるイソシアヌレート環の個
数の異なったものを使用できるが耐熱性、可とり性等か
らみて、残存イソシアネート基含有量10〜70条のも
のが好ましい(ジイソシアネート中のイソシアネート基
含有量を100とする)。
酸無水物基を含有するカルボン酸としては。
例えば一般式(Vl)及び(■)で示される化合物が用
いられ、イソシアネート基と反応する酸無水物基を含有
するカルボン酸またはその誘導体であればよく1%に制
限はない。
(■)(■) 14− (Rは水素、アルキル基、フェニル基等でありXは−C
H2−、−Co−、−80,−、−0−等である)#I
熱性、コスト面等を考慮すればトリメリット酸無水物な
どが好せしい。使用量はイソシアネート基と酸無水物基
がほぼ当量になるように選定すればよい。
反応溶剤としてはイソシアヌレート環含有ポリイソシア
ネートの合成に用いた溶剤をそのまま使用することもで
きるが、フェノール、クレゾール類、ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドンなどを使用してもよい。反
応温度としては130〜180℃が好ましい。反応の進
行状態は発生する炭酸ガスの気泡を観察することで可能
である。酸成分として上記のポリイミドカルボン酸と共
に、他のカルボン酸として。
例えば安息香酸、テレフタル酸、イソフタル酸。
トリメリット酸、コハク酸、アジピン酸、ピロメリット
酸、ペンゾフエノンテi2カルボン酸。
ブタンテトラカルボン酸、これらのエステル。
酸無水物等の誘導体などを併用してもよい。上記のポリ
イミドカルボン酸は単独でも使用できるが耐熱性と可と
り性を考慮すれば酸成分の中でイソシアヌレート環含有
ポリイミドカルボン酸の含有量は10〜80当量チ程度
が好ましい。
酸無水物基1モルはカルボキシル基1当址として取り扱
う。その含有量が少なすぎると耐熱性の向上が望めず、
多すぎると可とり性が低下し適当な塗膜を得ることが困
難となるので好ましくない。
ラクタムとしては、酸成分と反応して可溶化するもので
あれば特に制限はない。例えばピロリドン、ピペリドン
、ε−カプロラクタムなどが用いられる。価格面9反応
性などを考慮するとε−カプロラクタムが好ましい。ラ
クタムの使用量は全カルボキシル基当量の1〜100当
量チ、可とり性を考慮すると10〜50当量チで用いる
のが好ましい。ラクタムは1官能性として取り扱う。ラ
クタムは反応成分として用いてもよいし、前述したイソ
シアヌレート環含有ポリイソシアネートのマスク剤とし
て用いてもかまわない。
多価アルコールとしては、一般にポリエステル合成に使
用されるアルコールすなわち、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ネオペンチルクリコール、1.4
−7’タンジオール。
1.6−ヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサンジ
メタツール等の2価アルコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、トリス(2−ヒドロキシエチル)イン
シアヌレート、ペンタエリスリトール等の3価以上のア
ルコールが使用される。多価アルコールの使用量は、耐
熱性等の観点から酸成分に対して5〜80当量饅過剰が
好ましい。
合成方法としては、上記のポリイミドカルボン酸、ラク
タム、多価アルコール及び必要があればさらに、他のカ
ルボン酸を混合して重合を進める方法、上記のポリイミ
ドカルボン酸、ラクタム及び必要があればさらに、他の
カルボン酸を混合し、180〜250℃の温度でラクタ
ムの開環付加反応を進めた後、アルコール成分17− を加えて重合を進める方法などがある。また。
ラクタムをイソシアヌレート環含有ポリイソシアネート
のマスク剤と、して用いた場合の合成方法としては9重
合の前段階反応として、まずイソシアヌレート環含有ポ
リイソシアネートの末端イソシアネート基とラクタムと
の付加反応を行なった後、酸無水物基を含有するカルボ
ン酸を加えて180〜250℃の温度で反応を行ない、
引き続いて多価アルコール及び必要があればさらに、他
のカルボン酸全混合して重合を進める方法がある。この
方法によれば、より良好な可とり性が得られる。
合成は無溶媒で行なうこともできるが、好ましくは高沸
点の溶剤2例えばクレゾール、N−メチルピロリドン、
キシレノールなpを併用して合成するのがよい。前段階
までの反応溶液に多価アルコール、必要に応じて用いら
れる他のカルボン酸を加え、さらに前述した高沸点溶剤
を適宜添加して合成することもできる。反応を迅速に進
める目的で他のカルボン酸を後添加す18− ることもできる。合成温度は160℃〜250°Cの範
囲が好ましい。反応の進行状態は縮合水量や粘度などア
知ることができる。合成触媒としては、テトラブチルチ
タネート、酢酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジブチル錫オ
キサイドなどの一般のエステル化、エステル交換触媒が
使ワれる。
このようにして得られたイソシアヌレート環を含有する
ポリエステルイミド又はその溶液はクレゾール、キシレ
ノール、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアマイ
ド、ジメチルアセトアマイドなどの溶媒で樹脂分20〜
50重量係に希釈される。この場合、助溶剤としてキシ
レン、エチレングリコールジメチルエステル。
Nl5SEKI lll5OL −100(日本石油化
学株式会社製芳香族炭化水素の商標)、エチレングリコ
ールモノエチルモノアセテートなどを併用してもよい。
このようにして得られた樹脂溶液に、一般にポリエステ
ル樹脂用硬化剤として使われるチタン、アルミニウム等
の有様金属化合物2例えば。
テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、
アルミニウムトリス(アセチルアセトイード)などを添
加し9表面平滑剤として亜鉛コバルトなどの有機金属化
合物9例えば、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルトな
どを添加する。さらに硬化剤として、他に、ブロックイ
ソシアネート、例えば、デスモジュールCTステーブル
(日本ポリウレタン工業株式会社製)などを添加しても
よい。このようにして得られたフェノを用いて作成した
塗膜は良好な耐熱性及び可とり性を示す。
本発明を比較例および実施例によって説明する。
比較例1 (1)芳香族ジイソシアネート三量体の合成、トリレン
ジイソシアネート  600キシレン        
  600 2−ジメチルアミノエタノール(触媒)    1.8
上記成分を温度計、かきまぜ機をつけた4つロフラスコ
に入れ、窒素気流中で140℃に昇温し。
同温度でイソシアネート基の含有量(初期濃度=48重
蓋チ)が20重量%になるまで反応を進めた。このもの
の赤外スペクトルには1710t−rn 。
1410crn にイソシアヌレートiの吸収が認めら
れ、 2260cm−”にはインシアネート基の吸収が
認められた。
(2)ポリイミドポリカルボン酸の合成感   分  
   グラム  当量 トリメリット酸無水物   IE18 1.904上記
成分を温度計、かきまぜ機をつけた4つロフラスコに、
入れ、窒素気流中で150℃に昇温し。
その後キシレンを留去し、180℃で炭酸ガスの発生が
なくなるまで反応を進めた。反応後クレゾール200?
を加えた。このものの赤外スペクトルには1710cm
−” 、 1410cm−”  にインシアヌ21− レート環の吸収が認められ、1710crn・ にはイ
ミド基の吸収が認められた。インシアネート基の吸収は
認められなかった。
(3)イソシアネート項含有ポリエステルイミドの合成 成  分    グラム 当量(モル)エチレングリコ
ール  49.4 1.593(0,797)ジメチル
テレフタレート 51.5 0.531(0,266)
クレゾール      100 ジブチル錫オキサイド  0.9 .4− 上記成分を温μ針、かきまぜ機9分留管をつけた4つロ
フラスコに入れ、窒素気流中で9反応により留出するメ
タノールがほぼなくなるまで170℃で反応させ、引き
、続き約215℃に上昇し、同温度で250℃熱板上で
のゲル化時間が120秒以下になるまで反応を進めた。
熱い樹脂にクレゾールを加え、樹脂濃度を30重量%に
する。さらに樹脂溶液を110℃に保ち樹脂分に対して
5重量22− 俤のテトラブチルチタネートを徐々に加え30分間その
ままかくはんを続けてフェノを得た。この1 ものの樹脂分の赤外スペクトルには1710cm 。
141dcIn−1にイソシアヌレ−11の吸収が認め
られ、1780an−”にはイミド基の吸収が認められ
た。1720 cnr−’にはエステル結合の吸収が認
められた。
比較例2 イソシアヌレートffl含有ポリエステルイミドの合成 成  分     グラム 当量(モル)ジメチルテレ
フタレート 103  1.062(0,53i)エチ
レングリコール   59.5 1.918(0,96
)ジブチル錫オキサイド(触媒)1.1 クレゾール      115’  ′ポリイミドカル
ボン酸、エチレングリコール。
触媒、クレゾールを温度計、かきまぜ機1分留管をつけ
た4つ目フラスコに入れ、窒素気流中で約215℃で/
f5時間反応させた後、トリス(2−ヒドロキシエチル
)イソシアヌレートとジメチルテレフタレートを加え9
反応によシ留出するメタノールがほぼなくなるまで20
0℃で反応させ。
引き続き220℃に昇温し、同温度で250℃熱板上で
のゲル化時間が120秒以下になるまで反応を進めた。
熱い樹脂にクレゾールを加え樹脂濃度30重量%にする
。さらに樹脂溶液を110℃に保ち樹脂分に対して5重
量%のテトラブチルチタネートを徐々に加え30分間そ
のままかくはんを続けてフェノを得た。
実施例1 (1)マスク剤で封鎖されたイソシアヌレ−)31!含
有ポリイソシアネートの合成 成   分         グラム トリレンジイソシアネート   300メチルエチルケ
トン      150ジメチルアミノエタノール(触
媒)     1.86上記成分を温度計、かきまぜ機
をつけた4つ目フラスコに入れ窒素気流中で80℃に昇
温し、同温度でイソシアネート基の含有量(初期濃度:
48重量%)が28重量%になるまで反応を進めた。こ
のものにクレゾール450グラムを加えて110℃で2
時間反応させてクレゾールでマスクされたイソシアヌレ
ート項含有ポリイソシアネートを得た。
(2)ポリイミドカルボン酸の合成 トリメリット酸無水物   85.2 0.888クレ
ゾール   ゛    52 上記成分を温度計、かきまぜ機をつけた4つロフラスコ
に入れ、200℃に約5時間で昇温し。
同温度で炭酸ガスの発生がなくなるまで反応を進めた。
また、昇温過程でメチルエチルケトンを系外に留去した
。このものの赤外スペクトルには1710cm−’、 
1410 crrr−”にイソシアヌレート環25− の吸収が認められ、1780z−’にはイミド基の吸収
が認められた。  □ (3)インシアヌレート瀕含有ポリエステルイミドの合
成 、ε−カブロゲタム    1000.88.5ジメチ
ルテレフタレート   120 1.237エチレング
リコール     130 4.194ジブチル錫オキ
サイド(触媒) 、   6ジメチλテレフタレート、
エチレングリコールを除く上記成分を混合し、180℃
で1時間、さらに215℃に昇温して3時間反応させた
後。
200℃に温度を下げ、エチレングリコールを仕込み、
同温度で2時間、さらに徐々に温度を上げて、約215
℃で5時間反応させた。反応によって生ずる水は系殊に
すみやかに除去した。170℃に温度を下げ、ジメチル
テレフタレートを仕込み9反応により留去するメタノー
ルがほぼなくな−’26− るまで約200℃で反応させ、引き続き約215℃に一
昇温し、同温度で250℃熱板上でのゲル化時間が12
0秒以下になるまで反応を進めた。熱い樹脂にクレゾー
ルを加え樹脂濃度を30重量%に希釈した。この樹脂溶
液を110℃に保ち樹脂分に対して5重量%のテトラブ
チルチタネートを徐々に加え、30分間そのままかくは
んを続けてワニスを得た。
実施例2 (1)  マスク剤で封鎖されたイソシアヌレートat
有ポリイソシアネートの合成 実施例(1)と同様にしてイソシアネート基の含有量2
8重量%の非マスク芳香族ジイソシアネート三址体を合
成した後、このものにε−カグロラクタム100グラム
を加えて110℃で2時間反応させ、さらに室温に冷却
してクレゾール450グラムを加えて希釈しマスク剤で
封鎖されたイソシアヌレート項含有ポリイソシアネート
を得た。
(2)ポリイミドカルボン酸の合成 成  分      グラム  当量 トリメリット酸無水物    ?6.8 0.800ク
レゾール         27.0上記成分を混合し
、150〜200℃で炭酸ガスの発生がなくなるまで反
応を進めた。また、昇温過程でメチルエチルケトンを系
外に留去した。
引き続き、約215℃に昇温し3時間反応を進めた。こ
のものの赤外スペクトルには1710 cm−”。
1410crn にインシアヌレートaの吸収が認めら
れ、1780crn にはイミド基の吸収が認められた
(3)インシアヌレート項含有ポリエステルイミドの合
成 成  分        グラム  当量ジメチルテレ
フタレート   120 1.237エチレングリコー
ル     130 4.194ジプチル錫オキサイド
(触媒)      6σメチルテレフタレートを除く
上記を混合し。
造出、a===215℃で5時間反応させた。反応によ
って生ずる水は系外にすみやかに除去した。170℃に
温度を下げ、ジメチルプレフタレートを仕込み9反応に
より留去するメタノールがほぼなくな、1も るまでF歩拳呻200℃で反応させ、引き続きかt等≠
215℃に昇温し、同温度で250℃熱板上でのゲル化
時間が120秒以下になるまで反応を進めた。熱い樹脂
にクレゾールを加え樹脂濃度を30重、t%に希釈した
。この樹脂溶液を110℃に保ち樹脂分に対して5重t
%のテトラブチルチタネートを徐々に加え、30分間そ
のままかくはんを続けてワニスを得た。
実施例3 一29= ε−カグロラクタム     80  0.708エチ
レングリコール    110  3.548ジプチル
錫オキサイド(触媒)     6ジメチルテレフタレ
ート、エチレンクリコール、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートを除く上記成分を混合し、18
0℃で1時間、さらに215℃に昇温しで3時間反応さ
せた後、200℃に温度を下げ、エチレングリコールを
仕込み、同温度で2時間、さらに徐々に温度を上げて、
約215℃で5時間反応させた。反応によって生ずる水
は系外にすみやかに除去した。170℃に温度を下げ、
ジメチルテレフタレート、l・リス(2−ヒドロキシエ
チルテレフタレート)を仕込み9反応により留去するメ
タノールがほぼなくなるまで約200℃で反応させ。
引き続き約215℃に上昇し、同温度で250℃熱板−
Fでのゲル化時間が120秒以下になるまで反応を進め
た。熱い樹脂にクレゾールを加え樹脂濃度を30重量%
に希釈した。この樹脂溶液を30− 110℃に保ち樹脂分に対して5重i%のテトラブチル
チタネートを徐々に加え、30分間そのままかくはんを
続けてワニスを得た。
実施例4 ジメチルテレフタレート    89 0.918ε−
カグロラクタム     90 0.796エチレング
リコール     105 3.387グリセリン  
      16 0.522ジブチル錫オキサイド(
触媒)6.5 ジメチルテレフタレート、エチレングリコール。
グリセリンを除く上記成分を混合し、180℃で1時間
、さらに215℃に昇温しで3時間反応させた後、20
0℃に温度を下げてエチレングリコールを仕込み、同温
度で2時間さらに徐々に温度を1 上げて、を士専ふ215℃で5時間反応させた。
反応によって生ずる水は系外にすみやかに除去した。1
70℃に温度を下げ、ジメチルテレフタレート、グリセ
リンを仕込み1反応により留去するメタノールがほぼな
くなるまで七春寺プ200°Cで反応させ、引き続き約
215℃に昇温し、同温度で250℃熱板上でのゲル化
時間が120秒以下になるまで反応を進めた。熱い樹脂
にクレゾールを加え、樹脂濃度を30重量%に希釈した
。この樹脂溶液を110℃に保ち樹脂分に対して5重量
%のテトラブチルチタネートを徐々に加え、30分間そ
の捷まかくはんを続けてワニスを得た。以上のようにし
て得られたワニスを常法により銅線に焼き付けてエナメ
ル線とし特性を比較した。
結果を表1に示した。
33− 比較例1,2と実施例1〜4において、ラクタムを使用
しない比較例1.2では可とり性が著しく劣るのに対し
、ラクタムを使用した実施例1〜4では可とう性良好で
あった。また、耐熱性(熱軟化温度)はラクタムを使用
しない比較例1〜2と同じ水準を保持している。
上記の実施例から明らかなように1本発明の製造法によ
って得られるイソシアヌレート環を含有するポリエステ
ルイミドは、良好な耐熱性に加えて可とり性にすぐれて
おり、オーバーコート材。
電気絶縁用塗料などとして、工業的に非常に有効なもの
である。さらに9本発明の製造法によって得られるイン
シアヌレート項含有ポリエステルイミドはクレゾール系
溶媒に可溶な他の樹脂とのブレンドが可能である。例え
ば、エナメル銅線用ポリエステル樹脂、ポリエステルイ
はド樹脂、ポリエステルアミド樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、ポリヒダントイン樹脂などとのブレンドが可能で
ある。とくに、クレゾール系溶媒に可溶なポリアミドイ
ミド樹脂とのブレンドにより耐熱性が著しく34− 向上される。
一35− 272−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 インシアヌレート環含有ポリイソシアネート又は
    マスク剤で封鎖されたイソシアヌレート環含有ポリイソ
    シアネートと酸無水物基を含有するカルボン酸とを反応
    させて得られるポリイミドカルボン酸、ラクタム、多価
    アルコールおよび必要に応じてさらに他のカルボン酸を
    反応させることを特徴とするイソシアヌレート環を含有
    するポリエステルイミドの製造法。 2、 イソシアヌレートm含有ポリイソシアネートが4
    ,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレン
    ジイソシアネートまたはキシリレンジイソシアネートか
    ら得られるインシアヌレート環含有ポリイソシアネート
    である特許請求の範囲第1項記載のイソシアヌレート環
    を含有するポリエステルイミドの製造法。 3、 イソシアヌレート環含有ポリイソシアネートが、
    残存イソシアネート含有量10〜70、チのインシアヌ
    レート環含有ポリイソシアネートである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載のイソシアヌレート環を含有する
    ポリエステルイミドの製造法。 4、酸無水物基を含有するカルボン酸がトリメリット酸
    無水物である特許請求の範囲第1項。 第2項、第3項記載のイソシアヌレート環を含有するポ
    リエステルイミドの製造法。 5、 ポリイミドカルボン酸が酸成分中に10〜80当
    t%含有される特許請求の範囲第1項。 第2項、第3項又は第4項記載のインシアヌレートTJ
    を含有するポリエステルイミドの製造法。 6、 ラクタムがε−カプロラクタムである特許請求の
    範囲第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項記載の
    イソシアヌレート、11を含有するポリエステルイミド
    の製造法。
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