JPS5822867Y2 - 貨物自動車の荷箱冷却構造 - Google Patents

貨物自動車の荷箱冷却構造

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JPS5822867Y2
JPS5822867Y2 JP1979000083U JP8379U JPS5822867Y2 JP S5822867 Y2 JPS5822867 Y2 JP S5822867Y2 JP 1979000083 U JP1979000083 U JP 1979000083U JP 8379 U JP8379 U JP 8379U JP S5822867 Y2 JPS5822867 Y2 JP S5822867Y2
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JP
Japan
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cargo box
front wall
space
opened
rest
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JP1979000083U
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JPS5598683U (ja
Inventor
藤本清司
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貨物自動車において、荷箱前部がエンジンの
熱により9口熱されるのを防止する荷箱冷却構造に関す
るものである。
従来、貨物自動車においては、荷箱前部がエンジンの熱
により加熱され荷物が傷む、特に青果物等では腐るなど
の問題があるため、エンジンを覆う遮熱板を設けたり、
また荷箱前部に遮熱板を設げたすして、荷箱前部の温度
上昇を抑えていた。
しかし、これでは完全に温度上昇を抑えることができな
かった。
一方、リヤエンジンを伍しそのエンジン上方に荷室を形
成した自動車においては、荷室床体を二重構造としてフ
レーム内を導いてきた空気を上記二重構造内に流通させ
るようにしたものが提案されている。
実開昭51−68118号公報参照この構造では二重構
造内の熱気が換気されるため、荷室の温度上昇を効率よ
く抑えることができる。
しかし、前記貨物自動車においては、エンジンが荷箱前
方にあるため、床下面から空気を導入する構造では構造
が複雑になると共に翫導入空気がエンジンによって暖め
られるため、効率が悪いとい5問題があり、しかも、貨
物自動車においては荷箱の前壁及び床体前部が最も加熱
され−この部分を冷却することが最も必要である。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、床体の前面
に前壁、両端側に側壁及び後端に後壁がそれぞれ設けら
れている荷箱の少なくとも前壁を断熱空間を設けた二重
構造に形成する一方、ロードレストの走行風に直面する
細分を開口して外気を導入し、その外気をロードレスト
の支柱を介して前記断熱空間に導き、排出口より排出し
て、断熱空間内の熱気を換気するようにしたことにより
、ニシジンの熱による荷箱前部の温度上昇を確実に抑え
るようにした貨物自動車の荷箱冷却構造を提供するもの
である。
以下、本考案の構成を実症例について図面に基づいて説
明する。
〈実施例 1〉 本実施例は・第1図乃至第4図に示すように、1は貨物
自動車であって、車体フレーム(図示せず)の前部に・
里転室2が、運転室2の後方に荷箱3がそれぞれ搭載さ
れ、・璽転室2の下方、即ら荷箱3の前方下部にエンジ
ン4が設げられている。
荷箱3は床体5の前端に前壁6、両側端に側壁7及び後
端に後壁8がそれぞれ設けられると共に前部にロードレ
スト9が設けられている。
荷箱3の前壁6は前板6aと後板6bとにより二重構造
に形成され、前板6aと後板6bとの間には一定間隔を
存して断熱空間10が形成されている。
また、荷箱3の床体5前部は上板5aと下板5bとによ
り二重構造に形成され、上板5aと下板5bとの間には
一定間隔を存して断熱空間11が形成され、床体5の前
端は前壁6の下部に連設され、その連設部が開口されて
、床体5と前壁60両断熱空間10.11は連通してい
る。
ロードレスト9は前壁6に垂直方向に立設された複数の
支柱12と、支柱12の上端に横方向に架設された桁1
3とよりなり、桁13は、・里転室2よりやや上方に突
出し、走行風に直面する部分、即ち、前面が開口されて
走行風の導入口14が形成され、横断面コ字状に形成さ
れている。
支柱12は閉断面部材で構成され1両側部の支柱12の
上部は走行風に直面する部分(前面)が開口されて走行
風の導入口15が形成されると共に、内側には桁13の
側端が連設され、その連設部は開口されて導入口14.
15と側部の支柱12上部とを連通ずる導入通路16が
形成され、さらに側部の支柱12の下部は前壁6の側端
に連設され、その連設部は開口されて支柱12上部と断
熱空間10とを連通ずる導入通路17が形成されている
中央部の支柱12は上端が13の下部に、下端が前壁6
の上部に連設され・その連設部はそれぞれ開口され、導
入口14と支柱12上端とを連通ずる導入通路18及び
支柱12上端と断熱空間10とを連通ずる導入通路19
が形成されている。
一方、前壁6の後板6b及び床板5の上板5a前部には
複数の排出口20が穿設され、排出口20は断熱空間1
0.11と外部とを連通せしめている。
次に作用について説明すると、エンジン4を駆動した貨
物自動車10走行時において、エンジン4の熱により、
荷箱3の前壁6及び床体5の前部が加熱されるが、走行
風が導入口14.15より導入され(第2図及び第4図
火付A参照)、その外気は導入通路16.17.18.
19を経て断熱空間10.11に導かれ(第2図及び第
4図火付B参照)、その断熱空間10.11より排出口
20を経て荷箱3内に排出され(第2図及び第4図火付
C参照)、断熱空間10.11内の熱気が換気され、前
壁6の前板6a及び床体5の下板5bが加熱されても、
後板6b及び上板6aは加熱されることな(、荷箱3内
の温度上昇が仰起られる。
第5図は、ロードレスト9における他の桁21を示すも
ので、桁21の上部をJPや前上りに傾斜せしめ〜走行
風の導入口22を拡大したもので、外気の導入を容易に
すると共に、空気の流れをスムーズにしている。
しかも荷箱3に荷物34を積み込んだ場合、その荷物3
4は前上りに傾斜するので、何ら支障が生じることはな
い。
く実症例 2〉 本実症例は、第6図及び第7図に示すように、実症例1
のロードレスト9を支柱12と桁13とより構成したの
に代え、ロードレスト23を支柱24と支柱24の上端
に横方向に架設された桁25と桁25の前部に連設され
運転室2の上方を前方に延長されたルーフキャリヤ26
とより構成したものである。
ルーフキャリヤ26は複数の縦部材28と縦部材28の
前端に連設された横部材29とより構成されている。
横部材29は走行風に直面する部分、即ち、前面が開口
されて導入口30が形成され、横断面コ字状に形成され
ている。
縦部材28、支柱24及び桁25は全て閉断面部材で構
成され、縦部材28は前端が横部材29の後端にち後端
が桁25或いは支柱24の前端にそれぞれ連設され、そ
の連設部はそれぞれ開口されて導入口30と支柱24上
部とを連通ずる導入通路31が形成されている。
支柱24は上部が桁25の下端或いは側端に、下部は前
壁6の上端或いは側端にそれぞれ連設され、その連設部
はそれぞれ開口されて支柱24上部と断熱空間10とを
連通ずる導入通路32が形成されている。
従って・走行風は導入口30より導入され(第1図火付
A参照)、ルーフキャリヤ26の導入通路31及び支柱
24の導入通路32を経て(第7図火付B参照)、断熱
空間10.11に導かれる。
その他は実症例1と同様である。
また、ルーフキャリヤ26上に荷物を載置することもで
きる。
尚、横部材29の上部を前上りに傾斜せしめ、導入口3
0を拡大してもよい。
第8図は荷箱3における他の排出口33を示すもので、
床体5全部を二重構造とし、その後端を開口して排出口
33を形成したもので、導入口30より導入された外気
は導入通路31.32を経て前壁6の断熱空間10に導
かれ、床体5の断熱空間11を経て荷箱3後部において
排出口33より排出される。
尚、第8図は実施例2について説明したが、実症例1に
ついても同様に適用することができるのは勿論である。
また、実施例1及び2において、排出口20は車体の負
圧の生じやすい適宜な箇所に設ければよく、更に、前壁
6及び床体5を二重構造としたが\前壁6のみ二重構造
としてもよい。
以上のように本考案貨物自動車の荷箱冷却構造によれば
、床体の前面に前壁、両側端に側壁及び後端に後壁がそ
れぞれ設けられている荷箱の少なくとも前壁を断熱空間
を設けた二重構造に形成し、一方、ロードレストの走行
風に直面する部分を開口し外気を導入し、その外気をロ
ードレストの支柱を介して前記断熱空間に導くようにし
たために、断熱空間を積極的に換気することができるの
で、断熱空間の空気のよどみを防止し、荷箱前部の温度
上昇を効果的に抑えることができるから、荷物の傷みを
確実に防止することができる。
更に、従来のロードレストを大巾に改造することな(利
用できるので安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実症態様を例示し、第1図乃至第5図は
実施例1を示し、第1図は貨物自動車の斜視図、第2図
は一部削除して示す荷箱前部の斜視図、第3図は一部省
略して示す貨物自動車前部の斜視図、第4図は荷箱前部
の断面側面図、第5図はロードレストにおける他の桁を
示す断面側面図、第6図乃至第8図は実施例2を示し、
第6図は一部省略して示す貨物自動車前部の斜視図1.
第7図は荷箱前部の断面側面図、第8図は他の荷箱を示
す断面側面図である。 1・・・・・・貨物自動車、3・・・・・・荷箱、4・
・・・・・エンジン、5・・・・・・床体、6・・・・
・・前壁、9,23・・・・・・ロードレスト、10.
11・・・・・・断熱空間、12.24・・・・・・支
柱、13.21.25・・・・・・桁、14,15゜2
2、 30・・・・・・導入口、16. 17. 18
. 19゜31.32・・・・・・導入通路、20,3
3・・・・・・排出口、26・・・・・・ルーフキャリ
ヤ、28・・・・・・縦部材、29・・・・・・横部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 荷箱前部にロードレストを設けてなる貨物自動車におい
    て、床体の前面に前壁、両側端に側壁及び後端に後壁が
    それぞれ設けられている荷箱の少なくとも前壁を断熱空
    間を設けた二重構造に形成していて、前記ロードレスト
    の支柱は閉断面部材で上部が開口しており、前記ロード
    レストの走行風に直面する部分に走行風の導入口が開口
    され・該導入口と前記支柱の上部開口とを連通ずると共
    に、支柱の下部を前記断熱空間に開口して上部開口と断
    熱空間とを連通して走行風の導入通路と成し、かつ前記
    荷箱の少なくとも前壁に断熱空間と外部とを連通ずる走
    行風の排出口を形成していることを特徴とする貨物自動
    車の荷箱冷却構造。
JP1979000083U 1978-12-28 1978-12-28 貨物自動車の荷箱冷却構造 Expired JPS5822867Y2 (ja)

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JPS5598683U JPS5598683U (ja) 1980-07-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023156809A (ja) * 2022-04-13 2023-10-25 いすゞ自動車株式会社 エンジン遮熱構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS494247U (ja) * 1972-04-10 1974-01-14

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