JPS5822682Y2 - 真空掃除機の集塵装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は真空掃除機の集塵装置に関し、フィルター装置
の分解組立をより簡潔にしたもので、特に、粒塵を捕獲
する一次フイルターの取り付け、取り外しを容易にした
ことを特徴とするものであり、以下にその実施例を図に
基づき詳細に説明する。

第１〜７図において、１は電動送風機（図示せず）を内
蔵した掃除機の本体上、２は本体上１の下部に設けた本
体下で、コードを巻き取るコードリール（図示せず）が
内蔵されている。

３は本体上１の一部に固定された本体蓋で、本体上１に
固定された部分を中心に回動することが出来る。

４は吸込口５を有する前蓋で、フィルター外枠６との間
で吸込口パツキン７を挟持するとともに、上記フィルタ
ー外枠６と前蓋４は、本体蓋３に共線めでビス８により
固定されている。

９は本体蓋３の環状突起１０に嵌合するとともに、フィ
ルター外枠６で挟持固定されたフィルターパツキンであ
る。

１１は細塵を捕集する波形の形状からなる濾材１２を有
する二次フィルターで、上記フィルターパツキン９に圧
着して空気洩れを防止するとともに、下部は一次フイル
ター１３のフィルター受部１４で支持固定されている。

上記、−次フイルター１３は、略円筒状に形成されると
ともに、複数個所に綱部１５を設けて粒塵を捕集し、上
記フィルター外枠６に形成したリブ１６ ａおよび引掛
孔１６ｂに係止部１７ａ、１７ｂを引掛けて固定してい
る。

１８は上記フィルター外枠６に嵌着させた弾性を有する
外枠パツキン、１９は本体下２と一次フイルター１３の
間に位置せしめた集塵箱で、塵埃を溜める塵溜部２０、
上記外枠パツキン１８と当接して空気洩れを防止する平
面部２１．塵埃の落ちこは゛れを防止する全周に設けた
フランジ２２を有する。

２３は集塵箱１９に固定した集塵箱ハンドルであり、２
４は本体上１に形成された引掛部２５（図示せず）に係
止する尾錠である。

２６は連動軸で、一端は本体蓋３より形成された円筒状
のボス２７にビス２８で締付けられており、他端は一次
フイルター１３の平面部２９の中心部に開けられている
軸受部３０で受けられていて回転自在になっている。

また、連動軸２６にはコ−ドを巻き取るコードリール（
図示せず）の回転動力を受けている連結歯車３１が固着
されている。

そして、連動軸２６には、−次フイルター１３の内周面
に近接する除塵板３２がビス３３により締め付けられて
おり、連結歯車３１の回転により、連動軸、２６、除塵
板３２も同回転するようになっている。

３４は本体蓋３上に取り付けられたハンドルで、本体の
運搬時に持つところである。

３５は前輪、３６は後輪である。

上記構成において、二次フィルター１１や、−次フイル
ター１３の目づまりのための清掃をする場合、まず、第
４図のように、ビス３３を外し、次に除塵板３２を外し
て、−次フイルター１３のつまみ部３７（２ケ所）を指
で内側につまんでやると、−次フイルター１３の曲率半
径が小さくなるためまず、フィルター外枠６の引掛孔１
６ｂに係止している一次フイルター１３の係止部１７
ｂが外れ、第７図のように、つまみ部３７側を少し引き
出してやると、続いて、フィルター外枠６の内周面に形
成されたリブ１６ａに引掛けられていた一次フイルター
１３の係止部１７ ａが外れて、−次フイルター１３の
係止がなくなり、フィルター外枠６より一次フィルター
１３が取り外せる。

また、取り付けする場合は、取り外しと逆で、係止部１
７ ａ側を先に挿入し、最後に一次フイルター１３のつ
まみ部３７側を嵌合すればよい。

この場合、フィルター外枠６に係止する一次フイルター
１３の係止部が、−次フイルター１３の曲率半径を小さ
くするつまみ３７側については、つまみ３７の近くに、
係止部１７ｂがあるため、−次フイルター１３をフィル
ター外枠６より取り外す際、つまみ３７をつまむ動作と
して最小で済み、また、つまみ３７と反対側の一次フイ
ルター１３の係止部１７ ａは、逆に、塵埃排出開口部
側から遠ざけた二次フィルター１１側に寄せているため
、第７図のように、−次フイルター１３の係止部１７ｂ
が外れた時点では係止部１７ ａもフィルター外枠６の
係止ノブ１６ ａより外れており、容易に一次フイルタ
ー１３を外すことが出来る。

また、取り付けにおいても、−次フイルター１３の係止
部１７ ａ側より、フィルター外枠６の内周に挿入し、
第７図のような状態にし、つまみ３７部をフィルター外
枠６側へ押すと、−次フイルター１３の第４，５図の切
欠部３７ａが、内側にたわみ、このため、−次フイルタ
ー１３の曲率半径が小さくなり、フィルター外枠６の内
周に一次フイルター１３が挿入され、係止される。

このように、本考案は、−次フイルター１３のフィルタ
ー外枠６への係止リブの位置を考慮することにより、−
次フイルター１３の取り付け、取り外しを容易にしたも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す真空掃除機の欠截断面図
、第２図は本体蓋を開いたときの欠截断面図、第３図は
掃除機本体の斜視図、第４，５図は一次フイルターの斜
視図を示すものである。 第６図はフィルター外枠の斜視図、第７図は一次フイル
ターの取り外しの様子を示した部分断面図である。 ６・・・・・・フィルター外枠、１３・・・・・・１次
フィルター１７ ａ 、１７ ｂ・・・・・・リブ、３
７ ａ・・・・・・切欠き部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略円筒状のフィルター外枠の内周に略円筒状の粗塵を捕
   獲する一次フイルターを着脱自在に係止させ、上記−次
   フイルターの塵埃排出開口部側の外周面の一部を切欠き
   、その切欠き部を縮めることにより、−次フイルターの
   塵埃排出開口部側の曲率半径を小さくしてフィルター外
   枠への係止を着脱自在にした集塵装置において、上記−
   次フイルターの切欠き部の塵埃排出開口部側の外周面に
   フィルター外枠と係止するリブを形成し、切欠き部と反
   対側の一次フイルターの外周面の塵埃排出開口部側と反
   対側より、フィルター外枠と係止するリブを形成したこ
   とを特徴とする真空掃除機の集塵装置。