JPS58224747A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPS58224747A
JPS58224747A JP10684682A JP10684682A JPS58224747A JP S58224747 A JPS58224747 A JP S58224747A JP 10684682 A JP10684682 A JP 10684682A JP 10684682 A JP10684682 A JP 10684682A JP S58224747 A JPS58224747 A JP S58224747A
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JP
Japan
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resin
paper
laminate
water
properties
Prior art date
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Pending
Application number
JP10684682A
Other languages
English (en)
Inventor
吉岡 斌
都甲 明
敏郎 竹田
富田 哲朗
福田 敏憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は湿潤強度が強く、含浸性が良い紙に、熱硬化性
・樹脂を主体とする水分散性の樹脂乳濁液および/また
は樹脂水溶液を含浸せしめて積層板を製造する方法に関
するものである。その目的とするところは、従来公知の
有機溶剤溶性の熱硬化性樹脂を使用した場合に見られる
引火性、経済性、作業性、衛生性等に関する欠点がなく
、且つ、紙の湿潤強度が強い為に、含浸作業中に紙切れ
や紙の著しい膨潤がなく、積層板としての反り、捩れが
小さく、寸法安定性が優れ、更には水分散性の樹脂であ
る為に紙に対する含浸性が優れ、積層板としての電気特
性、機械特性などが優れた新規な積層板の製造方法を提
供するにある。
従来紙を基材とする熱硬化性樹脂積層板としては、フェ
ノール樹脂積層板、エポキシ樹脂積層板、メラミン樹脂
積層板、ポリ・エステル樹脂積層板、ジアリルフタレー
ト樹脂積層板、ポリブタジェン積層板など多くのものが
知られており、その製造方法は一般的に先ず樹脂類、各
種添加物、その他必要なものを、水を含まない又は水を
含んでもせいぜい数パーセント程度以下の有機溶剤に溶
解ないしは分散せしめ、・次にこれを紙に含浸し乾燥機
にて溶媒を揮散した後、加熱加圧して硬化し積層板を製
造していた。
しかしながらこの方法において、有機溶剤は樹脂類を紙
に塗布するための単なるキャリヤーでしかなく、目的を
達した後は廃棄されるものであり、経済的に著しく無駄
であると共に、むしろ有機溶剤そのものの引火の危険性
、作業上、衛生上の身体への有害性など不利な点が多か
った。従来もこの様な観点より樹脂の溶媒を有機溶剤か
ら水にがエヨうという努力がなされたが、基材である紙
ノ湿潤強度が従来のものでは0−3 KP/15 am
未満しがないものが大多数である為、水を主分散媒とし
てなる水性樹脂にこれを浸漬すると、紙の膨潤や溶解が
おこり、紙が切れて積層板にすることができなかった。
そこで紙の湿潤強度を上げようと各種紙力増強剤を添加
する事が行なわれたが、積層板としての緒特性が低下す
るのが通例であった。
本発明者等は、熱硬化性樹脂積層板が優秀な耐熱性、耐
水性、耐薬品性、電気特性、加工性などを有するにも拘
らず、前記の諸欠点によってその発展性が著しく阻害さ
れている事に着目し、これ等の欠点を除く方法につき鋭
j・意研究の結果、本発明を完成するに到ったものであ
゛る。
即ち本発明の利点は、従来の有機溶剤を溶媒とするもの
に比べ、水分散性であるため、火気に対する配慮が不要
であり、且つ毒性が無いため作業上、衛生上安心して取
扱いが可能であり、コスト的にも極めて低廉であるため
有利であることである。また従来の有機溶剤に比し、水
は紙へのなじみが良く、含浸性に優れるため水に分散中
の樹脂の含浸性も良くなるものと考えられ、この為従来
の有機溶剤を用いる方法で得られる積層板に比較し、電
気特性、機械特性、耐熱性、耐水性、加工性などの緒特
性が著しく向上したものと思はれることである。
本発明のもう1つの利点は、基材である紙に含浸性が良
く、且つ湿潤強度が強い紙を選んだ事である。熱硬化性
水性樹脂の含浸性が良いために、積層板としての電気的
、麺械的諸特性が優れたものとなったものと思はれると
共に、紙の湿潤強度が強いために、樹脂含浸時の繊維の
膨潤に基因する歪が小さくなるIものと考えられ、よっ
てこの含浸紙を重ね合せて製造した積層板の反り、捩れ
も小さくなり、寸法安定性の優れた積層板とすることが
できたものと思はれることである。
本発明は、湿潤強度が0.3〜3.0 IIV′151
111 亀吸水度が60〜160W%’10m1nの特
性を有する繊維素系紙を基材とし、該基材に有機溶剤な
0〜6゜wt%含有した水を分散媒とし、鹸化度が75
〜95mole%で、重合度が200〜2200  の
ポリビニルアルコールを主成分としてなる乳化剤で乳化
した熱硬化性水性樹脂を含浸し、乾燥後加熱加圧する事
を特徴とする積層板の製造方法である。
本発明における湿潤強度が03〜30Ks/15mmと
強く、吸水度が60〜160 m/10 minと大き
な繊維素系紙とは、いわゆる湿潤紙力増強剤といわれる
尿素・ホルムアルデヒド樹脂、ポリエチレン・イミン、
メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド・ポリア
ミン・エピクロルヒドリン樹脂、ポリアクリル7、ミド
などの水溶性で、且つ加熱により架橋する熱硬化性樹脂
で紙を処理し、紙の湿潤強度を向上せしめた処理紙であ
る。紙の強度は紙を構成する単繊維自身の強度とその数
、繊維の絡合、いによる機械的摩擦強度、繊維間に作用
する化学的結合力(水素結合)と接着面積などの要因が
複雑に総合されたものと考えられ、この向繊維自身の強
度は使用原料やパルプ化の種類によって決まり、繊維の
絡合いによる機械的摩擦強度は叩解の方法や度合および
抄紙条件の影響な受ける。従って湿潤紙力増強剤が関与
しているのは繊維間に作用する化学的結合力と接着面積
の補強改善であるが、しかしこれだけで紙の強度を向上
させるよりも、前記諸要因の相乗効果により紙の強度を
増強する方が好ましい。また紙の吸水度も湿潤紙力増強
剤の種類や量によって左右されるが、繊維の種類やその
長さ、ヘミセルロースやリグニンなどの組成、紙の装置
や比重などによっても影響されるため、それ等の相乗効
果により改善する方が好ましい。ここで湿潤強度とはJ
 I 5−P−8135の方法により測定した値で、0
.3〜3.0々/15mmのものが好ましい。0.3 
V15冒以下では、水性樹脂の水分によって紙切れがお
こり易く、よって工業的量産的に樹脂を紙に塗布するこ
とができず、またたとえ何等かの方法により塗布するこ
とができたとしても、水性樹脂の水分によって紙が著し
く膨潤し歪むためと考えられるが、積層板とした後にも
歪が残留し、寸法安定性を低下せしめることとなる。3
.OK1!7158  以上であると、紙力増強のため
に使用する多量の増強剤のためと考えられるが、積層板
の電気特性、機械特性等が低下してくる。
また吸水度とはJIS−P−8141の方法により測定
した値で、60〜160111S/10m i nのも
のが好ましい。
60ss/T Omi n以下のものでは樹脂の含浸性
が悪くなる為と考えられるが、電気特性、機械特性等が
不満足である。160mII/10m1n 以上のもの
では、繊維の著しい膨潤がおこる為と考えられるが、積
層板の反り、捩れが大きく、寸法安定性が悪い。
本発明における有機溶剤をO〜5Q wt% 含有した
水を分散媒としてなる熱硬化性水性樹脂とは、フェノー
ル、樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリャ樹脂、
ボリヱステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリブタ
ジェン樹脂などの加熱により硬化する樹脂類で、有機溶
剤を少門含んだまたは全く含まない水に分散した水性樹
脂である。この場合有機溶剤は樹脂の水性化および/ま
たは基材への含浸性向上に必要な最少限度の量だけ使用
することが好ましく、60 wt%以上では水性である
事による引火性、経剤性、作業性、衛生性等に関する特
長が失われてくる。樹脂の水性化方法としては、界面活
性剤や保護コロイド(水溶性高分子物質)などの乳化剤
を使用し樹脂を乳化する方法や乳化剤は全く使用せずに
樹脂を変性する事により樹脂自身の疎水性、親水性のバ
ランスをとり乳化する方法やあるいははじめから水可溶
性の樹脂にする方法、例えば低分子量、高極性、高アル
カリ性の樹脂などがある。
本発明における樹脂の水性化方法は、鹸化度が75〜9
5 mole%で、重合度が200〜2200  のポ
リビニルアルコールを主成分としてなる乳化剤を使用し
て樹脂を乳化する方法であり、特に本発明の繊維素系紙
を基材とした積層板の製造には有効なもので、他の水性
化方法によってはとうてい得られない優れた特性を癲゛
揮するものである。
本発明で使用するポリビニルアルコールの鹸化度は75
〜95 mole%が好ましく、75 mole%以下
では疎水性が強く、親水性が弱い為か、疎水性の強い樹
脂の乳化には有効であるが、親水性の強い水酸基を有す
る繊維素系紙へのなじみ性が之しく、これで乳化した水
性樹脂は紙への含浸性が劣る為か積層板としての特性が
悪い。95 mole%以上では親水性が著しく強い為
か、繊維素系紙への含浸性は優れているが、樹脂の乳化
安定性が不十分で、樹脂の゛不均一がおこり易い為か含
浸ムラが発生し、積層板としては不適当である。ポリビ
ニルアルコールの重合度は200〜2200  が好ま
しく、200以下では乳化力が弱い為か乳化安定性が悪
く、含浸ムラが発生し、その結集積層板の耐水性が低下
して電気特性等に著しい障害を生じると共に機械特性等
のバラツキが大きくなる。2200  以上では優れた
乳化力9、を示すが粘性が著しく大きい為か、繊維素系
紙基材へのしみ込み、含浸が悪く、積層板としての各種
特性が目標に達しない。
本発明における水性樹脂は、鹸化度が75〜95mol
e%で、重合度が200〜2200  のポリビニルア
ルコールを主成分としてなる乳化剤で乳化したものであ
るが、他の界面活性剤や保護コロイド(水溶性高分子物
質)を併用することも可能である。
これ等の物質は、熱硬化性樹脂の種類、水性樹脂の使用
目的などによって適宜選択される。また必要ならば、水
性樹脂に各種の水溶性樹脂や難燃剤や可塑剤、硬化剤、
硬化促進剤、表面処理剤、含浸性向上剤などを添加混合
することも可能である。
このような熱硬化性水性樹脂を、湿潤強度が強く、含浸
性が良い紙に含浸してなる積層板は、紙に対する樹脂の
含浸性が良いためか積層板としての電気特性、機械特性
が良く、また紙の湿潤強度が強いので、塗布時の繊維の
膨潤変化が少なく、残留歪が小さいためか、積層板とし
ての寸法安定性が優れ、且つ有機溶剤を全く使わないか
または少ししか使わない事による経済上、安全上のメリ
ットも大きなものである。
以下実験例にて本発明を更に詳細に説明する。
実験例1゜ 還流冷却器つき四ツロフラスコに、m−クレゾール20
0g、桐油40F、37%ホルマリン250I及び鹸化
度88.5%、重合度1000の部分鹸化ポリビニルア
ルコール1011を仕込み、均一に攪拌溶解した後、ト
リエチルアミン6JIを加え、還流温度で1時間反応し
た。反応終了後、直ちにポリオキシエチレンノニルフェ
ノールエステル系ノニオン界面活性剤III及びジエチ
ルアミノエテルオレイルアミド系カチオン界面活性剤I
Iを加えて攪拌乳化じた。得られた乳濁液は水分散性が
良好で、20℃でlO日間静置しても分離しなかった。
一方、フェノール樹脂積層板用クラフト紙をポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン樹脂で処理し、第1表の
如き湿潤強度、吸水度を有する処理紙を得た。上記乳濁
液に低分子量子メチロールフェノール樹脂水溶液を10
%添加した混合ワニスに、この処理紙を浸漬して樹脂を
含浸し、150℃で乾燥してBステージの樹脂分54±
1%、揮発分1.7±0.3%のプリプレグを得た。こ
のプリプレグを8枚積層し、片面に35. ti:厚の
接着剤つき銅箔を重ねて170℃で90分間、プレスで
加熱加圧し、1.6m厚の銅張積層板を得た。この積層
板の特実験例2゜ 実験例1の場合と同様の反応装置に、フェノール140
I、桐油50 II及び85%燐酸I11を仕込み、1
30℃で3時間反応後冷却し、次いで37%ホルマリン
150.?、28%アンモニア水811 を加え、90
℃で3時間反応させた後、減圧下で脱水し、樹脂中の含
水率を15チにした。この様にして得た樹脂はメタノー
ル/トルエン=1/1の混合溶剤には可溶であるが、水
には不溶である。
次に、第1表の如き鹸化度、重合度を有するポリビニル
アルコールの5%水溶液250 Nに、上記樹脂液を混
合し攪拌乳化した。
一方フエノール樹脂積層板用クラフト紙をポリアミドポ
リアミンエピクロルヒドリン樹脂で処理し、湿潤強度0
.75 Kp / 15m 、吸水度9511TV/1
0m1 nの処理紙を得た・こ1′)処理紙を実験例1
と同様な方法により、上記乳濁液と低分子量子メチロー
ルフェノール樹脂水溶液の混合ワニスに浸漬し、乾燥し
、プレスして銅張積層板を得た。この積層板の特性を第
1表に示した。
実験例3゜ エビコー) #1001 (シェル化学社製エポキシ樹
脂)80g、エビコー) #828 (シェル化学社製
エポキシ樹脂)2(1、ジシアンジアミド4I。
ベンジルジメチルアミン0.3.9、アセトン2011
を混ぜ合わせ均一な分散液となした後、ポリオキシエチ
レンノニルフェノールエステル系ノニオン界面活性剤1
9及び鹸化度82.5%、重合度1100の部分鹸化ポ
リビニルアルコールの30%水溶液1011を添加し、
攪拌乳化し、更に水120g  を添加し希釈した。
以下、実験例2で用いたと同じ処理紙を、実験例1と同
様な方法により上記乳濁液に低分子量子メチロールフェ
ノール樹脂水溶液を添加した混合ワニスに浸漬し、乾燥
し、プレスして銅張積層板を得た。この積層板の特性を
第1表に示した。
一方実験例3において、水に代えてメチルセロソルブ4
011メテルエtルケトン801を用い溶液状となした
他は実験例3と全く同様な方法により銅張積層板を得た
。この積層板の特性を第1表−に示した。
第1表に示す様に、積層板42.5.8.11は、本発
明の吸水度が60〜160w′10m1nで、湿潤強度
が0.3〜3.0Ky/15mの処理紙を使用している
ため、熱硬化性水性樹脂の含浸性が良くなるものと考え
られ、この為積層板としての電気的、機械的緒特性が優
れると共に、紙の湿潤強度が強い為に紙切れがないはか
りでなく、樹脂含浸作業中の水性樹脂の水分による繊維
の膨潤に基因する歪が小さくなるものと考えられ、この
為積層板としての反り、捩れの小さな、寸法安定性の優
れた積層板となったものと思はれる。また、これ等積層
板は、本発明の鹸化度が75〜95mole%で、重合
度が200〜2200のポリビニルアルコールを主成分
としてなる乳化剤を使用しているため、熱硬化性水性樹
脂の乳化安定性が優れると共に、紙に対するなじみ性が
優れるものと考えられ、この為に樹脂が均一に深く浸透
し、積層板としての電気的、機械的緒特性が優れたもの
となったものと思はれる。
積層板層1は、紙の湿潤強度が弱い為に、樹脂の塗布含
浸作業中の機械的応力で歪むものと考えられ、この為積
層板となっては反り、捩れが発生し、寸法安定性が低下
したものと思はれる。
積層板層3は、紅の湿潤強度を強くする為に多眼の紙力
増強剤を添加した為、フェノール樹脂本来の特性が弱め
られたものと考えられ、この為積層板としての電気的、
機械的緒特性が低下したものと思はれる。
積層板/I64は、吸水度が小さい為に水性樹脂の含浸
性が低くなるものと考えられ、この為積層板としての電
気的、機械的緒特性が低くなったものと思はれる。
積層板層6は、吸水度が大きすぎる為に水性樹脂の水分
による紙繊維の著しい膨潤がおこり、その歪が積層板の
反り、捩れを発生したものと考えられ、この為寸法安定
性を低下せしめたものと思はれる。
積層板/167は、乳化剤の鹸化度が小さく親水性が低
い為に、これを用いた水性樹脂は親水性の高い紙繊維に
なじめず、含浸が悪くなるもの、と考えられ、この為積
層板としての緒特性が低下したものと思はれる。
積層板/I69は、乳化剤の鹸化度が高すぎて親水性が
強すぎる為に、熱硬化性樹脂の乳化には余り適当ではな
いものと考えられ、この為乳化安定性が劣り、よって紙
に不均一に塗布される為に含浸ムラが生じ、積層板とし
ての性能がばらつき、使用できなかったものと思はれる
積層板層10は、乳化剤の分子量が小さすぎて乳化力か
弱すぎる為に、熱硬化性樹脂の乳化には余り適当ではな
いものと考えられ、この為積層板層9と同様のムラを生
じたものと思はれる。
積層板l612は、乳化剤の分子量が大きすぎて粘度が
高い為に、これを用いた水性樹脂の紙に対するしみ込み
性、なじみ性が悪くなるものと考えられ、この為含浸が
悪く、積層板としての緒特性が低下したものと思はれる
積層板層13と14は、樹脂分散媒として水を使用した
場合と有機溶剤を使用した場合を比較したもので、紙に
対する含浸性は水の方が優れている為、積層板としたも
のも水性樹脂の方が優れているものと考えられ、電気的
、機械的緒特性だけでなく、釣銭加工性も寸法安定性も
優れたものとなったのだと思はれる。更には有機溶剤に
比し水は引火性がなく、経済的に安く、作業上、衛生上
も5安全であり優れたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 湿潤強度が0.3〜3.0 KF/15 m!@で、吸
    水度が60〜160w%/10 minの特性を有する
    繊維素系紙を基材とし、該基材に有機溶剤をθ〜60 
    wt rik含有した水を分散媒とし、鹸化度が75〜
    95 mole%で、重合度が200〜2200のポリ
    ビニルアルコールを主成分としてなる乳化剤で乳化した
    熱硬化性水性樹脂を含浸し、乾燥後加熱加圧する事を特
    徴とする積層板の製造方法。
JP10684682A 1982-06-23 1982-06-23 積層板の製造方法 Pending JPS58224747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4606951A (en) * 1984-01-17 1986-08-19 Kohjin Co., Ltd. Water-resisting and oil-resisting laminated sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4606951A (en) * 1984-01-17 1986-08-19 Kohjin Co., Ltd. Water-resisting and oil-resisting laminated sheet

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