JPS58224680A - 粉体による清酒の醸造法 - Google Patents
粉体による清酒の醸造法Info
- Publication number
- JPS58224680A JPS58224680A JP57107677A JP10767782A JPS58224680A JP S58224680 A JPS58224680 A JP S58224680A JP 57107677 A JP57107677 A JP 57107677A JP 10767782 A JP10767782 A JP 10767782A JP S58224680 A JPS58224680 A JP S58224680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- sake
- brewing
- fermentation
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は清酒の醸造において、粉本の揚米を使用する清
酒の醸造方法、特に米を生の場合および/またはα化す
る場合少なくとも仕込む前に一度以上粉砕して得た米粉
を揚米として使用することおよび発酵初期の汲水歩合を
少なくとも6倍に増加させることを特徴とする清酒の醸
造方法に関する。
酒の醸造方法、特に米を生の場合および/またはα化す
る場合少なくとも仕込む前に一度以上粉砕して得た米粉
を揚米として使用することおよび発酵初期の汲水歩合を
少なくとも6倍に増加させることを特徴とする清酒の醸
造方法に関する。
米が不足した時代に酒造原料または製麹原料の神
代用として酒米の精白の際に副生ずる白粧を用いること
が提案されたが、これを清酒の醸造に用いると、製成酒
の味は渋辛く、色が濃くなって品へ□ 質があまりよくないので、−その後は全く利用されてい
ない。またこれまでに米を粉砕して酒母、麹および酒を
造ることが試みられたが、詳細な検討がなされていない
。
が提案されたが、これを清酒の醸造に用いると、製成酒
の味は渋辛く、色が濃くなって品へ□ 質があまりよくないので、−その後は全く利用されてい
ない。またこれまでに米を粉砕して酒母、麹および酒を
造ることが試みられたが、詳細な検討がなされていない
。
本発明者らは、米粒を蒸きようして蒸米とし、これを揚
米として使用する従来の清酒の醸造方法についで再検討
した結果、従来の清酒の醸造には次のような欠点がある
ことを見出した。
米として使用する従来の清酒の醸造方法についで再検討
した結果、従来の清酒の醸造には次のような欠点がある
ことを見出した。
(1)米粒内部の伝熱性が悪いので加熱や冷却の効率が
あまり良くない。
あまり良くない。
(2) M菌の酵素作用が米粒の中心部まで及びにく
い。このために米粒の中心部のデン粉は酵素作用を受け
る前に老化し、その結果、粕が多くなる。
い。このために米粒の中心部のデン粉は酵素作用を受け
る前に老化し、その結果、粕が多くなる。
本発明者らは、酒造原料を少なくとも仕込む前に一度以
上粉砕するとデン粉質の溶解が促進され、□ 原料の利用率が向上し、粕歩合が低下することを見出し
、本発明を完成するに到ったものである。
上粉砕するとデン粉質の溶解が促進され、□ 原料の利用率が向上し、粕歩合が低下することを見出し
、本発明を完成するに到ったものである。
本発明の目的は製成酒の品質を損なうことなく原料利用
率を向上さ吐うる清酒の醸造方法を提供することにある
。
率を向上さ吐うる清酒の醸造方法を提供することにある
。
本発明のもう一つの目的は原料利用率を向上ししかも円
滑な発酵を行なわせることができる清酒の醸造方法を提
供することにある。
滑な発酵を行なわせることができる清酒の醸造方法を提
供することにある。
本発明のもう一つの他の目的は原料の利用率を向上し、
円滑な発酵を行なわせることができる上に、従来の清酒
と同じアルコール濃度を保持することができる清酒の醸
造方法を提供することにある。
円滑な発酵を行なわせることができる上に、従来の清酒
と同じアルコール濃度を保持することができる清酒の醸
造方法を提供することにある。
本発明は粉体の揚米を使用する清酒の醸造方法である。
本発明の清酒の醸造に使用する粉体の揚米は次のいず゛
れであってもよい。
れであってもよい。
(1)生米を粉砕して得た米粉。
0) 生米を浸漬して粉砕して得た浸漬米粉。
(ろ)(1)および(2)の米粉を蒸きようして得た蒸
きよう米粉。
きよう米粉。
(4) (3)の蒸きよう木粉を熱風、アルコールま
たは他の乾燥手段によって乾燥して得た乾燥蒸きよう米
粉。
たは他の乾燥手段によって乾燥して得た乾燥蒸きよう米
粉。
(5) (4)の乾燥蒸きよう米粉をさらに粉砕して
得た米粉。
得た米粉。
(6)生米を蒸きようしてα化した後、α化された状態
のま\で乾燥しくたとえばアルコールによる脱水、また
は高温状態での乾燥)、粉砕して得た糊化米粉。
のま\で乾燥しくたとえばアルコールによる脱水、また
は高温状態での乾燥)、粉砕して得た糊化米粉。
(7)その他の手段によって得た各種の米粉。
粉体の揚米の粉末度はなるべく細かいものがよい。通常
は16メツシユ以上、好ましくは62メツシュ以上さら
に好ましくは48メツシュ以上である。
は16メツシユ以上、好ましくは62メツシュ以上さら
に好ましくは48メツシュ以上である。
通常の清酒の醸造における標準的な籾温、仲添、留添の
みの汲水歩合は120−130%(総米換算)であるが
、一度以上粉砕したものを使用する場合、標準的な汲水
歩合では醪がコテコテと固まった状態になり、櫂を入れ
るのが不可能になり、米粒による醸造に比べて発酵の遅
れが目立つようになる。
みの汲水歩合は120−130%(総米換算)であるが
、一度以上粉砕したものを使用する場合、標準的な汲水
歩合では醪がコテコテと固まった状態になり、櫂を入れ
るのが不可能になり、米粒による醸造に比べて発酵の遅
れが目立つようになる。
このために本発明では、゛発酵の初期段階における汲水
歩合を増加させる。この場合その増加の割合は少なくと
も6倍にする必要がある。これによ1 って醪はコテコテした固まった状態にならず、発酵は円
滑に行なわれる。発酵の初期段階における汲水歩合を少
なくとも6倍に増加させると、そのために全体の汲水歩
合も増加するが、このために@成層のアルコール濃度は
若干低下することがある。最近は淡聞な清酒またはソフ
トなWI酒が好まれる傾向があるので、このような清酒
を所望する場合は、発酵の初期段階の汲水歩合を増加さ
せればよい。しかしながら、従来の清酒と同様のアルコ
ール濃□□□或いはそれば上のアルコール濃度をもつ清
酒を所望する場合は、発酵の初期段階に増加さげた汲水
量に見合う広の汲水量を発酵の終期段階の汲水量から差
引けばよい。
歩合を増加させる。この場合その増加の割合は少なくと
も6倍にする必要がある。これによ1 って醪はコテコテした固まった状態にならず、発酵は円
滑に行なわれる。発酵の初期段階における汲水歩合を少
なくとも6倍に増加させると、そのために全体の汲水歩
合も増加するが、このために@成層のアルコール濃度は
若干低下することがある。最近は淡聞な清酒またはソフ
トなWI酒が好まれる傾向があるので、このような清酒
を所望する場合は、発酵の初期段階の汲水歩合を増加さ
せればよい。しかしながら、従来の清酒と同様のアルコ
ール濃□□□或いはそれば上のアルコール濃度をもつ清
酒を所望する場合は、発酵の初期段階に増加さげた汲水
量に見合う広の汲水量を発酵の終期段階の汲水量から差
引けばよい。
本発明の清酒の醸造では原料の利用率が向上しているの
で、全体の汲水歩合を従来の標準の汲水歩合と同じにす
るだけで、従来の清酒よりもアルコール4夏の高い清酒
を造ることもできる。
で、全体の汲水歩合を従来の標準の汲水歩合と同じにす
るだけで、従来の清酒よりもアルコール4夏の高い清酒
を造ることもできる。
本発明者らは、先に粉体状の米を@麹原料として使用す
る製麹法の発明をした。(特願昭56−142151号
) 本発明の清酒の醸造における麹米とし′C1通常の粒体
麹を使用することができるのは勿論のことであるが、前
記の粉体状す米から造られた粉体麹または他の方法で造
られた粉体麹を使用することもできる。さらに液体麹を
使用するごともできる。
る製麹法の発明をした。(特願昭56−142151号
) 本発明の清酒の醸造における麹米とし′C1通常の粒体
麹を使用することができるのは勿論のことであるが、前
記の粉体状す米から造られた粉体麹または他の方法で造
られた粉体麹を使用することもできる。さらに液体麹を
使用するごともできる。
本発明において粉体碑す使用すると、粕歩合はさらに低
下し、酒化率もさらに向上することができる利点がある
。
下し、酒化率もさらに向上することができる利点がある
。
次に本発明の実施の一例を説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
の実施例に限定されるものではない。
実施例1
10時間、水に浸漬して充分に吸水させた白米(日本晴
、76%搗りを小型粉砕機で粉砕し、蒸ようした後、蒸
米を80°Cで12時間熱風乾燥し、さらに乾燥した蒸
米を小型粉砕機で48メツシユ篩を全量パスするまで粉
砕した。
、76%搗りを小型粉砕機で粉砕し、蒸ようした後、蒸
米を80°Cで12時間熱風乾燥し、さらに乾燥した蒸
米を小型粉砕機で48メツシユ篩を全量パスするまで粉
砕した。
仕込に際しては、これを水分37.5%に調整した。
このようにして得られた蒸米を揚米として使用する清酒
の醸造を行なった。麹米は常法による粒体麹を使用した
。
の醸造を行なった。麹米は常法による粒体麹を使用した
。
対照として従来の粉砕しない粒状の蒸米を使用すると共
に、発酵の初期段階の汲水歩合を調整することなく、清
酒の醸造を行なった。
に、発酵の初期段階の汲水歩合を調整することなく、清
酒の醸造を行なった。
発酵温度は籾温時;14°C1仲添時:10〜11°C
1留添時:8〜9°Cで、留添後は15°Cになるまで
1°C/1日の割合で昇温し、15°Cで一定温廣とし
た。
1留添時:8〜9°Cで、留添後は15°Cになるまで
1°C/1日の割合で昇温し、15°Cで一定温廣とし
た。
この実施例では、対照における発酵を円滑に行相対湿麿
95%濡変65℃・において36時間培養した。
95%濡変65℃・において36時間培養した。
(清酒の醸造)
実施例1の蒸米を粉砕したものを揚米とし、また前記の
粒体層を麹米として、実施例1と同様な条件下で清酒の
醸造を行なった。
粒体層を麹米として、実施例1と同様な条件下で清酒の
醸造を行なった。
仕込配合を第6表に、上槽酒の分析結束を第4麦に、ま
た発酵経過を第2図に示す。
た発酵経過を第2図に示す。
対照として、揚米として米粒を蒸きようして蒸米とし、
また麹米として米粒からつくった粒体層を使用しさらに
仕込配合は実施例1の対照と同様にして清酒を醸造した
。
また麹米として米粒からつくった粒体層を使用しさらに
仕込配合は実施例1の対照と同様にして清酒を醸造した
。
第6表 仕込配合
@4表 上槽酒の分析結果
実施例3
仕込配合を笥5奏のとおりとする以外は実施例1と同様
にして清酒の醸造を行なった。
にして清酒の醸造を行なった。
上1yWの分析結果を@6表に、また発酵経過を第6図
に示す。
に示す。
第5表 仕込配合
第6表 上槽酒の分析結果
第」図は実施例1における本発明と対照の発酵経過を、
第2図は実施例2における本発明と対照の発酵経過を、
また第3図は実施例3における本発明と対照の発酵経過
を示す。 図において 一△−△−は本発明の発酵経過であり、・・・0・・・
○・・・ は対照の発酵経過である。 出願人 大倉酒造株式会社 代理人 弁理士津1)昭 第1頁の続き 0発 明 者 斎藤義幸 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内 0発 明 者 山下正朋 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内 [相]発 明 者 大石薫 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内
第2図は実施例2における本発明と対照の発酵経過を、
また第3図は実施例3における本発明と対照の発酵経過
を示す。 図において 一△−△−は本発明の発酵経過であり、・・・0・・・
○・・・ は対照の発酵経過である。 出願人 大倉酒造株式会社 代理人 弁理士津1)昭 第1頁の続き 0発 明 者 斎藤義幸 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内 0発 明 者 山下正朋 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内 [相]発 明 者 大石薫 京都市伏見区南浜町247番地大 倉酒造株式会社内
Claims (6)
- (1)清酒の醸造において、米を生の場合および/また
はα化する場合少なくとも仕込む前に一度以上粉砕し2
て得た米粉を揚米として使用すること、および発酵初期
の浅水歩合を少なくとも6倍に増加させることを特徴と
する粉体による清酒の醸造方法。 - (2) 揚米として、α化された米を脱水した後粉砕
して得られた糊化米粉を使用することを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の方法。 - (3)揚米として、米および/または浸漬米を粉砕した
ものおよび/またはそれをα化したものおよび/または
それを脱水したものおよび/またはそれを粉砕したもの
を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の方法。 - (4)@米として、米を生の場合および/またはα化し
た場合、一度以上粉砕してから造った粉体麹全使用する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項および
第5項のいずれかに記載の方洪。 - (5)発酵初期の汲水歩合を少なくとも3倍に増加させ
、発酵終期の汲水歩合をそれに応じて減少させることを
特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かに記載の方法。 - (6)発酵初期が籾温時および/又は仲添時であり、発
酵終期が留添時であることを特徴とする特許請求の範囲
第5項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57107677A JPS58224680A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 粉体による清酒の醸造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57107677A JPS58224680A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 粉体による清酒の醸造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58224680A true JPS58224680A (ja) | 1983-12-27 |
JPH0249702B2 JPH0249702B2 (ja) | 1990-10-31 |
Family
ID=14465179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57107677A Granted JPS58224680A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | 粉体による清酒の醸造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58224680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58224679A (ja) * | 1982-06-24 | 1983-12-27 | Ookura Syuzo Kk | 粉体醸造法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10109649A (ja) * | 1996-10-07 | 1998-04-28 | Sugikuni Kogyo Kk | 牽引車 |
-
1982
- 1982-06-24 JP JP57107677A patent/JPS58224680A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58224679A (ja) * | 1982-06-24 | 1983-12-27 | Ookura Syuzo Kk | 粉体醸造法 |
JPS6351673B2 (ja) * | 1982-06-24 | 1988-10-14 | Getsukeikan Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249702B2 (ja) | 1990-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4594260A (en) | Process for producing nixtamalized corn flour | |
US4463022A (en) | Method of grinding and cooking whole grain | |
CN101389226A (zh) | 制备含有松蘑的豆酱的方法 | |
CN106616306A (zh) | 一种即食型乌发谷物主食料及其制作方法 | |
CN107034071A (zh) | 一种浓香型竹叶酒及其制备方法 | |
JPS58224680A (ja) | 粉体による清酒の醸造法 | |
US1334366A (en) | Corn-flour and method of making the same | |
JPS58224679A (ja) | 粉体醸造法 | |
JPS6134784B2 (ja) | ||
KR20150083337A (ko) | 솔잎을 이용한 발효액이 포함된 떡 제조방법 | |
CN109486582A (zh) | 高粱酒的酿制工艺 | |
CN109706026A (zh) | 一种芦笋大枣米酒及其制备方法 | |
CN106722058A (zh) | 一种即食型祛湿谷物片/粉及其制作方法 | |
KR20230138084A (ko) | 현미를 이용한 전통주 제조방법 | |
JPH0465670B2 (ja) | ||
CN106721978A (zh) | 一种薏苡大米粉及其生产方法 | |
JPS6047671A (ja) | 玄米清酒の製造法 | |
JPH06303927A (ja) | 乾燥即席粥の製造方法 | |
JPS6148911B2 (ja) | ||
JPH0238195B2 (ja) | ||
JP2007244249A (ja) | 穀類コーティング用の糖化液及び該糖化液のコーティング方法 | |
JPH0371108B2 (ja) | ||
JPS6211587B2 (ja) | ||
JPS59187774A (ja) | 低品位酒造原料米の品質改良法 | |
GB1121017A (en) | New brewing process and adjunct |