JPH0371108B2 - - Google Patents
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- JPH0371108B2 JPH0371108B2 JP56142151A JP14215181A JPH0371108B2 JP H0371108 B2 JPH0371108 B2 JP H0371108B2 JP 56142151 A JP56142151 A JP 56142151A JP 14215181 A JP14215181 A JP 14215181A JP H0371108 B2 JPH0371108 B2 JP H0371108B2
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Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、米を4〜150メツシユニ粉砕したも
のを、成形せずにそのまま原料として用いる製麺
法に関する。また本発明は、α化された米を脱水
乾燥した後、4〜150メツシユに粉砕して得た糊
化米粉を、成形せずにそのまま原料として用いる
製麹法に関する。また本発明は、米、および/ま
たは、浸漬米を4〜150メツシユに粉砕したもの、
および/または、それらをα化して4〜150メツ
シユに粉砕したものを、成形せずにそのまま原料
として用いる製麹法に関する。 〔従来技術とその課題〕 米が不足した時代に、製麹原料の代用として酒
米の精白の際に副生する白糖を用いることが提案
されたが、これを清酒の醸造に用いると、製成酒
の味は渋辛く、色が濃くなり、原料特有の香味が
あるので、その後は殆ど利用されていない。また
白糖は、既に50〜60%がα化されているが、まだ
不十分であることから、これに更に加水して蒸き
ようしなければならず、この加水の際に均一に加
水するのが非常に困難であるし、また、150メツ
シユ篩下のものがほとんどのため、その蒸きよう
か難しい。このため、製麹原料とするには熟練を
必要とする上に、蒸きようされたものは餅状にか
たまり以後の処理か困難で、酵素反応も受けにく
くなるとともに製麹しにくくなる。(例えば特開
昭51−1668号公報、特開昭52−7495号公報、特開
昭50−142793号公報) このような理由で、従来の清酒の醸造用の製麹
原料には、主として米粒を蒸きようした蒸米が用
いられてきた。 しかし、米粒を蒸きようした蒸米を原料とする
製麹法には次のような欠点がある。 (a) 米粒内部の伝熱性が悪いので、加熱や冷却の
効率か低下する。 (b) 水分の添加、および、除去に時間がかかり、
米粒自体の水分の均一化を図ることが難しい。 (c) 原料の輸送、移動が困難である。 (d) 麹菌が米粒の中心部まで繁殖しにくいので、
米粒の中心部は麹菌の持つ酵素による作用を受
け難い。このために米粒の中心部の澱粉は、酵
素作用を受ける前に老化し、その結果、粕が多
くなる。 本発明者らは、上記の諸点を改善するために
種々研究を行い、本発明の開発に成功したもので
ある。 〔課題を解決するための手段〕 従来技術の課題を解決する本発明の構成は、麹
の製造において、米を4〜150メツシユに粉砕し
たものを、成形せずにそのまま製麹原料として用
いる製麹法である。 〔作用〕 本発明の製麹法の原料としては、生米を粉砕し
たもの、および/または、それらをα化して粉砕
したもの。α化した米を粉砕したもののいずれを
も成形することなく、そのまま使用することがで
きる。 粉砕の程度は、一般的には4〜150メツシユ程
度(特に好ましいのは8〜100メツシユ)が好ま
しい。 本発明の製麹手段としては、次のいずれを用い
てもよい。 (a) 上記の原料処理で得られた成形しないそのま
まの米粉に、麹菌の胞子を混合し、加湿した後
常法により製麹する。 (b) 予め加湿した米粉を成形することなくそのま
まの状態で麹菌の胞子を混合した後、常法によ
り製麹する。 (c) 麹菌の胞子を懸濁した水で、成形しないその
ままの米粉を加湿した後、常法によつて製麹す
る。 いずれの製麹法でも、水分含量は従来の粒体の
製麹と同様に、絶対水分30〜40%の範囲で、特に
37%程度が良い。 〔発明の効果〕 上述のように本発明の製麹法によれば、次のよ
うな効果が得られる。 (a) 米粉による製麹は、粒体、および/または、
粉体の塊などによる従来技術の製麹と比較し
て、水分の均一化が図りやすいとともに、中心
部なでの菌体の増殖が速やかで、攪拌が容易に
できるため、品質の管理がやり易く、短時間で
品質の一定した麹をつくることができる。 (b) また、同じ時間での製麹では、粉体麹の酵素
力価は粒体麹に比べて最高60%程度高くなるの
で、清酒の醸造に必要とする麹の量をある程度
減少させることができる。このため、製麹装置
を小型にすることができるといる利点がある。 (c) 従来法により得られる粒体麹では、麹菌が米
粒の中心部まで入り込まないので、中心部分の
澱粉は製麹中に老化し始めるが、粉体麹の場合
はすべての部分に麹菌が入り込んでいるので、
澱粉の老化が起こる前に酵素作用を受ける。こ
のために澱粉の利用率が向上する。 (d) 更に、従来技術による粒体麹と比較して、本
発明の澱粉麹は水分の除去が容易であるため
に、麹の水分含量が15%以下になるよに低温
(たとえば50℃以下)で脱水するか、アルコー
ルなどによつて脱水するか、あるいは、真空乾
燥(凍結乾燥)によつて簡単に脱水することが
でき、麹の長期保存ができるようになる。これ
は清酒醸造の近代化、合理化に大きく貢献す
る。 (e) 本発明により得られた粉体麹は、清酒醸造に
おいて、従来の粒体麹と同様に使用することが
できる。この場合、掛米として米粉を用いると
原料溶解率は一層向上する。 (f) 清酒の醸造(たとえば酒母、および、醪の製
造)に本発明の粉体麹を用いる場合、汲水の量
がすくないと、ダンゴ状になることがあるが、
このときは仕込水に少量のα−アミラーゼを加
えることによつてそれを簡単に防止することが
できる。 このようにすれば、澱粉の溶解、糖化、およ
び、発酵が順調に進行する。 (g) 本発明は成形の必要がないことから、大巾な
省力化を図ることができ、加えて、酵素力価も
高いことから、麹使用量も大巾に削減できコス
トダウンが図れるなどの経済的効果も大きい。 〔実施例 1〕 従来の蒸米をアルコール脱水して、これを粉体
にしたもの(8メツシユ篩下)各100g(水分14
%)に、市販の種麹菌各175mlを加え良く混合攪
拌した。それぞれ水に26,37,48mlを添加し良く
攪拌した後、絶対水分32,37,42%に調整した。
相対湿度95%、品温35℃で20時間培養した後、切
返した。切返し後38〜39℃で22時間培養して出麹
した。麹中の酵素力価の測定結果が第1表の通り
である。
のを、成形せずにそのまま原料として用いる製麺
法に関する。また本発明は、α化された米を脱水
乾燥した後、4〜150メツシユに粉砕して得た糊
化米粉を、成形せずにそのまま原料として用いる
製麹法に関する。また本発明は、米、および/ま
たは、浸漬米を4〜150メツシユに粉砕したもの、
および/または、それらをα化して4〜150メツ
シユに粉砕したものを、成形せずにそのまま原料
として用いる製麹法に関する。 〔従来技術とその課題〕 米が不足した時代に、製麹原料の代用として酒
米の精白の際に副生する白糖を用いることが提案
されたが、これを清酒の醸造に用いると、製成酒
の味は渋辛く、色が濃くなり、原料特有の香味が
あるので、その後は殆ど利用されていない。また
白糖は、既に50〜60%がα化されているが、まだ
不十分であることから、これに更に加水して蒸き
ようしなければならず、この加水の際に均一に加
水するのが非常に困難であるし、また、150メツ
シユ篩下のものがほとんどのため、その蒸きよう
か難しい。このため、製麹原料とするには熟練を
必要とする上に、蒸きようされたものは餅状にか
たまり以後の処理か困難で、酵素反応も受けにく
くなるとともに製麹しにくくなる。(例えば特開
昭51−1668号公報、特開昭52−7495号公報、特開
昭50−142793号公報) このような理由で、従来の清酒の醸造用の製麹
原料には、主として米粒を蒸きようした蒸米が用
いられてきた。 しかし、米粒を蒸きようした蒸米を原料とする
製麹法には次のような欠点がある。 (a) 米粒内部の伝熱性が悪いので、加熱や冷却の
効率か低下する。 (b) 水分の添加、および、除去に時間がかかり、
米粒自体の水分の均一化を図ることが難しい。 (c) 原料の輸送、移動が困難である。 (d) 麹菌が米粒の中心部まで繁殖しにくいので、
米粒の中心部は麹菌の持つ酵素による作用を受
け難い。このために米粒の中心部の澱粉は、酵
素作用を受ける前に老化し、その結果、粕が多
くなる。 本発明者らは、上記の諸点を改善するために
種々研究を行い、本発明の開発に成功したもので
ある。 〔課題を解決するための手段〕 従来技術の課題を解決する本発明の構成は、麹
の製造において、米を4〜150メツシユに粉砕し
たものを、成形せずにそのまま製麹原料として用
いる製麹法である。 〔作用〕 本発明の製麹法の原料としては、生米を粉砕し
たもの、および/または、それらをα化して粉砕
したもの。α化した米を粉砕したもののいずれを
も成形することなく、そのまま使用することがで
きる。 粉砕の程度は、一般的には4〜150メツシユ程
度(特に好ましいのは8〜100メツシユ)が好ま
しい。 本発明の製麹手段としては、次のいずれを用い
てもよい。 (a) 上記の原料処理で得られた成形しないそのま
まの米粉に、麹菌の胞子を混合し、加湿した後
常法により製麹する。 (b) 予め加湿した米粉を成形することなくそのま
まの状態で麹菌の胞子を混合した後、常法によ
り製麹する。 (c) 麹菌の胞子を懸濁した水で、成形しないその
ままの米粉を加湿した後、常法によつて製麹す
る。 いずれの製麹法でも、水分含量は従来の粒体の
製麹と同様に、絶対水分30〜40%の範囲で、特に
37%程度が良い。 〔発明の効果〕 上述のように本発明の製麹法によれば、次のよ
うな効果が得られる。 (a) 米粉による製麹は、粒体、および/または、
粉体の塊などによる従来技術の製麹と比較し
て、水分の均一化が図りやすいとともに、中心
部なでの菌体の増殖が速やかで、攪拌が容易に
できるため、品質の管理がやり易く、短時間で
品質の一定した麹をつくることができる。 (b) また、同じ時間での製麹では、粉体麹の酵素
力価は粒体麹に比べて最高60%程度高くなるの
で、清酒の醸造に必要とする麹の量をある程度
減少させることができる。このため、製麹装置
を小型にすることができるといる利点がある。 (c) 従来法により得られる粒体麹では、麹菌が米
粒の中心部まで入り込まないので、中心部分の
澱粉は製麹中に老化し始めるが、粉体麹の場合
はすべての部分に麹菌が入り込んでいるので、
澱粉の老化が起こる前に酵素作用を受ける。こ
のために澱粉の利用率が向上する。 (d) 更に、従来技術による粒体麹と比較して、本
発明の澱粉麹は水分の除去が容易であるため
に、麹の水分含量が15%以下になるよに低温
(たとえば50℃以下)で脱水するか、アルコー
ルなどによつて脱水するか、あるいは、真空乾
燥(凍結乾燥)によつて簡単に脱水することが
でき、麹の長期保存ができるようになる。これ
は清酒醸造の近代化、合理化に大きく貢献す
る。 (e) 本発明により得られた粉体麹は、清酒醸造に
おいて、従来の粒体麹と同様に使用することが
できる。この場合、掛米として米粉を用いると
原料溶解率は一層向上する。 (f) 清酒の醸造(たとえば酒母、および、醪の製
造)に本発明の粉体麹を用いる場合、汲水の量
がすくないと、ダンゴ状になることがあるが、
このときは仕込水に少量のα−アミラーゼを加
えることによつてそれを簡単に防止することが
できる。 このようにすれば、澱粉の溶解、糖化、およ
び、発酵が順調に進行する。 (g) 本発明は成形の必要がないことから、大巾な
省力化を図ることができ、加えて、酵素力価も
高いことから、麹使用量も大巾に削減できコス
トダウンが図れるなどの経済的効果も大きい。 〔実施例 1〕 従来の蒸米をアルコール脱水して、これを粉体
にしたもの(8メツシユ篩下)各100g(水分14
%)に、市販の種麹菌各175mlを加え良く混合攪
拌した。それぞれ水に26,37,48mlを添加し良く
攪拌した後、絶対水分32,37,42%に調整した。
相対湿度95%、品温35℃で20時間培養した後、切
返した。切返し後38〜39℃で22時間培養して出麹
した。麹中の酵素力価の測定結果が第1表の通り
である。
常法による蒸米を80℃で16時間乾燥した後、粒
度が8メツシユ篩下になるように粉砕したもの
300gに種もやし0.6gを加えて、よく混合し次に
水150mlを添加して均一に攪拌した。 この時の水分含量は37%であつた。このものを
相対湿度95%、室温35℃の恒温器に入れて培養を
行い、培養20時間後に手入れをし、更に、温度を
38℃に上げて培養を続け、10時間後に再手入れを
行い、培養42時間後に出麹した(No.1)。 同様に、乾燥した蒸米に水分を加えて絶対水分
37%に調整して製麹したものをNo.2(対照)、ま
た、未処理の蒸米を同様に製麹したもの(水分含
量37%)をNo.3(対照)とし、酵素力価を比較し
たものが第2表である。 No.2,No.3と比較てNo.1は全ての酵素力価が高
く、粉体を原料とするものは有利である。また、
香りについても三者とも変わりはなく優良な麹と
なつた。続いてNo.1の麹を水分15%以下になるよ
うに乾燥したのち、20℃の恒温器中で3ヶ月保存
した。その力価の変化を調べたのが第3表であ
る。
度が8メツシユ篩下になるように粉砕したもの
300gに種もやし0.6gを加えて、よく混合し次に
水150mlを添加して均一に攪拌した。 この時の水分含量は37%であつた。このものを
相対湿度95%、室温35℃の恒温器に入れて培養を
行い、培養20時間後に手入れをし、更に、温度を
38℃に上げて培養を続け、10時間後に再手入れを
行い、培養42時間後に出麹した(No.1)。 同様に、乾燥した蒸米に水分を加えて絶対水分
37%に調整して製麹したものをNo.2(対照)、ま
た、未処理の蒸米を同様に製麹したもの(水分含
量37%)をNo.3(対照)とし、酵素力価を比較し
たものが第2表である。 No.2,No.3と比較てNo.1は全ての酵素力価が高
く、粉体を原料とするものは有利である。また、
香りについても三者とも変わりはなく優良な麹と
なつた。続いてNo.1の麹を水分15%以下になるよ
うに乾燥したのち、20℃の恒温器中で3ヶ月保存
した。その力価の変化を調べたのが第3表であ
る。
【表】
常法による蒸米を80℃で16時間乾燥した後、粒
度が8メツシユ篩下になるように粉砕した。これ
を実施例2と同様な方法によつて製麹て粉体麹を
得た。(No.1) 常法による蒸米を80℃で16時間乾燥したものを
実施例2と同様な方法によつて製麹て粒体麹を得
た。(No.2) 対照として従来法による麹を使用した。(No.3) それぞれの麹120gに55℃に加湿した水360mlを
加えて、55℃で6時間糖化して糖化液を得た。 麹の酵素力価、および、糖化液の分析結果を第
4表、および、第5表に示す。
度が8メツシユ篩下になるように粉砕した。これ
を実施例2と同様な方法によつて製麹て粉体麹を
得た。(No.1) 常法による蒸米を80℃で16時間乾燥したものを
実施例2と同様な方法によつて製麹て粒体麹を得
た。(No.2) 対照として従来法による麹を使用した。(No.3) それぞれの麹120gに55℃に加湿した水360mlを
加えて、55℃で6時間糖化して糖化液を得た。 麹の酵素力価、および、糖化液の分析結果を第
4表、および、第5表に示す。
【表】
実施例2の方法でつくつた粉体の麹と、従来の
蒸米でつくつた麹(対照)のグルクアミラーゼの
力価レベルが同じ(44U/g−白米)になるよう
に、麹歩合を変え、掛米は両方とも従来の蒸米を
使用して添時に乳酸(75%)0.9ml、初発時の酵
母数ず2×108/mlになるように協会7号酵母を
添加して、15℃で発酵させた。 麹の酵素力価を第6表、仕込配合を第7表、仕
込んでの酵素レベルを第8表、および、上槽酒の
分析結果を第9表に示す。
蒸米でつくつた麹(対照)のグルクアミラーゼの
力価レベルが同じ(44U/g−白米)になるよう
に、麹歩合を変え、掛米は両方とも従来の蒸米を
使用して添時に乳酸(75%)0.9ml、初発時の酵
母数ず2×108/mlになるように協会7号酵母を
添加して、15℃で発酵させた。 麹の酵素力価を第6表、仕込配合を第7表、仕
込んでの酵素レベルを第8表、および、上槽酒の
分析結果を第9表に示す。
【表】
【表】
【表】
精白米(日本種晴、精米歩合:73%)を10℃で
12時間浸漬後水切りしたもの(生の粒体)、同じ
精白米を粉砕したもの(生の粉体)、および、従
来の蒸米(対照)の夫々40gに市販の種麹菌80mg
を加え、良く混合攪拌した後、相対湿度95%品温
35℃で20時間培養後切返した。切返後は39〜40℃
で22時間培養して出麹した。出麹の分析結果を第
10表に示す。
12時間浸漬後水切りしたもの(生の粒体)、同じ
精白米を粉砕したもの(生の粉体)、および、従
来の蒸米(対照)の夫々40gに市販の種麹菌80mg
を加え、良く混合攪拌した後、相対湿度95%品温
35℃で20時間培養後切返した。切返後は39〜40℃
で22時間培養して出麹した。出麹の分析結果を第
10表に示す。
【表】
生の粉体からつくられた麹は対照に比べα−ア
ミラーゼデ43%、グルクアミラーゼで66%高く、
酸性プロテアーゼは逆に低く、酸性カルボキシペ
プチダーゼはほぼ同じである。生の粒体からつく
られた麹は対照に比べα−アミラーゼ、酸性プロ
テアーゼは低いがグルクアミラーゼは強い。 状貌的には生の粒体からつくられた麹がやや遅
れ気味であつたが、出麹ではキノコ香が感じられ
た。
ミラーゼデ43%、グルクアミラーゼで66%高く、
酸性プロテアーゼは逆に低く、酸性カルボキシペ
プチダーゼはほぼ同じである。生の粒体からつく
られた麹は対照に比べα−アミラーゼ、酸性プロ
テアーゼは低いがグルクアミラーゼは強い。 状貌的には生の粒体からつくられた麹がやや遅
れ気味であつたが、出麹ではキノコ香が感じられ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 麹の製造において、米を4〜150メツシユに
粉砕したものを、成形せずにそのまま製麹原料と
して用いることを特徴とする製麹法。 2 製麹原料として、α化された米を脱水乾燥し
た後、4〜150メツシユに粉砕して得た糊化米粉
を、成形せずにそのまま用いることを特徴とする
特許請求の範囲第1項の製麹法。 3 製麹原料として、米、および/または、浸漬
米を4〜150メツシユに粉砕したもの、および/
または、それをα化して4〜150メツシユに粉砕
したものを、成形せずにそのまま用いることを特
徴とする特許請求の範囲第1項の製麹法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14215181A JPS5843784A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 製麹法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14215181A JPS5843784A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 製麹法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5843784A JPS5843784A (ja) | 1983-03-14 |
JPH0371108B2 true JPH0371108B2 (ja) | 1991-11-12 |
Family
ID=15308540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14215181A Granted JPS5843784A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 製麹法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843784A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02190180A (ja) * | 1989-01-19 | 1990-07-26 | Tokushima Seiko Kk | アルファー化米による製麹方法及び装置 |
KR20150001096A (ko) * | 2013-06-26 | 2015-01-06 | 대한민국(농촌진흥청장) | 복합 밀 누룩 및 그 제조방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50142793A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-17 | ||
JPS511668A (en) * | 1974-03-18 | 1976-01-08 | Harada Sangyo Kk | Komekojojinzomai no seizoho |
JPS527495A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-20 | Ichiro Sakakibara | Instant preparation of malted rice |
-
1981
- 1981-09-08 JP JP14215181A patent/JPS5843784A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS511668A (en) * | 1974-03-18 | 1976-01-08 | Harada Sangyo Kk | Komekojojinzomai no seizoho |
JPS50142793A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-17 | ||
JPS527495A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-20 | Ichiro Sakakibara | Instant preparation of malted rice |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5843784A (ja) | 1983-03-14 |
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