JPS58224636A - 動物害防除テ−プ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、動物舎防除テープに関するものである。さら
に詳しくは、電線ケーブル、信号ケーブル、通信機器、
ガス管などの屋外、屋内設備をねずみやりすなどの動物
害から保護するための防除テープに関するものである。

従来より、ねずみ、りすなどの動物害や虫害からの防除
剤として種々の薬品が用いられてきた。

薬品を単独で使用したもの、コンテナ、段ボールケーヌ
、箱、紐、ロープ、テープ等の包装資材に薬品を混入さ
せたもの、ＰＶＣ被覆電線に薬品を混入させたものなど
である。

このうち、粘着テープに使用した例としては、ＰＶＣテ
ープ基拐または粘着剤に防除薬品を混入したものがある
。この混入タイプは、防除薬品の量を多く入れないと効
果が少ないだけでなく、混入時に加熱されることによっ
て防除薬品が熱分解して防除効果がなくなるか極端に低
下し、さらに、この混入タイプは、通気性がないので防
除効果が少なく、しかも、雨水等によって表面が繰返し
接触されると、防除薬品が流されてしまうなどの欠点が
あった。

本発明は上述のような従来の欠点を改良するためになさ
れたもので、テープ基材には、通気性のあるものを使用
し、このテープ基材の少なくとも一方の面に、動物害防
除剤層を設けるかもしくはテープ基材の中に動物害防除
剤を含浸するとともに、粘着剤を塗布してなるものであ
る。

以下、本考案の一実施例としてねずみ防除テープの場合
を図面に基づいて説明する。

（１）はテープ基材で、このテープ基材（１）は７００
龍水柱以上では水を通すが、それより低い水圧では水を
通さず、かつ通気性を有する厚さ１１０μｍ程度のビニ
ロン織布からなる担体（２）と、この担体（２）の一方
の面に塗布され、７００１１水柱では水を通しそれより
低い水圧では水を通さず、かつ通気孔（３）を有するよ
うな背面剤（４）と、この通気孔（３）と背面剤（４）
の表面に塗布された撥水剤（５）仁からなっている。

前記担体（２）の他方の面にはねずみ防除剤を混合した
下塗剤（６）が塗布され、さらに、その外側面には粘着
剤が上塗剤（７）として約７０μｍの厚さに塗布されて
いる。前記薄膜の撥水剤（５）の外側面にはさらに薄膜
の離型剤（８）が塗布されている。

このような処理をしたねずみ防除テープ（９）は、第１
図に示すように、上塗剤（７）が内周に面するようにし
て芯材００）に巻付けられる。

前記テープ基材担体（２）、撥水剤（５）、背面剤（４
）、下塗剤（６）、離型剤（８）、上塗剤（７）の処理
は具体的にはそれぞれつぎのように行なわれた。

Ａ、担体（２）として用いたビニロン織布はつぎの通り
である。

厚さ；１１０μｍ 縦糸：太さ７０ｄ×繊度２５木×密度９３本／　Ｉｎｃ
ｈ横糸；太さ７０ｄ×繊度３０本×密度８０本／Ｉｎｃ
ｈＢ、撥水剤（５）（チパガイギー社製）の処理Ｃａｆ
ａｌｙｓｅｒ　　ＩもＢ　　　　２％と水　　　　　　
　　　　９２％とをもって作られた撥水剤（５）を固型
塗布量としてｏ、５ｆ／ｒｎ’塗布した。

Ｃ１背面剤（４）の処理 ブチルアクリレート　　９０％ とプロピルアクリノートおよびメチルメタアクリレート
１０％の重合物；二頭ネ・１（盲）を混合し、にて処理
された。

Ｄ、下塗剤（６）の処理 天然ゴム変成物　　　　　　　１００円人とコロネート
（日本ポリウレタンネ」−製）１００部と ねずみ防除剤（田辺製薬社製「ナラマイシン」）６部と
を混合し、 溶剤としてのトルエン（二て濃度１３２％（＝調整し、
これを固形塗布量　１５部ｍ’ｌ二て処理さｔｔた。

Ｅ、離型剤（８）の処理 沸素系離型剤（ダイキン工業社製ダイフリーＦｉ９−１
０７の３０倍希釈液）を用ｂ１、固型塗布量　　　　　
ｏ、ｏｚｙ／ａＥて処理さｉｔた。

Ｆ、上塗剤（７）の処理 天然ゴム　　　　　　１００川ニと 炭酸カルシウム　　　　　５０部と 粘着伺与テノしペン樹脂　　８０部と 加硫剤　　　　　　　　　　２部と 老化防止剤　　　　　　　　３部と 軟化剤　　　　　　　　　２０部を混合し、固型塗布量
　　　　　　　８０Ｉ７７１１２で塗布された。

前記実施例では、テープ基材担体（２）としてビニロン
織布を用いたが、これ以外の織布でもよく、また通気性
を有するものであれば、不織布、紙などであってもよい
。

前記実施、例では、テープ基材担体（２）に別（１撥水
処理を施こしたが、背面剤（４）またはテープ基材担体
（２）自体が撥水性を有すれば、撥水処理を省略するこ
とができる。

前記実施例では、テープ基材（１）にねずみ防除剤層を
設けるのに、下塗剤（６）の中に混入して塗布したが、
テープ基材担体（２）に含浸させてもよりへ〇前記実施
例では、ねずみ防除の場合を説明したが、それ以外の動
物害や虫害の防除に用いる場合、あるいは複数種類の動
物や虫の防除に用ｂ・る場合には、これらの目的に応じ
た防除剤を用いればよい。さらに、撥水剤（５）、背面
剤（４）、離型剤（８）、下塗剤（６）、上塗剤（７）
についても前記配合例に限られるものではないことは勿
論である。

本発明は上述のように構成したので、動物舎防除剤は、
テープの外側に露出しないので、テープを貼付した後で
も、雨水により動物舎防除剤が流出せず長期間の動物害
防除効−果がある。撥水性を有するテープ基材を用いれ
ばなおその効果が向上する。また、テープ基材は通気性
を有するので、動物舎防除剤の発散効果にすぐれ、動物
や虫などが容易に近づくことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による動物害防除テープの巻付けたとき
の正面図、第２図は同上拡大断面図である。 （１１・・・テープ基材、 （２）・・・テープ基材担体、 （３）・・・通気孔、 （４）・・・背面剤、 （５）・・・撥水剤、 （６）・・・下塗剤、 （７）・・・上塗剤、 （８）・・・離型剤、 （９）・・・動物害防除テープ、 （１０）・・・８月。 特許出願人　積水化学工業株式会社 同　上　大東産業株式会社

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）通気性を有するテープ基材の少なくとも一方の面
   に、動物害防除剤層を設けるかもしくはテープ基材の中
   に動物害防除剤を含浸するとともに、粘着剤を塗布して
   なることを特徴とする動物舎防除テープ。
2. （２）動物害防除剤が下塗剤に混合せしめられてなる特
   許請求の範囲第１項記載の動物舎防除テープ。
3. （３）通気性を有するテープ基材は撥水性を具備してな
   る特＃′ｆ請求の範囲第１項または第２項記載の動物舎
   防除テープ。
4. （４）　７００　ｗｓｙｓ水柱以上では水を通し、それ
   以下では水を通さないテープ基材な用いてなる特許請求
   の範囲第１項、第２項または第３項記載の動物舎防除テ
   ープ。