JPS5822348B2 - 間伐材の有効利用による建築用複合材料の製造方法 - Google Patents
間伐材の有効利用による建築用複合材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS5822348B2 JPS5822348B2 JP53120480A JP12048078A JPS5822348B2 JP S5822348 B2 JPS5822348 B2 JP S5822348B2 JP 53120480 A JP53120480 A JP 53120480A JP 12048078 A JP12048078 A JP 12048078A JP S5822348 B2 JPS5822348 B2 JP S5822348B2
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- JP
- Japan
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- thinned wood
- construction
- composite materials
- pieces
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- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、間伐材の分割面を有効に構成して、これに
発泡性合成樹脂の空隙充填性を利用することによって、
角材生産工程の短縮と木材の歩止り率の向上、さらに間
伐材の有効利用をはかった建築用複合材料の製造方法に
関する。
発泡性合成樹脂の空隙充填性を利用することによって、
角材生産工程の短縮と木材の歩止り率の向上、さらに間
伐材の有効利用をはかった建築用複合材料の製造方法に
関する。
間伐材が広く利用されない原因は、その経級が８ｃＩｒ
Ｌから１６ｃｒｒＬの小径木が大半を占めること、また
間伐材の性質は成熟材に比べ、割れ、ねじれ、反り、節
および含有樹脂分の滲出が大きいことが挙げられ、従っ
て間伐材を利用すると、これらの欠点を除去した製造方
法であるべきである。
Ｌから１６ｃｒｒＬの小径木が大半を占めること、また
間伐材の性質は成熟材に比べ、割れ、ねじれ、反り、節
および含有樹脂分の滲出が大きいことが挙げられ、従っ
て間伐材を利用すると、これらの欠点を除去した製造方
法であるべきである。
この発明は、間伐材を複合化する前に以下の加工を施こ
す。
す。
まず伐採した間伐材の表皮を剥がす。次に、これを従来
の乾燥技術に拘泥することなく生材から乾燥割れを無視
して、直接１００℃〜１５０℃の高温度により急速乾燥
し、短時間で適正含水率にする。
の乾燥技術に拘泥することなく生材から乾燥割れを無視
して、直接１００℃〜１５０℃の高温度により急速乾燥
し、短時間で適正含水率にする。
この剥皮乾燥した間伐材を何れも衝心を通して、２つ割
りあるいは４つ割りに鋸断する。
りあるいは４つ割りに鋸断する。
次に、分割した間伐材の構成方法、複合方法を第１図に
もとづいて説明する。
もとづいて説明する。
成形型の吸気口１０を有する内壁面９に２つ割りした間
伐材２の切断面を密着させ、残りの二内壁面には、希望
する樹種、紋様の化粧単板１を密着させる。
伐材２の切断面を密着させ、残りの二内壁面には、希望
する樹種、紋様の化粧単板１を密着させる。
あるいは、４つ割りの場合は成形型の口内壁面に切断面
のすべてを密着させる。
のすべてを密着させる。
次に締具３を固定した後に成形型内の分割した間伐材の
体積を除いた間隙部分４の体積量を計算する。
体積を除いた間隙部分４の体積量を計算する。
続いて、成形型の端面の蓋５を締具６によって固定し、
真空ポンプのホース７を吸引口８に取り付け、その成形
型内を減圧する。
真空ポンプのホース７を吸引口８に取り付け、その成形
型内を減圧する。
一方、発泡性合成樹脂を貯蔵した発泡機の吐出ガン１１
を注入口１２に取り付け、目標の減圧値で所定量の発泡
性合成樹脂を高圧吐出させる。
を注入口１２に取り付け、目標の減圧値で所定量の発泡
性合成樹脂を高圧吐出させる。
発泡性合成樹脂の吐出量は、さきに体積計算した量の範
囲で希望する建築用角材の規格、特性に応じて加減する
。
囲で希望する建築用角材の規格、特性に応じて加減する
。
吐出終了後は直ちに吸引口８および注入口１２を閉鎖し
樹脂の発泡硬化を待つ。
樹脂の発泡硬化を待つ。
硬化時間が経過したら締具３を緩め、一体化した角材を
取り出すことによって一連の製造過程は終了する。
取り出すことによって一連の製造過程は終了する。
以上の工程を経て成形した建築用複合材料は、間伐材の
直径と等辺の角材の製造が可能であり、その角材の側面
が柾目に構成されることにより、狂いが少なく、材料に
加わる曲げ応力の分散、剛性の向上を果たすとともに現
場施工時の釘打ち、切り込み、加工の緊結・保持力を増
加させる。
直径と等辺の角材の製造が可能であり、その角材の側面
が柾目に構成されることにより、狂いが少なく、材料に
加わる曲げ応力の分散、剛性の向上を果たすとともに現
場施工時の釘打ち、切り込み、加工の緊結・保持力を増
加させる。
さらに間伐材の半径方向に発生する欠点である割れ、抜
部跡が発泡性合成樹脂で充填されることにより、寸法の
安定化、強度の向上がみられ、従来の複合集成材製造方
法で間伐材を利用すると、材積歩走り率が３０係程度と
されていたが、本発明によって９０％以上に引き上げる
ことができる。
部跡が発泡性合成樹脂で充填されることにより、寸法の
安定化、強度の向上がみられ、従来の複合集成材製造方
法で間伐材を利用すると、材積歩走り率が３０係程度と
されていたが、本発明によって９０％以上に引き上げる
ことができる。
第１図は、建築用複合材製造の実施態様を示す一部切断
面図、第２図は実施例の斜視図で、間伐材を２つ割りま
たは４つ割りにして複合構成した、建築用複合材料であ
る。
面図、第２図は実施例の斜視図で、間伐材を２つ割りま
たは４つ割りにして複合構成した、建築用複合材料であ
る。
Claims (1)
- １ 剥皮乾燥した間伐材を衝心を通して２つ割りまたは
４つ割りして分割材とし、その分割材の平面を、断面が
方形で内壁面の幅が間伐材直径と等しいような成形型の
内壁面に密着させ、分割材の曲面と成形型で囲まれた空
隙部分に発泡性合成樹脂を発泡・充填して、一体化した
角材をうろことを特徴とする建築用複合材料の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53120480A JPS5822348B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 間伐材の有効利用による建築用複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53120480A JPS5822348B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 間伐材の有効利用による建築用複合材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5546962A JPS5546962A (en) | 1980-04-02 |
| JPS5822348B2 true JPS5822348B2 (ja) | 1983-05-09 |
Family
ID=14787206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53120480A Expired JPS5822348B2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 間伐材の有効利用による建築用複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5822348B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61270108A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-29 | 大塚化学株式会社 | 集成木材の製造方法 |
| JP6961871B2 (ja) * | 2017-05-17 | 2021-11-05 | 睦月電機株式会社 | 発泡接着接合体 |
| JP7241404B2 (ja) * | 2019-02-06 | 2023-03-17 | 公立大学法人秋田県立大学 | 薄板木材樹脂接合体 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS451235Y1 (ja) * | 1965-05-28 | 1970-01-20 | ||
| JPS474956U (ja) * | 1971-02-03 | 1972-09-13 | ||
| JPS53125323A (en) * | 1977-04-08 | 1978-11-01 | Kiyomi Ikejima | Structural member and making method thereof |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS564740Y2 (ja) * | 1972-12-25 | 1981-02-02 |
-
1978
- 1978-09-30 JP JP53120480A patent/JPS5822348B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS451235Y1 (ja) * | 1965-05-28 | 1970-01-20 | ||
| JPS474956U (ja) * | 1971-02-03 | 1972-09-13 | ||
| JPS53125323A (en) * | 1977-04-08 | 1978-11-01 | Kiyomi Ikejima | Structural member and making method thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5546962A (en) | 1980-04-02 |
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