JP7241404B2 - 薄板木材樹脂接合体 - Google Patents
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Description
2.薄板木材は繊維方向が揃ったものであって薄板木材と樹脂が繊維方向に接合され、又は、薄板木材は繊維方向が直交する板材を重ねたものであって薄板木材と樹脂が重ねたうちのいずれかの板材の繊維方向に接合され、該樹脂が薄板木材と樹脂の接合部から木材内部へ延びる無数の空隙へ貫入してなる薄板木材樹脂接合体。
3.薄板木材が、厚さ0.3mm以下の超薄板材を繊維方向が直交するように5~20層重ね合わせた厚さ2mm以下の薄板で、超薄板材間を接着する接着剤の使用重量合計が超薄板材重量合計の40%以下の薄板である、前記1又2の薄板木材樹脂接合体。
4.薄板木材が、湾曲部を有する形状である、前記1~3のいずれか1の薄板木材樹脂接合体。
5.薄板木材を、表裏両面が金型と密着するように金型内に配置した後、樹脂を金型へ射出し又は液状の成型材料を流し込み、樹脂を成形しつつ薄板木材へ接合することを特徴とする前記1~4のいずれか1の薄板木材樹脂接合体の製造方法。
6.空隙が、仮道管及び/又は導管に由来する空隙である前記1~5のいずれか1の薄板木材樹脂接合体。
7.薄板木材側面から木材内部へ人工空隙が形成され、樹脂が、該人工空隙へも貫入してなる、前記1の薄板木材樹脂接合体。
8.薄板木材と樹脂の接合部から木材内部へ延びる人工空隙が形成され、樹脂が、該人工空隙へも貫入してなる、前記2の薄板木材樹脂接合体。
9.薄板木材が板材を重ねたものであって、人工空隙が、重ねられた板材の最下層及び最上層を除くいずれか1又は2以上の板材に、スリットを設けることで形成される、前記8の薄板木材樹脂接合体。
10.板材のスリットが、板材の繊維方向と角度がつくように、かつ、垂直にはならないように、設けられた前記9の薄板木材樹脂接合体。
本発明では、薄板木材を金型内に配して樹脂を射出し、薄板木材側面と樹脂を接合する。使用する薄板木材は、無垢材、板を重ねて貼り合わせた木質材料、明確な繊維方向配列を持たない繊維板やパーティクルボードなど、仮道管や導管などによるミクロマクロな空隙を有するあらゆる木質材料を含む。樹種も問わない。板を重ねて貼り合わせた木質材料の場合、木の繊維方向は無垢材やLVL(Laminated veneer Lumber)のように揃っていてもよいし、合板のように直交していてもよい。また、薄板木材の形状は、典型的には表面(おもてめん)が長方形であるが、円形、三角形、台形などでもよく、特に制限はない。さらに、薄板木材は、例えば表面が長方形であれば縦横の長さに比べ厚みが薄い木材で、典型的には平板であるが、湾曲部があってもよい(例えば、図1)。
薄板木材には、製造工程で、樹脂との接合部分に射出圧がかかり得るので、これに耐えられる強度があれば好ましい。例えば、軽くて丈夫な、木質薄層多層成形体(Micro Multiple Plywood、以下MMP、特開2013-226680号)を使用することができる。MMPは、本発明の発明者である山内らが開発した、厚さ0.3mm以下の超薄板材を繊維方向が直交するように5~20層重ね合わせた厚さ2mm以下の薄板で、超薄板材間を接着する接着剤の使用重量合計が超薄板材重量合計の40%以下の薄板である。軽くて丈夫、そして接着剤の使用量が少ないことに特徴がある。さらにMMPを使用すれば、射出成形時の高温による寸法変化や、成型後の吸湿による寸法変化が少なく好都合である。
薄板木材の、繊維方向と垂直な面には、パイプの穴が並ぶような多数の空隙が存在する(図2)。この空隙は、針葉樹であれば主に仮道管、広葉樹であれば主に導管に相当し、繊維方向に接合部から木材内部へパイプのように延びている。また、明確な繊維方向配列を持たない木材は、ランダムにこの空隙が現れる。この多数の空隙へ射出成形などにより樹脂を貫入させることで、アンカー効果が生じ、木材と樹脂を十分な接合強度で接合することが可能となる。
アンカー効果をより発揮し、より高い接合強度を得るためには、繊維方向が明確である木材を使用すればより好ましく、繊維方向が揃っていれば木材の繊維方向に、直交していれば重ねた板材のうちのいずれかの繊維方向と同じ方向に接合するのが、より好ましい。ただし、この場合、接合の方向は繊維方向と厳密な一致を求めるものではない。
なお、貫入とは、樹脂が空隙部に入ることであるが、接合部から木材内部へ延びる空隙に樹脂が流入して硬化することで、硬化した樹脂は空隙部に入り込んで多列のスパイクあるいは多数のピンのような形状を形成する。
また、仮道管や導管に由来する木材内部へ延びる空隙の存在しない無垢材やLVL(Laminated Veneer Lumber)の木端(こば)側の側面には、当然ながら樹脂が貫入できないので、十分な接合強度で樹脂を接合できない。よって、MMPや合板を使用したほうが、全ての側面に樹脂を接合することができるので、薄板木材樹脂複合体の用途が大きく広がる。
薄板木材側面や接合部の形状は典型的には平面であるが、階段状、ホゾ状、ギザギザ状など、どんな形状でも構わない。
木材内部へ延びる際の方向は、無垢材、LVL、合板のように木材の繊維方向が存在する場合は、繊維方向と平行にしてもよいし、繊維方向と角度をつけてもよい。繊維方向と垂直に近づきすぎない程度に角度をつけて空隙を形成すれば、薄板木材自体の強度は低下する可能性があるが、薄板木材と樹脂の結合強度は大きくなる。角度をつけることで、繊維方向に延びる導管や仮道管の中の樹脂と人口空隙の中の樹脂が交差し、その交点で樹脂同士が結合して、空隙中に貫入した樹脂が薄板木材に、より絡まるので、結合強度が大きくなると考えられる。ただし、垂直にすると、薄板木材の強度が低下するだけでなく、繊維方向の揃う無垢材やLVLでは、繊維方向と垂直に切断したときに、切断面に、空隙が現れなくなってしまう。
板材にいれるスリットの数、形状、配置、方向に特に制限はないが、薄板木材に繊維方向がある場合、板材の繊維方向と垂直に切断したときに、どこで切断しても、樹脂が貫入できるように、空隙が現れるようにすると好ましい。繊維方向と平行に、あるいは垂直にならない程度に角度をつけてスリットを設け、このスリットを千鳥状に板材全面に設ければ、どこを切断しても空隙が現れやすくなるし、板材の強度低下を抑えることができる。ただし、垂直にすると、繊維方向の揃うLVLでは、繊維方向と垂直に切断したときに、空隙が現れなくなってしまう。
また、垂直に近づきすぎない程度に角度をつけて、スリットを設ければ前述のとおり、薄板木材自体の強度は低下するが、導管や仮道管の中の樹脂と結合し樹脂がより薄板木材に絡むようになって薄板木材と樹脂の接合強度は大きくなる。
さらに、上下で隣接する板材にスリットがあれば、上下の板材のスリットに貫入した樹脂がその接点で3次元的に結合し、樹脂と薄板木材の接合強度がより大きくなる可能性がある。
また、繊維方向と45度の角度をつけてスリットを設ければ、人工空隙の数を2倍にしつつ、X軸Y軸どちらに力がかかっても、異方性を生じないので特に好ましい。
使用する樹脂は、具体的には、ポリプロレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS)、ポリ乳酸(PLA)、ナイロン6(PA6)、などが挙げられる。
また、熱硬化性樹脂を使用することもできる。この場合、成形材料を金型内で高温加熱し硬化させる圧縮成型法、液状のプレポリマーまたは化合物を型に流し込み硬化する注型成形法で成形することができる。ここで、液状の成形材料を型に流し込む注型成形法は、空隙に樹脂が入り込みやすく、より好ましい。
使用する樹脂は具体的にはポリウレタン(PU)が挙げられる。
加えて言えば、この樹脂の収縮するときの圧力が、薄板木材と樹脂の接合強度を、より大きくしている可能性がある。
薄板木材を、繊維方向配列が明確でないものまたは薄板木材が繊維方向が直交する板材を重ねたものであるときは少なくとも表裏両面が金型と密着するように、繊維方向が揃ったものであるときは、好ましくは、さらに繊維方向左右も金型と密着させ、金型内に配置した後、樹脂を金型へ射出して、樹脂を成形しつつ薄板木材へ接合する。金型と密着していない側面から樹脂が木材の空隙部へ貫入し、薄板木材と樹脂が接合される。
<軽量化の評価>
薄板木材樹脂接合体を使用したスマートフォンケース及びスマートフォン筐体を製造した。薄板木材は杉材由来の木質薄層多層成形体(Micro Multiple Plywood、以下MMP)を使用した。このMMPは厚さ0.15mmのスギ単板を9層重ねたもの(9ply)を用いた。このMMPはスギ単板をレーザーで切り出し、フェノール樹脂接着剤を1接着層あたり10g/m2使用して製造した。
樹脂はスマートフォンケースではPU、筐体ではABSまたはPPを使用した。
ABS、PPでスマートフォンの筐体を製造するときは、まず、金型中央に、表裏面を金型に密着するようにして、MMPを配置した(図3)。ペレットを射出成型機へ投入し射出成型機から、スプール、ランナー、ゲートを経由して、金型内に、樹脂を射出し、薄板木材の4側面に射出圧をかけ、樹脂を成形しつつ接合した。このときの射出圧と樹脂温度を表1に示した。
PUでスマートフォンケースを製造するときは、ABS、PPのときと同様にMMPを配置し、2液混合・常温硬化型の低粘度PUを使い、金型に常温・常圧で注型、硬化させて成形した。この低粘度PUは極めて流動性が高く、MMP側面の空隙に容易に侵入することができると考えられる。
比較例として、樹脂単独で射出成形して、PU製のスマートフォンケース、ABS製の筐体、PP製の筐体を製造した。
射出成形後、それぞれの製品を金型からとりはずし、薄板木材樹脂接合体で製造した製品と樹脂単独の製品の重さを測定し、両者を比較した。その結果、樹脂単独の場合と比較して、薄板木材樹脂接合体で製造した製品は、20~40%程度軽量化できることがわかった(図4)。さらに、ABSとPPについては、上面のすべてでなく一部をMMPに置き換えたにとどまるので、すべてをMMPに置き換えればさらなる軽量化が可能となる。
<薄板木材樹脂複合体の接合強度の評価>
測定に供する薄板木材樹脂複合体の試験片を作成した。実施例1に準じて射出成形を行い、JIS K 7171に準じて、試験片を作成した。
JIS K 7171に準じて、薄板木材樹脂複合体の破断時あるいは降伏時の曲げ強さを測定した。
薄板木材樹脂複合体の接合部の曲げ強さの測定結果を表2に示した。また、これと比較するために今までに調べられているMMP単体の曲げ強さと樹脂単体の曲げ強さを示したた。これを見ると、接合部の曲げ強さは、MMP+PPで10~18Mpa、MMP+PA6で20~80Mpaであり、MMPの曲げ強さ25~150Mpaとほぼ同等で、十分な接合部の曲げ強さであった。PPでもPAでも、十分な接合強度を得ることができたが、MMP+PA6の接合部強度がより大きいのは、PA6自体の強度に加え、PA6はアミド基を有し極性が高く木材と親和性が高いためと考えられる。
<空隙の有無と接合強度の関係の評価>
スギ由来のMMPにマシニングセンタにより表面の凹凸をなくす処理を実施した空隙のないMMP(図5(a))、および、スギ由来のMMPで特に処理せず空隙を有するMMPをロット違いで2枚準備し(そのうちの1枚が図5(b))た。樹脂はPLA(ポリ乳酸)を用い、射出成形でMMPとPLAを接合した。ここで、MMP(Wood)は紙面と垂直な方向に超薄板材を重ねた状態である(図6右側の右側面図参照)。この接合体に長手方向の中央から-1mmの位置に木材側から、+1mmの位置に樹脂側から、切り欠きを境界面ギリギリまでの長さで入れ、試験片とした(図6)。
切り欠きを長手方向に引っ張り破断時のせん断強さを測定した。
空隙のないMMPを使用した薄板木材樹脂接合体は、せん断強さがほぼ0となる一方、空隙のある未加工のMMPを使用した薄板木材樹脂接合体は、十分なせん断強さを示し、さらに、ロット間では、空隙数が多い方が、せん断強さが大きくなった(図7)。よって、接合強度に効いてくるのは、化学的な接着力でなく、空隙部へ貫入した樹脂による物理的嵌合といえるとともに、薄板木材接合部の空隙数が多いほど、接合強度も大きくなることが分かった。
接合した、木材部分と樹脂部分を引きはがし、引きはがす様子と引きはがした後の樹脂部分表面を撮影した(図8)。写真から、木材の空隙部に、実際に、無数の樹脂が貫入していることが確かめられた。さらに実施例3の結果と合わせて、木材の空隙部に貫入した樹脂が接合強度に効いている可能性が高いことが分かった。
<スリットを付与したMMPを使用した薄板木材樹脂接合体の製造>
厚さ0.15mmのスギ・スライス単板を8枚用い、うち芯層部4枚に繊維方向と平行なスリットを千鳥状に付与した単板(図9A)を用いて、スリット入りの8層MMPを製造した(以下、平行スリット入りMMP)。さらに、繊維方向と45度のスリットを付与した単板(図9B)を用い、同様に、スリット入りの8層MMP(以下、45度スリット入りMMP)を製造した。スリットはレーザー加工で付与した。
スリットをいれないMMP(コントロール)、平行スリット入りMMP、45度スリット入りMMPの模式図と写真を図10A、B、Cに示した。写真の枠で覆われた部分が断面に現れた人工空隙である。参考までに、人工空隙よりかなり小さい、粒々のように見えるのが仮道管由来の空隙である。平行スリット入りMMPでは、単板の力学性能はほとんど損なわれないが、スリット付与された単板4枚のうち、空隙が現れる断面は加力方向に対し2枚にとどまる(図10B右写真)。一方で、45度スリット入りMMPは、木材繊維を分断することで、薄板木材の力学性能が低下する可能性があるが、単板4枚全てに、人工空隙が現れる(図10C右写真)。
次に、MMPとポリプロピレンを接合すべく、製造した厚さ約1mmのMMPを長方形に切り出し、射出成型用金型内に位置決めして配置し、射出成形を行った。射出成形は、射出温度190℃、射出速度30mm/s、保圧力20MPaで行った。このようにMMPとポリプロピレンを複合化して、薄板木材樹脂接合体(図11B)を製造した。
<スリットを付与したMMPを使用した薄板木材樹脂接合体の接合性能の評価>
複合化された薄板木材樹脂接合体から、幅約8mm、長さ約40mmの引張試験片(図11B左の写真)を切り出し(図11A点線)、引張試験にて接合性能の評価を行った。引張試験は、引張試験片の両端を掴んで長手方向に引っ張り、破断時の引張強さを測定しすることで行った。
結果を図12に示した。スリットのないコントロール(Control)と比較し、スリット入りMMP(平行スリット、45°スリット)は、優位に引張強度が大きくなった。さらに、引張強度のバラツキが小さくなる傾向を観察できた(Controlと、平行スリット、45°スリットのエラーバー参照)。また、平行スリット入りMMPと45度スリット入りMMPを比較すると、45度スリット入りMMPの方が、引張強度が強かった(図12)。
スリットをいれることで引張強度が向上したメカニズムを考察するために、人工空隙内における樹脂の配置予想図を示した(図13A、B)。引張強度が向上したのは、樹脂がスリットに侵入して、摩擦力によるアンカー効果が発現するとともに、スリット交点で各層の樹脂がつながることにより、木材の組織構造のみでは、ほぼ起こりえない網目構造による補強が効いている可能性がある。
また、45度スリットの引張強度が大きいのは、平行スリットでは、半分の層にしか人工空隙が現れないので(図10B)、人工空隙の影響が加力方向に対して1/2になるのに対し、45度スリットでは、全層に人工空隙が現れる(図10C)ので樹脂の貫入によるアンカー効果がより大きくなる上、前記した網目構造により、加力方向にV字にくさび効果を発現できることが効いている可能性がある。さらには、前述のとおり、人工空隙中の樹脂が仮道管中の樹脂と結合することで、より薄板木材に樹脂が絡まることも効いていると考えられる。
Claims (5)
- 薄板木材側面に樹脂を接合した薄板木材樹脂接合体で、
薄板木材は繊維方向が揃ったものであって薄板木材と樹脂が繊維方向に接合され、又は、薄板木材は繊維方向が直交する板材を重ねたものであって薄板木材と樹脂が重ねたうちのいずれかの板材の繊維方向に接合され、該樹脂が薄板木材と樹脂の接合部から木材内部へ延びる空隙へ貫入してなる薄板木材樹脂接合体。 - 薄板木材側面に樹脂を接合した薄板木材樹脂接合体であって該樹脂が該薄板木材側面から木材内部へ延びる空隙へ貫入してなる薄板木材樹脂接合体で、又は請求項1の薄板木材樹脂接合体で、
薄板木材が、厚さ0.3mm以下の超薄板材を繊維方向が直交するように5~20層重ね合わせた厚さ2mm以下の薄板で、超薄板材間を接着する接着剤の使用重量合計が超薄板材重量合計の40%以下の薄板である、薄板木材樹脂接合体。 - 薄板木材が、湾曲部を有する形状である、請求項1又は2の薄板木材樹脂接合体。
- 薄板木材を、表裏両面が金型と密着するように金型内に配置した後、樹脂を金型へ射出し又は液状の成型材料を流し込み、樹脂を成形しつつ薄板木材へ接合することを特徴とする請求項1~3のいずれか1の薄板木材樹脂接合体の製造方法。
- 空隙が、仮道管及び/又は導管に由来する空隙である請求項1~3のいずれか1の薄板木材樹脂接合体。
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