JPH0839690A - 樹脂との一体成形用化粧板及びその製造方法 - Google Patents

樹脂との一体成形用化粧板及びその製造方法

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Publication number
JPH0839690A
JPH0839690A JP6213138A JP21313894A JPH0839690A JP H0839690 A JPH0839690 A JP H0839690A JP 6213138 A JP6213138 A JP 6213138A JP 21313894 A JP21313894 A JP 21313894A JP H0839690 A JPH0839690 A JP H0839690A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
decorative board
back plate
integral molding
curved portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6213138A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oguri
隆 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGURI MOKKO KK
Original Assignee
OGURI MOKKO KK
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂と木質化粧板との一体成形において、よ
り正確に早く奇麗に一体成形が出来るための化粧板の製
造。 【構成】 表板1と裏板2間に不織布3を挾んで接着
し、裏板2に或は表板1途中まで細穴5をランダムに設
け、外形穴を抜いて成形後、凹溝7を曲部とする箇所の
裏板2裏面に一本或は数本を設けるか又は予備成形にて
曲部13とするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木質の化粧板と熱可塑性
樹脂を射出成形により一体化する樹脂との一体成形用化
粧板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物車輛等の内装用部材又は部品、電
化製品や家庭用或は事務用什器の部品は、軽量で複雑な
形状が容易に得られる合成樹脂製品が広い範囲で利用さ
れていた。そしてこの合成樹脂製品の表面に装飾用とし
て木材の木目を表した木質の化粧板を別箇に成形し、両
者を接着剤にて貼着するか或は樹脂製品に直接印刷して
いた。科学技術の発達に伴い、別体で成形して接着剤に
て貼着する従来の方法では、貼着に多大の労力と時間を
要し製品コストが高くなり接着剤の使用量によってはみ
出しや接着不充分による剥離などが生じ品質低下の原因
となる等の問題を少しでも解決すべく、樹脂の射出成形
時に木質の化粧板を一体成形するようになって来た。そ
して一体成形用に用いられる化粧板としては、木材の薄
い単板裏面に紙類を貼着したものや、単板を重ね合わせ
その間に紙やアルミニウム材などの挿入材を挿入したも
のを用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一体成形用に
用いる化粧板を製造するに当たって、単板と貼着材或は
単板と挿入材を熱プレスで圧縮して化粧板にするが、熱
プレス加工に非常に時間が掛り、量産をしようとすれば
時間当たりの生産量に見合った熱プレス用型を必要とす
る。又樹脂製品のコーナーに曲面が有る場合には、化粧
板をあらかじめ予備成形型にて成形しておかないと、射
出成形時に射出成形型に合わず図9に示す如くはみ出し
無理にセツトし樹脂を射出してもずれたり或は完全に曲
面に沿わなかったりして不良品の原因となるため必ず予
備成形型が必要である。このような前者及び後者は共に
生産コストを上昇させると共に生産性が悪く射出による
樹脂と化粧板との一体成形上非常に不都合を感じてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消するもので、木材の木目を有する薄板からなる
表板と薄板からなる裏板間に不織布を挾んで接着一体と
して合板としたもの、或は合板の表板表面に塗装又は樹
脂フイルムの貼着等による表面仕上を施して仕上層を設
けたものの裏板側より裏板まで、或は表板の途中まで細
穴をランダムにパンチング等にて設け、樹脂製品の貼着
箇所に合わせて外形及び穴を抜き、更に樹脂製品の貼着
面に沿うよう成形し、樹脂製品のコーナー等の曲面に合
わせて曲部を設ける裏板裏面に、曲部に直交する長手方
向に沿って一本或は数本の凹溝を穿設するか、或は凹溝
に変えて曲部を予備成形にて設けるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】樹脂にて一体成形すると、射出した樹脂は細穴
にも充填されるため強力に貼着し剥離しにくい状態とな
る。又、樹脂の射出成形の移動型への取付も、コーナー
曲面の予備成形或は凹溝によって、曲面になじみ、移動
型よりのはみ出しや位置ずれの心配がないため確実にセ
ットすることが出来る。そして各成形も射出成形型と同
一形状で簡便な別型のものを使用して行う。射出成形に
おける圧力は大きいのでパンチング等にて生じている表
板表面の凸突は押されることにより凹んで奇麗な平面と
なる。なお、パンチングなどによる細穴の穿設状態によ
っては、表板、不織布、裏板を同時に貼着して一体化す
るのではなく、裏板に細穴をパンチング等で明けてから
表板と不織布を挾んで一体化して合板とするようにして
も良い。
【0006】
【実施例】以下本発明の構成を机の引き出しに用いる場
合について説明する。 (実施例1)図中1は装飾用としての木目を現した木材
の薄板からなる表板であって、導管の大きい薄板からな
る裏板2と薄い不織布3を挾んで接着し合板4を形成し
ている。5は細穴であって、合板4の裏板2裏面側より
表板1の途中までランダムにパンチングにて設けてい
る。6は前記合板4を樹脂製品貼付部分の外形及び穴等
に合わせプレスにて抜いた後、貼付部分の外形曲面を樹
脂射出用成形型と同一形状の簡便な別型を利用して成形
した化粧板であって、曲部を設ける裏板2裏面に曲部に
直交する長手方向に沿って凹溝7を二本を平行に穿設し
ている。
【0007】樹脂と一体成形するには、化粧板6の表板
1を移動型8側にして移動型8にセットする。この時図
5に示す如く凹溝7によって化粧板6が曲がり移動型8
のコーナー曲面8aになじむため、化粧板6のセットが
確実に行えるので、固定型9に加圧しながら固定型9か
らの樹脂による射出一体成形をする。射出一体成形する
間、化粧板のずれは全く起こらなくコーナーの曲面にも
密着して奇麗に仕上がる。そして型内に射出された樹脂
は細穴5にも充填され樹脂との貼着をより強固にする。
又、パンチングによって表板1側に出ていた凸突は、射
出成形時の加圧によって押されて奇麗な平面となる。こ
のようにして樹脂と一体成形された化粧板6はそのまゝ
取付けても良いし、更に高級感を出して高級品とするた
めに化粧板6の表面にポリエステルの塗装等の表面仕上
げをしても良い。
【0008】(実施例2)図中10は化粧板であって、
表板1と細孔11をランダムに設けた裏板12とで不織
布3を挾んで接着し、樹脂製品貼付部分の外形及び穴等
に合わせプレスにて抜いた後、貼付部分の外形曲面及び
コーナーの曲部13を樹脂射出用成形型と同一形状の簡
便な別型を利用して予備成形したものである。使用に当
たっては実施例1と殆ど同じのため説明は省略する。た
ゞ曲面13が予備成形してあるので移動型へのセットは
非常に楽で確実に行え、ずれたりすることはない。
【0009】(実施例3)図中14はポリカボネートの
塗装又はアクリル樹脂フイルム等による表面仕上による
仕上層であって、不織布3を貼着した表板1表面に設け
ている。15は化粧板であって、細穴11をランダムに
穿設した裏板12を前記表面仕上14を施した表板1に
不織布3を挾んで設け、曲部に凹溝7を二本曲面に直交
する長手方向に沿って並設している合板とし、該合板よ
り打抜成形したものである。使用に当たっては実施例1
と殆ど同じのため説明は省略する。たゞ表面仕上を施し
仕上層14を設けたものであるが、樹脂との一体成形後
の表面仕上処理が不要となる点が異なる。
【0010】
【発明の効果】上述の如く本発明は、パンチング等にて
細穴を設けたことにより、射出された樹脂が細穴に充填
しより化粧板の貼着を強固にすると共に、木材の伸縮に
伴い塗装などの仕上面も伸縮して目やせを生じるが細穴
に充填することによって木材の伸縮を抑え目やせの発生
を防止する。又、切込溝或は予備成形による曲面へのな
じみを容易にしたことによって、射出成形型への化粧板
取付けが簡単で位置ずれやはみ出しがなく確実にセット
出来るため射出成形が奇麗に行うことが出来る。更に化
粧板貼着品でも樹脂のみの樹脂単体製品でも同一型での
製造が可能である。このような事によってコストを低下
させ仕上りをより美しく一定品質の量産が可能で非常に
経済的である等多くの特長を有し産業利用上非常に優れ
た発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の合板の斜視図である。
【図2】本発明実施例1の化粧板の斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明実施例1の成形状態図である。
【図5】図4のB部詳細拡大図である。
【図6】本発明実施例1の引き出前面に貼着した使用状
態図である。
【図7】本発明実施例2の化粧板の部分断面拡大図であ
る。
【図8】本発明実施例3の化粧板の部分断面拡大図であ
る。
【図9】従来の成形状態図である。
【符号の説明】
1 表板 2 裏板 3 不織布 4 合板 5 細穴 6 化粧板 7 凹溝 8 移動型 8a コーナー曲面 9 固定型 10 化粧板 11 細穴 12 裏板 13 曲部 14 仕上層 15 化粧板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 3/26 Z 7415−4F 21/08 E04F 13/08 A 9127−2E 13/10 A 9127−2E // B29K 105:08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の薄板からなる表板と裏板間に薄い
    不織布を挾んで接着して合板とし、合板の裏板側より細
    穴を裏板に或は表板途中までランダムに設け、樹脂製品
    の貼着箇所に合わせて外形及び穴を穿設し貼着面に沿う
    よう成形したことを特徴とする樹脂との一体成形用化粧
    板。
  2. 【請求項2】 樹脂製品のコーナー曲面に合わせて曲部
    を設ける裏板裏面に、曲部に直交する長手方向に沿って
    一本或は数本の凹溝を穿設した請求項1記載の樹脂との
    一体成形用化粧板。
  3. 【請求項3】 樹脂製品のコーナー曲面に合わせて予備
    成形にて曲部を設けた請求項1記載の樹脂との一体成形
    用化粧板。
  4. 【請求項4】 表板表面に塗装或は樹脂フイルムの貼着
    等による表面仕上を施した請求項1記載の樹脂との一体
    成形用化粧板。
  5. 【請求項5】 薄板からなる表板と裏板間に不織布を挾
    んで接着し、裏板側より裏板に或は表板の途中まで細穴
    をランダムに設け、貼着箇所に合わせて外形及び穴等を
    抜き、その後貼着面に合うよう成形し、樹脂製品コーナ
    ー曲面に合わせて曲部を設ける裏板裏面に、曲部に直交
    する長手方向に沿って一本或は数本の凹溝を穿設したこ
    とを特徴とする樹脂との一体成形用化粧板の製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂製品のコーナー曲面に合わせて曲部
    を予備成形するようにした請求項5記載の樹脂との一体
    成形用化粧板の製造方法。
  7. 【請求項7】 表板表面に塗装或は樹脂フイルムの貼着
    等の表面仕上を行うようにした請求項5記載の樹脂との
    一体成形用化粧板の製造方法。
JP6213138A 1994-08-02 1994-08-02 樹脂との一体成形用化粧板及びその製造方法 Pending JPH0839690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000424A1 (fr) * 2000-06-29 2002-01-03 P.W.F. Group Plaque predecoupee, permettant d'obtenir un volume, notamment un emballage, procede de fabrication d'une telle plaque, et emballage ainsi obtenu
JP2020124911A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 公立大学法人秋田県立大学 薄板木材樹脂接合体

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