JPH0485026A - 木質体を有する立体成形品及びその製造方法 - Google Patents

木質体を有する立体成形品及びその製造方法

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JPH0485026A
JPH0485026A JP2201622A JP20162290A JPH0485026A JP H0485026 A JPH0485026 A JP H0485026A JP 2201622 A JP2201622 A JP 2201622A JP 20162290 A JP20162290 A JP 20162290A JP H0485026 A JPH0485026 A JP H0485026A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
sheet
veneer
composite sheet
mold
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JP2201622A
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English (en)
Inventor
Isao Yoshimura
功 吉村
Hirohisa Yoshikawa
浩久 吉川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木質感を有する立体成形品及びその製造方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の木目模様を有するプラスチック成形品は、表面化
粧用シートとして、突板の裏面に接着剤により不織布を
貼着した複合シートを所定の形状に予めプレス成形し、
前記プレス成形した複合シートを金型に配して、不織布
側に合成樹脂を注入して得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
発明が解決しようとする課題は、従来の突板の裏面に不
織布を貼着しただけの複合シートでは、予備成形した後
の立体形状の保形性が良くなく、金型内の射出成形で所
定の形状が得られなかったことである。
〔課題を解決するための手段] 本発明の問題を解決するための手段は、「(1)合成樹
脂成形体の表面に熱可塑性樹脂シート、不織布、突板を
順次積層してなることを特徴とする突板を有する立体成
形品。
(2)突板側に透明な熱可塑性樹脂シートを積層してな
ることを特徴とする請求項1記載の突板を有する立体成
形品。
(3)下記の工程よりなることを特徴とする突板を有す
る立体成形品の製造方法 ■突板の裏面に不織布を貼り合わせる工程。
■前記突板の不織布の有る側に熱可塑性樹脂シートを貼
着し複合シートを製造する工程。
■前記複合シートをプレス成形する工程。
■前記複合シートを該熱可塑性樹脂シート層がキャビテ
ィー側を向くようにして、金型内に配する工程。
■射出成形により前記成形品と樹脂シートを一体化する
工程。
(4)請求項(3)の製造方法において、突板側に透明
な熱可塑性ソートを貼り合わせる工程を有することを特
徴とする製造方法。」である。 秦票〔体用〕 突板の裏面に不織布を貼り合わせた後突板の不織布の有
る側に熱可塑性樹脂層をシートの貼着で設けることによ
って予備成形後のシートの立体形状の保形性が向上し、
金型内での射出成形で所定の形状が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
合成樹脂成形体としては射出成形法によって得られるも
ので、平板状又は弱電製品のキャビネ7)、自動車の計
器板等の各種3次元立体形状を有する。
材質としては、ABS (アクリルニトリルフタジエン
スチレン)、ポリスチレン、AS(スチレンアクリルニ
トリル)、ポリカーボネート、ボリアリレート、変成ポ
リフェニルオキサイド、ポリアセタール、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂か
らなるものである。
熱可塑性樹脂シートとしては、ABS、AS、ポリ塩化
ビニル、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ボ
リアリレート、ポリアミド、ポリカーボネート等が使用
できる。
また突板側に貼り合わせる透明な熱可塑性樹脂シートも
前記の熱可塑性樹脂シートと同し範囲の物の中から選択
できる。但し、突板の木目模様を透視できる為に、該樹
脂シートは無色又は着色透明である事が必要である。
これら熱可塑性樹脂シートは、エクストルージッンコー
ト、キャスティング法等により直接樹脂層を形成するこ
とも出来るが、樹脂シートを接着剤で貼り合わせるのが
一般的である。
不織布としては、ポリエステル、アクリル、ビニロン、
硝子繊維等の繊維からなるものが使用できる。
突板としては、杉、檜、楠、オーク、チーク、ウオール
ナツト、ローズ、チェリー、エルムなどが使用できる。
また、薄木板に熱可塑性樹脂を含浸するか、アルカリ処
理などの軟質化処理を施したものを用いると、成型時の
金型形状への追従性、保形性、割れ防止等の点で更に好
ましい、薄板に、熱可塑性樹脂を含浸させるには、アク
リル樹脂、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢共重合体及び
ポリウレタンから選んだ樹脂の溶液またはエマルジョン
を浸漬又は塗布して乾燥すればよい。
薄板に、アルカリ処理を施すには、例えば、濃度10%
前後の苛性ソーダ水溶液のような苛性アルカリ水溶液に
24時間はど浸漬する。ついで希薄な酸、例えば酢酸で
中和し、水洗して、乾燥したのち使用する。これにより
、薄木板のセルロース成分が変化して柔軟になる。材質
は、成型時の割れ防止の為に、導管溝の少ないものを用
いるのが好ましい。また表面に綺麗な木目模様を有する
物が好ましい。此の薄木板は厚みは成型性、特に型への
追従性と、割に(さの兼ね合いの点から0.2〜0.5
mm程度が好ましい。
突板、不織布、及び熱可塑性樹脂相互の貼り合わせる接
着剤として例えばゴム系、エポキシ系、ウレタン系、塩
化ビニル系−酢酸ビニル重合体、エチレン−ビニルアル
コール共重合体、ポリエステルなどを挙げることができ
る。
接着方法としては、ドライラミネート、エクストルージ
ョンラミネート、感熱接着側を予め塗布した各シートを
熱プレスにより接着する方法等がある。
本発明の立体成形品の製造方法としては、先ず、突板、
不織布、熱可塑性樹脂シート等を積層してなる複合シー
トを、該熱可塑性樹脂シート層がキャビティー側を向く
ようにして、射出成形用雌型表面に挿入する。
次いで、複合シートを加熱軟化させ、真空及び/又は圧
空成形により複合シートを雌型の形状に成形し且つ表面
に付着させる工程即ち、予備成形を行う。この場合の加
熱や圧力の条件は複合シート中の熱可塑性樹脂層によっ
て異なるが、ABSの場合、加熱温度150°C程度、
圧空圧2〜8kg/c11程度である。
また、複合シートの予備成形は、射出成形機とは別に、
該射出成形機の雌型と同形状の金型を用意し、其処で真
空及び/又は圧空成形した後、射出成形機の雌型に挿入
しても良い。
次いで樹脂注入孔を有する雄型を、複合シートを介して
合体させ、キャビティーを密封し、次いで雄型の樹脂注
入孔から、熔融した熱可デ性樹脂をキャビティー内に注
入し、次いで注入樹脂を冷却して複合シートの熱可塑性
樹脂シートと注入熱可塑性樹脂とを融着一体化させる。
次いで、雌雄型を離型し、本発明の立体成形品を得る。
以下、具体的実施例を挙げ、本発明を更に具体的に説明
する。
実施例 ■ ウオールナツト単板0.2mmと不織布をゴム系接
着側で貼り合わせ、 ■ 0.2mmの黒色ABS (アクリルニトリルブタ
ジェンスチレン)と0.1mmの透明ポリ塩化ビニルの
シートを用意する。
■ 不織布側にウレタン系インキ(黒色)(塗布厚1μ
m)ウレタン系接着剤(塗布厚5μm)をロールコート
する。
■ ABSとポリ塩化ビニルの片面にウレタン系接着剤
(諸星インキ B 8−EA)を塗布厚5μmになる様
にロールコートする。
■ ウオールナツト単板の導管をウレタン系インキで埋
める。
■ポリ塩化ビニル/接着荊/ウオールナツト単板/接着
剤/不織布/接着剤/ABSの順に重ねた後プレス機に
て熱圧着し、複合シートを得る。プレス条件は、温度1
50″C1圧力60kg/cd ■ 複合シートを真空プレス機にて射出成形機の雌型の
形状に予備成形(雰囲気温度150°C1圧力5kg/
cd)、その際ABS側がキャビティー側(ポリ塩化ビ
ニル側が雌型側)を向く様にする。
■ 射出成形機の雌金型に上記シートをセットし、熔融
したABS樹脂(三菱レイヨン、TR−15)を射出し
、次いで射出注入した樹脂を冷却する。
■複合シートの成形品からはみ出した余分をトリミング
シして成形品を得る。
■ 更にウレタン系塗料で表面を塗装する〔発明の効果
〕 本発明の立体成形品は、表面化粧用シートとして、突板
に不織布と熱可塑性樹脂シートを積層した複合シートを
使用する為、金型の形状を忠実に再現した物である。
また、本発明の立体成形品の製造方法は、表面化粧用シ
ートとして、突仮に不織布と熱可塑性樹脂シートを積層
した複合シートを使用する為、予備成形した化粧シート
が射出成形までの間に、元の形状に復元する事がなく、
成形金型の形状に忠実な、表面に突板を有する成形品を
容易に得ることができる。
特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 小 西 敦 美

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)合成樹脂成形体の表面に熱可塑性樹脂シート、不
    織布、突板を順次積層してなることを特徴とする突板を
    有する立体成形品。 (2)突板側に透明な熱可塑性樹脂シートを積層してな
    ることを特徴とする請求項1記載の突板を有する立体成
    形品。 (3)下記の工程よりなることを特徴とする突板を有す
    る立体成形品の製造方法 (1)突板の裏面に不織布を貼り合わせる工程。 (2)前記突板の不織布の有る側に熱可塑性樹脂シート
    を貼着し複合シートを製造する工程。 (3)前記複合シートを該熱可塑性樹脂シート層がキャ
    ビティー側を向くようにして、金型内に配する工程。 (4)射出成形により前記成形品と樹脂シートを一体化
    する工程。 (4)請求項(3)の製造方法において、突板側に透明
    な熱可塑性シートを貼り合わせる工程を有することを特
    徴とする製造方法。
JP2201622A 1990-07-30 1990-07-30 木質体を有する立体成形品及びその製造方法 Pending JPH0485026A (ja)

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