JPS58221833A - レンチキユラ−シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 とされている合成樹脂製のレンチキュラーシ一トに関す
るもので、特にこれを透過型スクリーンとして使用した
ときに、極めて優れたコントラストを有する画像が得ら
れ、かつホットスポット現象の発生が無く、画角の広い
スクリーンが得られる等の特徴を有し、しかもこれを別
製のフレネルレンズと組み合わせて透過型スクリーンに
構成した場合には、レンチキュラーシ一トと７レネルレ
ノズとの重ね合わせで発生する「もゎれ模様Ｊや、レン
チキュラーシ一トにおける成形上の歪みに起因して生ず
る画像の歪みが大幅に緩和され、鮮明な画像が得られる
等の作用、効果を奏するレンチキュラーシートを提供す
るものである。

片側表面が凸シリンドリカルレンズ群とされているレン
チキュラー７−トを、該シートにおける凸シリンドリカ
ルレンズの軸線方向を垂直方向にして、凸シリンドリカ
ルレンズ鮮血を入射光線側に設置したスクリーンが、水
平方向に広い画角を有する大型の透過型スクリーンとし
て使用されているが、かかるレンチキュラーシートによ
る透過型スクリーンは、周辺が明かるい環境のもとでは
、得られる画像のコントラストが著しく低下し、鮮明な
画像が得られないばかりか、レンチキュラーシートで構
成されている透過型スクリーンの前方から発散される光
線が、レンチキュラーシート面において水平方向に拡散
するために、レンチキュラーシートの中心点付近で水平
方向に沿った部分が周囲に比較して特に明かるくなって
しまう所謂ホットスポット現象が発生し、画像が見苦し
くなる等の欠点を有している。

本発明は特許請求の範囲に記載した構成のレンチキュラ
ーシートとすることにより、このレンチキュラーシート
を、該シートにおける凸シリンドリカルレンズ鮮血を入
射光線側に設置して透過型スクリーンとして使用したと
きに、画角が広く、かつ極めて優れたコントラストの画
像が得られ、しかもこのレンチキュラーシートによる透
過型スクリーンは、該スクリーンの前方から入射する光
線を、レンチキュラー７−トの他方の表面をなしている
光収束面から一定の角度の範囲内で発散させるので、水
平、垂直方向における一定の角度の範囲内にわたって略
均−な明かるさの画面が形成され、所謂ホットスポット
現象の発生が無く、更にまた、このレンチキュラーシー
トを別製のフレネルレンズと組み合わせて透過型スクリ
ーンとして使用する際には、レンチキュラーシートとフ
レネルレンズとの重ね合わせによって生ずる「もわれ模
様」や、レンチキュラーシート自体の成形上の欠陥に伴
う歪みに起因する画像の歪みが緩和され、鮮明な画像が
得られる等の特徴を有するレンチキュラーシートを提供
し得たものである。

以下本発明のレンチキュラーシートの構成を図面に基い
て説明する。

第１図において、符号１で表示される本発明のレンチキ
ュラーシートは、透明な合成樹脂製板状体成形能を有す
る合成樹脂、例えばアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ス
チレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリルニトリル
−スチレン共重合樹脂等の合成樹脂７００重量部に対し
て、粒径０．５〜３０μ程度の光散乱物質２θ、５〜５
重量部を含有する合成樹脂製板状体成形用組成物から成
形された板状体であって、レンチキュラーシート１を構
成する前記合成樹脂中に、光散乱物質２が略均−に混在
、分散せしめられて構成されているものである。

本発明のレンチキュラーシート１は、一方の表面Ｓ１を
構成している凸シリンドリカルレンズ群！。

沼、−ｅ　・・・・・τに対して、該凸シリンドリカル
レンズ群の光収束面をなす他方の表面Ｓ２が、前述の凸
シリンドリカルレンズ群のうちの単一の凸シリンドリカ
ルレンズ！で集光される範囲で構成される集光部ｆとそ
れ以外の範囲で構成される非集光部ｎとに、非集光部ｎ
のみがその表面に光吸収性物質による塗膜Ｃを有するこ
とによって区画されている。

さらに、前記レンチキュラーシート１における凸シリン
ドリカルレンズ！は、該凸シリンドリカルレンズの軸線
方向と直交する断面における外郭曲線形状が、長軸と短
軸との比が１１　Ｖ′Ｔ７１０〜９Ｖ／Ｔ／１０：１の
範囲内にある楕円の長軸端側の曲線と合致する形状に構
成されているが、この凸シリンドリカルレンズ！は、該
凸シリンドリカルレンズの軸線方向と直交する断面にお
ける外郭曲線形状が、長軸と短軸との比がＶ／′Ｔ：ｌ
の楕円の長軸端側の曲線と合致する形状に形成されるこ
とが最も好ましい。

前記構成から成る本発明のレンチキュラーシート１にお
ける光散乱物質２は、レンチキュラーシート１に入射し
た光線を垂直方向と水平方向との両方向へ拡散させる作
用を果すものであるから、光拡散特性が高く、且つ光線
透過率の高い微粉末、例えば粒径０．Ｓ〜３０μ程度の
粉末がラス、粉末シリカ、がラスビーズ等が利用される
。

また、レンチキュラーシート１における他方の表面Ｓ２
のうちの非集光部ｎの表面に形成されている光吸収性物
質による塗膜Ｃは該塗膜Ｃに外光の入射を吸収させ、外
光の入射に起因する後方反射を防ぐことによりコントレ
ストに優れた画像を得るためのものであるから、塗膜Ｃ
を光吸収性に優れた性質を有する物質による塗膜Ｃとす
るのが良く、特に灰色や男色系統の着色剤を含有する塗
膜生成物質で構成するのが良い。

本発明のレンチキュラーシートは以上の通りの構成から
なるもので、透明な合成樹脂板状体成形能を有する合成
樹脂１０θ重量部に対して粒径０．３〜３０μ程度の光
散乱物質の、５−−．５−重量部を含有する合成樹脂製
板状体成形用組成物によシ、一方の表面が、凸シリンド
リカルレンズの軸線方向と直交する断面における外郭曲
線形状が、長軸と短軸七ノ比カＩＩＶ’Ｔ／１０〜’９
１／Ｔ／１０　：　１　ｃＤ範囲内にある楕円の長軸端
側の曲線と合致する形状の凸シリンドリカルレンズ群に
成形されている通常０、Ｓ〜３ｔａｎ程度の厚さの板状
体に、光吸収体による塗膜を、前記板状体の他方の表面
のうちの非集光部に、印刷手段等で形成する工程を付加
するだけで製作することが出来るので、製造手段が簡単
で、容易に量産し得るという特徴を有する。

また、本発明のレンチキュラーシートは、該シートの一
方の表面に形成されている凸シリントリ　　　　□、［
Ｉカルレンズ群が、該凸シリンドリカルレンズの軸線方
向と直交する断面における外郭曲線形状が、長軸と短軸
との比がＩＩＶ’丁／１０〜９Ｖ’Ｔ／１０　：　１の
範囲内にある楕円の長軸端側の曲線と合致する形状とさ
れているので、第２図に示されるような従来のレンチキ
ュラーシートに比較して、凸シリンドリカルレンズの球
面収差が殆ど無くされている。

したがって、他方の表面Ｓ２のうちの非集光部ｎの面積
が従来のものに比較して著しく犬とされ、光吸収体によ
る塗膜Ｃの面積が大きく形成されているので、このレン
チキュラーシートを透過型スクリーンとして利用した場
合には、該透過型スクリーンに入射する外部光線が、前
記光吸収体による塗膜Ｃに吸収されるので、観視者側に
反射される外部光を殆ど無くすことが出来るため、環境
の明かるい周辺光下においても極めて高いコントラスト
の画面が得られるという作用、効果を有する。

また、この場合、レンチキュラーシートの最大厚み、即
ち前記凸シリンドリカルレンズの中心点における厚みが
、前記凸シリンドリカルレンズの焦点距離に略等しい厚
みとされている場合には、前述の光吸収体による塗膜Ｃ
の面積が更に大きく形成され得るので、光吸収体による
塗膜Ｃによる効果がより一層向上する。

さらに本発明のレンチキュラーシートは、該シート中に
、優れた光散乱特性を有する物質、即ち粒径０．Ｓ〜３
０μ程度の光散乱物質が、レンチキュラーシートに本来
必要とされる光線透過率を逸脱することのない範囲、即
ち、合成樹脂７００重量部に対してのＳ−３重量部の範
囲で略均−に混在せしめられているので、このレンチキ
ュラーシート内に入射した光線が、前記光散乱物質で水
平方向と垂直方向との両方向へ発散されるので、このレ
ンチキュラーシートを透過型スクリーンとして利用した
ときには、画角が広くなるばかりか、水平方向と垂直方
向との両方向において一定角度の範囲内にわたって略均
−な明かるさの画面が形成されるので、従来のレンチキ
ュラーシートを透過型スクリーンとして使用する場合に
生ずるホットスポット現象が解消されるという作用、効
果が奏される。

またこのレンチキュラーシートをフレネルレンズと組み
合わせて透過型スクリーンにした場合には、レンチキュ
ラーシート中の前記光散乱特性により、レンチキュラー
シートとフレネルレンズとの重ね合わせによって生ずる
「もわれ模様」が緩和されると同時に、レンチキュラー
シート自体の成形上の欠陥に伴う歪みにより発生する画
像の歪みを緩和されるので、従来のレンチキュラーシー
トをフレネルレンズと組み合わせた透過型スクリーンに
比較してよシ鮮明な画像が得られるという作用、効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のレンチキュラーシートの／実施例を示
す平面図、第２図は従来のレンチキュラーシートの平面
図である。 １　：レンチキュラーシート、２：光散乱物質、Ｓｌ：
レンチキュラーシート１の一方の表面、Ｓ２：レンチキ
ュラーシート１の他方の表面、２：凸シリンドリカルレ
ンズ、ｆ：他方の表面Ｓ２のうちの単一の凸シリンドリ
カルレンズで集光される範囲で構成される集光部、ｎ：
非集光部、Ｃ：光吸収性物質による塗膜。 特許出願人　　大日本印刷株式会社 代理人　市　川　理　吉 （外７名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明な合成樹脂製板状体成形能を有する合成樹脂７００
   重量部に対して粒径路０．５〜３０μの光散乱物質０．
   に〜５重量部を含有する合成樹脂製板状体成形用組成物
   から成形された板状体の一方の表面が凸シリンドリカル
   レンズ群で構成されているレンチキュラーシートにおい
   て、前記凸シリンドリカルレンズの軸線方向と直交する
   断面における外郭曲線形状が、長軸と短軸との比がｌ　
   Ｉ　Ｖ”ｒ　／１０〜９ＶＴ／１ｏ：　ｔの範囲内にあ
   る楕円の長軸端側の曲線と合致する形状とされており、
   しかも前記凸シリンドリカルレンズ群の光収束面をなし
   ている他方の表面が、単一の凸シリンドリカルレンズで
   集光される範囲で構成される集光部とそれ以外の範囲で
   構成される非集光部とに、非集光部のみがその表面に光
   吸収性物質による塗膜を有していることによって区画さ
   れていることを特徴とするレンチキュラーシート。