JPS582206B2 - 炭素−炭素結合方法 - Google Patents

炭素−炭素結合方法

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JPS582206B2
JPS582206B2 JP9676577A JP9676577A JPS582206B2 JP S582206 B2 JPS582206 B2 JP S582206B2 JP 9676577 A JP9676577 A JP 9676577A JP 9676577 A JP9676577 A JP 9676577A JP S582206 B2 JPS582206 B2 JP S582206B2
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工業的に有利な炭素−炭素結合方法に関する。
炭素−炭素結合(以下C−C結合と略称することもある
)反応は有機化合物の合成において重要な反応のひとつ
であり、従来から種々の反応が知られている。
たとえば、−S−、−SO−、−SO2−基などのひと
つに隣接するメチレン基に対してC−C結合を行う場合
、n−ブチルリチウム、フエニルリチウム、リチウムジ
イソプロピルアミド、リチウムジエチルアミドなどの強
塩基性リチウム化合物を用いてメチレン炭素を活性化(
カルバニオン化)させ、これに求電子反応試薬を作用さ
せることも知られている。
しかしながらこのような反応は通常無水テトラヒドロフ
ラン、エチルエーテルなどの無水エーテル系溶媒中、助
溶媒としてヘキサメチルホスホルアミド (HMPA)を用い、不活性ガス雰囲気下、−70℃付
近の低温で行なう必要があり、リチウム化合物、無水溶
媒、反応温度などの点で工業的に好ましい方法とは言え
ない。
特に最近HMPAは発癌性の疑いもあり、その使用を避
けることが望まれている。
本発明者らはこれらの問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結
果、ひとつの−SO2−基に隣接するメチレン基を有す
るイソプレノイド誘導体に対する新規かつ工業上極めて
有利なC−C結合方法を確立することに成功した。
すなわち、本発明は一般式 〔式中、Yは低級アルキルスルホニル基またはアリール
スルホニル基を、R1 は一般式 (式中、R3は水素原子または保護されていてもよい水
酸基を、R4は保護されていてもよい水酸または一般式 (式中、R5はメチル基、メトキシ基または2つのR5
が相伴って−CH=CH−CH=CH−基を、Zは水素
原子または水酸基の保護基を示す)で表わされる基もし
くはそのキノン体を、Y′は水素原子または前記Y基を
、nは0〜10の整数を示す)で表わされる基を示す〕
で表わされるスルホニル化合物を、極性溶媒中、水素化
ナトリウムもしくはカリウム、ナトリウムもしくはカリ
ウム第3級アルコキサイドまたはナトリウムもしくはカ
リウムアミドの存在下に一般式 〔式中、Xはハロゲン原子を示し、R2はR1 と同
意義を有す〕で表わされるハロゲノ化合物と反応させ、
一般式 〔式中、Y, R1およびR2は前記と同意義〕で表わ
される化合物に導びき、ついでこの化合物をアミンとア
ルカリ金属の存在下に還元して、一般式 〔式中、R1およびR2は前記と同意義〕で表わされる
化合物を製造することを特徴とする炭素−炭素結合方法
である。
上記各一般式において、Yで示される低級アルキルスル
ホニル基としては、炭素数1〜4程度のアルキル基(例
、メチル、エチル基)を有するスルホニル基が好ましく
、アリールスルホニル基としては、ベンゼンスルホニル
基、p−トルエンスルホニル基などが好ましい。
かかるYのなかでも通常アリールスルホニル基が好都合
に用いられる。
xで示されるハロゲン原子としては塩素、臭素が好まし
い。
なお上記(Va)、(vb)はイソプレノイド基部分を
便宜上トランス体で表示したが、これらはシス体であっ
ても差し支えない。
上記R3、R4の保護された水酸基における保護基およ
びZで示される保護基としては、水酸基保護の目的を達
成する限り、通常用いられるいずれの保護基を用いても
よく、たとえばC1−4アルキル基(例、メチル、エチ
ル基)、C1−4アルコキシメチル基(例、メトキシメ
チル、エトキシメチル基)、アラルキル基(例、ベンジ
ル、p−ニトロベンジル、p−メトキシベンジル基)、
アシル基(例、アセチル、プロピオニル基などの炭素数
4以下のアルカノイル基、ベンゾイル基、p−ニトロベ
ンゾイル基、フエニルアセチル基、)、テトラヒドロピ
ラニル基、テトラヒドロフラニル基などがあげられ、な
かでもメトキシメチル基、ベンジル基、アセチル基、テ
トラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基などが
好都合に用いられる。
なお原料化合物(■)または(■)におけるRl また
はR2が(■b)で表わされる基の場合、R4は保護さ
れていてもよい水酸基または2が保護基である(■)で
表わされる基が好ましい。
Y′は水素原子または前記Y基を示し、一般式(■a)
におけるn個のインプレノイド単位の中でそれぞれ任意
に水素原子またはY基をとり得る。
本発明方法に用いられる極性溶媒としては、たとえばジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、第3級ブ
チルアルコール、第3級アミルアルコール、ジメチルス
ルホキサイド、テトラヒドロフラン、1・2−ジメトキ
シエタンなどがあげられ、なかでもジメチルホルムアミ
ド、第3級ブチルアルコール、テトラヒドロフランが好
ましく用いられる。
これらの溶媒は単独または他の溶媒と混合して用いても
よい。
水素化ナトリウムもしくはカリウム、ナトリウムもしく
はカリウム第3級アルコキサイドおよびナトリウムもし
くはカリウムアミド(以下、塩基性物質と総称すること
もある)はスルホニル化合物(■)のメチレン炭素のカ
ルボニオン化に用いられる。
ナトリウムもしくはカリウム第3級アルコキサイドとし
ては炭素数4〜6程度のアルコキサイド、たとえばナト
リウム第3級ブトキサイド、カリウム第3級ブトキサイ
ド、ナトリウム第3級アミロキサイド、カリウム第3級
アミロサイドなどがあげられる。
かかる塩基性物質のなかでも水素化ナトリウムおよびナ
トリウムもしくはカリウム第3級ブトキサイドが好都合
に用いられる。
本発明方法の実施態様について述べると、まずスルホニ
ル化合物(■)とハロゲノ化合物(■)との反応は、(
■)をあらかじめ極性溶媒に溶かし、上記の塩基性物質
を加えてカルバニオンを生成させた後(■)を加えて反
応させてもよく、また(■)と(■)を極性溶媒に溶解
後塩基性物質を加えて反応させてもよい。
反応は空気の存在下でも充分進行するが、不活性ガス(
例、窒素、ヘリウム、アルゴン)雰囲気下で行うのがよ
り好ましい。
(■)と(■)との使用モル比は通常1:1で充分であ
るが原料の種類によっては一方を過剰に用いても差し支
えない。
塩基性物質の使用量は原料化合物中に含まれるY基(ス
ルホニル基)の数に応じて適宜定められ、通常ひとつの
Y基に対して約1〜2当量程度使用するのが好ましい。
反応はカルバニオンの形成速度によって律速されるが、
通常極めて迅速に進行し、2時間以内に完了する場合が
多い。
反応温度は約−10〜30℃程度の温度で充分であり、
特に極低温にまで冷却する必要はない。
この縮合反応においてはイソプレノイド単位を有する化
合物の二重結合部分における異性化反応は全くみられず
、原料化合物におけるシスまたはトランス配位がそのま
ま保持される。
本反応により生成する縮合化合物(■)は常法により単
離することができる。
上記で得られる縮合化合物(■)を単離し、または単離
せず、アミンとアルカリ金属の存在下で還元して、Yで
表わされる低級アルキルスルホニル基またはアリールス
ルホニル基を脱離することにより目的化合物(■)に導
くことができる。
用いられるアミンとしては、たとえばエチルアミン、メ
チルアミン、ジエチルアミン、アンモニアなどがあげら
れ、アルカリ金属としては、たとえばリチウム、ナトリ
ウム、カリウムなどがあげられる。
この還元的脱硫反応において化合物(■)のR1または
R2中に還元されうる基が存在する場合、Yの脱離に伴
ってこれらの基が還元されることがある。
たとえば化合物(■)のR1 またはR2中に2つのR
5が相伴って形成された−CH = CH−CH=CH
−基が含まれている場合、Yの脱離と共にこの基が還元
され、−CH2−CH=CH−CH2一基を有する目的
化合物が得られることがあり、また還元によって除去さ
れうる保護基(例、ベンジル基)が存在する場合、Yの
脱離と同時にこの保護基も除去されることがある。
かくして製造される化合物(■)は通常の分離精製手段
(例、クロマトグラフイー、蒸留)により反応混合物か
ら単離精製することができる。
本発明方法は、たとえばポリイソプレノイド炭化水素類
(例、スクアレン)、ポリプレニルアルコール類〔例、
テトラプレニルアルコール、ペンタプレニルアルコール
、ヘキサプレニルアルコール、ヘプタプレニルアルコー
ル、オクタプレニルアルコール、ノナプレニルアルコー
ル(ソラネソールを含む)、デカプレニルアルコール、
ウンデカプレニルアルコール、ドデカプレニルアルコー
ル、トリデカプレニルアルコール、ヘキサデカプレニル
アルコール、エイコサプレニルアルコール〕ユビキノン
類(例、ユビキノン−7、ユビキノン*−8、ユビキノ
ン−9、ユビキノン−10)、メナキノン類(例、メナ
キノン−4、メナキノン−5、メナキノン−9)、トコ
キノン類などの製造に適用することができ、工業的に多
くの利点を有している。
かかる利点としては、具体的には、たとえば(1)従来
の強塩基性リチウム化合物に比較して安価で危険性の少
ない、したがってまた取り扱い易い塩基性物質を使用す
る、(2)反応を水冷下または室温下(約−10〜30
℃程度)で行うことができ、−70℃付近までの低温に
する必要がない、(3)反応収率および立体選択性が極
めて良い、(4)安価で火気および生体に対して安全な
溶媒が使用でき、厳密に脱水した溶媒を用いる必要がな
い、(5)不活性ガス雰囲気下でなくても通常の空気存
在下で十分に反応が可能である、(6)入手の容易な原
料化合物を用いることができ、原料化合物中の化学的に
不安定な機能団に影響を与えることなくC−C結合を形
成させることができるなどの点があげられる。
なお、本発明に用いられる原料化合物(■)および(■
)は、たとえば下記の方法またはその他の公知方法によ
り公知化合物から容易に製造することができる〔日本薬
学会第97年会(1977年)講演要旨集第■分冊16
7頁(6E4−4)参照〕。
〔式中、R1、R2およびYは前記と同意義を、φはフ
エニル基を、Mはアルカリ金属を示す。
〕以下、参考例および実施例によって本発明をさらに具
体的に説明するが、これらによって本発明が何ら限定さ
れるものではない。
なお、参考例、実施例中において、Tsはパラトルエン
スルホニル基を、Baはベンジル基を、Prは を、THFはテトラヒ ドロフランを、DMFはジメチルホルムアミドを、t−
BuOHは第3級ブチルアルコールを、t−BuONa
はナトリウム第3級ブトキサイドを、t−BuOKはカ
リウム第3級ブトキサイドを示し、δ値は重クロロホル
ム中、TMSを内部基準としたNMR(核磁気共鳴)ス
ペクトルを表わす。
実施例 ■ 実施例 ■−1 スルホニル化合物(■:Ts−(Pr)−9H、m.p
.50−51℃、1.54g、2mmole)とブロム
体(■:BzO−Pr−Br、5lOmg、2mmol
e)をTHF(16ml)とDMF(4 ml)に溶解
し、−5℃に冷却する。
アルゴン気流下にカリウムtert−ブトキシド(46
0mg、4 mmole)を徐々に加える。
添加後、20分間かくはんする。反応溶液に水(50m
l)とイソプロピルエーテル(100ml)を加えて抽
出する。
有機層を水洗、乾燥(Na2SO4)、減圧濃縮し、生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付し、イ
ソプロビルエーテル:ヘキサン(1:1)で展開すると
結合体(■: 1.736g)が得られる(表1参照)。
実施例 ■−5 スルホニル化合物(■:Ts−(Pr)−2H、1.4
6g、5mmole)とブロム体(■:B zO−(P
r)−2 Br、1.62r)をDMF(15ml)に
溶解し、5℃に冷却する。
アルゴン雰囲気下に水素化ナトリウム(50%油性懸濁
、0.25g、5mmole)を加えて30分間かくは
んする。
さらにこれに水素化ナトリウム( 0. 1g、2 m
mole)を加え、同条件で30分間かくはんする。
反応液に水(40ml)とイソプロピルエーテルを加え
抽出する。
常法に従って生成物を分離し、シリカゲルクロマトグラ
フイーを用いて精製すると目的とする結合体(■: 2.40g、90%)が得られる(表1参照)。
実施例 ■ −9 スルホニル化合物(■:T s−(Pr)−2OH、1
.54g、5mmole)とブロム体(■:BzO−(
Pr)−2Br、1.62r、5mmole)をDMF
(15ml)に溶解し、5℃に冷却後水素化ナトリウム
(50%油性懸濁、0.38g、7.5mmole)を
加えアルゴン中90分間同条件下でかくはんする。
反応物に水(40ml)、イソプロピルエーテル(10
0ml)を加え抽出する。
有機層を分離し、水洗、乾燥(Na2SO4)、溶媒留
去する。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、イソプロ
ピルエーテルついでイソプロピルエーテル−酢酸エチル
(4:1)で順次展開すると目的の結合体(■: 1.87g、68%)が得られる(表1参照)。
実施例 ■−17 スルホニル化合物(IV:Ts −(Pr)−9H、3
60mg、0. 47 mmole)とブロム体(■:
Q−Pr−Br、250mg、0. 5 mmole)
をTHF(4ml)とDMF(1ml)の混合溶媒に溶
解し、アルゴン雰囲気下に−5℃に冷却する。
これにカリウム第3級ブトキシド(0. 1g、0.
9 mmole)を加える。
30分間かくはんをつづけたのち、水(20ml)とイ
ンプロピルエーテル(50ml)を加えて抽出する。
常法に従って生成物を分離し、シリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、イソプロピルエーテル−ヘキサン(1:
1)で展開すると目的とする結合体(■: 490mg、86%)が得られる(表1参照)。
実施例 I−36 スルホニル化合物(■:Ts−(Pr)−4H、858
mg、2 mmole)とブロム体(■:l.23g、
2mmole)をDMF(20ml)に溶解し、アルゴ
ン雰囲気下に冷却する。
これに水素化ナトリウム(50%油性懸濁、200mg
、4mmole)を加え30分間かくはんする。
ついでさらに水素化ナトリウム(100mg、2 mm
ole)を加えて30分間かくはんする。
生成物は常法に従って分離精製すると目的とする結合体
(■:1.65g、86%)が得られる(表1参照)。
実施例 ■−43 スルホニル化合物(■: 560〜1mmole)とブロム体(■:BzO−(P
r)2−Br、323mg、1mmole)をDMF(
10ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下に5℃に冷却す
る。
これに水素化ナトリウム(50%油性懸濁、150mg
、3mmole)を加え60分間かくはんする。
生成物は常法に従って分離精製すると目的とする結合体
が得られる(表1参照)。
上記各実施例の反応に準じて、以下の表1に示す原料化
合物(■)および(■)を同表に示す反応条件で反応さ
せると対応する縮合化合物(■)がそれぞれ得られる(
表は上記各実施例も含む)。
実施例 ■ 実施例 ■−1 エチルアミン(100ml)をアルゴン雰囲気下に0℃
に冷却し、かくはん下にリチウム(2.80g)を加え
、20分かくはんすると深青色溶液が得られる。
ついで−35℃に冷却し、結合体(■: 5.35g、10.0mmole)のTHF(25ml
)溶液を滴下する。
滴下終了後、さらに10分間同条件下で反応を行い、過
剰のアニオンラジカルをイソプレン(2ml)を加え消
去する。
これにメタノール(40ml)、水(70ml)を加え
る。
反応混合物を減圧濃縮し、残渣にイソプロピルエーテル
を加え抽出する。
有機層を洗浄、乾燥( Na 2 SO4)、濃縮して
残留物を得る。
これをシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ヘキサン
−イソプロピルエーテル(1:1)で展開すると目的と
する化合物(■:HO−(Pr)−4H、2.56g、
88.3%)が得られる(表2参照)。
実施例 ■−16 エチルアミン(20ml)をアルゴン雰囲気下に−20
℃に冷却し、リチウム(3 0 0mg)と結合体(■
: 1.20g、1mmo1e)を加え30分間かくはんす
ると青色になりはじめる。
さらに青色溶液のまま10分間かくはんする。
これにイソプレン(0.5ml)を加え、過剰のラジカ
ルアニオンを消去する。
ついで減圧下にエチルアミンを除去し、この残渣を空気
に触れないようにしながら脱気した15%酢酸を含む冷
THF溶液(30ml)を加える。
この溶液に10%塩化鉄水溶液(20ml)を加え1時
間かくはんする。
反応溶液を減圧で濃縮し、ヘキサンで抽出する。
有機層を水洗、乾燥、濃縮し粗製物を得る。
これをシリカゲルクロマトグラフイーに付し、ヘキサン
−イソプロピルエーテル(2:1)で展開するとユビキ
ノン−10(630mg)が得られる。
本品は牛心臓から得られるユビキノン−10の赤外線お
よびNMRスペクトルと比較することによって同定した
(表2参照)。
実施例 ■−20 エチルアミン(20ml)をアルゴン雰囲気下に−20
℃に冷却し、リチウム(300〜)と結合体〔■: 661mg、1mmole)を加え青色溶液になるまで
同条件下で反応する。
反応終了後、イソプレン(0.5ml)とメタノール(
5ml)を加える。
溶媒を減圧下に除去し、残渣にヘキサン(50ml)と
水(20ml)を加え抽出する。
生成物を常法に従って単離するとジヒドロナフタリン誘
導体mg)が得られる。
これを2・3−ジクロロ−4・5−ジシアノ−1・4−
ベンゾキノン(230mg)を用いてベンゼン(20m
l)中で脱水素反応を行う。
生成物を常法に従って単離するとメナキノール−4 ジ
メチルエーテル(403mg)が得られる。
このジメチルエーテル体(403mg)をジオキサン(
20ml)とエーテル(20ml)にとかし−15℃に
冷却する。
これに酸化銀(AgO、800mg)を加え、ついで6
.4規定硝酸(0.8ml)を加え−10℃で10分か
くはんする。
これにヘキサン(100ml)を加え、有機層を水洗、
乾燥(Na2SO4)、減圧濃縮する。
残渣をシリカゲルクロマトグラフイーに付し、ベンゼン
で溶出させるとメナキノン−4(280mg)が得られ
る(表2参照)。
上記各実施例に準じて、対応する縮合化合物(■)の脱
硫反応を行うことにより以下の表2に示す目的化合物(
■)がそれぞれ得られる(表は上記各実施例も含む)。
(5.34g、10mmole)をジクロルメタン(4
0ml)に溶解し、−70℃に冷却する。
これにベンゼンスルフエニルクロライド(l.52g、
10. 5mmole)のジクロルメタン溶液(10m
l)を徐々に加える。
滴下終了後、室温にもどし、溶媒を留去する。
残渣にDMF(25 ml)とトリエチルアミン(2.
8ml)を加え、80℃で2時間加温かくはんする。
反応溶液を冷却後、水(5 0ml)とイソプロピルエ
ーテル(100ml)を加えて生成物を抽出する。
有機層を3%リン酸水および水で洗い、乾燥(Na2S
O4)、溶媒留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフ
イーに付すと、スルフイド体 (5.69g、88.6%、δ1.20(3H)、1.
50(3H)、1.59(3H)、1. 74(3H)
、2.20&2.82(2H)、2.40(3H)、3
.49(1H)、3.82(1H)、 3.97(2H)、4.46(2H)、4.64(2H
)4.64(2H)、4.88(1H)、5.10(1
H)、5.34(1H)、7.1〜7.7(9H)〕が
得られる。
このアリルスルフイド体(5.50g、8.56mmo
le)をジクロルメタン(50ml)に溶解し、−30
℃に冷却する。
これにメタクロロ過安息香酸(純度80%、1.85g
)をかくはんしながら30分間にわたって加える。
添加後、さらに10分同条件でかくはんする。
反応溶液を室温にもどし、析出するメタクロロ安息香酸
を除去し、結晶をジクロルメタンで洗い、母液と合せる
ジクロルメタン溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で
洗い、乾燥(Na2SO4)減圧濃縮する。
残渣をメタノール(50ml)に溶解し、これに亜リン
酸トリメチル(3.2g)を加え、24〜26℃で30
時間放置する。
反応溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フイーに付し、イングロビルエーテル−酢酸エチル(9
:1)で展開される(3.97g、84.2%)が得ら
れる。
このアルコール体(2.2g)をイソプロピルエーテル
(20ml)に溶解し、0℃に冷却する。
これに三臭化リン(1.0g)を含むイソプロピルエー
テル溶液(5ml)をかくはん下に加える。
滴下終了後lO分かくはんし、反応溶液に水(10g)
ついで水を加える。
有機層を炭酸水素ナトリウム水、水で洗い、乾燥、濃縮
すると表記目的化合物〔2.1g、86%、δ1.24
(3H)、1.50(3H)、1.59(3H)、1.
71(3H)、2.19と2.81(2H)、2.41
(3H)、3.82(1H)、3.89(2H)、3.
97(2H)、4.45(2H)、4.87(1H)、
5.0〜5.5(3H)、7.29(5H)、7.25
と7.67(4H)〕が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Yは低級アルキルスノシホニル基またはアリー
    ルスルホニル基を、R1 は一般式 または (式中、R3は水素原子または保護されていてもよい水
    酸基を、R4は保護されていてもよい水酸基または一般
    式 (式中、R5はメチル基、メトキシ基または2つのR5
    が相伴って−CH=CH−CH=CH−基を、2は水素
    原子または水酸基の保護基を示す)で表わされる基もし
    くはそのキノン体を、Y′は水素原子または前記Y基を
    、nは0〜10の整数を示す)で表わされる基を示す〕
    で表わされるスルホニル化合物を、極性溶媒中、水素化
    ナトリウムもしくはカリウム、ナトリウムもしくはカリ
    ウム第3級アルコキサイドまたはナトリウムもしくはカ
    リウムアミドの存在下に一般式 〔式中、Xはハロゲン原子を示し、R2はR1 と同
    意義を有す〕で表わされるハロゲノ化合物と反応させ、
    一般式 〔式中、Y,R1およびR2は前記と同意義〕で表わさ
    れる化合物に導びき、ついでこの化合物をアミンとアル
    カリ金属の存在下に還元して、一般式 〔式中、R1およびR2は前記と同意義〕で表わされる
    化合物を製造することを特徴とする炭素−炭素結合方法
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