JPS58220405A - 電圧非直線抵抗器の製造方法 - Google Patents

電圧非直線抵抗器の製造方法

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JPS58220405A
JPS58220405A JP57104224A JP10422482A JPS58220405A JP S58220405 A JPS58220405 A JP S58220405A JP 57104224 A JP57104224 A JP 57104224A JP 10422482 A JP10422482 A JP 10422482A JP S58220405 A JPS58220405 A JP S58220405A
Authority
JP
Japan
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voltage
zinc oxide
heat treatment
nonlinear resistor
sintered body
Prior art date
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Pending
Application number
JP57104224A
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English (en)
Inventor
義和 小林
小西 茂生
黒川 英輔
豊見 孝義
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電圧非直線抵抗器、特に酸化マンガン(M n
 O2)を添加成分のひとつとして含む酸化亜鉛焼結型
電圧非直線抵抗器の製造方法に関するものである。
酸化亜鉛粉体に、少量のBi2O3,CO2oC02o
31亜鉛焼結型電圧非直線抵抗器が得られる。これらの
電圧非直線抵抗器の特性が近似的に、■a 1−(−) の式で表わされていることはよく知られている。
ただし、αは非直線指数、Cは非直線抵抗値で通常厚み
110mの素子にある一定の直流電流を流したときの電
圧でもって示す。そして、例えば1mAの電流を流した
ときの素子の両電極間の電圧をVlfnAと表わし、a
oAの電流を流したときの両電極間の電圧をv4゜Aと
表わす。
このような特性を示す電圧非直線抵抗器は電圧の安定化
などの用途のほかに、電源回路などに入ってくる高電圧
サージを吸収して、他の電子部品をそれから保護するな
どのサージ吸収用としての用途がある。そして、後者の
サージ吸収用のために使用する場合、特に高電流域での
非直線特性が重要になる。
酸化亜鉛焼結型非直線抵抗器の非直線特性は、焼結体内
のZnO粒子間に形成される薄い高抵抗層に起因す′る
と考えられている。すなわち、素子に電圧が印加される
と、良電気伝導性物質であるZnOにはほとんど電界が
印加されず、ZnO粒子間の薄い高抵抗層に電界が集中
して加わり、その高電界のために電圧−電流特性に顕著
な非直線特性が現われる。
しかるに、サージ電流などのような特に大きい電流が素
子の中を流れようとすると、低電流域ではtlとんと問
題にならなかったZnO粒子内の抵抗が素子内の全抵抗
としてきわめて無視できないものとなり、電界は粒界層
のみにとどまらず、ZnO粒子にも加わるようになる。
そして、ZnOの抵抗値が大きいと、高電流域における
非直線抵抗特性が損なわれる。ZnO粒子の電気伝導度
は、ZnO結晶内のZn原子と0原子の数のアンバラン
スが生じた結果、現出していると考えられている。そし
てこの場合、余分のZn原子がZn原子とO原子とから
なる格子点の間にインターステイシャルに入り、Zn原
子め提供する電子が結晶内を巡廻し、それによってZn
O結晶はn型半導体になっているといわれている。そこ
で、このZnO結晶の電気伝導度はインタースティシャ
ルなZn原子の数の多少に依存しており、その数が多い
と電気伝導度が大きい。
いま、酸化亜鉛焼結型電圧非直線抵抗器の中のZnO結
晶を考えた場合、高電流域での電圧非直線特性が優れて
いるためには、O原子の数がZn原子の数に比してやや
少ないことが望ましいということができる。Co原子、
Mn原子などが固溶した実用的な焼結体内のZnO結晶
相についても、同様の考え方が適用できると考えられる
。したがって、上記のようなQ原子のやや不足している
ZnO結晶相をもった焼結体を得る方法が重要な課題と
なる。
本発明は、上記要求に応え、高電流域において電圧非直
線抵抗特性の優れた焼結体を得るための、酸化亜鉛焼結
型電圧非直線抵抗器の製造方法を提供するものである。
すなわち、本発明は、抵抗値の小さい酸化亜鉛結晶相を
もった酸化亜鉛焼結体を得る方法を提供しようとするも
のである。ここで、酸化亜鉛焼結体内のZnO結晶相の
抵抗を低下させるためには種々の方法があるけれども、
本発明はM n O2が添加物の一つとして添加された
酸化亜鉛焼結体に関して、焼結体内のZnO結晶相の抵
抗を低下させるものである。そして、これは添加物のM
 n O2粉体に前処理を施すことによって達成された
以下、本発明の製造方法について実施例を挙げて比較例
とともに説明する。
〈実施例1〉 市販の酸化マンガン(M n O2)試薬を予めN2に
10容量チのC2を含ませた弱還元性の混合ガス中で3
00℃、400℃、500℃、600℃。
700℃、800℃の各温度で2時間熱処理した。
冷却後、粉砕して6種のM n O2粉体を用意した。
次に、市販試薬の酸化亜鉛(ZnO)粉体97モル係、
酸化ビスマス(B l 203 ) o 、5モルチ、
酸化゛コバルト(Co203)o、5%ル% 、酸化f
 p ン(TiO2)0.6モル%、酸化ニッケル(N
iO)0.5モル%。
酸化りC1ム(Cr203)0.sモル%に、上記30
0℃で熱処理を施した酸化マンガン(M n 02 )
 O−5モルチを加えてよく混合し、厚さ1.2m1l
ls直径23mmに加圧成型して、空気中1350℃で
1時間、焼結した。昇温速度および降温速度はそれぞれ
1100℃層 とした。このようにして得た焼結体に、
面積2.3crilの銀電極をその表裏両面にそれぞれ
焼き付けた。
以上のようにして得た試料について、直流定電流電源を
用いてvlmAの値を測定し、次にノ<ルス電源を用い
てv4oAの値を測定してから、v4oA/■1mAの
値を求めた。同じ手順で400 ’C,500℃、6o
O℃、700℃、8oO℃の各温度で熱処理を施したM
 n O2粉体を用いて焼結体を作り、v4oA/v1
oAの値を求めた。
第1図にM n O2に施した熱処理温度と制限電圧比
v40A/’1mAとの関係を示す。この図から明らか
なように、v4゜A/v1mAの値はMn O2に対す
る熱処理温度が400’C以上で小さくなり、600℃
、で最小になる。さらにM n O2の熱処理温度が高
くなると、その値は増加する。なお、熱処理を施さない
M n O2を使用したときの、v4゜A/v1mAの
値は2.30であった。
〈実施例2〉 市販の酸化マンガン(M n O2)  試薬を予め、
N2ガス中で300℃、400’C,500℃、600
℃。
700℃および800℃の各温度で2時間の熱処理を施
して冷却し、それを粉砕して6種のM n O2粉体を
用意した。このMn O2粉体を用いて上記実施例1と
同じ手順で焼結体を作り、その制限電圧比v40A/v
1mAを求めた。第2図にM n O2に施した熱処理
温度と制限電圧比との関係を示す。図から明らかなよう
に、実施例1の場合と同様に400℃から■40A/■
1mAの値は減少して600℃で最小になり、さらに温
度が高くなるとその値は増加している。そして、その傾
向は実施例1におけるものと類似している。
〈比較例〉 市販の酸化マンガン(M n O2)試薬を予め空気中
で300℃、400℃、m”oo℃、600℃。
700℃および800℃の各温度で2時間熱処理してか
ら冷却し、粉砕して6種類の酸化マンガン(Mn 02
 )粉体を得た。これらの酸化マンガン(M n O2
)粉体を用いて、実施例1と同じ手順で同じ組成比率の
酸化亜鉛焼結体を作り、その制限電圧比v4oA/v1
rnAを求めた。第3図に、熱処理温度とv4゜A/■
1mAの値との関係を示す。図か   ゛ら明らかなよ
うに、v4oA/v1mAの値はeoo℃で最小とはな
るものの、その効果は上記実施例によるものより小さい
以上の実施例および比較例にもとづいて、予め酸化マン
ガンに加えた熱処理が酸化亜鉛焼結体の制限電圧比にい
かに影響するか、その効果を説明してきたが、さらにN
2と02との混合ガスの組成比をかえた雰囲気中でのM
 n O2の熱処理効果についても検討した結果、弱い
酸化性の雰囲気中でM n O2に熱処理を施しておい
ても、上述したものと同じような効果があることが明ら
かになった。
なお、実施例および比較例においては、互いにデータを
比較するために、同種の配合比に従って酸化亜鉛焼結体
を作ったが、もちろんMn O2に対する熱処理効果は
、この配合比の場合のみに限って現われるのではなく、
他の配合比で・酸化亜鉛焼結体を製造する場合において
も得られることはいうまでもないことである。
M n O2に対する熱処理温度を400’Cから60
0℃まで上げていくと、v4oA/v1mAの値は小声
くなる傾向を示す。これは温度上昇によってMn O2
の吸着酸素または構造酸素が徐々に取れていった結果、
酸化亜鉛焼結体中の酸化亜鉛の抵抗値が低くなったため
と考えられる。しかし、600℃より高温側での熱処理
でv4oA/v1mAの値が大きくなる原因は、現在の
ところ明らかでない。
以上説明してきたように、本発明にかかる方法は、予め
原料の酸化マンガン粉体に、中性または弱還元性もしく
は弱酸化性の雰囲気中で4oo℃〜7oo℃の熱処理を
施すことを特徴とする。この方法によれば、酸化亜鉛焼
結体中の酸化亜鉛結晶相の電気抵抗を低下させる上で効
果があり、素子の大電流域における非直線抵抗特性を改
善してサージ電流の吸収などに対して優れた特性をもつ
素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本発明にかかる電圧非直線抵
抗器の製造方法の実施例の効果を説明するだめのM n
 O2に施した熱処理温度と制限電圧上ヒとの関係を示
す図、第3図はその比較汐すの効果を説明するためのM
 n O2に施した熱処理温度と溜1]限電圧比との関
係を示す図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 一処理湿奏(”c) 第3図 →R’ i¥3L4  (’()

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸化マンガン(M n O2) を含む酸化亜鉛主成分
    の焼結型非直線抵抗器を製造するに際し、原料酸化マン
    ガンに、予め弱還元性または中性もしくは弱酸化性の雰
    囲気中で400℃〜700℃の範囲内の温度で熱処理を
    施すことを特徴とする電圧非直線抵抗器の製造方法。
JP57104224A 1982-06-16 1982-06-16 電圧非直線抵抗器の製造方法 Pending JPS58220405A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02133903A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Ngk Insulators Ltd 電圧非直線抵抗体の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02133903A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Ngk Insulators Ltd 電圧非直線抵抗体の製造法

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