JPS58219022A - シリコ−ンエラストマ−薄膜の製造方法 - Google Patents

シリコ−ンエラストマ−薄膜の製造方法

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JPS58219022A
JPS58219022A JP57103426A JP10342682A JPS58219022A JP S58219022 A JPS58219022 A JP S58219022A JP 57103426 A JP57103426 A JP 57103426A JP 10342682 A JP10342682 A JP 10342682A JP S58219022 A JPS58219022 A JP S58219022A
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thin film
cured
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小名 功
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勝 尾崎
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D7/00Producing flat articles, e.g. films or sheets
    • B29D7/01Films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/755Membranes, diaphragms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/04Polysiloxanes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シリコーンエラストマー薄膜の製造方法に関
する。更に詳細には、塗工紙上に液状の硬化性シリコー
ンエラストマー組成物を被覆し硬化させた後、塗工紙か
らシリコーンエラストマー薄膜を引鰺はがすことよりな
る厚さ1〜500μのシリコーンエラストマー薄膜のI
i!遣方法に関する。
近年、シリコーンゴム薄膜が気体を選択的に透過する性
質を利用して、特定の気体を濃縮したり、シリコーンゴ
ムの耐熱性、耐酸化性、耐水性、耐薬品性などが良好な
性質を利用して、薄膜状のバッキング材、lfスケット
材としたり、シール用テープとして利用することが提案
されている。
従来、厚さ1市〜5關のシリコーンゴム膜は、有機過酸
化物加硫型シリコーンゴム組成物をプレス加硫したりし
て成型していたが大きなゴム膜が得られない、厚さ50
0μ以下にするのは技術的に困難である、均一な厚さの
ものが得られにくい、生産性が低い等の欠点があった。
本発明者らjま、これら従来公知の製造方法の欠点を解
消すべく鋭意研究した結果、厚さが1〜500μと薄く
、その厚さが均一なシリコーンゴム薄膜を効率よく製造
できる方法を発明するに至った。
すなわち、本発明は、 塗工紙上に、液状の付加反応硬化型または脱水素綜合反
応硬化型シリコーンエラストマー組成物を被覆後、該シ
リコーンエラストマー組成物を硬化させ、次いでシリコ
ーンエラストマー薄膜を塗工紙から引トはがすことによ
り厚さ1〜500μのシリコーンエラストマー薄膜を製
造する方法において、塗工紙の塗ニー面の硬化した該シ
リコーンエラストマーに対する剥離抵抗値が25℃、剥
離速度30Cm/分、剥離角度180゜の条件下で50
g以下/Cmであることを特徴とするシリコーンエラス
トマー薄膜の製造方法に関する。
これを説明すると、塗]二紙は、グラシン紙、クラフト
紙、パーチメント紙などの紙に合1&樹脂ないし合成高
分子その他のものを均一にかつ平滑に被覆したものであ
り、紙は必要に応じてポリビニルアルコールやCMCに
よりあらかじめアンカコートしていてもよい。この塗工
紙の塗工面は、その上に液状の付加反応硬化型もしくは
脱水素縮合反応硬化型シリコーンエラストマー組成物を
被覆し、硬化させた後、25℃、剥離速度30cm/分
、剥離角度180°の条件下で引きはがしたときに、5
0g以下/cmの抵抗値を有する。この剥離性能を有す
るならば、塗工物の種類は問わず、また、塗工物は−m
mであってもよいし、二種類以上の塗工物を混合したも
のであってもよいし、固形のものであっても液状のもの
であってもよいし、また固形物塗工面の上に液上塗工物
を塗布ないし付着させたものであってもよい。ただし、
液状塗工物の場合は紙にしみこむ傾向があるので固型塗
工物と併用することが好ましい。
こうした剥離性能を有する塗工物のうち固型のものとし
て、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、
ポリメタクリル酸パーフルオaアルキル、ポリアクリル
酸パーフルオロアルキル、メタクリル酸パーフルオロア
ルキル・アクリル酸パーフルオロアルキル共重合体、メ
タクリル酸パーフルオロアルキル・エチレン共重合体、
ポリテトラフルオロエチレンワックスが例示される。
また、こうした剥離性能を有する、樹脂と液状塗工物の
混合物あるいは液状−離型剤を塗布ないし41着させた
塗工物のための樹脂として、ニトロセルロース、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体
、ポリエチレンテレフタレート!ポリアミド!塩化ビニ
リデン・塩化ビニル共重合体。
塩化ビニリデン・アクリル酸アルキルエステル共重合体
、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アルキッド樹脂が例
示され、液状塗工物として、三7フ化塩化エチレン低重
合度物、パーフルオロアルカン酸エステル、パーフルオ
ロアルカン油が例示される。
硬化シリコーンエラストマー薄膜の厚さを1μ以上とし
、塗工紙の樹脂面の硬化シリコーンエラストマーに対す
る剥離、性能を25℃、剥離速度30cffl/分、剥
離角度180°の条件下で引きはがしたときに5(1g
以下/cffIの抵抗値としたのは、この1vみより薄
いか、この剥離抵抗値を上回ると、シリコーンエラスト
マー薄膜を塗工紙から引きはめ化にくく、無理やり引ト
はかすとシリコーンエラストマー薄膜に傷がつくことと
、たとえシリコーンエラストマー薄膜を傷つけずに引き
はかせたとしてもその速度を著しく遅くしなければなら
ず、生産性が低下するからである。
本発明で(マj加反応硬化型シリコーンエラストマー組
成物とは、オルガノポリシロキサンを構成するケイ素原
子に結合した官能基と別のオルガノポリシロキサンを構
成するケイ素原子に結合した官能基とがイ」加反応によ
り結合して架橋しエラストマー化するタイプのものをい
う。
その代表例は、ビニル基のような脂肪族不飽和基含有オ
ルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンと白金属化合物触媒を主剤とするイ」加反応に
より硬化するシリコーンエラストマー組成物である。
ビニル基のような脂肪族不飽和基含有するオルガノポリ
シロキサンの代表例は、両末端ビニルジメチルシリル基
封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ビニルジメチルシ
リル基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体1両末端ビニルメチルフェニル基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体であ
る。
オルが7ハイドロジエンボリシロキサンの代表例は、両
末端トリメチルシリル基封鎖メチルノ1イドロジエンボ
リシロキサン1両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチル
シロキサン・メチルハイドロジエンシロキサン共重合体
1両末端ジメチルシリル基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルハイドロジエンシロキサン共重合体゛、メチルハイ
ドロジエンシクロポリシロキサンである。
白金属化合物触媒の代表例は、微粒子状白金、塩化白金
酸、白金とオレフィンの錯体、白金とビニルシロキサン
の錯体、白金とジケトンの錯体、パラジウム化合物触媒
、ロジウム化合物触媒である。これらのうちでは活性の
点から白金化合物触媒が好ましい。
付加反応硬化型シリコーンエラストマー組成物の別の例
として、ビニル基のような脂肪族不飽和基含有オルがノ
ボリシロキサンとメルカプトアルキル基含有オルがノボ
リシロキサンとが紫外線照射下で付加反応して硬化する
シリコーンエラストマー組成物や電子線照射に上り硬化
するシリコーンエラストマー組成物がある。
脱水素綜合反応型シリコーンエラストマー組成物とは、
オルガノポリシロキサンを構成するケイ素原子に結合し
た官能基と別のオルガノポリシロキサンを構成するケイ
素原子に結合した官能基とが脱水素反応により結合して
架橋しエラストマー化するタイプのものをいう。
その代表例は、両末端シラノール基封鎖ジオルif/ポ
リシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシロキサン
と縮合反応触媒、例えば、市磯酸の重金属塩を主剤とす
る脱水素縮合反応により硬化するシリコーンエラストマ
ー組成物である。
両末端シラノール基封鎖ジオルガノポリシロキサンの代
表例は、両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン共重合体1両末端シラ/−ル基封
鎖メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)ポリシ
ロキサンである。このシロキサンは、綜合反応を抑制す
るため一部の末端水酸基をフルコキシ化しておいてもよ
い。架橋剤であるオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンの代表例は、両末端ジメチルシリル基封鎖ジメチルシ
ロキサン、メチルハイドロジエンシロキサン共重合体9
両末端トリメチルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポ
リシロキサンおよびメチルハイドロジエンシクロポリシ
ロキサンである。
付加反応硬化型シリコーンエラストマー組成物は1〜5
00μの任意の厚さのシリコーンエラストマー薄膜を製
造するのに適しており、脱水素綜合反応硬化型シリコー
ンエラストマーは厚さ1〜50μ、特には1〜25μの
シリコーンエラストマー薄膜を製造するのに適している
本発明で液状とは、常温で液状を呈しておれば無溶剤型
でもディスパージョンないし溶液型のものでもよいこと
を意味する。無溶剤型の場合は、オルガノポリシロキサ
ンの25℃における粘度は通常50 Q 0cst以下
であることが好ましく、ディスパージョンないし溶液型
の場合はオルガノポリシロキサンは生ゴム状のものであ
っても液状のものであってもよい。
シリコーンエラストマーは、付加反応硬化型、脱水素縮
合反応硬化型のいずれも、補強性無機充填剤、例えば、
乾式法シリカ、湿式法シリカあるいはカーボンブラック
を含有していることが望ましい。また、イτ1加反応硬
化型、脱水素縮合反応硬化型いずれも、特に前者は反応
抑制剤を含有することが好ホしい。そのほか耐熱剤、顔
料、オルガノアルコキシシラン。
無機質繊維、金属酸化物、炭酸カルシウム等を添加して
もよい。
液状の硬化性シリコーンエラストマー組成物を塗工紙に
被覆するには、まず、塗工紙を固定し、ついでこの塗工
紙上に液状の付加反応硬化型または脱水素縮合硬化型シ
リコーンエラストマー組成物をリバースロールコーティ
ング、ワイヤーラウンドバーコーティング、エアナイフ
コーティングなどの方法により被覆する。
ついで、このシリコーンエラストマー組成物がディスツ
ク−ジョン型ないし溶液型のものであるときはまず有機
溶剤を揮散させてから硬化させる。また、このシリコー
ンエラストマーが無溶剤型のものであるときはそのまま
硬化させる。この際、硬化のエネルギー源は、硬化性シ
リコーンエラストマー組成物の種類に応して適宜選択す
る。
硬化性シリコーンエラストマー組成物が、ビニル基のよ
うな脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロキサンとオル
ガツノ1イドロジエンボリシロキサンと白金属化合物触
媒を主剤とするもの、または、脱水素縮合反応硬化型で
ものであるときは、加熱による。もちろん、硬化を急が
ないときは、室温上放置しておいてもよい。
硬化性シリコーンエラストマーが、ビニル基のような脂
肪族不飽和基含有オルガノポリシロキサンとメルカプト
アルキル基含有オルガノポリシロキサンと光増感剤を主
剤とするような紫外線硬化型のものであるときは紫外線
照射による。また、硬化性シリコーンエラストマーが電
子線硬化型のものであると鯵は、電子線照射による。
加熱により塗工紙上の硬化性シリコーンエラストマー組
成物を硬化させるには、熱風吹付、輻射線照射、加熱空
気中への静置なと適宜選択すればよいが、加熱炉中に連
続的に通すのが効率的である。
イ1加反応硬化型の場合は100〜180℃で10〜2
分間(100℃では10分閤、180℃では2分間)滞
留するように、脱水素縮合反応硬化型の場合は100〜
180 ’Cで4分間(100℃で15分間、180℃
で4分間)滞留するように加熱炉に通すことがボイドの
ないシリコーンエラストマーを得るという見地から好ま
しい。
その際、最初に相対的に低温の加熱ゾーンを通し、つい
で相対的に高温の加熱ゾーンを通すことがよりボイドの
ないシリコーンエラストマー薄膜を得るという見地から
好ましい。
塗工紙上の硬化性シリコーンエラストマー組成物が硬化
完了後、硬化シリコーンエラストマーを塗工紙から剥離
すれば、目的とするシリコーンエラストマー薄膜が得ら
れる。この際、シリコーンエラストマー薄膜と塗工紙を
別々に連続的に巻ト取るのが効率的である。なお、シリ
コーンエラストマー薄膜の厚みが1〜50μの場合それ
を巻き取る前にタルク、微粉状マイカ、二酸化チタン粉
末、二酸化亜鉛粉末、シリカ粉末のような微粉末を打粉
しておくことが好ましい。
本発明の製造方法は、 1 塗工紙を使用しているので、これを固定しその上に
被覆した液状の硬化性シリコーンエラストマー組成物を
加熱硬化した場合に、ポリテトラフルオロエチレンフィ
ルムやポリエチレンフィルムのようなフィルムと違って
熱膨張することがほとんどなく、フィルムと違って有機
溶媒によって膨潤することがないという特徴。
2 塗]二紙を使用しているので硬化したシリコーンエ
ラストマー薄膜の表面がきわめて平滑であるという特徴
3 硬化したシリコーンエラストマーに対する塗工面の
剥離性能が25℃、剥離速度30cm/分、剥離角度1
80゜という条件下で50g以下/cmという塗工紙を
使用しているので、パラフィン被覆紙と違って硬化した
シリコーンエラストマー薄膜を傷つけることなくシリコ
ーンエラストマー薄膜を剥離することができるという特
徴。
4 液状の特に液状付加反応硬化型シリコーンエラスト
マー組成物を使用した場合には、厚みが薄く(1〜50
0μの開の任意の厚み)、また、液状の脱水素縮合反応
硬化型シリコーンエラストマー組成物を使用した場合は
厚みがきわめて薄く(例えば1〜50μ)、しかもとも
に表面が平滑であり、ボイドを有しないシリコーンエラ
ストマー薄膜を効率よく製造でトるという特徴と利点を
有する。
本発明の製造方法により製造したシリコーンエラストマ
ー薄膜は、特定ガスの選択透過膜としたり、打ち抜いて
薄膜状バッキング材または〃スケット材としたり、テー
プ状シール材などとして広く利用することができる。
次に、本発明の実施例を掲げるが、実施例中「部」とあ
るのは重量部を意味し、粘度、剥離抵抗値等の測定値は
すべて25℃における値である。なお、剥離抵抗値は、
幅5cmの討験片5枚を剥離速度30cTn/分、剥離
角度180’の条件下で剥離したときの数値を単純平均
した値である。
実施例1 トリアセチルセルロースをグラシン紙に均一に被覆した
塗工紙(ドリアセチルセルロースの厚み10μ、グラシ
ン紙の厚み210μ)を連続生産機のテンターにより固
定した。
この塗工紙上に、ナイフコーターを用いて主剤としての
ジメチルシロキサン中メチルビニルシロキサン共重合体
生ゴム。
両末端トリメチルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポ
リシロキサン(粘度40csL)、白金触媒と補強性シ
リカフィラーとをトルエンに分散・溶解したイ]加反応
硬化型シリコーンエラストマー組成物ディスパージョン
(固形分16重量%9回忙粘度計を使用しロータNo、
 3.2 rpmでの粘度6500CP)を5fflZ
分の速度で連続的に約200μの厚みになるように被覆
した。
次いで、40℃の温風を吹トっけてトルエンを連続的に
除去した後、150℃の加熱炉(長さ15m)に3分間
滞留するように通してシリコーンエラストマー組成物を
硬化させ、冷風を吹きつけて冷却し、ついで200メツ
シユのタルク粉末を打粉した後、シリコーンエラストマ
ー薄膜を塗工紙から30叶/分の速度で剥離した。なお
、この際、シリコーンエラストマー薄膜と塗]18紙は
剥離しながら別々のロールに巻鰺取った。かくして得ら
れたシリコーンエラストマー薄膜の表面ば鰺わめて平滑
であり、どこにも傷がなく、ボイドが存在せず、均一に
硬化していた。このシリコーンエラストマー薄膜の厚み
は35μであった。
なお、上記塗工紙の上記硬化シリコーンエラストマーに
対する剥離抵抗値は2.6g/cmであった。
比較例として、上記塗工紙のかわりに、厚み200μの
ポリテトラフルオロエチレンシート、厚み50μのポリ
エチレンフィルムおよびパラフィン被覆グラシン紙を使
用し、それ以外の条件は上記樹脂被覆紙と同様にしてシ
リコーンエラストマー薄膜の製造を試みたところ、いず
れも次の欠点があった。
ポリエトラフルオロエチレンシートの場合:オーブン投
入時にたるみを生し硬化シリコーンエラストマー薄膜の
厚みが不均一になった。
硬化シリコーンエラストマーの表面をよく観察すると微
細な縦筋むらが多数存在していた。なお、ポリテトラフ
ルオロエチレンシートの硬化シリコーンエラストマーに
対する剥離抵抗値は2.4g/c輔であった。
ポリエチレンテレフタレートフィルムの場合:オーブン
投入時にたるみを生じ硬化シリコーンエラストマー薄膜
の厚みが不均一になった。ポリエチレンテレフタレート
フィルムからシリコーンエラストマー薄膜を剥離するこ
とが困難であった。
ポリエチレンフィルムの場合: シリコーンエラストマー組成物ディスバージ8ンを風乾
中にフィルムがでこぼこになった。オーブン投入中にフ
ィルム周辺部が溶融した。シリコーンエラストマー薄膜
をフィルムから剥離することは全く不可能であった。
パラフィン被覆グラシン紙の場合: パラフィン被覆グラシン紙からシリコーンエラストマー
薄膜を剥離することは全く不可能であった。
実施例2 ポリメタクリル酸パーフルオロオクチルをクラフト紙に
均一に被覆した塗工紙(ポリメタクリル酸パーフルオロ
オクチルの厚み5μ、クラフト紙の厚み300μをテン
ターにより固定した。
この塗工上に、アプリケータを用いて末端ビニル基封鎖
ジメチルポリシロキサン(粘度1000 cst、)+
両末端トリメチルシリル基到鎖メチルハイドロノニンポ
リシロキサン(粘度50csL)+白金触媒およびイ」
加反応遅延剤を主剤とし、補強性シリカフィラーを添加
した無溶剤型の付加反応硬化型シリコーンエラストマー
組成物(回転粘度計を使用しロータNo、4゜12部口
での粘度22 (100CP)を約300μの厚みに被
覆した。これを110 ’Cの熱風循環式オーブンに1
0分間投入してシリコーンエラストマー組成物を硬化さ
せ、オーブンから取出して室温になってからシリコーン
エラストマー薄膜を塗工紙から3(1cm/分の速度で
剥離した。
シリコーンエラストマー薄膜の表面はきわめて平滑であ
り、どこにも傷がなく、ボイドが存在せず、均一に硬化
していた。
シリコーンエラストマ一層の厚みは310μであった。
なお、上記塗」二級の上記硬化シリコーンエラストマー
に対する剥離抵抗値は12部g/cmであった。
実施例3 実施例1のトリアセチルセルロース被覆グラシン紙のか
わりに、三7ツ化塩化エチレン低重合度物(粘度200
 cst。
1.409)(1,6部とニトロセルロース2.5部を
アセトン50部に完全に溶解した液を均一に噴霧しアセ
トンを揮散させたグラシン紙を使用し、他は実施例2と
全く同様の条件によりシリコーンエラストマー薄膜の製
造を試みたところ、実施例2と同様に良好なシリコーン
エラストマー薄膜を得ることができた。三7ツ化塩化エ
チレン低重合度物含有ニトロセルロースを噴霧したグラ
シン紙の硬化シリコーンエラストマーに対する剥離抵抗
値は35g/cmであった。
比較例として、上記の三フフ化塩化エチレン低重合度物
()。
4部と、ニトロセルロース2.5部をアセトン50部に
完全に溶解した液を均一に噴霧してアセトンを揮散させ
たグラシン紙を使用し、池は実施例1と全く同様の条件
によりシリコーンエラストマー薄膜の製造を試みた。シ
リコーンエラストマー薄膜を、この三7ノ化塩化エチレ
ン低重合度物含有ニトロセルロースを被覆したグラシン
紙より30cfflZ分の速度でひきはがそうとしたと
ころ、硬化シリコーンエラストマー薄膜の表面に微少な
陥凹が少々発生した。30c+n/分の速度でひきはが
したと外は無傷であった。
なお、・上記三7ツ化塩化エチレン低重合度物含有セル
ロースを被覆したグラシン紙の上記硬化シリコーンエラ
ストマーに対する剥離抵抗値は558/c…であった。
実施例4 実施例1で使用した塗工紙を連続生産機のテンターによ
り固定した。この塗工紙−Lにアプリケータを用いて両
末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン生ゴノ、
と補強性シリカフィラーの加熱混合物9両末端ジメチル
シリル基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジエ
ンシロキサン共重合体(粘度150csL)、反応抑制
剤としての酢酸、を1.Ll−1クロルエタンに溶解・
分散してなるシリコーン組成物(固型分15重量%9回
転粘度計を使用しロータNo、 4.12rpmでの粘
度8800 CP) 1 (、) 、(11部にジブチ
ル錫ジラウレート触媒2部を加えてなる100μの厚さ
になるように連続的に被覆した。
次いで4()℃の温風を吹き付けて1. 、1 、1−
 )リクロルエタンおよび反応抑制剤としての酢酸を除
去後、100°Cで5分、次いで130℃で7分間滞留
するように加熱炉に連続的に通して完全に硬化させ、シ
リコーンエラストマー表面に300メツシユのマイカ粉
末をま」ζした後、シリコーンエラストマー薄膜を塗工
紙から30cm/分の速度で剥離した。シリコーンエラ
ストマー薄膜の表面はきわめて平滑であり、どこにも傷
がなく均一に硬化していた。このエラストマー薄膜の厚
さは13μであった。
なお、上記塗工紙の上記硬化シリコーンエラストマーに
対する剥離抵抗値は42g/amであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塗工紙上に、液状の付加反応硬化型または脱水素綜
    合反応硬化型シリコーンエラストマー組成物を被覆後、
    該シリコーンエラストマー組成物を硬化させ、次いでシ
    リコーンエラストマー薄膜を塗工紙から引きはがすこと
    により厚さ1〜500μのシリコーンエラストマー薄膜
    を製造する方法において、塗工紙の塗工面の硬化した該
    シリコーンエラストマーに対する剥離抵抗値が25℃、
    剥離速度30 am/分、剥離角度180’の条件下で
    50g以下/叶であることを特徴とするシリコーンエラ
    ストマー薄膜の製造方法。 2該シリコ一ンエラストマー組成物を加熱硬化させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のシリコーン
    エラストマー薄膜の製造方法。
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