JPS58217545A - 接着性樹脂組成物 - Google Patents

接着性樹脂組成物

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JPS58217545A
JPS58217545A JP9928082A JP9928082A JPS58217545A JP S58217545 A JPS58217545 A JP S58217545A JP 9928082 A JP9928082 A JP 9928082A JP 9928082 A JP9928082 A JP 9928082A JP S58217545 A JPS58217545 A JP S58217545A
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ethylene
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Osamu Hayashi
修 林
Hideo Kurihara
秀夫 栗原
Yukio Matsumoto
幸男 松本
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、接着性樹脂組成物に関するものである。さら
に詳しくは、本発明は、特定の変性エチレン共重合体と
未変性エチレン共重合体とからなる接着性樹脂組成物に
関するものである。
エチレンと極性基を有する反応性モノマーとの共重合体
は、極性基を有するエチレン共重合体との特性を生かし
て接着剤、被覆材などの用途に広範囲に利用されている
。すなわち、極性基を有するエチレン共重合体は、エチ
レン単独重合体と異なり、衣料品、金属面などのような
極性を有する表面と親和性が高く、また入手も容易であ
るため、それらの表面の接着剤あるいは被覆材として実
用上非常に有用である。
極性基を有するエチレン共重合体の例としては、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(EVA)もしくはエチレン・
アクリル酸エチル共重合体(EEA)を挙げることかで
き、これらの共重合体は、例えば、シャツ芯地の接着固
定などの用途に用いられる衣料用ホントメルト接着剤と
して利用されている。このような用途においては、EV
A、EEAような極性基を有するエチレン共重合体は、
熱融着性である、衣料品に良くなしみその風合いを妨げ
ない、接着作業か容易である、衣才1品を黄変あるいは
着色させない、皮膚障害などの問題がない、臭いかない
などの利点があるため実用上好ましい接着剤とされてい
る。
しかしながら、これらの通常の極性基を有するエチレン
共重合体は接着力においては必ずしも充分高いとは言え
ず、従って、縫製工程において接着芯地な一時的に接着
させ、縫製技術の簡素化と縫製性の向上を目的とした、
いわゆる仮接着タイプの接着剤として用いられることが
多い。
一方、半永久接着タイプの接着剤、すなわち、仮接着タ
イプの接着剤に比べて接缶力が強く、使用量も少なくて
すみ、縫製時のみでなく、数回の洗濯に対しても充分耐
えることのできるタイプの接着剤は実用」二有利である
ため、前記のような優れた特性を有するEVA、EEA
なとの極性基を有するエチレン共重合体の接着力を高め
て、これらを半永久接着タイプの接着剤とする技術が求
められている。
本発明は、接着剤、被覆材などの用途において優れた特
性を有する新規なエチレン共重合体系接着性樹脂組成物
を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、特に半永久接着タイプの衣料用ホット
メルト接着剤として優れた特性を有する新規なエチレン
共重合体系の接着性樹脂組成物を提供することも、その
目的とするものである。
本発明は、含窒素複素環ビニルモノマーが10重量%以
内の量でグラフト化されている変性エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量%の
範囲の量のもの)もしくは変性エチレン・アクリル酸エ
チル共重合体(結合アクリル酸エチル含有量か8〜45
重量%の範囲の竜のもの〕のいずれかの変性エチレン共
重合体と。
結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量%の範囲の量の未
変性エチレン拳酢酸ヒニル共重合体もしくは結合アクリ
ル酸エチル含有量が8〜45重是%の範囲の量の未変性
エチレン・アクリル酸エチル共重合体、 とを含む組成物で、その組成物に含まれる含窒素複素環
ビニルモノマー中位の量か組成物1グラム当り5 X 
l O=以上ダラム当量(好ましくは、l X I O
−’グラム当量以上)であることからなる接着性樹脂組
成物からなるものである。
すなわち、本発明は、共重合成分含有量が一定範囲にあ
るエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)あるいはエ
チレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)のいずれ
かのエチレン共重合体に対して、含窒素複素環ビニルモ
ノマーを10重量%以内の量(好ましくは、0,5〜5
重量%の範囲の量、いずれも生成物中のグラフ゛ト量)
でグラフ)・化して得られる変性エチレン共重合体と、
未変性のEVAもしくはEEAとを一定の範囲の量で混
合して得た組成物は、接着剤および被覆材、特に半永久
接着タイプの衣料用ホットメルト接着剤として非常に優
れた特性を有するとの知見に基づいて完成されたもので
ある。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる含窒素#1素環ビニルモノマーがグラフ
ト化された変性エチレン共重合体は、たとえば、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(結合酢酸ビニル含有量が8〜
45重量%の範囲の量のもの)もしくはエチレン・アク
リル酸エチル共重合体(結合アクリル酸エチル含有量が
8〜45重量%の範囲の量のもの)を含む有機溶媒に、
含窒素複素環ビニルモノマーを添加し、ラジカル発生剤
の存在下にて加熱することからなる製造法により得るこ
とができる。
上記のように、エチレン・酢酸ビニル共重合体(E V
 A)としては、結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量
%の範囲の量のものを用いることが必要であり、また、
エチレン・アクリル酸エチル共重合体(E E A)と
しては、結合アクリル酸エチル含有量が8〜45重量%
の範囲の量のものを用いることが必要である。これらの
エチレン共重合体において共重合成分(すなわち、酢酸
ビニル成分あるいはアクリル酸エチル成分)の含有量が
上記の範囲の下限よりも少ない場合には、グラフト化に
より得られたものが、本発明の変性エチレン共重合体の
主な特徴である高い接着力を示さず、一方、エチレン共
重合体において共重合成分の含有量が上記の範囲の上限
よりも多い場合には、エチレンの共重合体としての前述
したような各種の優れた特性か現われない。
マタ、EvAおよびEEAの各々1ilOOO〜300
0気圧の条件下の高圧重合法により得られたもの、ある
いはlO〜400気圧の条件下で溶液あるいは乳化重合
により得られたものなど、任意の方法により得られたも
のでよい。
含窒素複素環ビニルモノマーとしては、窒素原子を含む
複素環基とビニル基とを有′する反応性モノマーである
限り特に限定はない。本発明において使用するに適した
含窒素複素環ビニルモノマーの例としては、4−ビニル
ピリジン、2−ビこルビリジン、5−エチル−2−ビニ
ルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、2−イ
ンプロペニルピリジンなどのピリジン環を有するビニル
モノマー;2−ビニルキノリンなどのキノリン環を有す
るビニルモノマー;3−ビニルインキノリンなとのイン
キノリン環を有するビニルモノマー;ビニルイミタゾー
ルなどのイミダゾール環を有するビニルモノマー;N−
ビニル力ルパンール;およびN−ビニルピロリドンなど
を挙げることかで −きる。
上記の製造法で用いられる有機溶媒は、原料として用い
られるEVAあるいはEEAおよび含窒素複素環ビニル
モノマーを溶解することができ、それらの化合物と実質
的に反応しない溶媒である限り特に限定はない。ただし
、ハロゲン化炭化水素を用いた場合に特に反応速度が高
いことから、有機溶媒としてはハロゲン化炭化水素を用
いることが好ましい。ハロゲン化炭化水素の例としては
、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロルエチレン、テ
トラクロルエチレン、クロルエタン、■。
l−ジクロルエタン、1,1,2.2−テトラクロルエ
タン、l、l−ジブロムエタン、1.2−ジブロムエタ
ン、l 、 ’l 、 2 、2−テトラブロムエタン
などのハロゲン化脂肪M炭化水素、および、クロルベン
ゼン、ジクロルベンセン、トリクロルエンゼンなどのハ
ロゲン化芳香族炭化水素を挙げることができる。
EVAあるいはEEAは、8度が1〜90%(重量/溶
液容量)の範囲の溶液として反応に用いることができる
が、反応液の粘度および反IC効率なとを考慮すると、
濃度は5〜50%(重量/溶液容量)の範囲内に調整す
ることか好ましい。
ラジカル発生剤としては、有機過酸化物あるいはアン化
合物を挙げることがで5る。有機過酸化物としては、そ
の−分半減期温度か120〜260 ’Cの範囲にある
有機過酸化物を用いることが好ましい。そのような好ま
しい有機゛過酸化物の例としては、ヘンシイルバーオキ
シド、l、1−ビス(E−ブチルパーオキシ)3,3.
5−1リメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシ
ラウレート、シクロヘキサノンパーオキシド、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、n−ブチル−4,4−ビス
(t−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミルパーオ
キシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、キュメンバーオ
キシドなどを挙げることができる。また、アゾ化合物の
例としては、アジビスインブチロニトリル(A I B
 N)のような炭素ラジカル発生剤を挙げることができ
る。
ラジカル発生剤はEVAあるいはEEA I OOgに
対して0.0001〜10モルの割合で使用されるが、
好ましい使用量は、0.001〜1モルの範囲である。
また、ラジカル発生剤は反応液にそのまま添加すること
もできるが、溶液として添加することもできる。溶液と
して添加する場合に使用するラジカル発生剤の溶剤はグ
ラフト反応の反応溶剤と同一とすることが望ましいが、
他の溶媒、たとえば、アルコール、ケトン、エステルな
どの各種の有機溶媒も使用することができる。
変性EVAあるいは変性EEAを製造するだめのグラフ
ト反応は、EVAあるいはEEAが反応溶媒中に溶解状
態で存在している温度で反応を行なう。反応温度は、使
用するラジカル発生剤の種類なとによって異なるか、一
般には100〜260°Cの範囲の温度とするのが好ま
しい。反応時間は、一般には、1分〜5時間の範囲にあ
る。
なお、本発明で用いる変性EVAおよび変性EEAにお
ける含窒素複素環ビニルモノマーのグラ2ト化率は、含
窒素複素環ビニルモノマーノ種類と使用量、ラジカル発
生剤の種類と使用量、反応溶媒の種類、反応温度、反応
時間などを調節することによっても変動させることがで
きる。
上記のクラフト反応により生成する変性EVAあるいは
変性EEAを含む反I5液には、−副生成した含窒素複
素環ビニルモノマーの単独重合体か魔在することもある
が、それらの副生成物は、適当な溶媒を用いての変性物
の沈C化と再溶解などの公知の方法により分離除去する
゛ことかでき、必要に1心して、それらの方法が利用さ
れる。
以」二に述べてきたような方法により得られる変性EV
Aおよび変性EEAは、そのまま単独でも熱融着型(ホ
ントメルトタイプ)接着剤として用いることもできるが
、これらの、変性EVAあるいは変性EEAを、特定の
範囲の量の未変性EVAあるいは未変性EEAと混合し
た組成物の形態で用いることにより、変性EVAあるい
は変性EEA単独の場合よりもむしろ高い接着力を示す
ようになる。すなわち、そのような組成物に含まれる含
窒素複素環ビニルモノマ一単位の量が組成物1グラム当
り5XIO−’ダラム当量以上となるような量で変性物
と未変性物を混合した組成物は、ポリエチレンなどの合
成樹脂、鋼板、アルミニウム板などの金属板、織布ある
いは不織布などの繊維質材料のような各種の材料の間(
同種材料間および異種材料間)の接着において高い接着
性を示す。
変性物と未変性物を混合して本発明の接着性樹脂組成物
とする方法としては、各成分を均一に混合することので
きる方法である限り特に限定はないか、たとえば、次の
ような方法を利用することができる。
変性物と未変性物を所定の割合で炭化水素溶媒、ハロケ
ン化水素溶奴のような良溶奴に力a熱溶解し、ついでメ
タノール、アセトンなと゛の貧溶り某を攪拌下に添加す
ることにより樹脂組成物を析出させる。次いで、析出物
を濾別し、乾燥することにより粉末状の樹脂組成物を得
る(溶静法)。
また、別の方法としては、変性物と未変性物のそれぞれ
の粉末を溶剤を使用せずに、トライブレンドする方法な
ども利用することができる。すなわち、変性物と未変性
物、そして本発明の目的を損なわない範囲で、耐熱安定
剤、#候安定剤、難燃剤、チタンホワイトやカーホンブ
ランクなどの顔料、染粕、充填剤、酸化マグネシウムや
微粉状シリカなどの粉体の流動性改良剤なとを、ヘンシ
ェルミキサー、タンブラーブレンダー、リボンブレンタ
゛−など゛により4昆合し、さらに、ニーター、押出機
、グラベンダー、ヘン/ヘリ−ミキサ、ミキジンゲロー
ルなどを用いて熔融混合したものをペレット化する。次
いで、このペレットを粉砕機で粉砕することにより粉末
状の樹脂組成物を得る。
本発明の接着性樹脂組成物は、粉末状、ペレット状、フ
ィルム状、線状、繊維状など各種の形態にて、接着剤あ
るいは被覆材などの用途に利用することができる。粉末
状で使用する場合にはlO〜300メツシュの粉末とし
て用いるのが好ましい。
本発明の接着性樹脂組成物は、繊維に対する接着性が良
好で、かつ、衣料品に良くなしみ、その風合いを妨げな
い、接着作業が容易である、衣料品を黄変あるいは着色
させない、皮膚障害などの問題がない、臭いがないなど
の多くの利点があるため実用上好ましい衣料用の接着剤
として利用される。
また、本発明の、接着性樹脂組成物は、少ない使用量で
高い接着性を示し、また、縫製時のみでなく、数回の洗
濯に対しても充分−えることのできる接着持続性を有す
るため、特に、半永久接着タイプの衣料用接着剤として
有用である。
また、本発明の接着性樹脂組成物は、合成樹脂、金属板
なとの接着(同種材料間および異種材料間の接着)にお
いても高い接着性を示すため、そのような用途において
も極めて有用である。
本発明の樹脂組成物を用いる接着方法としては、たとえ
ば、樹脂組成物を被接着基材の間に挟み、その融点以上
で分解温度以下、好ましくは230℃以下の温度で、l
Og/am’ 〜lookg/c m’、5秒〜30分
間の条件にて被接着基材を加熱圧着する方法が利用され
る。
また、本発明の接着性樹脂組成物は、銅板、アルニウム
板などの被塗装物への畜着性が良いので、被覆用組成物
として利用することかできる6たとえは1本発明の樹脂
組成物を粉末状にして、流動浸漬、静電吹付塗装、静電
浸漬塗装のような各種の粉体塗装法により被塗装物に被
覆することが     ・できる。
なお、本発明の接着性樹脂組成物には、その1的、用途
に応じて各種の、可塑剤、充填剤、老化防止剤、滑剤な
どの樹脂用添加剤が配合されていてもよい。
次に本発明で用いる変性エチレン共重合体の製造例、本
発明の実施例、および比較例を示す。
[製造例] 攪拌機、温度計、およびコンデンサを備えた500m文
容量のフラスコに0−ジクロルベンゼン250mJ1と
エチレン・酢酸ビニル共重合体(高圧法製造品、結合酢
酸ビニル含量=12重量%、MI  (メルトインデッ
クス)ニア0g/10分)20gを入れ、これを約12
0°Cで撹拌混合することにより溶解させた。得られた
溶液を加温して150°Cの温度に到達させたのち、減
圧下にて蒸留精製した4−ビニルピリジン10gを加え
、これを溶解させた。次にラジカル発生剤(1,1−ビ
ス(t−ソチルパーオキシ)3,3.5−トリメチルシ
クロヘキサン)0.5gを加えたのち、150°Cで3
時間攪拌してグラフト化反応を行なった0 反応終了後、反応液を放冷して、その温度を60〜70
°C付近まで下げ、この反応液を攪拌しなからメタノー
ルを加えて生成ポリマーを沈澱させた。この生成ポリマ
ーを、トルエンとメタノールを用いる溶解・沈Vにより
精製したのち、得られた沈澱物を45°Cにて24時間
真空乾燥して粉末状のポリマー生成物を得た。
得られたポリで1生放物には4−ビニルピリジンがクラ
フト化していることか、ポリマー生成物の元素分析およ
び赤外線吸収スペクトル(ピリジン環の特性吸収の存在
およびビニル基の特性吸収の不存在)から確認された。
また、上記のポリマー生成物の4−ビニルピリジンの反
応率(グラフト化率)は3.3%であった。ただし、[
反応率(グラフ1化斗化)」は、変性されたポリマー中
に含まれているグラフ t−化された含窒素複素環ビニ
ルモノマー(木製造例では4−ビニルピリジン)の重量
%を意味する数値であり、過塩素酸・酢酸滴定法により
変性ポリマー中の塩基性窒素含有量を測定することによ
り算出した。
[接着剤としての評価例] A。被接着材として綿帆布を用いた評価JIS  L3
102の規定に合格する並線帆布から2枚の綿帆布片(
長さ:15cm、幅:2゜5cm、厚さ:約1mm)を
切り取り、この2枚の綿帆布片の間に接着剤の粉末(タ
イラーの20メツシユふるい通過品)を約0 、03 
g / c m’の割合で均一に介在させ、これを15
0℃で1分間予熱したのち、熱プレス機を用いて、15
0°C110k g / c m’の条件で3分間圧着
して接着綿帆布片を作成する。
このようにして作成した接着綿帆布片を試験片として、
オーi・グラフ(島津製作所昧製)を用いて温度23°
C1引張り速度50 mm7分にてT−剥離強度を測定
した。
B。被接着材として綿ブロードを用いた評価綿100%
の綿ブロード布#40 (23cmX30cm)に約0
.7gの接着剤粉末(タイラーの50メツシユふるい通
過品)を均一に散布し、この上に上記と同一の綿ブロー
ド布を重ね合わせて温度150°C10、42k g 
/ c m’の条件で10秒間圧着する。次いで、これ
を温度25℃、0.42kg/cm’の条件で更に10
秒間圧着して、接着剤散布量0 、 Ol g/100
 cm’の接着綿ブロード布を得る。
接着綿ブロード′lj5を輻10cmに切断して、これ
を試験片として、引張試験機を用いて、温度23℃、チ
ャンク幅10cm、引張り7速度10cm/分にてT−
剥離強度をJilt定した。
」二記のAの評価と同様にしてT−剥離強度の測定を行
なった。但し、測定温度は室温である。
接着剤の粉末をスペーサーを用いてポリテトラフルオロ
エチレン樹脂フィルムの間に均一にはさみ、150’C
で1分間予熱したのち、熱プレス機を用いて150℃、
lokg/cm’の条件で3分間加圧して、フィルム状
試験片(厚さ:約150p)とする。
JIS  G3141の規定に合格する圧延鋼板から機
械切断により鋼板片(長さ:15cm、幅:3cm、厚
さ:0.1cm)を切り取り、その表面をトリクレンで
洗浄したのち、乾燥する。この表面処理された鋼板片の
上に接着剤フィルム状試験片を載せ、150℃もしくは
200℃の温度で1分間予熱した後、その上に低雀度ポ
リエチレンシート(長さ:15cm、幅:1cm、厚さ
=0.2cm)を載せて、熱プレス機を用いて、150
°Cもしくは200℃、 、100 g/ cm’ノ条
件で3分間圧着して試験片とした。
この試験片を用いて、室温下、引張り速度50mm/分
にて180度剥離強度を測定した。
D。被接着材としてアルミニウム箔(A文治)を用いた
評価 2枚のアルミニウム箔(長さ:10cm、幅;10cm
、厚さ:0.1mm)をアセトンで洗浄し、脱脂乾燥し
たのち、この2枚のアルミニウム箔の間に接着剤の粉末
を約0.O1g/cm″の割合で均一に介在させ、15
0℃で1分間予熱したのち、熱プレス機を用いて、15
0℃、20kg/ c m’の条件にて3分間圧着して
接着アルミニウム箔を作成する。
この接着アルミニウム箔からカンタ−により細片(長さ
:10cm、IIG:2.5cm)を切り取り、これを
試験片とし、JIS  K  6854に準拠して、室
温下、引張り速度50mm/分にてT−剥離強度を測定
した。
[実施例1〜3、比較例1〜2] 前記の製造・例で得たエチレン・酢酸ビニル共重合体(
結合酢酸ビニル含量=12重量%、M工:70g/lo
分)に4−ビニルピリジンが反応率(グラフト化率)3
.3%でグラフト化した変性物と、その原料として用い
たエチレン・酢酸ビニル共電合体未変性物とを種々の割
合で混合した樹脂組成物を調製した。この混合は、溶媒
としてl・ルエンを用いる溶液法により行なった。
これらの樹脂組成物の混合比(変性/未変性、重量比)
および結合4−ビニルピリジン含有量(VP含量と略記
、樹脂組成物1グラムに対するグラム当量値)を第1表
に示す。
第1表 実施例 混合比(変性/未変性)  VP含量1   
 10/10    1.6X10−’2     5
/10    1.lX10−’3     1/10
    2.9XIO−’第1表に記載した試料組成物
について実施した接着性の試験結果を第2表に示す。な
お、第2表には、上記のエチレン・酢酸ビニル共重合体
の未変性物(比l)および変性物(上記の製造例の生成
品、比2)をそれぞれ単独で用いた接着性試験の結果も
比較例として記載した。
第2表 実施例  PE/鋼板接着力 A文節 綿帆布(kg/
cm)    (kg/cm) (kg/cm)150
°C200°C 14,403,601,1132,6125,603t
02  1.10  2.713    1.11  
 3.97  0.67  0.961L1   自然
剥離  0.92  0.48  0.07比2   
5.66  3.83.0.95 1.61[実施例4
〜9.比較例3〜6] 前記の製造例と同様な方法で製造したエチレンφ酢酸ビ
ニル共重合体(結合酢酸ビニル含量=12重量%、MI
:9g/10分)に4−ヒニルビリジンか反応率(グラ
フト化率)1.63%でグラフト化した変性物と、各種
のエチレン・酢酸ビニル共重合体未変性物とを1 : 
2 ’(重量比)の割合でトルエンを用いて混合した樹
脂組成物(4−ピニルピリジン含有量:0.52X10
−’グラム当量−/組成物1g)を調製した。
各実施例において混合希釈用として用いた未変性エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体未変性物の結合酢酸ビニル含1
(VA含量、単位:重量%)とメルトインデックス(M
l、単位:g/10分)とを第3表に示す。
第3表 実施例    VA含量    Ml 4      10      4 5     12     9 6      15     、 0.757    
 15     2 8     20     2 9      28    150 比3     3 、’ 5   35比4    6
    2 各組成物について実施した接着性の試験結果を第4表に
示す。なお、第4表には、」二記のエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体の未変性物(比5)および変性物(比6)を
それぞれ単独で川l/)だ接着性試験の結果も比較例と
して記載した。
第4表 実施例  PE/wI板接着力 AQffi  縮帆ン
σ(kg/cm)    (kg/cm) (kg/c
m)150 ℃   200 ℃ 4    2.32   4.08  0.8+   
 −52,874,010,!9B   +、036 
   1.12   5.91  0.91   −7
     8.15    6.−23  0.92 
   −s     2.6+    5.40  6
.82   −9       1、OQ      
1.38   0.B5   0.B3比3  自然剥
離  0.64  0.87  0.04比4   0
.85  0.71 0.61  −IL5  自然剥
離 自然剥#  0.28   −比6   4.73
  8.50 1.15  −[¥施例10−12、比
較例7〜8] 前記の製造例と同様な方法で製造したエチレン・アクリ
ル酸エチル共重合体(結合アクリル酸エチル含量:18
重量%、MI:6g/10分)に4−ビニルピリジンが
反応率(クラフト化率)3.0%でグラフト化した変性
物と、各種のエチレン・アクリル酸エチル共重合体未変
性物(実施例10.11)またはエチレン・酢酸ビニル
共重合体未変性物(実施例12)とを、■: 2 (i
量比)の割合でトルエンを用いて混合した樹脂組成物(
4−ビニルピリジン含有量:0.95X10−’グラム
当量/組酸物1g)を調製した。
各実施例において混合希釈用として用いた未変性エチレ
ン・アクリル酸エチルノ(重合体未変性物の結合アクリ
ル酸エチル含量(EA含量、単位二重量%)、および未
変性エチレン・酢酸ビニル共重合体未変性物の結合酢酸
ビニル含都(VA含量、単位二重量%)とメルトインデ
ンクス(MI、単位:g/10分)とを第5表に示す。
第5表 実施例  EA又はVA含量  Ml lo      18      6 11     18     20 12     15      2 各組成物について実施した接着性の試験結果を第6表に
示す。なお、第6表には、上記のエチレン・アクリル酸
エチル共重合体の未変性物(比7)および変性物(比8
)をそれぞれ単独で用いた接着性試験の結果も比較例と
して記載した。
第6表 実施例  PE/鋼板接着力 へ立箔 綿帆布(kg/
cm)    (kg/Cm) (kg/cm)150
  ℃    200 ℃ 10   3.02   8.10  0.93  1
.0811   2.96   7.32   +、0
2  1.3512     3.85     5.
22   0.91     −比7  自然剥M  
 6.3  0.78  0.52比8   7.+5
  9.150.99  1.12[実施例13コ 前記の製造例と同様な方法で製造したエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体(結合酢酸ビニル含量=15重量%、MI
:2g/10分)に4−ビニルピリジンが反応率(グラ
フト化率)3.3%でグラフト化した変性物と、エチレ
ン・アクリル酸エチル共重合体未変性物(結合アクリル
酸エチル含量18重量%、MI :6g/10分)とを
12(重量比)の割合でトルエンを用いて混合した樹脂
組成物(4−ビニルピリジン含有績:1.LX10−4
グラム当早/組成物1g)をjJ!I賀した。
Jl記組成物について実施した接着性の試験結果を第7
表に示す。なお、第7表には、」二足のエチレン・アク
リル酸エチル共重合体の未変性物(上t9)およびエチ
レン・酢酸ビニル共重合体変性物(比10)をそれぞれ
中物で用いた接着性試験の結果も比較例として記載した
第7表 実施例  PE/鋼板接着力 AM箔 綿帆布(kg/
Cm)    (kg/cm) (kg/cm)150
 ℃   200 °C 13B、77  11.2  1.60  1.11比
9  自然剥離  8.3  0,78  0.52比
10   G、0   3.6  1,02 1.?[
実施例14〜16、比較例11] 前記の製造例と同様な方法で、エチレン・酢酸ビニル共
重合体(結合酢酸ビニル含量:12重蓋%、MI : 
70g/10分)を原料として製造して、反応率3.5
%(実施例14)と反応率8゜5%(実施例15〜16
)の二種類の4−ビニルピリジングラフト化物を製造し
た。
これらのグラフト化物1重量部を、未反応のエチレン・
酢酸ビニル共重合体(」−記と同一)10重層重部ある
いは20重量部と混合し、ブラペンターで熔融混合(1
50°C55分)したのち、粉砕機を用いて、常温で粉
砕し、フルイを用いて30〜100メ・ンシュの粒度分
布の粉末状樹脂組成物を調製した。
この粉末を用いて、前記のBによる評価、すなわち、被
接着材として綿ブロードを用いた評価を行なった。
ただし、耐トリクレン性は、互いに接着した布試験片を
トリクレン中に入れて、25°Cの温度で18時間保持
し、次いで脱液して、常温で乾燥したのち、接着力を測
定する。
また、耐洗剤性は、市販の家庭用の洗濯用合成洗剤を水
に溶かして0.1重量%溶液を調製し、その中に試験片
を入れて、25°Cの温度で18時間保持し、次に、そ
の試験片を取り出し、25°Cの水で2回洗浄したのち
、常温で乾燥して、接着力を測定する。
評価試験を行なった樹脂組成物の混合比(変性/未変性
)および4−ヒニルビリシン含有I(VP含敏と略記)
を第8表に示す。
第8表 実施例 混合比(変性/未変性)  VP含量14  
 1/10     3.0X10−’15   .1
/10     7.3X10−’16   1/20
     3.9X10−’比11     未変性物 第8表に記載した試料組成物について実施した被接石材
として綿ブロードを用いた評価の試嫉結果(単位:g7
25cm)を第9表に示す。
第9表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 10含窒素複素環ビニルモノマーが1Oi1%以内の遍
    でグラフト化されている変性エチレン・酢酸ビニル共重
    合体(結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量%の範囲の
    量のもの)もしくは変性エチレン中アクリル酸エチル共
    重合体(結合アクリル酸エチル含イ1量が8〜45重量
    %の範囲の酸のもの)のいずれかの変性エチレン共重合
    体と、結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量%の範囲の
    星の未変性エチレン・酢酸ビニル共重合体もしくは結合
    アクリル酸エチル含有量が8〜45重量%の範囲の星の
    未変性エチレン・アクリル酸エチル共重合体、 とを含む組成物で、その組成物に含まれる含窒素複素環
    ビニルモノマ一単位の量が組成物1グラム当り5XlO
    −’グラム当量以上であることからなる接着性樹脂組成
    物。 2゜含窒素複素環ヒニルモイマーのグラフト化量か0.
    5〜5重量%の範囲の都であることを特徴とする特許請
    求の範囲ff11項記載の接着性樹脂組成物。 3゜含窒素複素環ヒニルモ/マーか10.%i%以内の
    量でクラフト化されている変性エチレン・酢酸ビニル共
    重合体(結合酢酸ビニル含有量が8〜45重都%の範囲
    の星のもの)と、結合酢酸ビニル含有量が8〜45重量
    %の範囲の址の未変性エチレン・酢酸ビニル共重合体と
    を含む組成物で、その組成物に含まれる含窒素複素環ビ
    ニルモノマ一単位の量が組成物1グラム当り5 X I
     O−@グラム当量以上であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の接着性樹脂組成物。 4゜含窒素複素環ビニルモノマーか10重量%以内の量
    でグラフト化されている変性エチレン拳アクリル酸エチ
    ル共重合体(結合アクリル酸エチル含有量が8〜45重
    量%の範囲の量のもの)と結合アクリル酸エチル含有量
    が8〜45重量%の範囲の量の未変性エチレン・ア々リ
    ス酸エチル共重合体とを含む組成物で、その組成物に含
    まれる含窒素複素環ビニルモノマ一単位の量が組成物1
    グラム当り5X10−”グラム当量以上であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着性樹脂組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102504406A (zh) * 2011-10-12 2012-06-20 大连工业大学 一种聚丙烯增韧改性材料及其制备方法

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