JPS58217430A - ジルコニア系微粉末および製造方法 - Google Patents

ジルコニア系微粉末および製造方法

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JPS58217430A
JPS58217430A JP9906382A JP9906382A JPS58217430A JP S58217430 A JPS58217430 A JP S58217430A JP 9906382 A JP9906382 A JP 9906382A JP 9906382 A JP9906382 A JP 9906382A JP S58217430 A JPS58217430 A JP S58217430A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジルコニア系微粉末および製造方法に関する。
特に高強度高靭性ジルコニア固溶体セラミックスならび
にジルコニア分散高靭性セラミックス等に適するジルコ
ニア系微粉末およびその製造方法に関する。
正方型ジルコニア固溶体微粒子を含むジルコニア焼結体
や正方型ジルコニアを分散して含むジルコニア分散型焼
結体は高強度高靭性材料として着目され、著しい進歩の
途−ににある。これらは何れも出発原料として500A
以下の超微粒子のジルコニアまたはジルコニア固溶体か
ら成る微粉末を必要とする。
一般に500A以下の超微粒子は粉末調製のための乾燥
仮焼の段階で粒子間に残る水分の作用で強+i!iな粒
子間結合を生じ、均一粒径の粉末となり難い。
通常乾燥の前に水分をアルコール等で置換するか。
凍結乾燥などの方法が必要であり、一般に煩雑であり、
また工業的な生産規模での水処理9例えばスプレードラ
イヤー等を直接利用できないなどの欠点がある。
本発明はこれらの欠点を基本的に除去するもので、比較
釣部11tに500Å以下の超微粒子を工業的な生産規
模で水処理することが可能な均一な2次凝集−粒子粉末
として与えるものである。すなわちジルコニウム塩の水
溶液を80〜25σCに加熱し、加水分解して生成する
結晶質ジルコニア粒子のうち。
2次凝集粒子径が平均約1000λ以上の部分を沈降法
などによって分離し、これを単独で、またぼこれに所望
の金属を含有する化合物を混合し、1000−°C以下
の温度で熱処理することを特徴とするものである。
発明者は詳細な研究によってジルコニウム塩溶液の80
〜25σCの加熱加水分解によって生成する懸濁粒子は
結晶子径100Å以下の単斜ジルコニア微結晶の凝集2
次粒子であり、その2次粒子径は30〜3000Aの分
布を持つことを発見した。またさらに研究を重ねて、こ
れらの2次凝集粒子は溶液のPHが15〜0の範囲にお
いて比較的大きくなり易いこと、酸性液中で数日間静置
するか、または遠心分離器にかけると約1000A以下
の粒子は浮遊微粒子として液中に留まり、約1000λ
以」―の2次凝集粒のみを沈降分離できること、そして
約1000A以下の浮遊微粒子を取除いたとの結晶性の
2次凝集粒子は100′A以、下の微結晶から成るにも
かかわらず乾燥後強固な凝集塊を作らず極めて優れた性
質の粉末を与えることを見出した。実験の結果によれば
微粒子を除いたこの2次凝集粒子は900°C以下の仮
焼により、凝集粒子自体はますます強固な2次粒子とな
るが、2次粒子間の結合は極めて弱く。
軽い摩砕で容易にほぐれて1次粒子が500A以下で且
その2次凝集粒子の大きさが100OA〜3000A程
度の均一な微粉末を与える。驚ろくべきことに。
凝集に対し不活性なこの2次粒子粉末はなお焼結性であ
り1反応活性である。例えば仮焼前の乾燥粉末に硝酸イ
ツトリウム等を混合仮焼すれば600°C以下の低温で
容易に正方型もしくは立方型の固溶体粉末を与える。ま
た仮焼後の粉末は500A以下の微結晶から成るが、約
1000〜3oooXの凝集粒子として存在し、この凝
集粒子と凝集粒子との間の結合は比較的弱いので容易に
ほぐれて粉末化し。
しかもその後の水処理によって強固で粗大な凝集塊を生
じない。従って工業的なスプレードライヤーその他の水
処理が可能であり、成形体の充填密度が高く均一となる
。この際1次微粒子の活性は残るのみならず、  5o
ooA以下の2次粒子内体なお著しく焼結活性で1通常
1400°C程度以下の焼成温度でほとんど理論密度の
焼結体となる。
約1000A以下の微粒子を除去した粉末の作業上なら
びに成形特性、焼結特性に及ぼす効果は以上のように極
めて顕著なものがあるが、逆に2次凝集粒子が3ooo
A以上の粒子を含むと、焼結体組織が粗雑になり易い傾
向があり、焼結体用として最も適当1、な粒径範囲は約
1000A〜3000Aである。しかし通常の加水分解
法では3000′A以」二の2次凝集粒子はほとんど生
成しないのでその除去を特に考える必要はない。
加水分解の条件として80゛C以下の温度では加水分解
を進めるのに時間がかかり過ぎ、また250°C以上で
は加水分解は速くなるが1次粒子の成長が大きくなりす
ぎて反応活性を失う。最も好のましい範囲は90〜12
0°Cである。また仮焼温度が1000°Cを越えると
2次凝集粒子間に焼結が起り粗大凝集塊が発生して焼結
活性が失われる。
本発明は簡単な方法により約xoooÅ以下の微粒部分
を除き、約1000λ以」二のもののみを利用する点に
最大の特徴があるが、約1000λ以下の微粒部分は棄
てることなく再度加水分解液中で処理し成長させること
ができるので、ジルコニウムの損失は生じない。本発明
は以」二のように製造過程の極めて簡単な改良で著しい
効果があり、特に粉末特性」二の工業生産において大き
な利益をijえるものである。以下に代表的な実施例を
述べる。
実施例1 試薬塩化ジルコニル(ZrOC1□・8H20)約40
gを蒸留水約600m1中に溶解して約0.2mQI/
lの溶液とし。
この溶液を還流冷却器付フラスコ中で80時間煮沸して
乳濁ゾルを得た。この懸濁液を遠心分離器により回転数
12.00Or、 p、mで約5分間処理し上部の薄く
乳濁した部分を除き、残部を再度0.3規定の塩酸中に
懸濁させ同様遠心分離器で沈降させ、この沈降部分をア
ルコールで洗滌し、乾燥させた。得られた粉末はX線的
には単斜型ジルコニア結晶であり、その見掛けの平均結
晶子径は43^であるが電子顕微鏡によれば第1図に示
すように厚さ700〜1200A、  直径1200〜
260OAの円板状の極めて均一粒径の凝集粒子であっ
た。この乾燥粉末は500°C2600°C,700°
C,800°Cおよび1000’Cでそれぞれ1時間仮
焼すると、平均結晶子径はそれぞれ約95A。
12OA、 160A、 21OAおよび350Aに成
長するが、電子顕微鏡によればこれらの成長は主として
2次粒子内部で起っており、仮焼物は容易に個々の2次
粒子に分割され、その2次粒子の大きさは1000入〜
1500Aであった。得られた粉末を1 t//ca 
の成形圧て円板状に成形し1100°Cで1時間焼結し
た所1000°C仮焼物を除き何れも理論密度のほぼ9
6%に相当する嵩密度の111斜型ジルコニアのみから
成る焼結体を与えた。この際、焼成収縮率は800″C
仮焼物が最も小さく適当であった。1000°C仮焼物
は焼成収縮率は小さくなるが最終焼結密度は92%と低
下した。
実施例2 実施例1と同様にして加熱加水分解を行い遠心分離によ
り得られた約1500人〜2200λのジルコニア2次
凝集粒子からなる粉末にジルコニアに対し3モル%に相
当する量の硝酸イツトリウムを加え。
800°Cで1時間仮焼した。得られた粉末はX線的に
正方結晶であり、遊離のY2O3は認められなかった。
この粉末は水中で軽く摩砕することにより容易に分散す
るが、乾燥によって強固な凝集塊を作らない。試験的な
簡単な造粒物を用いて1 t/caに加圧成形し、  
1320℃に1時間焼成したところ理論密度のほぼ96
’10に相当する焼結体を与えた。X線回折によればこ
の焼結体は正方型結晶のみから成り、破断面の走査電顕
観察は約0.3pの均−c′&粒子組織を示した。同様
の実験を遠心分離せずに、微粒子と粗粒子の混在する加
水分解生成ジルコニアに対して行った場合には仮焼でや
や強固な凝集塊が出来焼結体の組織は不均一となり、相
対密度も92%にしか達しなかった。
実施例3 実施例1と同様にして加熱加水分解を行い得られた懸濁
液を1時間暗所に静置したところ底部に沈降物を得た。
この沈降部分を水洗し、塩基性炭酸マグネシウム粉末を
Z rO2に対しMgOが10モル%に相当するだけ加
えてよく混合し、空気中800°Cに仮焼した。仮焼物
は正方型および立方型固溶体結晶であり、容易にほぐれ
て微粉末となった。実施例2と同様に高い焼結性を示し
、  1350’Cで理論密度の96%に達した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のジルコニア多結晶粒子から成るジルコ
ニア系微粉末の透過電子顕微鏡写真である。 図面の浄書(内容に変更なし) 手続補正書(方式) ■、小事件表示 昭和57年特許願第099063号2
、発明の名称 ジルコニア系微粉末および製造方法 3、補正する者 事件との関係  特I「出願人 住所 愛知県愛知郡長久手町大字熊張字早稲田昭和57
年9月9日 5 補正の対象 願書及び明細書 6、補正の内容 別紙の通り(内容に変更なし)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線的な結晶子径が100Å以下であり1.その
    2次凝集粒子の大きさが1000λ〜3oooAの範囲
    内にあることを特徴とするジルコニア系微粉末。 ■ ジルコニウム塩の水溶液を80〜250°Cに加熱
    し加水分解して生成する結晶質ジルコニア微粒子のうち
    、2次凝集粒子径が平均約1000λ以」―の部分を沈
    降法などで分離し、これを単独で、またはこれに他の金
    属の化合物を混合し、 1000”C以下の温度で熱処
    理することを特徴とするジルコニア系微粉末の製造方法
JP9906382A 1982-06-09 1982-06-09 ジルコニア系微粉末および製造方法 Granted JPS58217430A (ja)

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