JPS5821635B2 - 3− メチル −3− セフエムコウセイブツシツノ セイホウ - Google Patents

3− メチル −3− セフエムコウセイブツシツノ セイホウ

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JPS5821635B2
JPS5821635B2 JP12172672A JP12172672A JPS5821635B2 JP S5821635 B2 JPS5821635 B2 JP S5821635B2 JP 12172672 A JP12172672 A JP 12172672A JP 12172672 A JP12172672 A JP 12172672A JP S5821635 B2 JPS5821635 B2 JP S5821635B2
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JP
Japan
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cephem
mixture
methyl
product
acid
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JP12172672A
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JPS4885591A (ja
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ロバート・レイモンド・シヨーベツト
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般にデアセトキシセファロスポラン酸と呼
ばれている7−アシルアミノ−3−メチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸抗生物質の新規な製法に関するもの
である。
3−メチル−2−セフェム生成物と3−エキソメチレン
セファム生成物とを含む裂開生成物の混合物を3−メチ
ル−3−セフェム化合物、即ち、デアセトキシセファロ
スポラン酸またはエステルに異性化することができる。
3−エキソメチレンセファム還元裂開生成物は、この生
成物を対応米国特願第 118941号(1971年2月25日付)に述べられ
た方法によって、ジメチルアセトアミドのごとき、非プ
ロトン溶剤の存在において、トリエチルアミンのごとき
第3アミンと混合することによって3−セフェム抗生物
質に異性化することができる。
本発明の方法によって得られた7−アシルアミノ−3−
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸は、デアセトキ
シセファロスポラン酸クラスの周知の抗生物質である。
セファロスポラン酸すなわち3−セフェムを2−セフェ
ムに異性化する工程は、周知の方法、たとえば、J、C
hem、Soc、(1966)1142;J、 Org
、 Chemo、35,2429(1970)およびJ
、 Am、 Chem、5oc0.85.1896(1
963)に述べである方法によって行なわれる。
また3−アセトキシメチル−2−セフェム異性化生成物
の親核置換反応は、J、 Chem、Soc。
(1965)5015、および米国特許第344680
3号;第3278531号;第3261832号;第3
239516号および第3243435号に述べである
方法によって行なわれる。
本発明の方法によれば、下記の一般式Iに現わされる3
−チオ−置換 メチル−2−セフェム化合物は、 化学的還元条件のもとにギ酸およびジメチルホルムアミ
ドの存在において金属亜鉛によって還元されて、下記の
一般式において基Yが異なる化合物群の混合物を生じる
前記の式において Yは または であり、 R1は水素、ベンジルまたはその塩類、 Zはベンゾイルまたはアミジノである。
前記の式におけるYが である時、 7−アシルアミノ−3−メチル−2−セフェム−4−カ
ルボン酸とそのエステルは下記の式■によって現わされ
る。
同様にYが である場合7−アシルア ミノ−3−メチレンセファム−4−カルボン酸およびそ
のエステルは下記の式■によって現わされる。
本発明の工程の出発材料である3−チオー置換メチル−
2−セフェム化合物は周知の反応によって作られる。
式Iの化合物を作るのにLL まずセファロスポラン酸
を3−アセトキシメチル−2−セフェム化合物ニ異性化
し、そののちこの2−セフェム化合物をイオウ親核試薬
で親核移動反応によって、式lの化合物をうる。
前記の異性化反応ならびに親核移動反応の方法ならびに
工程については、Webberなど、J、 Am、 C
hem、 Soc、、月、5674(1969);Mn
r4およびKoehlerlJ、 Org、 Chem
、 3512429(1970):Codcerなど、
J、 Chem、 Soc。
(1965)5015およびCockerなど、J。
Chem、Soc、(1966)1142において述べ
られている。
本発明の還元工程の実施態様としては、式Iの化合物を
化学的に還元して、式■と■の化合物を生じる。
この工程の化学還元条件は次のごとくである。
式Iの3−チオ置換メチル−2−セフエム化合物を適当
な溶剤の中に溶かし、細分された亜鉛ダストをこの溶液
に加える。
次にこの溶液にジメチルホルムアミドを加えつづいてギ
酸を加える。
この還元混合物を約θ℃〜約60℃の温度で、約6時間
〜18時間かきまぜる。
化学還元において用いることのできる溶剤は、水、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、その他エーテル、たとえ
ばエチレングリコールのジメチルエーテルである。
水とエーテル溶剤の混合物も用いることができる。
一般に、出発原料が還元温度において少なくとも部分的
に可溶でありまた還元混合物の成分と反応しない任意の
溶剤を用いることができる。
前記の溶剤はこの工程において用いることのできる溶剤
の一例である。
一般に、亜鉛ダストは余分に用いられ、好ましくは化合
物?あたり約1.5〜3グの亜鉛ダストを用いるのが望
ましい。
これより多量の亜鉛ダストを用いることもできるが、通
常不必要である。
またこれより少ない亜鉛ダストは還元時間が長くなり、
二、三の場合には生成物の収率が低くなるけれども、こ
のような少ない量でも還元生成物をうろことができる。
また用いられるギ酸の量は、亜鉛と反応して希望の還元
触媒を生じることができる量でありさえすれば問題ない
式Iの化合物の化学的還元はジメチルホルムアミドの存
在において行なわれる。
ジメチルホルムアミド(DMF)の量は、使用される亜
鉛ダスト量の約lθ%重量に少な(とも等しい量であり
さえすれば問題ない。
しかしながら、一般にこれより多量のDMFを用いるこ
とが望ましく、一般にDMFとギ酸をほぼ同量用いるの
がよい。
本発明の工程の更に他の実施態様においては、3−アミ
ジノチオメチル−7−(2−(2−チェニル)アセトア
ミドシー2−セフェム−4−カルボン酸の分子内塩を、
テトラヒドロフラン、ギ酸、ジメチルホルムアミドおよ
び水の溶剤混合物の中に溶かした。
この溶液に対して亜鉛ダストを加え、この混合物を1晩
室温で攪拌した。
通常の処理によって、それぞれ式■とIII(Rは2−
(2−チェニル)アセトアミド、R1は水素)によって
現わされる対応の3−メチル−2−セフェム化合物と3
−エキソメチレンセファム化合物との約3:2重量比の
混合物を含む結晶混合物を回収した。
本発明の還元工程がギ酸とジメチルホルムアミドの存在
において亜鉛によって行なわれる時、3−メチル−2−
セフェム化合物が3−エキソメチレンセファム化合物と
共に生じる。
多くの場合、還元生成物の主たるものは3−メチル−2
−セフェム化合物である。
前記の2種の異性体を含む反応生成物混合物は結晶混合
物として得られる。
各生成物を分離し、分別再晶出によって、または混合物
をシリカ上でクロマトグラフィすることによってそれぞ
れ精製する。
3−エキソメチレンセファム還元生成物は、1971年
、2月25日付、対応米国特願第118941号に述べ
られた方法によって、デアセトキシセファロスポラン酸
に異性化することができる。
この方法によれば、少なくともp K’a9.5のpK
’a 値を有する第3アミン、好ましくはトリエチルア
ミンを含む高度に有極状の非プロトン溶剤好ましくはジ
メチルアセトアミドの中に3−エキソメチレンセファム
生成物を溶解しまたは懸濁させ、この異性化混合物を約
18時間攪拌する。
この混合物を水の中にそそぎ込み、この混合物に対して
水不混和性有機溶剤たとえば酢酸エチルを加える。
更にこの混合物を約pH2まで酸性化し、異性化生成物
を含む酢酸エチル層を分離して乾燥する。
抽出物を蒸発させると異性化生成物、3−メチルセフェ
ム化合物を生じる。
本発明の3−メチル−2−セフェム還元生成物は特徴的
な核電磁共鳴スペクトルを有する。
本発明によって作られる3−メチル−2−セフェム化合
物は周知の方法によってデアセトキシセファロスポラン
酸(3−メチル−3−セフェム化合物)に転化すること
ができる。
すなわち、3−メチル−2−セフェム化合物を有機過酸
化物好ましく はm−クロロベル安息香酸によって酸化
し、対応のスルホキシドを生じる。
周知のように、セファロスポリンスルホキシドの形成に
ともなって、二重結合はΔ2−からΔ3一位に異性化す
る。
このようにして得られた3−メチル−3−セフェムスル
ホキシドを1968年、10月3日付、米国特願第76
4925号に述べである方法によって還元する。
3−メチル−3−セフェム還元生成物、デアセトキシセ
ファロスポラン酸は、動物および植物の病源菌の成長を
抑制する周知の抗生物質である。
下記の一般反応式は本発明において用いられる方法なら
びに工程を示すもので、セファロスポラン酸を中間生成
物を通してデアセトキシセファロスポラン酸に転化する
本発明の方法ならびに工程の有効性を示している。
以下本発明を二、三の例によって説明する。
参考例 40m1の水の中に2.2f?(29ミリモル)のチオ
尿素を溶かした溶液に、7.9f(19ミ!Jモル)の
7−(2−(2−チェニル)アセトアミドクー2−セフ
ェム−3−アセトキシメチル−4−カルボン酸ナトリウ
ム塩を加えた。
この溶液のpHをIN水酸化ナトリウム添加によってp
H7に調整した。
そこでこの溶液を水浴中で18時間、60℃の温度に加
熱した。
混合物を室温前後まで冷却し、生じた沈殿物をろ過し、
フィルター上で水で洗った。
沈殿物を真空乾燥して、3.21の3−アミジノチオメ
チル−7−(2−(2−チェニル)アセトアミドクー2
−セフェム−4−カルボン酸、分子内塩を生じた。
元素分析、C15Hl6 N404S3について計算:
理舗訂直:C,43,68;Hl 3.9 1 ;N
、13.59 実測値:C,43,48;H,3,94;N、、13.
32 前記生成物はり、M、S、O,d6において下記の核電
磁共鳴スペクトルを示した。
また下記のデータはスペクトルにおいて観測されたトー
値である。
6.22 (s、 2H,側鎖メチレン); 5.8
2(m12H,C3メチレン)、5.38(s、IH1
C4H)、4.8−4.6 (m、2H,C6およびC
7−H) : 3.50 (s、I H,C2−H)
; 3.09−2.59(m、3H1芳香族水素)およ
び1.7(d、IH、アミド水素)。
例1 55m1のテトラヒドロフランと、15rIllの水と
、15m1のギ酸と、15m1のDMFとの溶剤混合物
の中に、1yの3−アミジノチオメチル−7−(2−(
2−チェニル)アセトアミドクー2−セフェム−4−カ
ルボン酸、分子内塩を溶かした。
前記の溶液に対して、1.45’の亜鉛ダストを加え、
この反応混合物を1晩、室温でかきまぜた。
混合物をろ過して、不溶分を除き、ろ液を真空濃縮し。
た。
残留物を水で薄め、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
抽出物を5%塩酸で洗い、次に水で洗い、次に乾燥した
乾燥した抽出物を乾燥するまで蒸発させ、還元生成物混
合物を無定形残留物としテ生じた。
残留物を酢酸エチルから晶出させて、結晶混合物を生じ
た。
これは薄層クロマトグラムならびに核電磁共鳴スペクト
ルによって70%の7−(2−(2−チェニル)アセト
アミド〕−3−メチルー2−セフェム−4−カルボン酸
と、30%の3−メチレン−7−(2−(2−チェニル
)アセトアミドクセファム−4−カルボン酸とを含むこ
とがわかった。
例2 x5mlのテトラヒドロフランと、15m1のジメチル
ホルムアミドと、15m1のギ酸(90%)と、15r
rLlの水との混合物の中に500〜の7−〔2−(2
−チェニル)アセトアミドシー3−ベンゾイルチオメチ
ル−2−セフェム−4−カルボン酸ベンジルを溶かした
溶液に、700rvの亜鉛ダストを加えた。
この反応混合物を室温で18時間かきまぜた。
更に例1に述べた方法によって処理を行ない、反応生成
物を分離し、結晶混合物を得た。
これはNMRスペクトルによれば、7−(2−(2−チ
ェニル)アセトアミドシー3−メチル−2−セフェム−
4−カルボン酸ベンジルと、7−(2−(2−チェニル
)アセトアミドシー3−メチレンセファム−4−カルボ
ン酸ベンジルとの30%/70%の重量比の混合物であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式において基Yが異なる化合物群の混合
    物の製法であって 不活性溶剤中において、下記の一般式の3−チオ置換−
    メチル 2−セフェム化合物を、 ゛ギ酸および
    ジメチルホルムアミドの存在における金属亜鉛還元剤と
    反応させる段階を含む方法。 (前記の式において、 Yは または Rはチェニルアセチル、 R1は水素、ベンジルまたはその塩類、 Zはベンゾイルまたはアミジノである。 )。
JP12172672A 1971-12-06 1972-12-06 3− メチル −3− セフエムコウセイブツシツノ セイホウ Expired JPS5821635B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20529171A 1971-12-06 1971-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4885591A JPS4885591A (ja) 1973-11-13
JPS5821635B2 true JPS5821635B2 (ja) 1983-05-02

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ID=22761610

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12172672A Expired JPS5821635B2 (ja) 1971-12-06 1972-12-06 3− メチル −3− セフエムコウセイブツシツノ セイホウ
JP7210481A Expired JPS5822158B2 (ja) 1971-12-06 1981-05-13 3−メチル−3−セフエム抗生物質の製法

Family Applications After (1)

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JP7210481A Expired JPS5822158B2 (ja) 1971-12-06 1981-05-13 3−メチル−3−セフエム抗生物質の製法

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JP (2) JPS5821635B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10879482B2 (en) 2011-03-25 2020-12-29 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Organic electroluminescence device

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US10879482B2 (en) 2011-03-25 2020-12-29 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Organic electroluminescence device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5726691A (en) 1982-02-12
JPS4885591A (ja) 1973-11-13
JPS5822158B2 (ja) 1983-05-06

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