JPS5821492B2 - 多端子距離継電装置 - Google Patents

多端子距離継電装置

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JPS5821492B2
JPS5821492B2 JP49083974A JP8397474A JPS5821492B2 JP S5821492 B2 JPS5821492 B2 JP S5821492B2 JP 49083974 A JP49083974 A JP 49083974A JP 8397474 A JP8397474 A JP 8397474A JP S5821492 B2 JPS5821492 B2 JP S5821492B2
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岩崎實
古瀬溢泰
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Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多端子距離継電装置に関する。
電力系統に事故があった場合、事故点までの線路の距離
に比例するインピーダンスおよびリアクタンスを、継電
装置の設置点における系統の電圧および電流によって求
めて系統の保護を行なうのが距離継電方式である。
この距離継電方式を分岐端を有する系統、例えば3端子
、4端子系統のような多端子送電線路に適用すると、分
岐端と事故点との間の流入、流出電流により測定距離に
大きな誤差を生じ保護機能が失なわれるという問題があ
る。
以下、図面により更に上記問題点を説明する。
第1図は3端子系における単線電力系統図を示す。
端子A、Bの間の分岐点Oにつながる分岐端子Cを有す
る系統において、A−0間のインピーダンスをzA、0
−B間のインピーダンスをZB。
0−C間のインピーダンスをZoとする。
いま、0−B間の点Oからインピーダンス27Bの地点
Fで事故が発生した場合、端子A側にIA、端子C側に
Icなる電流が流れたとすれば、端子A側に設置された
距離継電装置R’VAの入力となる電圧やAは、 VA=(ZA十Z’A)IA十Z’BIc ’+・・
(1)よって、距離継電装置R’yAの見るインピーダ
ンスZR’ yAは、 / VA ’ Ic ZRyA==二(ZA+ZB)十=Z’ B ・・
・(2)IA IA (2)式より明らかな如く、1c=oの場合、すなわち
、分岐端子Cがなく単なる端子A、Hの2端子系統が、
或いは分岐端子Cがあってもこの端子Cは完全な非電源
端子で、電流Icの流入がないような場合には、(2)
式の右辺はZA+Z’Bとなへ端子Aより事故点Fまで
の正確なインピーダンスを測定することができる。
しかし、一般に3端子系においてIc\0であIC るとすれば、(2)式の右辺の7・27Bが端子AA より見た事故点Fまでの正確なインピーダンスZA十Z
’Hに加わることになり、端子Aにおける距離継電装置
R′yAは正確な距離測定を行えず、不動作となること
がある。
また、第2図は4端子系における単線電力系統図を示す
端子A、Hの間の分岐した2点0,0′につながる分岐
端子C,Dを有する系統において、A−0間のインピー
ダンスをzA、0−0’のイ シンピーダンスをZE、
0’−B間のインピーダンスをZB、0−C間のインピ
ーダンスをZc。
0′−D間のインピーダンスをZDとし、A、B。
C,Dの各端子に夫々iA、iB、ic、iDなる電流
が流れているとすると、地点Fで事故が発こ生した際に
端子A側の距離継電装置R’yAの入力となる電圧VA
は、 vA=zA iA+zE(iA+ic) +Z’B(IA+Ic十ID) ・・・(3)よっ
て、距離継電装置R’yAの見るインピーダンスZR’
yAは、 Z R’ yA= (ZA+Z E十Z’ B )IC
Ic+ID + = Z E +−Z ’ B ・(4)IA
IA (4)式より一般にic\o、iD\0であるならば、
3IOIc+ID 7−ZE、 ・ Z’Hの分だけ端子AよりIA
IA 事故点Fまでの正確なインピーダンスZA+ZE十Z’
Bに加わることになり、距離継電装置R’yAは不動作
になる恐れがある。
4このように、分岐端子Cより、または更
に分岐端子りより事故点Fに流入する電流は、距離継電
装置の測定距離に大きな誤差として作用し、従来の距離
継電装置R’yA、すなわち、地絡検出では相電圧/相
電流、短絡検出では線間電圧/線電流の原理をもつ距離
継電装置を、多端子系統にそのま5適用することは極め
て困難である。
本発明は上記の問題点を解決するため、多端子;系統、
すなわち分岐端子に起因する測定インピーダンスの誤差
を補償する多端子距離継電装置を提供することを目的と
する。
第3図は本発明装置の1実施例を示す3端子系の単線電
力系統図である。
端子A、B、Cに夫々フ距離継電装置RyA、RyB
、Rycが設置されており、いま、距離継電装置RyA
について述べると、この距離継電装置RyAに他の距離
継電装置RyB、Rycよりそれらの設置点すなわち端
子B、Cにおける電流iB、icがディジタル量i又は
アナログ量でマイクロ波等の伝送手段により送られてい
る。
距離継電装置RyAの整定値は一般に端子Aより端子B
までのインピーダンスzA+zBの80%、または、端
子Aより端子CまでのインピーダンスzA+zOの80
%とされている。
第5図に示す如く、モー検出すなわち方向検出の整定値
ZSAは端子Bより出る送電線(図示せず)を含み更に
その遠方、一般には端子Aより端子Bまでのインピーダ
ンスZA+ZBの2〜3倍に整定されているが、リアク
タンス検出は正確なりアクタンス測定、すなわち距離測
定を目的としているため、 (ZA+ZB ) X 0.8 =R8A+jXsA、
、、、(5゜Zc>ZB と表わせば、リアクタンス整定は第5図に示す如くにj
XsAに整定される。
端子A側の距離継電装置RyAに関し、A−0間に事故
が発生した場合には、分岐電流ICの影響は受けない。
すなわちA−0間事故における距離継電装置RyAの見
るインピーダンスはZRy A≦zAであり、必ず、第
5図に斜線を施して示す領域内に事故点までのインピー
ダンスを正確に見ることができる。
また0−B間、すなわち点Fで事故が発生した場合には
、(2)式で示す通り、io/1AXZ′8の誤差を生
じ、この分のりアクタンスが電流icの大きさにより距
離継電装置RyAの整定値j XSAより大きいか小さ
いかが解らないことになる。
一般に距離継電装置は、超高圧以上の系統では、後備保
護装置、或いは故障点標定装置として使用されることが
多いが、主保護継電装置用として用いられる場合、前記
の如く、第3図における端子Aの継電装置RY’ Aに
は、端子Bおよび端子Cの電流iBおよびIOがマイク
ロ波等の伝送装置により伝送されていると考えてよい。
従って、端子A側で予め解る電気量は、端子Aの電圧■
A、端子Aの電流tA、端子Cの電流ic、A−0間の
インピーダンスZAである。
前述の如く、A−0間の事故は問題なく検出可能である
が、0−B間の事故による電流icの流入によりO−F
間のインピーダンス2/8は解らない。
このような場合には、電流icの最大値は予め計算によ
って求めることができるから、電流icが最大めときで
も、第5図に示すモー検出が動作するようインピーダン
スZ8Aを定める。
すなわち、点Fの事故においては、必ずモー検出は動作
するよ・うにする。
モー検出動作と、リアクタンス検出不動作の条件により
次の演算を端子A側で行。
う。
すえ−zA IA ・・・(6)iAA
l6 ・・・(カ(6
)は分岐点0における電圧と見ることができ、(力は分
岐点0より事故点Fに流れる電流である。
:すなわち、この(6) 、 (7)なる電気量が端子
A側の距離継電装置RAにて作られる。
従って、この(6) 、 (7)から点Oより点Fまで
のインピーダンス27Bは、 ・=vA−ZA 八 zB−、、−一一一 ・・・(8)′工A+
IC で求められる。
この(8)式より次の比較演算がなされる。
Z’B+ZA< (ZA+ZB、)Xo、8 ・・
・(9)(9)式の比較演算を行って、(9)式が成立
すれば、j端子A側の距離継電装置RAの保護区間内で
あると判断することができる。
上記(6) 、 (力、(8)式のような演算を行って
も(9)式が成立しない場合は保護区間外の事故とみな
される。
なお、(8)式は(1)式をインピーダンス2/Bにつ
4いて解いたものと同様になる。
すなわち、本発明では分岐端電流の影響を受けるインピ
ーダンスZ′Bが既知量によって求まることに着目し、
(6) 、 (7) 。
(8)式等の演算を行うことにより、多端子距離継電保
護を正確に行うことが可能となる。
第4図に示す4端子系統においても、端子A側で同様の
演算がなされる。
vA−zAIA ・・・(6)
:A−zAiA−zE(iA+io) ・(10)I
A+I (、+i D ・(1
υ(10)式は分岐点0′における電圧であり、α0式
は分岐点0′より事故点Fに流れる電流である。
この(6) 、 (10) 、αυなる電気量が距離継
電装置RyAに;て作られる。
従って、点O′より点Fまでのインピーダンス2/Bは
、 Z′B=すA ZAIA−ZE (TA+’IO)
・・・αりIA+IO+ID 次いで、(9)式の比較演算を行って判定を行う。
以上の説明は端子A側の距離継電装置RAにいて述べた
が、端子B側の距離継電装置RB、端子C側の距離継電
装置Ryeについても同様に説明される。
端子B、端子Cに夫々他の端子電流がマイクロ波等によ
って伝送されていると考えればよい。
第6図は本発明装置を適用した距離継電装置の1実施例
のブロック図を示す。
同図は3端子系統に用いられるA端子側の距離継電装置
RAの場合である。
1は七−検出回路、2はりアクタンス検出回路、3,4
はAND回路、5は否定回路、6は分岐端補償演算回路
、7は判定回路、8はoR回路である。
モー検出回路1およびリアクタンス回路2は端子A側の
電気量VA、IAを入力とし、分岐端補償演算回路6は
更に分岐端子C側の電流ICを入力としている。
今、A−0間に事故が発生すると、モー検出回路1およ
びリアクタンス検出回路2は夫々電圧MA、電流iAに
基いた演算を行って動作して出力を発生するとAND回
路3が動作しOR回路8を通して保護出力が得られ、所
定の保護動作を行う。
すなわち、A−0間の事故では分岐端子Cの影響を受け
ないため、端子A側の電気量に基いて演算がなされ保護
動作を行う。
次に、0−B間に事故が発生した場合、モー検出回路1
が動作し、リアクタンス検出回路2が不動作となる。
モー検出回路1の動作出力と、否定回路5を通じたりア
クタンス検出回路2の不動作出力とはAND回路4に導
かれ、AND回路4の出力は分岐端補償演算回路6に導
かれる。
すなわち、AND回路4の出力が得られると、分岐端子
C側の電流ICの影響を受けているものと判断し、この
出力信号は分岐端補償演算回路6の演算開始条件となる
この演算回路6では前記の(6) 、 (7) 。(8
)式の演算が行われ、判定回路7で(9)式に示す判定
がなされる。
判定回路7で(9)式が成立すれば、OR回路8を通し
て出力端子9に保護出力か得られ、所定の保護動作を行
う。
上記実施例では、分岐端補償演算回路6において、(6
) 、 (力、(8)式に示す演算を行う場合について
説明したが、分岐端子Cより流入する電流IQと端子A
の電流IAの位相が予めほとんど同位相であることが系
統のインピーダンス電源定数等により求められている場
合は、(1)式に示す1c/iAをスカラ量として計算
できる。
すなわち電流イcか電流iAに対しどの程度の大きさを
持つかを知ることができる。
従って、(1)式は、vA=(ZA+Z′B)IA+Z
′B−KiA(但し、Kはio/iA) と表わすことができ、 夏よ ZRyA=八=ZAへ(”+K)Z′B となる。
Kの大きさが求められるから補償の程度を決定すること
ができる。
上述の如く、本発明になる多端子距離継電装置によれば
、多端子電力系統において、分岐端子と事故点との間で
電流が流れても、この電流によって生ずる距離測定誤差
を補償しているため、距離継電器の設置点より事故点ま
での距離を正確に測定しえて、その範囲内で正確に所定
の動作を行うことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は夫々3端子系および4端子系にお
ける従来の継電装置を説明する単線電力系統図、第3図
および第4図は夫々3端子系および4端子系における本
発明装置を説明する単線電力系統図、第5図は距離継電
装置のモー特性、リアクタンス特性を示すR−X座標図
、第6図は本発明装置を適用した距離継電装置の1実施
例のブロック図である。 1・・・・・・モー検出回路、2・・・・・・リアクタ
ンス検出回路、3,4・・・・・・AND回路、5・・
・・・・否定回路、6・・・・・・分岐端補償演算回路
、T・・・・・・判定回路、8・・・・・・OR回路、
RA、RByRy(3・・・・・・距離継電装置、A、
B、C,D・・・・・・端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多端子電力系統の距離継電装置において、各端子に
    距離継電装置を設置し、該各距離継電装置の入力となる
    電気量をマイクロ波等の伝送手段により該他の距離継電
    装置との間で相互に送受するようにし、各距離継電装置
    を、当該継電装置設置端子側から入力される電流及び電
    圧量に基づきモー特性及びリアクタンスを夫々検出する
    モー検出回路及びリアクタンス検出回路と、前記モー検
    出回路の出力と前記リアクタンス検出回路の出力とのA
    ND条件をとる第1のAND回路と、前記モー検出回路
    の出力と前記リアクタンス検出回路の反転出力とのAN
    D条件をとる第2のAND回路と、前記第2のAND回
    路の出力を条件として当該距離継電装置設置端子側から
    入力される電流及び電圧量と分岐端子側から入力される
    電流量に基づき当該距離継電装置側インピーダンスの演
    算を行うと共に事故点までのインピーダンスを演算する
    分岐端補償演算回路と、該分岐端補償演算回路の出力に
    基づき所定の比較演算を行い当該距離継電装置の保護区
    間内であるかどうかを判定する判定回路と、前記第1の
    AND回路の出力と前記判定回路のOR条件をとるOR
    回路から構成し、事故点が分岐端子の影響がない場合は
    第1のAND回路の出力として、事故点が分岐端子の影
    響がある場合には前記判定回路の出力として前記OR回
    路から保護出力を得るように構成したことを特徴とする
    多端子距離継電装置。
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