JPS6343522A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPS6343522A
JPS6343522A JP18725286A JP18725286A JPS6343522A JP S6343522 A JPS6343522 A JP S6343522A JP 18725286 A JP18725286 A JP 18725286A JP 18725286 A JP18725286 A JP 18725286A JP S6343522 A JPS6343522 A JP S6343522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating range
relay
current
voltage
power system
Prior art date
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Pending
Application number
JP18725286A
Other languages
English (en)
Inventor
重遠 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、測距インピーダンスおよび電流と電圧との
位相差からリレー動作範囲を設定する保護継電器に関す
るものである。
[従来の技術] 第4,5図は例えば電気学会発行の「保護継電工学」に
示された距離リレー要素の各種動作範囲の特性を示すR
−jX図であり、第4図はbc相短絡時のbc相距離リ
レーの測距インピーダンスZbcを示すR−jx図、第
5図(a)はモー特性を示すR−jx図、第5図(b)
はモー、リアクタンス特性を示すR−jX図、第5図(
c)はモー、オーム組合せ特性を示すR−jx図、であ
る。図において、11は受は潮流時の測距インピーダン
ス領域、12は送り潮流時の測距インピーダンス領域、
13はモー特性、14はリアクタンス特性、15はオー
ム特性である。
第4図に示すように、測距インピーダンスZbcは、継
電器設置点から事故点までの正相インピーダンスス工、
と事故点付加インピーダンスZ bcfとのベクトル和
としてのインピーダンスとして算出される。この事故点
付加インピーダンスZbcfは。
事故点抵抗に対応したもので、健全相についてはかなり
大きな値となるが、完全短絡の場合には0となる。 そ
して、リレーの保護区間までの正相インピーダンスのり
アクタンス分をXs、検出目標事故点抵抗をRsとして
、これらのリアクタンス分Xs、事故点抵抗Rsに基づ
いて形成される斜線領域内に測距インピーダンスが入っ
たとき継電器が動作するように設定することで、保護区
間内の事故を検出することができる。
つまり、上記の斜線領域の面積を大きくするほど、リレ
ーとしての感度が向上する。この場合、リアクタンス分
Xsは保護区間までの正相インピーダンスとして線路長
によって制限されるので。
事故点抵抗Rsの方をなるべく大きく設定する。
しかし、健全時の測距インピーダンスには応動してはな
らないため、リレーの動作範囲が、受は潮流時の測距イ
ンピーダンス領域11と送り潮流時の測距インピーダン
ス領域12とには入らないように、即ちこれらの領域1
.1.12の両方に重合しないように設定する必要があ
る。
さらに、リレー設置点から見た故障点の方向を正しく判
断して背後事故に対しても動作しないように設定するこ
とも必要である。
このような条件をそなえた保護継電器の代表的なものと
して第5図(a)に示すようなモー特性をそなえたモー
型継電器がある。このモー型継電器のリレー動作範囲は
、斜線で示すように、前方保護限界付近で低下するが、
はぼ全区間内にわたって大きな値を検出できる。
また、保護区間が短い場合の保護継電器として第5図(
b)に示すようなモー特性13とリアクタンス特性14
とを組合せたものがある。この場合には、事故点抵抗R
sを大きくとって、動作範囲を広げるように設定される
さらに、保護区間が長い場合の保護継電器として第5図
(Q)に示すようなモー特性13とオーム特性15とを
組合せたものがある。この場合には、リアクタンス分X
sは大きく設定されるが、リレー動作範囲が各潮流時の
測距インピーダンス領域11.12と重合するのを避け
るため、事故点抵抗Rsが大きく制限される。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、従来の保護継電器は以上のように構成さ
れているので、潮流時の測距インピーダンス領域を避け
ようとすると、リレーの動作範囲が制限されてしまい、
これにより事故点抵抗Rsを大きく設定できないなどの
問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、リレー動作範囲が潮流による健全時の測距イ
ンピーダンスの領域と重合するのを避けながら、リレー
の動作範囲をできるだけ大きく設定できるようにした保
護継電器を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る保護継電器は、電力系統の電圧情報を検
出する電圧検出手段と、上記電力系統の電流情報を検出
する電流検出手段とをそなえるとともに、上記の電圧検
出手段および電流検出手段からの検出信号に基づいて測
距インピーダンスおよび上記電力系統における電圧と電
流との位相差を演算する演算手段をそなえ、所望の動作
範囲を設定する動作範囲設定手段と、上記演算手段から
の演算結果が上記動作範囲設定手段によって設定された
動作範囲内にあるかどうかを判定する判定手段と、同判
定手段によって上記演算結果が上記動作範囲内にある場
合にリレー動作信号を出力する制御手段とを設けたもの
である。
[作   用] この発明における保護継電器では、電力系統の電圧情報
が電圧検出手段で検出され、上記電力系統の電流情報が
電流検出手段で検出されて、上記の電圧検出手段と電流
検出手段とからの検出信号に戻づいて、演算手段により
測距インピーダンスおよび上記電力系統における電圧と
電流との位相差が算出される。そして、動作範囲設定手
段で所望の動作範囲が設定され1判定手段において、上
記演算手段からの演算結果が上記動作範囲設定手段によ
って設定された動作範囲内にあるかどうかが判定され、
上記演算結果が上記動作範囲内にあると判定された場合
には、制御手段からリレー動作信号が出力される。
[発明の実施例コ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例による保護継電器を示すブロッ
ク図であり、この第1図において、1は電力系統、2は
この電力系統1の電圧情報を検出する計器用変圧器(P
T)等からなる電圧検出手段、3は″電力系統1の電流
情報を検出する計器用変流器(CT)等からなる電流検
出手段、4は電圧検出手段2と電流検出手段3とからの
検出信号に基づいてlI+!I距インピーダンスおよび
電力系統1における電流と電圧との位相差を演算する演
算手段、5は所望の動作範囲を設定する動作範囲設定手
段、6は演算手段4からの演算結果が動作範囲設定手段
5によって設定された動作範囲内にあるかどうかを判定
する判定手段、7は判定手段6によって演算結果が動作
範囲内にあると判定した場合にリレー動作信号を送る制
御手段、8は制御手段7からのリレー動作信号を受ける
リレー要素である。
このような構成により、この保護継電器では、電力系統
1の電圧情報が電圧検出手段2で検出され、電力系統1
の電流情報が電流検出手段3で検出されて、電圧検出手
段2と電流検出手段3とからの検出信号に基づいて、演
算手段4により測距インピーダンスおよび電力系統1に
おける電圧と電流との位相差が算出される。そして、動
作範囲設定手段5で所望の動作範囲が設定され、判定手
段6において、演算手段4からの演算結果が動作筒it
定手段5によって設定された動作範囲内にあるかどうか
が判定され、演算結果4が動作範囲内にあると判定され
た場合には、制御手段7からリレー要素8へ向けてリレ
ー動作信号が出力される。
次に、演算手段4における測距インピーダンスおよび電
流と電圧との位相差の演算手法について説明する。電圧
検出手段2および電流検出手段3で検出された電力系統
1の電圧信号V(t)、電流信号I(t)は次式のよう
に示される。
V(t)=V、 ・5in(ωt+(りI(t)=I。
・5in(ωt+β) ただし、v、:Ml圧の大きさ ■。:電流の大きさ ω :電力系統周波数 α :時間1=0における電圧の位相差β :時間1=
0における電流の位相差なお、Vo、I。は次式のよう
に示される。
v、z==v”(t)+v”(t−r)1、”= 12
(t)+ r”(t −τ)ただし、τ=π/(2ω)
、即ち(を−で)では位相が90″前のデータを示す。
上式より、インピーダンスZとして、 2=(マフ/fT7    ・・・(1)が得られるや さらに、 v(t)/f■7=sin(ωt+α)I (t ) 
/ IT”’:” = sin (ωt+β)より、電
圧信号V(t)と電流信号I(t)との位相差Oとして
、 0=α−β =  s  1n−1[V (t)/ JT:rコー 
s  in  −” [I(t)/v’了;7゛コ・・
・(2) が得られる。
ところが、例えばsin″′Xの答えは、ψおよび(1
80°−ψ)の2通り存在するので、これらを区別する
ため、90’前のデータつまり(し−で)でのデータを
判定に用いる。
すなわち、電圧では。
V(を−τ)≧0のとき 90°  ≦sin −1EV (t )/J’T:”
コ≦270゜V(を−丁)〈0のとき −906≦sin ”’ [V (t)/ v■7]≦
90@・・・(3) 電流では、 r(t−τ)≧0のとき 90° ≦5in−1[I(t)/v’T7コ≦270
゜I(t−τ)〈0のとき 一90°≦sin −[I (t )/ C7]≦90
゜・・・(4) と各範囲を決めておく。
そして、(2)式による演算結果も、位相差θが一18
0’ <θ≦180°の範囲に入るようにする。
上述のようにして、電力系統1の電圧信号V(t)と電
流信号I(t)とから、測距インピーダンスZと、電圧
と電流との位相差θとが算出される。
一方、動作範囲設定手段5において、第2図に示すよう
に、健全時の潮流による測距インピーダンスの領域とほ
ぼ同じ位相差をもつが上記潮流による測距インピーダン
スよりも小さい測距インピーダンスの範囲で設定された
第1の動作範囲9と健全時の潮流による測距インピーダ
ンスの領域と異なった位相差をもつ第2の動作範囲10
とをそれぞれ設定する。
つまり、第1の動作範囲の条件は、 Z≦Zエ かつ −θ□≦θ≦θ2 そして、第2の動作範囲の条件は、 Z≦72 かつ −02≦θ≦θ。
となる。
ところで、通常、潮流の測距インピーダンスの角度は、
−30″〜30’の範囲内にあるので、潮流による健全
時に動作しない条件として、第1の動作範囲の設定要素
であるθ2.Z1は、θ、>30” Zl(V n / I Qmax ただし、Vn:健全時の電圧 IQmax:最大潮流の大きさ を満たす必要がある。
このようにして、第1.第2のリレー動作範囲をそれぞ
れ設定し、演算手段4の演算結果が第1゜第2のリレー
動作範囲内のいずれかにある場合は、リレー要素8を動
作させるようにすることにより、潮流による健全時の測
距インピーダンス領域を避けながら、リレー動作範囲を
十分に大きくすることができる。このため、保護継電器
としての感度と信頼性とを向上させることができる効果
があり。
特に重潮流系統で且つ長距離送電線等の保護には極めて
有効である。
なお、上述のリレー動作範囲設定の実施例では、距離リ
レーの動作範囲特性の設定について示したが、次に、故
障検出用の動作範囲特性の設定について示す。
この動作範囲特性は、動作範囲設定手段5において、第
3図に示すように、第1の動作範囲9a。
9b、9cと第2の動作範囲10a、10bとをそれぞ
れ設定する。
つまり、第1の動作範囲の条件は、 Z≦Z。
かつ   −〇、≦θ≦θ。
一180° ≦θ≦−180° +04180° −0
,≦θ≦180’ そして、第2の動作範囲の条件は。
Z≦24 かつ −180” +04≦θ≦−0404≦θ≦18
0′−〇。
となる。
ところで、本実施例の場合も健全時の誤動作を防止すべ
く、送り潮流や受は潮流の測距インピーダンスを避ける
必要がある。つまり、上述の第1の動作範囲の設定要素
であるθ4#Z:lは、θ。>30” Zi<Vn/ I Qraax を満たす必要がある。
このようにして、第1.第2のリレー動作範囲を全方向
に設定することにより、リレー動作範囲が潮流による健
全時の測距インピーダンス領域と重なるのを避けながら
、故障検出用の動作範囲を十分に大きくすることができ
る。
また、このような故障検出要素は、第2図に示す距離リ
レー要素とその動作特性との協調が容易であるため、距
離リレーシステムにおける故障検出要素として最適であ
る。
[発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、所望の動作範囲を設
定した上で、測距インピーダンス、および電圧と電流と
の位相差を演算し、この演算結果を上記の動作範囲と比
較しながらリレー動作信号を送ることで、保護継電器と
しての感度と信頼性とが向上する効果が得られ、特に重
潮流に応答せずしかも長距離送電線の保護に適した特性
をもつようにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による保護継電器を示すブ
ロック図、第2図はその動作範囲を示すR−jX図、第
3図はこの発明の他の実施例による保護継電器の動作範
囲を示すR−jX図であり、第4図および第5図(a)
〜(c)はいずれも従来の保護継電器の動作特性を示す
R−jx図である。 図において、1・・−電力系統、2−・−電圧検出手段
、3−電流検出手段、4・・・・演算手段、5・−・動
作範囲設定手段、6−・判定手段、7・−制御手段、8
−・・リレー要素。 なお、図中、同一の符号は同一5又は相当部分を示して
いる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電力系統の電圧情報を検出する電圧検出手段と、
    上記電力系統の電流情報を検出する電流検出手段とをそ
    なえるとともに、上記の電圧検出手段および電流検出手
    段からの検出信号に基づいて測距インピーダンスおよび
    上記電力系統における電圧と電流との位相差を演算する
    演算手段をそなえ、所望の動作範囲を設定する動作範囲
    設定手段と、上記演算手段からの演算結果が上記動作範
    囲設定手段によつて設定された動作範囲内にあるかどう
    かを判定する判定手段と、同判定手段によつて上記演算
    結果が上記動作範囲内にある場合にリレー動作信号を出
    力する制御手段とが設けられたことを特徴とする保護継
    電器。
  2. (2)上記動作範囲設定手段が、健全時の潮流による測
    距インピーダンスの領域とほぼ同じ位相差をもつが上記
    潮流による測距インピーダンスよりも小さい測距インピ
    ーダンスの範囲で設定された第1の動作範囲と、上記健
    全時の潮流による測距インピーダンスの領域と異なつた
    位相差をもつ第2の動作範囲とを設定し、上記判定手段
    が、上記演算手段の演算結果が上記動作範囲設定手段に
    よつて設定された上記の第1の動作範囲内および第2の
    動作範囲内のいずれかにあるかどうかを判定するよう構
    成された特許請求の範囲第1項記載の保護継電器。
JP18725286A 1986-08-07 1986-08-07 保護継電器 Pending JPS6343522A (ja)

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JP18725286A JPS6343522A (ja) 1986-08-07 1986-08-07 保護継電器

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JPS6343522A true JPS6343522A (ja) 1988-02-24

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ID=16202712

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JP18725286A Pending JPS6343522A (ja) 1986-08-07 1986-08-07 保護継電器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437976A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Kato Yoshimori Slope due to tent sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437976A (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Kato Yoshimori Slope due to tent sheet

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