JPS58213669A - セラミツク多孔体の製造方法 - Google Patents

セラミツク多孔体の製造方法

Info

Publication number
JPS58213669A
JPS58213669A JP9442982A JP9442982A JPS58213669A JP S58213669 A JPS58213669 A JP S58213669A JP 9442982 A JP9442982 A JP 9442982A JP 9442982 A JP9442982 A JP 9442982A JP S58213669 A JPS58213669 A JP S58213669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine powder
inorganic fine
ceramic
porous body
combustible material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9442982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6210959B2 (ja
Inventor
悟朗 斉藤
茂 八木
葛岡 伸一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9442982A priority Critical patent/JPS58213669A/ja
Publication of JPS58213669A publication Critical patent/JPS58213669A/ja
Publication of JPS6210959B2 publication Critical patent/JPS6210959B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセラミック多孔体に関するものである。
特公昭52−.5328号公報に記載されているように
、セラミック多孔体の原料となる無機微粉末をバルブ等
の繊維状の可燃性物質の水性分散液に懸濁させ、しかる
後肢無機微粉末を両性界面活性剤を用いて該可燃性物質
表面に吸着、凝集させ、湿式抄紙法によってシート状ま
た板状成形物を得、その成形物を焼成してセラミックス
とする方法があるが、本発明はかかる方法を改良して吸
音板や断熱月などの用途に適するセラミック多孔体を製
造する方法である。
従来、混練り法と称してこの種のセラミック多孔体、発
泡体を得るために無機微粉末原料と発泡剤として有機発
泡剤または発泡性頁岩、蛭石、黒耀岩等の天然無機発泡
剤と共に混練り成形して、焼成後発泡体を得る方法があ
り、更に無機微粉末原料にプラスチックビーズ、木屑な
どの可燃性夾雑物と樹脂バインダーと共に混練り成形し
て焼成後、可燃性物を焼失せしめ発泡体を得る方法はあ
る。
しかし、これらの方法では、30重量%以上の発泡剤、
可燃性物の混練りは困難でありまたそれ以下の量であっ
ても発泡剤、可燃性物の割合が多くなるに応じて、無機
微粉末の分布状態の不均一さからくる焼成中の変形が生
ずることはさけらハず、また焼成後の気泡の分布の不均
一等の問題があった。また、失言した特公昭52−55
’28号公報0) 方法では大面積の成形物を得ること
ができる利点があるが、可燃性物質に繊維質のパルプを
用いるので、空所の形状が層状になり、セラミックが層
状に剥がれやすく高い空孔率のセラミックが得られにく
いという欠点があった。
本発明は以上のような欠点を生じないセラミック多孔体
の製造方法であり、具体的には焼結性の無機微粉体60
〜90重量%と粒度1o〜6oメツシユの粉末状、粒状
または薄片状の可燃性物質70〜10重量%を内容物と
する水性懸濁液に凝集剤を加えて、前記無機微粉末を該
可燃性物質表面に吸着、凝集せしめ湿式抄紙法によって
シート状または板状にし、乾燥させた後酸化雰囲気中で
oJ燃注物質を燃焼飛散させ、しかる後無機微粉末を焼
結させるセラミック多孔体の製造方法である。
以下更に本発明の詳細な説明すれば、本発明は懸濁液中
に分散している70〜10重量%の粒状、収 薄片酸または粉末状の可燃性物質表面そのものに50〜
90重量%の焼結性の無機微粉末を凝集剤により吸着凝
集させ、懸濁液から成形物を得るのに通常の抄紙法を用
いるので、未焼成成形物に必要とされる無機微粉末と可
燃性物質との均一な分散分布状態というものは抄紙段階
ですでに実現されている。懸濁液から乾燥時に全体に対
する。J燃性物質の含有量を重量比にして70〜10重
量%の広範囲に含有1゛る未焼成物を得ることができ、
一方、無機微粉末の存在状態も抄紙段階で強制的に分散
されてなる可燃性物佃の均一な分布状態に従って均一と
なった未焼成物を得ることができ、これを焼成してその
結果多孔セルが均一に分布した広範囲の嵩比重を有する
セラミック多孔体を製造できる。
本発明に使用される無機微粉末は攪拌された水中で充分
に分散できる程度に小さいもので、通常は200メツシ
ユの篩を通過する粒径の微粉末を選ぶのが適当である。
また種類としては水に不溶性で、金属、金属酸化物およ
びその自身焼結するケイ酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩もし
くは他の焼結材料と共存して焼結体を構成しうる金属化
合物であれば何でもよく、加えて天然に産する窯業用の
無機物であっても使用できることはもちろんである。本
発明では可燃性物質は焼成の初期段階で焼失するもので
あるから、その後の焼結のための温度条件や雰囲気は任
意に決定でき、したがってほとんど全ての窯業原料が利
用できる。
一方、可燃性物質については、パルプをすりつぶしたフ
レーク状パルプ、オガクズ、もみがら、糸屑、活性炭な
ど特に限定されるものではなく無機微粉末が焼結する温
度以下、例えば600〜800 ’Cの温度で燃焼飛散
するものであればよいが、粒状、薄片状または粉末状の
形態をした可燃性物質である方が望ましい。
本発明では、可燃性物質が焼失した跡が空所となってセ
ラミック多孔体となるものであるから、可燃性物質の形
態としては粉末状、粒状または薄片状の形態を呈してし
かもある程度嵩さかあるものが望ましい。その粒度は、
無機微粉末より太きいものを用いろが、あまり大きい径
を有するものは、焼成時に無機微粉末の焼結を妨げるこ
とになるので望ましくない。例えば、粒度10〜6oメ
ツシユ、好ましくは20〜40メツシュ程度の範囲にあ
るものが、無機微粉末の担体としであるいは抄造適性の
うえで好ましいと言える。
また、可燃性物質が70重量係を超える分量では無機微
粉末が少なすぎて焼成しても焼結物を得ることが困難で
あり、10重重量上り少ない分量では実用的な多孔質と
しての物性に達しない。
次に、凝集剤について述べると、凝集剤は太き(分けて
無機凝集剤と高分子凝集剤があげられる。
無機凝集剤としては硫酸アルミニウム(硫酸パン士人ア
ルミン酸ソーダ、塩化アルミニウム、硫、酸第−鉄、硫
酸第二鉄、塩化第二鉄等があり、高分子凝集剤としては
、ポリアクリルアミド系の高分子凝集剤が代表的である
が、その他にポリアミン、カチオン化デン粉、ポリエチ
レンイミン、ポリアクリル酸ソーダ等の高分子凝集剤を
用いることもできる。
高分子凝集剤は例えば無機微粉末に対してo、oi〜0
2重量係程鹿の小量の添加で吸着凝集の効果が上がるの
が特徴といえ、高分子凝集剤の単独使用で充分である場
合が多い。しかしながら、ポリアクリルアミド系の高分
子凝集剤に加えて硫酸パン土の如き無機凝集剤を同時併
用すると吸着凝集の歩留まりが一段と向上することがあ
る。無機凝集剤は、高分子凝集剤に比べると太駄に添加
されがちで、無機微粉体に対して05〜6重量%にもな
ることがある。しかし、無機凝集剤は、焼成中に金属酸
化物に変化し、多孔質セラミックを構成する成分となる
から、特に問題はないものである。
なお、説明が前後したが、焼結性の無機微粉末と可燃性
物質を固形分とする水性懸濁液は、固形分を充分に分散
して均一にする必要があり、前記の固形分に対して重量
比で7〜20倍程度の水とともに懸濁させるのが妥当で
ある。
本発明は以上のようなものであり、本発明によれば、可
燃性物質が焼失してできる多孔体は、無機、有機の発泡
剤の練込み法によりできる多孔体に比較して焼結過程で
の変形が少なく、寸法安定性が大きい特徴があり、用い
る可燃性物質の分量を任意に選定することにより、目的
に応じた広範囲の嵩比重例えば0.3〜1.5のセラミ
ック多孔体を得ることができる。成形法に抄紙法を用い
たので多孔セルとなる可燃性物質も均一に分布させやす
く、かつ大面積の板状物の成形が容易であり、ら 高品質で大形の多孔質セラミック体が得Yれるものであ
る。しかも、本発明の製造方法によれば、多孔質のセル
の形状は粉末状または薄片状の可燃性物質の形を反映し
て粒形もしくはそれに近い形となるものであり、無機微
粉末の一体化も堅牢で、高い空孔率のセラミンクが得ら
れるものである。
本発明の製造方法により得られる多孔質セラミック体は
、断熱材や吸音材あるいは建造物の内壁材などに用いる
ことができる。
実施例1 粘土45部、長石40部、珪灰石5部、陶石10部から
なる組成の無機微粉末70重量係と、篩により20〜4
0メツシユに分級したオガクズ60重量係とを分散させ
た懸濁水溶液となし、ポリアクリルアミド系高分子凝集
剤商品名サンボIJ N−500(三共化成■製)を無
機微粉末に対して0.02重量係添加し、オガクズ粉末
表面に該無機微粉末を吸着凝集させ、通常の湿式抄紙法
により厚さ108の板状物となし乾燥した。
次いでこれを酸化雰囲気中で8時間かけて徐々に125
0℃まで昇温することでオガクズを焼失させ、しかるの
ち1250°Cで1時間保つ焼成操作な行ない、嵩比重
073の均一な多孔質セラミック板を得た。
実施例2 実施例1と同一の組成を有する無機微粉末65重量係と
10メツシユの篩を通過するフレーク状パルプ65重量
係を分散させた懸濁水溶液を調整し、硫酸バンドを微粉
末に対して2重量係加えポリアクリルアミド系高分子凝
集剤を微粉末に対して002重量重量別し、フレーク状
パルプ表面に該微粉末を吸着凝集させ、通常の湿式抄紙
法により厚さ60陥の板状となし、これを充分乾燥しな
い状態で20KP/cdの圧力で加圧し15陥の板状成
形物を得た。
次いでこれを乾燥し、酸化雰囲気中で10時間かけて1
280℃まで昇温し1280°Cで1時間保ち自然゛冷
却する通常の焼成を行ない、嵩比重041の均一な高多
孔質セラミック板を得た。
特許出願人 凸版印刷株式会社 手゛続補正書(自発) 1ギ薄へ7年6月2j日 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 昭和57年6月2日付提串の特許願(11、発明の名称 セラミック多孔体の製造方法 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 5、補正の内容 明細書第5頁第7行目「・・・が利用できる。」のあと
、下記の語句を挿入する。
「更に必要に応じて、」二記の無機微粉末とは別にセラ
ミック多孔体の補強効果を目的としたセラミックファイ
バー例えばシリカ−アルミナ系セラミックファイバー、
アルミナ系セラミックファイバー等を可燃性物質と併用
することもできる。
可燃性物質が焼失してできる多孔セル及びその分布等に
伺んら影響するものではなく、該セラミックファイバー
が焼成物中に繊維同志・が絡み合った状態で存在する。
この繊維同志の絡み合いの効果によってセラミック多孔
体を補強できる。
ここで使用できるセラミックファイバーはセラミック多
孔体素地の無機微粉末の焼結温度では融解せず繊維の形
状を保持するもので、繊維長50〜250雪薦のものが
選ばれる。セラミックファイバーの混入量は無機倣粉末
に対して0〜20重量%が望ましい。」 ↓)  」二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (IJ焼結性の無機微粉末30〜9o3I量%と、粉末
    状、粒状または薄片状の可燃性物質70〜101量%と
    を固形分とする水性懸濁液に、凝集剤を添加して前記無
    機微粉末を前記可燃性物質表面に吸着せしめ、通常の湿
    式抄紙法によってシート状または板状の成形物とし、乾
    燥させた後、酸化雰囲気中で可燃性物質を燃焼飛散させ
    、しかる後無機微粉末を焼結させることを特徴とするセ
    ラミック多孔体の製造方法。
JP9442982A 1982-06-02 1982-06-02 セラミツク多孔体の製造方法 Granted JPS58213669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9442982A JPS58213669A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 セラミツク多孔体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9442982A JPS58213669A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 セラミツク多孔体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58213669A true JPS58213669A (ja) 1983-12-12
JPS6210959B2 JPS6210959B2 (ja) 1987-03-09

Family

ID=14109982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9442982A Granted JPS58213669A (ja) 1982-06-02 1982-06-02 セラミツク多孔体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58213669A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145970A (ja) * 1983-12-29 1985-08-01 株式会社陶研産業 セラミツクス製薄肉刃物の製造方法
JPH02132633U (ja) * 1989-04-04 1990-11-05

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092910A (ja) * 1973-12-24 1975-07-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092910A (ja) * 1973-12-24 1975-07-24

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145970A (ja) * 1983-12-29 1985-08-01 株式会社陶研産業 セラミツクス製薄肉刃物の製造方法
JPH0522561B2 (ja) * 1983-12-29 1993-03-30 Token Industries
JPH02132633U (ja) * 1989-04-04 1990-11-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6210959B2 (ja) 1987-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4407967A (en) Method for producing spheroidal ceramics
US4278544A (en) Filter medium for fluid
JPS61286278A (ja) 低密度セラミツク回転だ円体、及び製造方法
US4143202A (en) Ash coated cellular glass pellet
CN104402519A (zh) 微晶竹炭复合陶器材料及其制备方法
JPS62197343A (ja) 低吸水性人工軽量骨材の製造方法
CN101406781A (zh) 一种含有碳涂层的陶瓷过滤器及其制造方法
US6528446B1 (en) Process for making clay spheroids
JPS58213669A (ja) セラミツク多孔体の製造方法
JPS6186473A (ja) 無機成形品の製造方法
JP2002047075A (ja) セラミックス多孔体及びその製造方法
JP2893508B2 (ja) セラミック繊維粒状集合体およびその製造法
JPS59116166A (ja) セラミツク多孔体の製造方法
JPH09124378A (ja) 軽量セメント成型物及びその製造方法
JPS58213684A (ja) 積層セラミツク体の製造方法
JP3994232B2 (ja) 多孔質軽量セラミック製品及びその製造方法
JP2007070171A (ja) 天然多孔質体固化体及び固化方法
JPH03208870A (ja) 多孔質セラミック体の製造方法
JPH04240168A (ja) 軽量セラミック吸音板の製造法
JPH06144950A (ja) 窯業系軽量建材の製造方法
JPH10226562A (ja) 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック
JPS59156953A (ja) 無機質多孔体の製造法
JP2002145679A (ja) 多孔質セラミックスの製造方法
JPS60260484A (ja) 軽量粒状物からなる成形体の製造法
JPS6114181A (ja) セラミック多孔体の製造方法