JPH10226562A - 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック - Google Patents
廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロックInfo
- Publication number
- JPH10226562A JPH10226562A JP9044682A JP4468297A JPH10226562A JP H10226562 A JPH10226562 A JP H10226562A JP 9044682 A JP9044682 A JP 9044682A JP 4468297 A JP4468297 A JP 4468297A JP H10226562 A JPH10226562 A JP H10226562A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste
- weight
- block
- raw material
- unused
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/60—Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 未活用材即ち生活廃棄物の焼却灰の溶融物や
窯業用原料製造時に派生している廃棄物を建材へと生れ
変わらせ廃棄物から有効に使用できる建材へとし、廃棄
物の有効活用することにより、これらの廃棄物を減少さ
せる。 【解決手段】 粒径0.6mm以上のゴミ、し尿および
下水の処理の際発生する汚泥等の焼却灰の溶融物15〜
60重量%,石英−長石−白雲母等で構成されている粗
大結晶塊をなす巨晶花崗岩を粉砕し、篩分け、脱鉄等の
精製処理を行ない、主に窯業用原料である曹珪を製造す
る際に派生する0.6mm以下の不純物が多い未活用廃
棄物15〜60重量%,粘土砿物20〜40重量%を配
合して混合、混練成形した後、800℃〜1200℃で
構成して成ることを特徴とする廃棄物を主原料とした焼
成建材用ブロックを提供するにある。
窯業用原料製造時に派生している廃棄物を建材へと生れ
変わらせ廃棄物から有効に使用できる建材へとし、廃棄
物の有効活用することにより、これらの廃棄物を減少さ
せる。 【解決手段】 粒径0.6mm以上のゴミ、し尿および
下水の処理の際発生する汚泥等の焼却灰の溶融物15〜
60重量%,石英−長石−白雲母等で構成されている粗
大結晶塊をなす巨晶花崗岩を粉砕し、篩分け、脱鉄等の
精製処理を行ない、主に窯業用原料である曹珪を製造す
る際に派生する0.6mm以下の不純物が多い未活用廃
棄物15〜60重量%,粘土砿物20〜40重量%を配
合して混合、混練成形した後、800℃〜1200℃で
構成して成ることを特徴とする廃棄物を主原料とした焼
成建材用ブロックを提供するにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】ゴミの焼却灰、およびし尿、
下水道等の処理により発生する汚泥の焼却灰の溶融物
や、石英−長石−白雲母等で構成されている粗大なる結
晶塊をなす巨晶花崗岩を粉砕、篩分け、脱鉄等の精製処
理を行ない、主に窯業用原料である曹珪の生産の際に派
生する粒径0.6mm以下の不純物の多い未活用砿物等
の生活廃棄物や窯業廃棄物の処分の方法としてこれらの
廃棄物を建材用の主原料として有効活用することを技術
的分野とするものである。
下水道等の処理により発生する汚泥の焼却灰の溶融物
や、石英−長石−白雲母等で構成されている粗大なる結
晶塊をなす巨晶花崗岩を粉砕、篩分け、脱鉄等の精製処
理を行ない、主に窯業用原料である曹珪の生産の際に派
生する粒径0.6mm以下の不純物の多い未活用砿物等
の生活廃棄物や窯業廃棄物の処分の方法としてこれらの
廃棄物を建材用の主原料として有効活用することを技術
的分野とするものである。
【0002】
【従来の技術】物質文明の象徴とも云える一般のゴミ等
を含む生活廃棄物や産業廃棄物の発生は増加の一途をた
どり、この処理、処分が大きな社会問題となってきてい
る。最近ゴミの散乱、不法投棄等の諸問題が深刻の度を
高めるなか地球環境の危機が叫ばれるようになり、海洋
投棄も制約されてきており、これらの一般のゴミ等を含
む生活廃棄物は現在焼却され、派生する焼却灰を溶融し
てより体積を少なくし一部は活用が試みられているが、
大部分は廃却処分されている。また一方で主に窯業用原
料の一種として用いられている石英−長石−白雲母等で
構成されている天然石の巨晶花崗岩は一般には最大径2
0mm位で粉砕され篩分け脱鉄等の工程を経て、精製さ
れて使用に供されているが、0.6mm以下の細粒部分
は不純物が多く原料としては精製効率が非常に悪く、品
質的にも劣り、バラツキが大きいことより活用されない
で、これまた産業廃棄物として廃棄処分にされている。
日本における廃棄物の現状は一年間で一般ゴミ類が60
00〜7000万屯、産業廃棄物が35000〜400
00万屯とも云われ、更に今後は増え続けるであろうと
云われている。これらの莫大な廃棄物をどう処理し処分
するか、またいかに資源として有効に活用することがで
きるか、その資源としての活用の路が強く求められてい
るのが現状である。
を含む生活廃棄物や産業廃棄物の発生は増加の一途をた
どり、この処理、処分が大きな社会問題となってきてい
る。最近ゴミの散乱、不法投棄等の諸問題が深刻の度を
高めるなか地球環境の危機が叫ばれるようになり、海洋
投棄も制約されてきており、これらの一般のゴミ等を含
む生活廃棄物は現在焼却され、派生する焼却灰を溶融し
てより体積を少なくし一部は活用が試みられているが、
大部分は廃却処分されている。また一方で主に窯業用原
料の一種として用いられている石英−長石−白雲母等で
構成されている天然石の巨晶花崗岩は一般には最大径2
0mm位で粉砕され篩分け脱鉄等の工程を経て、精製さ
れて使用に供されているが、0.6mm以下の細粒部分
は不純物が多く原料としては精製効率が非常に悪く、品
質的にも劣り、バラツキが大きいことより活用されない
で、これまた産業廃棄物として廃棄処分にされている。
日本における廃棄物の現状は一年間で一般ゴミ類が60
00〜7000万屯、産業廃棄物が35000〜400
00万屯とも云われ、更に今後は増え続けるであろうと
云われている。これらの莫大な廃棄物をどう処理し処分
するか、またいかに資源として有効に活用することがで
きるか、その資源としての活用の路が強く求められてい
るのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は以上の現
状に鑑み、種々検討、研究を重ねた結果、種々有る廃棄
物の中より一般のゴミや生活廃棄物としての汚泥を焼却
した焼却灰を溶融処理した廃棄物と主に窯業用原料とし
て用いられる石英−長石−白雲母等で構成されている粗
大結晶塊となっている天然石の巨晶花崗岩を粉砕、篩分
け、脱鉄等の精製処理をして製造される窯業用原料であ
る曹珪の生産の際に派生する0.6mm以下の不純物が
多く未活用材、派生している廃棄物を建材へと生れ変わ
らせ廃棄物から有効に使用できる建材へとし廃棄物の有
効活用することにより、これらの廃棄物を減少させるこ
とを課題とする。
状に鑑み、種々検討、研究を重ねた結果、種々有る廃棄
物の中より一般のゴミや生活廃棄物としての汚泥を焼却
した焼却灰を溶融処理した廃棄物と主に窯業用原料とし
て用いられる石英−長石−白雲母等で構成されている粗
大結晶塊となっている天然石の巨晶花崗岩を粉砕、篩分
け、脱鉄等の精製処理をして製造される窯業用原料であ
る曹珪の生産の際に派生する0.6mm以下の不純物が
多く未活用材、派生している廃棄物を建材へと生れ変わ
らせ廃棄物から有効に使用できる建材へとし廃棄物の有
効活用することにより、これらの廃棄物を減少させるこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は先ず一般ゴ
ミ、し尿、および下水の処理時に派生する汚泥焼却灰の
溶融物(以下A材と称する)および珪石−長石−白雲母
等で構成されている粗大結晶塊をなす天然石の巨晶花崗
岩を最大20mm程度に粉砕、篩分し、脱鉄工程を経て
製造され主に窯業用原料の一種として使用される曹珪の
製造時に派生する0.6mm以下の不純物が多くて現在
では使用されず廃棄されている派生物(以下B材と称す
る)等これらの廃棄物の持つ特性を把握するため種々の
試験を重ねた結果 A材は緻密なガラス状の組織を有し硬度が高く、耐摩
耗性に優れている。 1000℃以上の温度に加熱されると粒子の外周部よ
り軟化し更に膨潤しながら海綿状となり再溶融して行
く。 B材は混入している長石および鉄成分の働きにより約
600℃より焼結が除々に始まり1000℃〜1200
℃となっても膨潤することなく焼結が進み硬い組織をつ
くる。 尚両者共焼成時の収縮率が小さい等の特性を知見し得
た。このように種々の試験の結果、このA材、およびB
材の両者は共に低温にて焼結する。また共に焼成による
体積変化も小さい特性を有している建材用のブロック材
はブロック自体の硬度を高めることにより耐摩耗性の高
い特性を持たせる必要がある。この特性を具備させるた
めにはブロックを構成する素材粒子間結合力を高めるこ
とにある。この粒子間結合力を高めるためには粗い粒
子の粒子表面を焼成中に軟化させこの粗粒子と中粒子お
よび微粒子とのつながりを強く持たせること、微粒子
部の焼結性能が高く容易に硬くなることおよび焼成時の
収縮度が小さいことが強度の高い建材用ブロックを得る
ことができる。さらに製造時の寸法のバラツキをも少な
くすることができるこの2者はA材を粗粒子部分として
用いることによりの性状が得られ、中粒子、微粒子部
に0.6mm以下のB材を用いることによりの性状が
満足されることになることより、0.1mm以上をA材
に0.6mm以下をB材とし成形時の塑性および成形物
の保形性を具備させるために粘土質砿物を用いることに
より低い温度での焼成により廃棄物A材とB材を主原料
として建材用焼成ブロックを製造することに成功し、廃
棄物を建材へと生れ変らせることによる有効資材活用の
路を開くことができた。これらの廃棄物を有効に活用し
て容易に焼成された建材用ブロックを製造するに適した
範囲は、 1.A材15〜60重量% この両者の合量が60〜80重量% 2.B材15〜60重量% 3.粘土質砿物が20〜40重量% に調整し、混合、混練後、成形、乾燥し、単独窯または
トンネル式の連続焼成炉を用いて焼成することにより製
造するものである。また、本発明の焼成温度適正範囲は
800℃〜1200℃である。以上のような手法により
廃棄物を主原料として用い成形、焼成することにより立
派な焼成建材用ブロックに生れ変らせる技術を提供する
ことができる。
ミ、し尿、および下水の処理時に派生する汚泥焼却灰の
溶融物(以下A材と称する)および珪石−長石−白雲母
等で構成されている粗大結晶塊をなす天然石の巨晶花崗
岩を最大20mm程度に粉砕、篩分し、脱鉄工程を経て
製造され主に窯業用原料の一種として使用される曹珪の
製造時に派生する0.6mm以下の不純物が多くて現在
では使用されず廃棄されている派生物(以下B材と称す
る)等これらの廃棄物の持つ特性を把握するため種々の
試験を重ねた結果 A材は緻密なガラス状の組織を有し硬度が高く、耐摩
耗性に優れている。 1000℃以上の温度に加熱されると粒子の外周部よ
り軟化し更に膨潤しながら海綿状となり再溶融して行
く。 B材は混入している長石および鉄成分の働きにより約
600℃より焼結が除々に始まり1000℃〜1200
℃となっても膨潤することなく焼結が進み硬い組織をつ
くる。 尚両者共焼成時の収縮率が小さい等の特性を知見し得
た。このように種々の試験の結果、このA材、およびB
材の両者は共に低温にて焼結する。また共に焼成による
体積変化も小さい特性を有している建材用のブロック材
はブロック自体の硬度を高めることにより耐摩耗性の高
い特性を持たせる必要がある。この特性を具備させるた
めにはブロックを構成する素材粒子間結合力を高めるこ
とにある。この粒子間結合力を高めるためには粗い粒
子の粒子表面を焼成中に軟化させこの粗粒子と中粒子お
よび微粒子とのつながりを強く持たせること、微粒子
部の焼結性能が高く容易に硬くなることおよび焼成時の
収縮度が小さいことが強度の高い建材用ブロックを得る
ことができる。さらに製造時の寸法のバラツキをも少な
くすることができるこの2者はA材を粗粒子部分として
用いることによりの性状が得られ、中粒子、微粒子部
に0.6mm以下のB材を用いることによりの性状が
満足されることになることより、0.1mm以上をA材
に0.6mm以下をB材とし成形時の塑性および成形物
の保形性を具備させるために粘土質砿物を用いることに
より低い温度での焼成により廃棄物A材とB材を主原料
として建材用焼成ブロックを製造することに成功し、廃
棄物を建材へと生れ変らせることによる有効資材活用の
路を開くことができた。これらの廃棄物を有効に活用し
て容易に焼成された建材用ブロックを製造するに適した
範囲は、 1.A材15〜60重量% この両者の合量が60〜80重量% 2.B材15〜60重量% 3.粘土質砿物が20〜40重量% に調整し、混合、混練後、成形、乾燥し、単独窯または
トンネル式の連続焼成炉を用いて焼成することにより製
造するものである。また、本発明の焼成温度適正範囲は
800℃〜1200℃である。以上のような手法により
廃棄物を主原料として用い成形、焼成することにより立
派な焼成建材用ブロックに生れ変らせる技術を提供する
ことができる。
【0005】(限定理由) A材の使用量15〜60重量%と0.6mm以上の粗
粒子 A材の特性より本発明の方法はA材を0.6mm以上の
粗粒子で使用することにより粒子表面に軟化層を焼成時
につくらせて粒子間の結合を高めることに有る。15重
量%以下ではその効果が低く、粒度構成上60重量%を
限度とする。また0.6mm以上としたのもA材の特性
を充分いかし得る粒径として有効な粒子径である。 B材の使用量15〜60重量% B材の特性である低温よりの焼結性能が高く、且つ高温
になっても膨潤しない特性より0.6mm以下のB材は
適しており15〜60重量%がブロック製造上の粒度構
成上の適正範囲である。 焼成温度800℃〜1200℃ 800℃以下であると焼結度が低く強度が不充分となり
1200℃以上ではブロックの強度の向上も認められず
A材が膨潤する可能性が出てくるためである。以下本発
明の実施例について記述する。
粒子 A材の特性より本発明の方法はA材を0.6mm以上の
粗粒子で使用することにより粒子表面に軟化層を焼成時
につくらせて粒子間の結合を高めることに有る。15重
量%以下ではその効果が低く、粒度構成上60重量%を
限度とする。また0.6mm以上としたのもA材の特性
を充分いかし得る粒径として有効な粒子径である。 B材の使用量15〜60重量% B材の特性である低温よりの焼結性能が高く、且つ高温
になっても膨潤しない特性より0.6mm以下のB材は
適しており15〜60重量%がブロック製造上の粒度構
成上の適正範囲である。 焼成温度800℃〜1200℃ 800℃以下であると焼結度が低く強度が不充分となり
1200℃以上ではブロックの強度の向上も認められず
A材が膨潤する可能性が出てくるためである。以下本発
明の実施例について記述する。
【0006】
【実施例】表1に実施例に用いる原料の特性値を示す。
【表1】 A材及びB材の特性試験として焼成温度の変化による焼
結度を調べる。試験処理温度として700℃、800
℃、1000℃、1200℃、1300℃の5段階で行
なう。 A材の特性試験として A材は5〜0.6mmの粗粒子部としてB材をハイアル
ミナ質の棚板の上に厚み約5mmにしき周りを高さ10
mmで四方に堰を造りこのB材の上に置く。これを処理
温度700〜1300℃5段階で処理を行う。
結度を調べる。試験処理温度として700℃、800
℃、1000℃、1200℃、1300℃の5段階で行
なう。 A材の特性試験として A材は5〜0.6mmの粗粒子部としてB材をハイアル
ミナ質の棚板の上に厚み約5mmにしき周りを高さ10
mmで四方に堰を造りこのB材の上に置く。これを処理
温度700〜1300℃5段階で処理を行う。
【表2】 B材の特性試験としてB材は0.6mm以下の細粒およ
び微粒子に水分を10%添加して調整、混練後成形圧力
300kg/cm2油圧プレスでφ50×50mmのブ
ロックを成形して試料とする。表2に各焼成温度での状
態を表3に焼成後の特性値を示す。
び微粒子に水分を10%添加して調整、混練後成形圧力
300kg/cm2油圧プレスでφ50×50mmのブ
ロックを成形して試料とする。表2に各焼成温度での状
態を表3に焼成後の特性値を示す。
【表3】 以上の結果より700℃では焼結効果が小さく1300
℃では体積変化が生じ膨潤傾向を示す等の不具合点がで
てくる。以上の結果を基として表4に示す実施例の配合
物に水分10%添加し調整、混合混練後、油圧プレスで
成形圧力400kg/cm2で230×114×65m
mのブロックを成形し乾燥後焼成を行う。適正焼成温度
の設定を行なうため表4のNo4(本発明範囲内材)に
より焼成最高温度700℃、1000℃、1300℃の
3段階でトンネル窯を用い36時間スケジュールで焼成
を行う。その結果を表5に示す。次にこれまでの各試験
に基づき表4に示す実施例の各材を最高温度1000℃
でトンネル窯にて36時間スケジュールで焼成を行う。
その結果の品質特性値を表6に示す。
℃では体積変化が生じ膨潤傾向を示す等の不具合点がで
てくる。以上の結果を基として表4に示す実施例の配合
物に水分10%添加し調整、混合混練後、油圧プレスで
成形圧力400kg/cm2で230×114×65m
mのブロックを成形し乾燥後焼成を行う。適正焼成温度
の設定を行なうため表4のNo4(本発明範囲内材)に
より焼成最高温度700℃、1000℃、1300℃の
3段階でトンネル窯を用い36時間スケジュールで焼成
を行う。その結果を表5に示す。次にこれまでの各試験
に基づき表4に示す実施例の各材を最高温度1000℃
でトンネル窯にて36時間スケジュールで焼成を行う。
その結果の品質特性値を表6に示す。
【表4】
【表5】
【表6】
【0007】
【発明の効果】以上の種々の試験の結果より 1.焼成温度は表2,表3に示されるように800℃〜
1200℃ 2.各材の使用量は表4、表6に示されるようにA材1
5〜60重量%、B材15〜60重量%、粘土砿物20
〜40重量% とした製造方法および廃棄物A材,B材と粘土砿物使用
比率内で建材用焼成ブロックの製造ができ廃棄物を80
重量%迄有効活用できるものであり廃棄物の資源化を行
えると共に廃棄処分をすることも少なくすることができ
る等多大な効果を修めることができた。
1200℃ 2.各材の使用量は表4、表6に示されるようにA材1
5〜60重量%、B材15〜60重量%、粘土砿物20
〜40重量% とした製造方法および廃棄物A材,B材と粘土砿物使用
比率内で建材用焼成ブロックの製造ができ廃棄物を80
重量%迄有効活用できるものであり廃棄物の資源化を行
えると共に廃棄処分をすることも少なくすることができ
る等多大な効果を修めることができた。
Claims (1)
- 【請求項1】 粒径0.6mm以上のゴミ、し尿および
下水の処理の際発生する汚泥等の焼却灰の溶融物15〜
60重量%,石英−長石−白雲母等で構成されている粗
大結晶塊をなす巨晶花崗岩を粉砕し篩分け、脱鉄等の精
錬処理を行い、主に窯業用原料である曹珪を製造する際
に派生する0.6mm以下の不純物が多い未活用廃棄物
15〜60重量%,粘土砿物20〜40重量%を配合し
て混合、混練、成形した後、800℃〜1200℃で構
成して成ることを特徴とする廃棄物を主原料とした焼成
建材用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044682A JPH10226562A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044682A JPH10226562A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226562A true JPH10226562A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12698212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9044682A Pending JPH10226562A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10226562A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010016212A (ko) * | 2000-11-22 | 2001-03-05 | 김태현 | 보·차도용 미네럴블록 및 그 제조방법 |
KR100489930B1 (ko) * | 2002-05-16 | 2005-05-17 | 한국지질자원연구원 | 광산폐기물을 고도선별처리하여 요업원료로 이용하는 방법 |
CN102219541A (zh) * | 2011-04-18 | 2011-10-19 | 宁波荣山新型材料有限公司 | 一种淤泥烧结节能砖的制备方法 |
CN114956784A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-08-30 | 南方科技大学 | 陶瓷膜及其制备方法 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9044682A patent/JPH10226562A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010016212A (ko) * | 2000-11-22 | 2001-03-05 | 김태현 | 보·차도용 미네럴블록 및 그 제조방법 |
KR100489930B1 (ko) * | 2002-05-16 | 2005-05-17 | 한국지질자원연구원 | 광산폐기물을 고도선별처리하여 요업원료로 이용하는 방법 |
CN102219541A (zh) * | 2011-04-18 | 2011-10-19 | 宁波荣山新型材料有限公司 | 一种淤泥烧结节能砖的制备方法 |
CN114956784A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-08-30 | 南方科技大学 | 陶瓷膜及其制备方法 |
CN114956784B (zh) * | 2022-05-13 | 2023-12-01 | 南方科技大学 | 陶瓷膜及其制备方法 |
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