JP3343562B2 - 透水性舗装材の製造方法 - Google Patents

透水性舗装材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透水性舗装材の製造方法
に係り、特に、汚泥焼却灰を原料として透水性舗装材を
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、下水処理場から発生する下水汚泥
は増加傾向にあり、今後の下水道普及率の向上や下水処
理技術の高度化を考慮すると、下水汚泥発生量は増々増
加するものと予測される。
【0003】従来、下水汚泥の処分方法としては、埋立
が最も多いが、今後の下水汚泥発生量の増加の面から、
有効利用を図ることが強く望まれており、その利用方法
の開発が様々な分野で進められている。
【0004】この下水汚泥の有効利用の実用化の面で
は、建設資材としての利用が注目を集めており、例えば
下水汚泥焼却灰に可塑性粘土を混合し、成形、焼成して
舗装材を製造する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来考
えられている下水汚泥焼却灰を用いた透水舗装材の製造
方法では、下水汚泥焼却灰使用量が原料中の50重量%
以下と少なく、下水汚泥焼却灰を大量処理できないとい
う欠点がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、下水
汚泥焼却灰を大量に使用して透水性舗装材を製造するこ
とができる透水性舗装材の製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の透水性舗装材
の製造方法は、硬質骨材、汚泥焼却灰及び水を高速回転
羽根形造粒機に供給し、該硬質骨材の外周囲に汚泥焼却
灰が層厚比30%以上で緻密に付着した複合粒子を造粒
し、この造粒された複合粒子を、複合粒子間に間隙が残
留するようにプレスして舗装材形状の成形体とし、その
後、この成形体を焼成する透水性舗装材の製造方法であ
って、該硬質骨材がスラグ及びレンガ破砕物の少なくと
も一方、或いはそれを主体とするものであることを特徴
とする。
【0008】請求項2の透水性舗装材の製造方法は、請
求項1の方法において、該硬質骨材の粒径が0.5〜5
mmであることを特徴とする。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。なお、汚
泥焼却灰として下水汚泥焼却灰を例示して説明する。
【0010】本発明の方法においては、まず、スラグ又
はレンガ破砕物の少なくとも一方、或いはそれを主体と
する硬質骨材、下水汚泥焼却灰及び水を高速回転羽根形
造粒機に供給して複合粒子を造粒する。
【0011】この複合粒子の造粒に当たり、硬質骨材の
粒径が0.5mm未満であると大径の複合粒子を造粒す
ることが難しい。複合粒子の粒径が小さいと、プレス成
形体の空隙率が低くなると共に、この空隙も焼成工程で
閉塞され易い。硬質骨材の粒径が5mmを超えると下水
汚泥焼却灰を大量に付着させることが難しくなる。この
ため、硬質骨材の粒径は0.5〜5mm、特に1〜3m
mとするのが望ましい。
【0012】本発明において、硬質骨材としては、下水
汚泥を溶融後急冷して得られるスラグや、レンガ破砕
物、例えば焼却灰のみ、或いは、焼却灰を用いて成形、
焼成して得られるレンガの破砕物を用いる。硬質骨材
は、スラグ及び/又はレンガ破砕物のみであっても良
く、これらを主体とし、その他、石材、陶磁器の粉砕
物、珪砂等の天然の細骨材等を併用しても良い。この場
合、硬質骨材におけるスラグ及び/又はレンガ破砕物の
割合は50重量%以上であることが好ましく、これによ
り、スラグ及び/又はレンガ破砕物といった廃棄物の利
用効率が高く維持される。
【0013】一方、下水汚泥焼却灰はその焼却炉型式に
もよるが、通常平均粒径は、流動焼却炉で10〜100
μm、多段焼却炉で50〜800μmの微細粉末である
が、本発明において、下水汚泥焼却灰としては各種下水
処理場から排出されるものであれば良く、また、その下
水処理場で使用される凝集剤等により特に制限されるこ
とはない。即ち、下水処理場で使用される凝集剤は、主
に高分子系凝集剤と石灰系凝集剤とに分類され、このう
ち、石灰系凝集剤を用いた下水汚泥焼却灰では、含有さ
れる石灰成分量にバラツキが大きい。このため、従来に
おいて、石灰系凝集剤を用いた下水汚泥焼却灰を原料と
して建材を品質のばらつきなく製造することはできず、
原料としては高分子系凝集剤を用いた下水汚泥焼却灰に
限られていたが、本発明によれば、高分子系、石灰系の
いずれの凝集剤を用いた下水汚泥焼却灰であっても使用
可能である。
【0014】本発明においては、硬質骨材、下水汚泥焼
却灰及び水を用いて造粒して、硬質骨材の外周囲に下水
汚泥焼却灰が緻密かつ厚肉に、即ち、層厚比30%以
上、好ましくは40〜50%となるように付着した複合
粒子を製造する。なお、本発明において、層厚比とは、
硬質骨材の半径に対する付着層肉厚の百分率を指す。
【0015】下水汚泥焼却灰を硬質骨材に分厚く付着さ
せることにより、大量の下水汚泥焼却灰を処分すること
が可能となる。一方、下水汚泥焼却灰の付着量が少ない
場合には、硬質骨材としてのスラグ及び/又はレンガ破
砕物の大量処理が図れる。
【0016】また、下水汚泥焼却灰を緻密に付着させる
ことにより、後のプレス工程において造粒粒子が潰れる
ことが防止される。
【0017】本発明では、硬質骨材100重量部に対し
下水汚泥焼却灰100重量部以上、特に150重量部以
上、とりわけ200重量部以上、例えば200〜300
重量部を付着させるのが好ましい。
【0018】この大量の下水汚泥焼却灰を緻密に付着さ
せるために、アイリッヒミキサー、ロッキングミキサー
等の高速回転羽根形造粒機を用いる。この高速回転羽根
形造粒機中に、硬質骨材、下水汚泥焼却灰及び水を供給
して羽根を高速回転させることにより、硬質骨材の周囲
に下水汚泥焼却灰が分厚くしかも緻密に付着する。この
際、羽根を高速回転させることが肝要であり、アイリッ
ヒミキサーであれば周速10m/S、とりわけ周速15
m/S以上、ロッキングミキサーであれば周速10m/
S、とりわけ周速13m/S以上で羽根を回転させる。
なお、羽根を過度に高速回転させると、適正な造粒が難
しくなるので、アイリッヒミキサーでは周速30m/S
以下、ロッキングミキサーでは周速25m/S以下とす
るのが好ましい。
【0019】このような条件下で造粒することにより、
硬質骨材の周囲に分厚く緻密な下水汚泥焼却灰付着層を
有した複合粒子を造粒できる。付着層の肉厚は、硬質骨
材の半径の30%以上、好ましくは40%以上とする。
下水汚泥焼却灰の付着層の緻密さは、得られる複合粒子
の圧潰強度が2kgf/cm以上、特に8kgf/c
以上、例えば8〜10kgf/cmとなるように
するのが好ましい。
【0020】なお、この複合粒子の造粒に当たり使用す
る水の量は特に制限はないが、通常の場合、下水汚泥焼
却灰に対して10〜50重量%程度とされる。また、こ
の造粒においては、必要に応じて粘土、ポリビニルアル
コール(PVA)、カルボキシメチルセルロース(CM
C)等のバインダーを使用することができ、バインダー
の使用により一層高強度の複合粒子を得ることが可能と
なる。この場合、バインダー使用量は下水汚泥焼却灰に
対して1〜10重量%程度とするのが好ましい。
【0021】得られた複合粒子は、次いで、粒子間に間
隙が残留するようにプレス(好ましくは一軸プレス)し
て舗装材形状の成形体とする。プレス圧の程度は、複合
粒子の強度、所望とする透水性の程度等により適宜決定
されるが、通常の場合、20〜100kgf/cm2
度の範囲内とされる。
【0022】このプレス成形に際しては、前述の通り、
複合粒子が圧潰されることはない。プレス成形により、
複合粒子相互が付着し、舗装材形状となる。このプレス
成形体においては、複合粒子間に連続した空隙が残存す
る。後の焼成工程においても、この空隙が熔融物で閉塞
されることはなく、連続気孔が形成される。
【0023】本発明では、複合粒子の下水汚泥焼却灰層
が緻密であるため、プレス成形圧を比較的高くとること
ができる。このため、プレス成形体の粒子構造を観察す
ると、複合粒子相互が良く点接着していることが認めら
れた。即ち、複合粒子同志の接触面積が大きい。そのた
め、プレス成形体の成形強度が高い。また、焼成工程に
おいては、比較的低目の焼成温度で焼成するだけで、下
水汚泥焼却灰が十分に焼結され、しかも複合粒子同志を
十分に熔着させることができる。
【0024】このようにプレス成形体の焼結性が良いと
ころから、下水汚泥焼却灰が石灰分を多量に含んでいて
も、寸法精度良く十分に焼結され、しかも空隙が多量に
残存した多孔質体を焼き上げることができる。
【0025】なお、焼成は、ローラーハースキルン、ト
ンネルキルン等により1000〜1200℃で行なうの
が好ましい。焼成時間は120min以上が好ましい。
【0026】このようにして得られる透水性舗装材は、
通常の場合20kgf/cm2 以上の強度を有し、かつ
10-2cm/S以上の透水性(JIS A 1218で
測定した値)を有するものであり、舗装材として好適に
使用することができる。
【0027】
【作用】スラグ及びレンガ破砕物の少なくとも一方、或
いはそれを主体とする硬質骨材の外周囲に汚泥焼却灰を
付着させた複合粒子を用いて成形、焼成することによ
り、汚泥焼却灰と、汚泥を溶融後急冷して得られるスラ
グや焼却灰から得られるレンガ等のレンガ破砕物とを原
料とした透水性舗装材を製造することが可能とされる。
【0028】即ち、複合粒子は、スラグ及びレンガ破砕
物の少なくとも一方、或いはそれを主体とする硬質骨材
を核として用いることから、高硬度で寸法安定性が良
く、汚泥焼却灰を肉厚に付着させたものであるため、汚
泥焼却灰を大量に使用することができる。しかも、汚泥
焼却灰を緻密に付着させることから、複合粒子の強度が
比較的高いものとなり、あらゆる種類の汚泥焼却灰を用
いて、複合粒子間の間隙が残留するように容易にプレス
成形することができる。
【0029】また、使用する原料は、汚泥焼却灰と、下
水汚泥を溶融後急冷して得られるスラグや、レンガ破砕
物、例えば焼却灰のみ、或いは、焼却灰を用いて成形、
焼成して得られるレンガの破砕物の硬質骨材のみで良
く、大量の廃棄物処理とコストの低廉化が図れる。その
上、このプレス成形に当り、振動プレス成形機等の特別
な成形機を用いる必要もなく、一軸加圧成形により容易
に成形することができる。
【0030】このため、汚泥焼却灰に含まれる凝集剤の
種類に影響を受けることなく、大量の汚泥焼却灰を用い
て、所望の透水性を有する透水性舗装材を通常の設備に
より容易に製造することができる。
【0031】請求項2によれば、硬質骨材に大量の汚泥
焼却灰を付着させて大径の複合粒子を造粒することがで
き、これにより良好な透水性を有する舗装材を製造する
ことができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例、参考例及び比較例を挙げて本
発明をより具体的に説明する。
【0033】実施例1〜10 表1に示す下水汚泥焼却灰、硬質骨材及び水を表1に示
す割合でアイリッヒミキサーに投入して周速20m/S
で混合、造粒し、表1に示す物性の複合粒子を製造し
た。この複合粒子を表1に示すプレス圧で一軸加圧成形
して成形体を得、この成形体を120℃で1時間乾燥し
た後、ローラーハースキルンにて1050〜1150
℃、焼成時間200〜300minで焼成して透水性舗
装材(200mm×200mm×60mm)を製造し
た。
【0034】なお、実施例3と4は造粒時にバインダー
(PVA)を下水汚泥焼却灰重量に対し2%使用した。
【0035】得られた透水性舗装材の強度、透水性及び
収縮率を調べ、結果を表1に示した。
【0036】表1より、本発明の方法によれば、下水汚
泥焼却灰の種類によらず、大量の下水汚泥焼却灰とスラ
グ及び/又はレンガ破砕物を用いて、良好な透水性舗装
材を製造することができることが明らかである。
【0037】
【表1】
【0038】実施例11 実施例1において、硬質骨材として硬質骨材I:硬質骨
材II=50:50(重量比)の混合物を用いたこと以外
は同様にして造粒、成形、焼成を行なったところ、得ら
れた透水性舗装タイルの強度は30kgf/cm2 、透
水性は0.4×10-1cm/s、収縮率は5.3%と、
極めて良好であった。
【0039】実施例12 実施例2において、硬質骨材として、硬質骨材I:硬質
骨材II:珪砂(平均粒径1.2mm)=40:30:3
0(重量比)の混合物を用いたこと以外は同様にして造
粒、成形、焼成を行なったところ、得られた透水性舗装
タイルの強度は25kgf/cm2 、透水性は0.5×
10-1cm/s、収縮率は4.5%と、極めて良好であ
った。
【0040】実施例13 実施例1において、硬質骨材として、硬質骨材I:陶磁
器粉砕物(平均粒径2mm)=50:50(重量比)の
混合物を用いたこと以外は同様にして造粒、成形、焼成
を行なったところ、得られた透水性舗装タイルの強度は
28kgf/cm2 、透水性は0.3×10-1cm/
s、収縮率は4.0%と、極めて良好であった。
【0041】参考例1 実施例2において、硬質骨材として、平均粒径0.2m
mの微細なものを用いたこと以外は同様にして複合粒子
を製造したところ、複合粒子の粒径が0.3mm以下と
小さなものであった。このため、プレス成形体及び焼結
体のいずれも気孔の乏しいものであり、透水率は10-2
cm/s以下であった。
【0042】参考例2 実施例4において、硬質骨材として、平均粒径10mm
の大きな粒子を用いたこと以外は同様にして複合粒子を
製造したところ、得られた複合粒子の下水汚泥焼却灰層
の肉厚は硬質骨材の半径の15%にしかならず、下水汚
泥焼却灰を大量に付着させた複合粒子を製造することは
できなかった。
【0043】比較例1 実施例8において、造粒工程で回転パン型造粒機を用い
たこと以外は同様にして複合粒子を製造した。得られた
複合粒子の付着層の層厚比(t/r×100%)は50
であったが、圧潰強度0.7kgf/cm2 で、下水汚
泥焼却灰の緻密な付着層を形成することはできなかっ
た。
【0044】この複合粒子を用いて、実施例8と同様に
成形、焼成したところ、複合粒子が強度不足であること
から、複合粒子間の間隙が潰れてしまい、透水性は10
-2cm/s以下で、十分な透水性を有するものは得られ
なかった。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の透水性舗装
材の製造方法によれば、汚泥焼却灰の種類に何ら制約を
受けることなく、大量の汚泥焼却灰と、下水汚泥を溶融
後急冷して得られるスラグや、レンガ破砕物、例えば焼
却灰のみ、或いは、焼却灰を用いて成形、焼成して得ら
れるレンガの破砕物の硬質骨材とを用いて、良好な透水
性舗装材を、特別な設備を要することなく、容易かつ効
率的に安価に製造することができる。
【0046】請求項2によれば、硬質骨材に大量の汚泥
焼却灰を付着させて大径の複合粒子を造粒することがで
き、これにより良好な透水性を有する舗装材を製造する
ことができる。
【0047】本発明の透水性舗装材の製造方法は、下水
処理物から大量に排出され、年々その排出量が増大する
下水汚泥焼却灰及び汚泥溶融スラグや焼却灰より得られ
るレンガ破砕物の有効利用技術として工業的に極めて有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E01C 13/04 (72)発明者 神谷 嘉夫 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 森 隆之 愛知県名古屋市昭和区楽園町85番地の2 (72)発明者 石川 理 愛知県知多市西巽ヶ丘2丁目4番地の5 (72)発明者 竹下 知志 愛知県半田市青山町7丁目83番地日本ガ イシ青山寮 (56)参考文献 特開 平5−43295(JP,A) 特開 平6−305810(JP,A) 特公 平6−17261(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 33/00 - 33/36 C02F 11/00 E01C 5/00 B09B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質骨材、汚泥焼却灰及び水を高速回転
    羽根形造粒機に供給し、該硬質骨材の外周囲に汚泥焼却
    灰が層厚比30%以上で緻密に付着した複合粒子を造粒
    し、この造粒された複合粒子を、複合粒子間に間隙が残
    留するようにプレスして舗装材形状の成形体とし、その
    後、この成形体を焼成する透水性舗装材の製造方法であ
    って、 該硬質骨材がスラグ及びレンガ破砕物の少なくとも一
    方、或いはそれを主体とするものであることを特徴とす
    る透水性舗装材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、該硬質骨材の
    粒径が0.5〜5mmであることを特徴とする透水性舗
    装材の製造方法。
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