JPS58211054A - 差動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輛に装着される差動装置に関する。

従来、車輛においては、旋回する場合ｔｌＬ　厘ａ　ｌ
…Ｊ駆動輪に回転差をもたせるために差動装置が用いら
れている。この差動装置は、例えば、一対のサイドギア
と一対のビニオンギア金具備し、一対のサイドギアの各
々が、夫々、互いに対向して差動装置ハウジング内に回
動自在に装着され、また一対のビニオンギアの各々が、
夫々、一対のサイドギアに噛合され且つ互いに対向して
差動装置ハウジング内に回動自在に装着されたものが知
られている。

しかし、上記公知の差動装置においては、直線走行時等
左右両部動輪に回転差がない場合に差動装置は作動せず
、単に内燃機関からの駆動力を左右両部動輪に伝達する
にすぎず、従って、車輛の走行中において、車輛の慣性
力と内燃機関からの駆動力とが１１は釣合った状態（特
に、低負イａＳ走行時に発生する。）では、サイドギア
とヒニオンギアとの間に遊び（いわゆるバックラッシュ
）が存在する場合に、内燃機関からのトルク変動に起因
して、両ギア間に両ギアの衡撃による打音（歯面の打音
）が発生し、この打音が運転者に伝達されて不快感を与
えていた。

そこで、上記バックラッシュによる打音を除去するため
に、差動装置ハウジングと各々のサイドギアとの間に夫
々スラストワッシャを配設した差動装置が提案されてい
る。

この場付、スラストワッシャによってサイドギアとビニ
オンギアとの間のバックラッシュを実質上なくして打音
の発生を防止することができるが、しかし、スラストワ
ッシャを装着する際に、まず一対のサイドギアと一対の
ピニオンギア紮差動装置ハウジングに組付けて噛合状態
を測定（通常、ゲージ等を用いてサイドギアとビニオン
ギアとが、実買上バックラッシュがない状態になるまで
の間隔を測定する。）シ、シかる後に、これらを分解し
て適切な厚さのスラストワッシャを装着しなけれはなら
ず、差動装置の組付けに時間がかかると共にその作業が
煩雑でおった。特に、差動装置を組付けた後にも末だバ
ックラッシュが存在する場合には、もう一度分解して別
の厚さのスラストワッシャと交換しなければならず、そ
の作業が著るしく煩雑であった。

本発明は上記事実に鑑みてなされたものであって、その
目的は、組付が簡単であると共にサイドギアとビニオン
ギアとのバックラッシュを確実に除去することができる
改良された差動装置を提供することである。

本発明によれば、差動装置ハウジング内に回動自在に装
着された一対のサイドギアと一対のビニオンギアと金具
備し、該一対のビニオンギアの各々が、夫々、該一対の
サイドギアに１合され、′また該一対のサイドギアの各
々が、夫々、各々の車軸にスプライン結合された差動装
置において、該サイドギアの各々には、夫々、内方に湾
曲して伸びる爪部を有するキャップ部材が装着され、該
爪部の各々が、夫々、該各々の車軸の一端面に弾性的に
当接せしめられていること？特徴とする差動装置が提供
される。

以下、本発明に従って構成された差動装置の好適具体例
を離村図面を参照して説明する。

第１図において、全体を番号２で示す差動装置は、差動
装置ハウジング４金具備している。この差動装置ハウジ
ング４は、軸受６ｔｌ−介してアクスルハウジング（図
示せず）内に回動自在に装着される。

上記差動装置ハウジンク４内には、互いに対向して、一
対のサイドギア８ａ及び８ｂ並びに一対のビニオンギア
１０ａ及び１０ｂが配設されている。ビニオンギアｌＯ
ａ及びｌＯｂは、夫々差動装置ハウジング４に両端部が
固足烙れたビニオンシャフト１２に、回動自在に且つ一
対のサイドギア８ａ及び８ｂに噛合するように装着され
１いる。

サイドギア８ａ及び８ｂには、夫々、取付用貞通孔の内
周面にスプライン１４ａ及び１４ｂが形成され、また車
軸１６ａ及び１６ｂの一端部の外周面にも、夫々、上記
スプライン１４１１Ｌ及び１４ｂに対応するスプライン
１８ａ及び１８ｂが形成されており、そして、サイドギ
ア８ａ及び８ｂと車軸１６ａ及び１６ｂとが、夫々、ス
プライン結合されている。車軸１６ａ及び１６ｂの他端
部には、図示していないが、左右画駆動輸が夫々１尾さ
れている。

また、滉動装置ハウジングと谷々サイドギア８ａ及び８
ｂとの間には、スラストワッシャ２Ｕａ及び２０ｂが配
設されている。

他方、差動装置ハウジング４の外側には、リングギア２
２がボルト２４によって固定されている。

このリングギア２２には、内燃機関（図示せず）からの
駆動力が伝達もれるドライブピニオンギア（図示せず）
が噛合される。

従って、上述した通りの差動装置２においては、内燃機
関からの駆動力が、リングギア２２、差動装置ハウジン
グ４、ビニオンギア１０ａ及び１０ｂ１　サイドギア８
ａ及び８ｂ並びに車軸１６＆及び１６ｂ’に経て左右両
組動輪（図示せず）に夫々伝達される。

上記差動装置２においては、災に、サイドギア８ａ及び
８ｂの取付用貫通孔内に夫々全体ヲ２６ａ及び２６ｂで
示すキャップ部材が圧入によって固定されている。この
キャップ部材２６＆及び２６ｂは、実質上同一の構成で
あり、第２図を参照してキャップ部材２６ａについて説
明する。キャップ部材２６ａは、サイドギア８ａの取付
用貫通孔内に圧入される円筒状の側壁２８、この側壁２
８の一端から内方に延ひる端縁部３０及びこの端縁部３
０から所定の角［ｋｔｉｉいて更に内方に湾曲して延び
る４個の爪部３２を具備している。そして、この湾曲し
た爪部３２は、端縁部３０から実質上水平に延びる基部
３６、基部３６から第２図において下方に傾斜して廷び
る中間部３８及び中間部３８から第２図において君子上
方に傾斜して蝙びる先端部４０から構成されている。陶
、キャップ部材２６ａ及び２６ｂにおいては、少なくと
もその爪部３２が弾性を有している。

上述したキャップ部材２６＆及び２６ｂは、第１図に図
示するように、その爪部３２の先端部４０が、夫々、各
々の車軸１６ａ及び１６ｂの一端面に弾性的に当接せし
められる。

キャップ部材２６ａ及び２６ｂが装着された差動装置２
においては、キャップ部材２６＆及び２６ｂの爪部３２
の弾性復元力によって、サイドギア８ａ及び８ｂの各々
が、夫々、車軸１６ａ及び１６ｂに対して移動（サイド
ギア８ａが第１図において右側に、またサイドギア８ｂ
が第１図において左側に移動せしめられる。）せしめら
れ、一対のビニオンギア１０＆及び１０ｂに圧接される
。かくして、キャップ部材２６＆及び２６ｂの爪部３０
の弾性力によって、サイドギア８ａ及び８ｂとビニオン
ギアｌｏ＆及びｌｏｂとの噛合状態を、ノ（ツクラッシ
ュが実質上存在しない状態に圧接保持することができ、
これにより、特に、低負荷走行時に両ギア８ａ及び８ｂ
並びにｌＯ＆及びｌｏｂ間に発生する打音を除去するこ
とができる。

また、各々の車軸１６ａ及び１６ｂの一端面には、キャ
ップ部材２６ａ及び２６ｂの爪部３０の弾性復元力によ
る摩擦力が作用するために、この摩擦力のダンピング効
果によって、各々のサイドギア８ａ及び８ｂのスプライ
ン１４ａ及び１４ｂと車軸１６ａ及び１６ｂのスプライ
ン１８ａ及び１８ｂとの間のバックラッシュによる打音
をも低減することができる。

以上、本発明に従って構成された差動装置の好適具体例
を添付図面を参照して説明したけれども、本発明はかか
る具体例に駆足されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱することなく櫨々の変形乃至修正が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って構成されｆｃ差動装置の好適
具体例を図示する断面図。 第２図は、第１図に図示する差動装置のキャップ部＠を
示す拡大斜視図。 ２・・・・・・差動装置 ４・・・・・・差動装置ハウジング ８ａ及び８ｂ・・・・・・サイドギア １０ａ及びｌＯｂ・・・・・・ビニオンギア１６ａ及び
１６ｂ・曲・車軸 ２６ａ及び２６ｂ・・・・・・キャップ部材３２・・・
・・・爪　部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 差動装置ハウジング内に回動自在に装着された一対のサ
   イドギアと一対のビニオンギアとを具備し、該一対のビ
   ニオンギアの各々が、夫々、該一対のサイドギアに噛合
   され、また該一対のサイドギアの各々が、夫々、各々の
   車軸にスプライン結合された差動装置において、 該サイドギアの各々には、夫々、内方に湾曲して伸びる
   爪部を有するキャップ部材が装着場れ、該爪部の各々が
   、夫々、該各々の車軸の一端面に弾性的に当接せしめら
   れていることを特徴とする差動装置。