JPS58208174A - 焼結用熱処理治具 - Google Patents

焼結用熱処理治具

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JPS58208174A
JPS58208174A JP57090935A JP9093582A JPS58208174A JP S58208174 A JPS58208174 A JP S58208174A JP 57090935 A JP57090935 A JP 57090935A JP 9093582 A JP9093582 A JP 9093582A JP S58208174 A JPS58208174 A JP S58208174A
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JP
Japan
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sintering
carbon
heat treatment
treatment jig
weight
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JP57090935A
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JPH0240629B2 (ja
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湯沢 幸男
寺崎 幸彦
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YAMAZAKI DENKI KOGYO KK
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YAMAZAKI DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は焼結用熱処理治具に関するものである。
鉄糸焼結品を工業的に量激するにあたっては、圧粉成形
体を熱処理治具に装填し、この熱処理治具をブツシャ−
などによりトンネル炉中で移送させ、予熱脱ろう、加熱
焼結、冷却を、行う手法が採られる。このときの熱処理
治具は、一般にトンネル炉の炉床上を摺動する搬送用の
台板(トレイ)と、被処理物を外囲する枠状のさや体と
、このさや体の上下に装着される底板、天板などから構
成されており、これらの部材のうち、合板は急熱急冷に
さらされるだけでなく、他の部材と被処理物の重量を支
えつつ炉床上を摺動し、かつ前後の合板と接してその押
圧や衝撃を受けるなど最も使用条件が厳しいものである
このことから、従来では一般に、焼結用台板をカーボン
グラファイト質(黒船質)で構成している。かかるカー
ボングラファイト質の合板は、摩擦係数が低いため移動
がスムーズとなる点に加え、急熱急冷に強く耐スポーリ
ング性がきわめて良好であるというメリットかある。し
かしながら、反面において摩耗が多いと共に焼結雰囲気
と化学反応を起しやすく、たとえば焼結炉雰囲気として
経済的なENガス雰囲気中で使用した場合、同ガス中に
含まれるC02(0,1〜0゜5%)やH2O(露点−
5〜+lθ℃)とC+CO,−2CO,C+H,0−C
O+H2なる反応が生じ、この反応が高温になるほど右
側に進むため、1〜2力月のごとききわめて短期間のう
ちに酸化による「やせ」が生じて使用可能になり、ラン
ニングコストが非常に高価になるという問題があった。
この打解策として、従来ではカーボングラファイト質の
台板本体にアルミナ粉を塗布することも行われているが
、粉体の粒間を雰囲気ガスが通過するための酸化を有効
に防止できないうえに、塗布作業が面倒であるため作業
性が悪く、かつアルミナ粉の飛散により作業環境を劣化
させる不具合があった。
この手法に代え、本発明者はカーボングラファイト質の
台板本面表面にアルミナ、シリカの溶射皮膜を形成する
ことも試みたが、溶射皮膜の微少な気孔を通して雰囲気
が本体と反応し、これによる隙間形成で容易に剥離が生
ずるという不具合があり、窒化ボロンを台板本体に含浸
させても、アルミナ溶射方式に比べ若干よい結果か示さ
れるだけに止まった。
本発明は上記した従来の焼結用熱処理治具の不具合を解
消し、機械的強度と耐摩耗性が良好であると共に耐スポ
ーリング性が良好でLかも酸化か少なく耐久性のあるこ
の棟焼結用治具を提供しようとするもので、その基本的
特徴は、治具本体材質をカーボンと炭化けい素の複合材
で構成すると共に、ホウ素化合物を主成分とする気孔閉
止剤を定量的に添加することによシ相接する合板どうし
が当接しても浴着が生じないように気孔を閉止し、雰囲
気ガスとの反応を確実に防止するようにしたことにある
すなわち、本発明は、燭結用熱処理治具を、カーボン4
0〜42重量%、炭化けい素44〜46重量%、ホウ素
化合物、を主成分とする気孔閉止剤5〜7重量%を主成
分とする材質で構成したことを特徴とするものである。
以下本発明の実施例を添付図面に基き具体的に説明する
第1図と第2図は本発明による焼結用熱処理治具とその
使用状況を示すもので、1は上面に縁部2を囲繞形成し
、内側に凹板部3を得しめた合板で、この台板1に底板
4が装着されると共に、底板4の上にさや本体5が装着
され、これらにより囲まれた空間に被処理物である圧粉
成形体6が配され、天板7により閉じられる。そして、
こうしたセットA。
Aが適宜一段又は数段に積み重ねられ、コンベア類によ
り焼結炉8の入口に送られ、プッシャー9により予熱脱
ろう部10、焼結部11および冷却部12へと順次押せ
押せのかたちで移送され、その間に導入部13から送結
されたブタン変成ガス、プロパンInガスなどの所定の
雰囲気ガス中にて加熱冷却される。
このような焼結用の熱処理治具において、本発明は少な
くとも前記台板1を特定の化学取分により構成し、この
母材材質そのものにより艮好な機械的並びに熱的特性を
発揮させると同時に効果的な酸化防止を図るようにした
もので、具体的にはカーボン質40〜42重量%、炭化
けい素(Etc)質44〜46重量%、ホウ素化合物を
主成分とする酸化防止剤5〜7%を主成分としてなるも
のである。
まず、カーボンは具体的にはグラファイト+Cであり、
黒鉛、電極カーボン粉など一般の合板に使用されている
ものを適用できるがとくに玉状黒鉛ないし鱗状黒鉛が好
適である。
そして、本発明はこのカーボンと炭化けい素を複合する
もので、カーボンは重量%で4θ〜42%、炭化けい素
は同じくM量%で44〜46%の範囲とする。
カーボン質を用いるのは、急熱急冷に強く耐スポーリン
グ性を良好にするためと、潤滑性を向上させて摩擦抵抗
を減少させるためであり、その下限を40%としたのは
、これ以下では耐スポーリング性と潤滑性が不充分にな
るからで、上@42%としたのは、これ以上では摩擦性
が低下すると共に酸化防止剤の添加効果を十分に生かす
ことができないからである。
また、炭化けい素を用いるのは、主としてカーボン質の
摩耗性の低さを解消すると共に機械的強度を向上させ、
かつ非酸化物系としてρ特性を発揮させるためである。
その添加量の下限を44%としたのは、これ以下では既
述した耐摩耗性、非酸化物の特徴を十分に発揮させるこ
とができないからである。上限を46%としたのは、こ
れ以上添加量を多くするとさきのカーボン量との関係で
潤滑性が低下すると共に、合板として使用時に割れが生
じやすくなるからである。
そして、本発明は上記成分に対しホウ素化合物を主成分
とする気孔閉止剤を加えることが特徴である。これを添
加するものは、カーボンと炭化けい素の複合組織を微細
で緻密なものにすると共に、バインダの揮発で生ずる気
孔をガラス状の融解物で封止してカーボン分に酸化反応
を起させる雰囲気の侵入を防止するためである。
ただし、その添加量は一定範囲であることが必要であり
、具体的には5〜7重量%とすべきである。下限を5%
としたのは、これ以下では気孔封止効果が不十分となり
、残存する開孔から雰囲気ガスが侵入し、カーボン分と
の反応により酸化が進むからであり、上限を7%とした
のは、酸化防止効果そのものは良好となるが、気孔を閉
止した余剰ガラス分で合板表面に粘着性の被膜が形成さ
れるため、炉中を移動しているときに相接すご台板を溶
着させる不具合が生ずるからである。
気孔閉止剤はホウ素化合物を主成分とするが、これにシ
リカ<5i02>、石灰石、ソーダ灰あるいはガラスな
どを適量加えたものであってもよく、ホウ素化合物とし
ては、はう酸、はう砂、けい化はう素、望化はう素など
を用いることができる。なお、他の成分としては澱粉、
デキストリンなどの有機糊料やピッチなどのバインダ類
が挙げられる。
本発明による焼結用熱処理治具は、所定の粒度に調整し
たカーボンたとえば黒鉛粉と炭化けい素粉を気孔閉止剤
と共に混合し、さらにこれにバインダを加えて混練し、
型込め機などにより所定の台板形状の成、形体を作り、
この成形体を乾燥、焼成することで得られるか、この手
法に限定されるものではない。
しかして、本発明は上記のような成分組成で焼結用熱処
理治具を構成したため、熱処理治具一般に求められる良
好な熱伝導性を確保できるのは勿論のこと、焼結用熱処
理として必要な耐熱衝撃性と高温での良好な機械的強度
および耐摩耗性が十分なものとなり、同時に炭化けい素
質を用いた場合に問題となる割れの発生や摺動抵抗の増
大を回避できる。しかも焼結処理上最も問題となる雰囲
気ガスとの反応による酸化が効果的に防止され著しく耐
久性を向上することが可能となる。次に本発明の基本的
な実施例を示す。
実施例 ■。カーボン(グラファイト+C)41゜4重量%、炭
化けい素45.6重量%、気孔閉止剤としてほう酸を主
成分としこれに石灰石、ソーダ灰を各80部あて添加し
たものを6.2重量%添加して均一に混和し、これに残
部としてピッチなどの粘結剤を加えて880W X 5
00 L X 40を鰭の焼結用台板を成形し、150
0°Cにて焼成した。
川。この焼結用台板は、見掛気孔率が+0で通気率は極
少であり、嵩比重l。80、曲げ強さは120σCにお
いて109にζ2を示した。そして、この焼結用台板の
耐酸化性を見るため、大気条件で800°Cに加熱した
。そのときの重量減少率を合板全部をカーボングラファ
イト質で構成した従来品と比較して示すと第8周のごと
くである。この第3図から本発明はきわめて耐酸化性に
すぐれていることがわかる1、なお、実炉において12
00℃、ENガス雰囲気中でプッシャーにより間欠送り
を行ったが、割れや隣接するどうしの溶着は生じなかっ
た。
以上説明した本発明によるときには、プッシャー等によ
る押圧や前後のものとの衝突による外力に耐え、炉床摺
動時における移動もスムーズであると共に摩耗が少なく
、シかも、急熱急冷に強いうえに焼結雰囲気との反応に
よる酸化が非常に少なく、長期にわたり安定した使用を
行うことができるすぐれた特性の焼結用熱処理治具を提
供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る焼結用熱処理治具の一例を示す断
面図、第2図はその使用状態を示す部分切欠側面図、第
8図は本発明による焼結用熱処理治具の耐酸化性試験結
果を示すグラフである。 1・・・台板 特許出願人 山崎電機工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カーボン40〜42重量%、炭化けい素44〜46%、
    ホウ素化合物を主成分とする気孔閉止剤5〜7%を主成
    分としてなる焼結用熱処理治具。
JP57090935A 1982-05-28 1982-05-28 焼結用熱処理治具 Granted JPS58208174A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57090935A JPS58208174A (ja) 1982-05-28 1982-05-28 焼結用熱処理治具

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JPH0240629B2 JPH0240629B2 (ja) 1990-09-12

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