JPS58207549A - 差動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輛に装着される差動装置に関する。

従来、車輛においては、旋回する場合に左右両座動輪に
回転差をもたせるために差＠装置が用いらｎている。こ
の差動装置は、例えば、一対のサイドギアと一対のビニ
オンギアを具備し、一対のサイドギアの各々が、大々、
互いに対向して差動装置ハウジング内に回動自在に装着
され、また一対のビニオンギアの各々が、夫々、一対の
サイドギアに鴫合さｎ且つ互いに対向して差動装置ハウ
ジング内に回動自在に装着されたものが知られている。

しかし、上記公知の差動装置においては、直勝走行時等
左右両駆動輪に回転差がない場合に差動装置はｆＩＦ−
動せず、単に内燃磯関刀・らの駆動力を左右両部動輪に
伝達さｎるにすき゛ず、従って、車輛の走行中において
、車輛の慣性力と内・然侵関からの駆動力とがほぼ灼合
った状悪（特に、低負荷走行時に発生する。）でに、サ
イドギアとビニオンギアとの闇に遊び（いわゆるバック
ラッシュ）が存在する場合に、内燃機関からのトルク変
動に起因して、両ギア間に両ギアの衝乍による打音（歯
面の打音）が発生し、この打音が運転者に伝達されて不
央感を与えていた。

そこで、上記バックラッシュにょる打音を除去するため
に、差動装置ハウジングと各々のサイドギアとの間に大
々スラストワッシャを配設した差動装置が提案されてい
る。

この場合、スラストワッシャによってサイドギアとビニ
オンギアとの間のバックラッシュを実質的になくして打
音の発生を防止することができるが、しかし、スラスト
ワッシャを装着する際に、まず各々のサイドギアと各々
のビニオンギアと全差動装置ハウジングに組付けて噛合
状態を測定（通常、ゲージ等を用いてサイドギアとビニ
オンギアとが、実質上バックラッシュがない状恣になる
までの間隔を測定する。）し、しかる後にこれらを分解
して適切な厚さのスラストワッシャを大々装着しなけれ
ばならず、差動装置の組付けに時間がかかると共にその
作業が煩雑であった。轡に、差動装置を組付は念後にも
未たバンクラッシュか存在する場合には、もう一度分解
して別の厚４さのスラストワッシャと父換しなければな
らず、その作業が著るしく煩雑であった。

本発明は上記事実に鑑みてなさｎたものであって、その
目的は、組付が簡単であると共にサイドギアとビニオン
ギアとの闇のバックラッシュを確実に除去することがで
きる改良さ：ｌ’した差動装置を提供することである。

本発明によれば、差動装置ハウジング内に回動自在に装
着された一対のサイドギアと一対のピニオンギアを具備
し、該一対のビニオンギアの各々が、夫々、該一対のサ
イドギアに省合さｎた差動装置において、該差動装置／
・ウジングと該一対のサイドギアの各々との間には、大
々、スラストワッシャが配設されて２す、該スラストワ
ッシャの各々が、夫々、所定の圧力で注入され、冷却さ
れたときに固化する溶融物によって変位せしめら汎るこ
とにより、該一対のサイドギアの各々と形容々のビニオ
ンギアとの噛合状態が調整されることを特徴とする差動
装置が提供される。

以下、本発明に従って構成された差動装置の具体例を添
付図面を参照して説明する。

本発明に従って構成された差動装置の具体例を図示する
第１図及び第２図において、全体を参照蚤号２で示す差
動装置は、差動装置ハウジング４を具備している。この
差動装置ハウジング４は、物受６を介してアクスルハウ
ジング（図示せず）内に回動自在に装看される。

上記差動装置ハウジング４内には、互いに対間して、一
対のサイドギア８＆及び８ｂＭびにビニオンギア１０ａ
及び１０ｂが配設されている。ビニオンギア１０＆及び
１０ｂに、夫々、差動装置ハウジング４に両端部が（支
）定されたピニオンシャフト１２に、回動自在に且つ一
対のサイドギア８ａ及び８ｂＫ４合するように装着され
ている。サイドギア８ａ及び８ｂＫに、夫々、取付用貫
通孔の内周面にスプライン１４ｍ及び１４ｂが形成さｎ
、またドライブシャツ）１６ａ及び１６ｂの一端部の外
周面にも、夫々、上記スプライン１４ａ及び１４ｂに対
応するスプライン１８ａ及び１８ｂが形成さｎており、
そして、このサイドギア８ａ及び８ｂの各々が、夫々、
各々のドライブシャフト１６ａ及び１６ｂにスプライン
結合されている。

ドライブシャツ）１６ａ及び１６ｂの他端部には、夫々
、駆動輪（図示せず）が固定されている。

また、差動装置ハウジング４と各々のサイドギア８ａ及
び８ｂとの間には、サイドギア８ａ及び８ｂとビニオン
ギア１０ａ及び１０ｂとの方今状態を刺幣するたののス
ラストワッシャ２０ａ及び２０ｂが配設されている。こ
のスラストワッシャ２０ａ及び２０ｂは、第２図に図示
するように（第２図においては、スラストワッシャ２０
ａのみを示す）、夫々、円板状の形状をしており、その
中央部に孔２１ａが形成されている。スラストワッシャ
２０ａ及び２０ｂによる噛合状態の調整については後に
詳細に説明する。

地方、差動装置ハウジング４の外側には、リングギア２
２がボルト２４によって固定されている。

このリングギア２２には、内燃機関（図示せず）からの
、駆動力が伝達さｎるドライブピニオンギア（図示せず
）が噛合さｎる。

従って、上述した通りの差動装置２においては、内燃機
関からの駆動力がドライブピニオンギア（図示せず）、
リングギア２２、Ｍ　ｔｔｊＪ　’Ａ装ハウジング４、
ビニオンギア１０ａ及び１０ｂ１サイドキア８ａ及び８
ｂｆｉびにドライブシャツ）１６ａ及び１６ｂを経て左
右両部動輪（図示せず）に夫々伝達さｎる。

次に、スラストワッシャ２０ａ及び２０ｂによるサイド
ギア８ａ及び８ｂとビニオンギア１０ａ及び１０ｂとの
噛合状態の調整について説明する。

上述した差動装置ハウジング４には、更に、各々のスラ
ストワッシャ２０＆及び２０ｂに対向する内債（１面に
円周状の；ｌ’ｌ　２６　ａ及び２６ｂと、この嘴２６
ａ及び２６ｂと外部とを連通する湯通路２８ａ及び２８
ｂが夫々形成さｎている。この葎２６ａ及び２６ｂ内に
は、外部より湯通路２８＆及び２８ｂを遡して＠催物が
所定の圧力で注入場ｎる。

従って、差動装置２を組付けた後に、溶融物が！背２６
ａ及び２６ｂ内に注入されると、溶融物の注入圧力によ
って各々のスラストワッシャ２０ａ及び２０ｂが大々変
位（第１図において、スラストワッシャ２０ａが右万同
に、またスラストワッシャ２０ｂが左方回に移動せしめ
られる。）ぜしめられ、スラストワッシャ２０ａ及び２
０ｂの変位に半なって、一対のサイドギア８ａ及び８ｂ
の各々が、夫々、一対のビニオンギア１０ａ及び１゜ｂ
に対して所定の圧力で押圧せしめらｎる３、かくして、
浴融物の注入圧力によって、サイドギア８ａ及び８ｂと
ビニオンギアｌＱａ及び１０ｂとの噛合状態が調整され
てバックラッシュが実質上存在しない状態になり、この
溶融物の固化に伴いスラストワッシャ２０ａ及び２０ｂ
が１冥に固足さｎ、上記バックラッシュが実質上存在し
ない状態が保持さｎる。

溶融物としては、ナイロン、デルリン（デュポン社の商
標名）等の樹脂、またアルミ系、亜鉛系の金属等を用い
ることができる。

尚、浴融物として樹脂を用いた場合には、耐却の際にい
わゆるひけが発生する恐ｎがあるため、樹脂に金漠のｆ
ｊ宋、ファイバ等を混入するのが好ましい。

上述しｆｃ差動装置２においては、浴融物を注入すると
いう童年な作業でもってサイドギア３−ａ及び８ｂとビ
ニオンギア１０＆及び１０ｂとの１合状態をバックラッ
シュが実質上存在しない状態に保持することができ、こ
れにより、特に低負荷走行時に両ギア８ａ及び８ｂ韮び
にｌＱａ及び１０ｂ間に発生する打音を除去することが
できる。

スラストワッシャ２０ｍ及び２０ｂに代えて。

渠３図に図示するスラストワッシャを用いることもでき
る。スラストワッシャの第１の変形例を図示する巣３図
において、全体を３０で示す中央部に孔３１が形成され
た円板状のスラストワッシャには、一方の例１面にリン
グ状の溝３２が形成さｎており、このリング状の８３２
の両側部に、更に浴域物による自涜を罹災にするために
交互に外側及び内’、＠ｕ　Ｋ突出する複数個の凹部３
４が形成されている。上記構成のスラストワッシャ３０
は、大々、リング°状の溝３２を有する側面が差動装置
ハウジング４の内側面に対向するように、差動装置ハウ
ジング４と各々のサイドギア８ａ及び８ｂとの間に装着
される。

従って、スラストワッシャ３０が装着された差動装置２
において、溶融物が湯通路２８ａ及び２８ｂを通ってリ
ング状の４３２及び凹部３４内に所定の圧力で注入され
ると、スラストワッシャ３０が夫々変位せしめられ、サ
イドギア８ａ及び８ｂとビニオンギア１０ａ及び１０ｂ
との噛合状態が調整され、かくして、両ギア８ａ及び８
ｂ並びに１０ｍ及び１０ｂ間にバックラッシュが実質上
存在しない状態が保持される。その他の構成及び作用効
果については、第１図に図示する差動装置２と実質上同
一である。

尚、この場合、±動装置ハウジング４に形成された嘴２
６ａ及び２６ｂは省略することができる。

ｉた、第１図及び第２図に図示するスラストワッシャ２
０ａ及び２０ｂに代えて、第４図及び第５図に図示する
スラストワッシャを用いることもできる。

スラストワッシャの第２の変形例を図示する第４図及び
第５図において、全体を３６で示すスラストワツンヤは
、形状が短い円筒形状であジ、その中央部に孔３８が形
成さｎている。このスラストワッシャ３６は、断面がコ
字状の第１のスラスト部材４０とこの第１のスラスト部
材４０同に滑動自在に装着される断面がコ字状の第２の
スラスト部材４２から溝成さｎてお９、そして、第１の
スラスト部材４０と第２のスラスト部材４２と汀、互い
に協動して、その内部に溶ａ物が圧入される仝間部４４
（第３１図参照）を形成している。この第２のスラスト
部材４２の−Ｉ！Ｊ１１面には、更に、所定の位置に突
起部４６と湯開口４８が形成されている。

他方、差＊装置ハウジング４の内側面には、上記第２の
ワッシャ部材４２の突起部４６が挿入さ汎る突起受部５
０（第３図において片側のみ示す）が夫々形成されてい
る。

従って、上述したスラストワッシャ３６の各々が、第３
図に図示するように（第３図において、サイドギア８ｂ
側のみを示す）、第１のスラスト部材４０の仙ｊ面がサ
イドギア８ａ及び８ｂＫ対同するように、葦た藁゛２の
スラスト部材４２か是初装置ハウジング４０内側面に対
向すると共にその突起部４６が突起受部５０に挿入され
るように、Ｍ勤装置ハウジング４と各々のサイドギア８
ａ及び８ｂとの闇に夫々装着されると、各々の第２のス
ラスト部材４２の湯開口４８が、夫々、差動装置ハウジ
ング４に形成された湯通路２８ａ及び２８ｂに合液せし
めらｎる。

上述したスラストワッシャ３６が長着された差動装置２
において、溶融物が湯通路２８ａ及び２８ｂを通ってス
ラストワッシャ３６の空間部４４内に７％足の圧力で夫
々注入さｎると、第２Ωスラスト部材４２に対して第１
のスラスト部材４０．従って、差動装置ハウジング４に
対してスラストワッシャ３６が夫々変位（滑動）せしめ
らｎ５こ九に手なって一対のサイドギア８ａ及び８ｂの
各々が、夫々、一対のビニオンギア１０ａＲびｔｏｂに
対して押圧せしめらｎる。かくして、溶融物の注入によ
ってサイドギア８ａ及び８ｂとビニオンギア１０ａ及び
１０ｂとの（合状態が調整され１、バックラッシュが実
質上再任しない状態に保持される。その個の構成及び作
用幼果については、第１図に吸水する差動装置と実質上
同一である。

腿にまた、第１図乃至第２図に図ホするスラストワッシ
ャ２０ａ及び２０ｂに代えて、第６図及び第７図に図示
するスラストワッシャを用いることもできる。

スラストワッシャの第３の変形例を図示する第６図及び
第７南において、全体を５２で示すスラストワッシャは
、中央部に孔５４が形成さｆ′した円板状の袋状部材５
６から構成されている。袋状部材５６には湯通路を構成
する管部材５８が一体に形成されており、従って、溶融
物は湯通路を通って袋状部材５６の空間部５８内に注入
さｎる。上述のスラストワツンヤ５２においてに、＠＠
物が注入されたときに袋状部材５６が若干変形せしめら
れることが重要であり、そのため、袋状部材５６は可撓
性の材料から形成されている（例えば、樹脂の一体成型
、薄い金属７−レートの接合等によって形成されている
。）。

上述シたスラストワッシャ５２が夫々差動装置ハウジン
グ４と各々のサイドギア８ａ及び８ｂとの間に装着され
た差動装置２において、溶融物が湯通路を通って袋状部
材５６の空間部５８同に所定の圧力で夫々注入さｎると
、各々の袋状部材５６が夫々若干変位（この場合には溶
融物による袋状部材５６の変形によって）せしめられ、
これに伴なって一対のサイドギア８ａ及び８ｂの各々が
、夫々、一対のピニオンギア１Ｏａ及び１０ｂｌｌ′ｉ
：対して押圧せしめられる。かくして、この場合におい
ても、溶、＠物の注入によってサイドギア８ａ及び８ｂ
とビニオンギア１０．ａ及び１０ｂとの噛合状態が調整
され、バックラッシュが実質上存在しない状態に保持さ
れる。尚、袋状部材５６と一体に形成さｆ′した管部材
５８は、溶、４物カニ１」化した友に、袋状耶珂５６刀
１ら切断さ、２′シて取除かｎる。

この場合Ｖ？−は、上述した記載から容易に埋屑される
；Ωく、差動装置ハウジング４に形成さｎた湯通路２８
ＪＬ及び２８ｂは省略することができる。

その他の傳成及び作用効果についてｕ第１図に図示する
差動装置２と実質上向−である。

上述した差＠装置２においては、上記記載から容易ＶＣ
：４解される如く、浴＠物の注入圧力を変えることによ
り、サイドギア８ａ及び８ｂとビニオンギア１０ａ及び
１０ｂとの噛合状態を変化せしめることができる。

以上、本発明に従って購成さｔ′した差動装置の具体例
？冷性図面を参照して説明したが、＝発明にかかる具体
例に駆足されるものではなく、不発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形乃至修正が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って電域さ２″Ｌ念走動装置の具
体例を図示する断面図。 第２図は、第１図に図示する差動装置のスラストワンシ
ャを示す拡大ＭＴｆｉ図。 渠３図に、スラストワッシャの第１の変形例を図示する
弧大用視図。 第４肉は、第２の変形例のスラストワッシャを真情する
差＠装置の一部を図示する一部省賂した断面図。 第５図は、スラストワッシャの第２の変形例１を図・示
する拡大分解糾睨図。 第６図は、スラストワッシャの４３の変形例を図示する
拡大斜呪図。 第７因は、第６図の〜１−〜■線による断面図。 ２・・差動装置 ４・・・差動装置ハウジング ８ａ及び８ｂ・・・サイドギア １０ａ及び１０ｂ−・・ビニオンギア ２０ａ　、２０ｂ　、３０．３６及び５２−２ラストワ
ツシャ 第２図 ３０ 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　差動装置ノ・ウジング内に回動自任に装着さｆた
   一対のサイドギアと一対のビニオンギアを具備し、該一
   対のピニオンギアの各々が、夫々、該一対のサイドギア
   に噛合された差動装置において、 該差動装置ハウジングと該一対のサイドギアの各々との
   間には、夫々、スラストワッシャが配設されており、該
   スラストワッシャの各々が、夫々、所足の圧力で注入さ
   ｎ、冷却さｎたときに固化する溶融物によって変位せし
   められることにより、拶一対のサイドギアの各々と該各
   々のビニオンギアとの噛合状態が副脩されることを時機
   とする差＠装置。 ２、該溶融物は、樹脂又は合端である特許請求の範囲第
   １項記載の差動装置。 ３、該差動装置ハウジングには、該各々のスラストワッ
   シャに対向する内側面に円周状の溝が形成されており、
   該円周状の溝内に該溶融物が夫々注入されることにより
   、該一対のサイドギアの各々と該各々のピニオンギアと
   の噛合状態が調整される特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載の差動装置。 ４、該スラストワッシャの各々には、夫々、該差動装置
   ハウジングの内側面に対向する側面にリング状の溝が形
   成されており、該リング状の溝内に該溶融物が夫々注入
   されることにより、該一対のサイドギアの各々と該各々
   のビニオンギアとの噛合状態が調整される特許請求の範
   囲第１項乃至第３項いずれかに記載の差動装置。 ５、該スラストワッシャの各々は、夫々、断面がコ字状
   の第１のスラスｌ材と、該第１のスラスト部材内に滑動
   自任に装着され、該第１のスラスト部材と協動して仝闇
   ａを形成する断面がコ字状の第２のスラスト部材から構
   成されており・ そして、該第１のスラスト部材と該第２のスラスト部材
   との該９間部内に該溶融物が夫々注入さｎることにより
   、該一対のサイドギアの各々と形容・々のビニオンギア
   との１合状態が調整さｎる特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載の差動装置。 ６、該第２のスラスト部材の各々には、夫々、所定の位
   置に突起部が形成されており、他方、差動装置ハウジン
   グの８倶１］面には、形容々の突起部に対応する突起受
   部が夫々形成されて２ｖ、そして、形容々の突起部が夫
   々形容々の突起受部に挿入さｆＩ−たとき、形容々の第
   ２のスラスト部材に形成された湯開口が、夫々、差動装
   置ハウジングに形成された各々の湯通路に合致せしめら
   れる特許請求の範囲第５項記載の差動装置。 ７、該スラストワッシャの各々は、夫々、湯通路を構成
   する管部材が一体に形成された、可撓性を有する円板状
   の袋状部材から構成さｎており、該袋状部材内に該溶融
   物が夫々注入さｎることにより、該一対のサイドギアの
   各々と形容々のビニオンギアとの運台状態が調整される
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の差動装置。