JPS58206646A - 導電性射出成形体 - Google Patents
導電性射出成形体Info
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- JPS58206646A JPS58206646A JP8925882A JP8925882A JPS58206646A JP S58206646 A JPS58206646 A JP S58206646A JP 8925882 A JP8925882 A JP 8925882A JP 8925882 A JP8925882 A JP 8925882A JP S58206646 A JPS58206646 A JP S58206646A
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- Japan
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- mica
- weight
- propylene
- composition
- carbon black
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、特定の結晶性プロピレン重合体樹脂、場合に
よりこれに合成ゴムを配合した組成物と、%定のマイカ
およびカーボンブラックを配合した、極めて秀れた寸法
精度、耐熱性、機械的性質を有し、成形品のヒケ、ソリ
が飛躍的に改良され、かつ導電性の飛躍的に高められた
樹脂組成物に関する。
よりこれに合成ゴムを配合した組成物と、%定のマイカ
およびカーボンブラックを配合した、極めて秀れた寸法
精度、耐熱性、機械的性質を有し、成形品のヒケ、ソリ
が飛躍的に改良され、かつ導電性の飛躍的に高められた
樹脂組成物に関する。
熱可塑性樹脂にカーボンブラックを配合して導電性樹脂
を得ることは公知であり、ポリプロビレ ンについて
もカーボンブラック配合導電性樹脂組成物が検討され一
部で実用化されている。
を得ることは公知であり、ポリプロビレ ンについて
もカーボンブラック配合導電性樹脂組成物が検討され一
部で実用化されている。
しかしながら、従来のカーボンブラック配合ポリプロピ
レンは寸法精度が極めて悪く、ヒケやノリが生じるとい
う大きな欠点があり、また高度の導電性を付与するため
にカーボンブラックの配合割合を高めたり、あるいは比
表面積の大きいカーボンブラックを配合したりすること
が必要であるため、機械的性質、成形性が不良であると
いった欠点があり、応用範囲が極めて制約されると・ハ
う大きな問題点があった。
レンは寸法精度が極めて悪く、ヒケやノリが生じるとい
う大きな欠点があり、また高度の導電性を付与するため
にカーボンブラックの配合割合を高めたり、あるいは比
表面積の大きいカーボンブラックを配合したりすること
が必要であるため、機械的性質、成形性が不良であると
いった欠点があり、応用範囲が極めて制約されると・ハ
う大きな問題点があった。
この問題点を踏まえて、本発明者ら:は鋭意検討の結果
、特定の結晶性プロピレン重合体樹脂、場合によりこれ
に合成ゴムを加えた組成物に特定粒径のマイカおよびカ
ーボンブラックを配合することにより、寸法精度が極め
て良好であ抄、耐熱性、機成的性質、成形性が秀れ、導
電性能が飛躍的に高められたカーボンブラック配合プロ
ピレン重合体樹脂組成物が得られることを見出し、本発
明を完成した。
、特定の結晶性プロピレン重合体樹脂、場合によりこれ
に合成ゴムを加えた組成物に特定粒径のマイカおよびカ
ーボンブラックを配合することにより、寸法精度が極め
て良好であ抄、耐熱性、機成的性質、成形性が秀れ、導
電性能が飛躍的に高められたカーボンブラック配合プロ
ピレン重合体樹脂組成物が得られることを見出し、本発
明を完成した。
すなわち本発明は、下記(a)〜(c)成分を含有して
なり、(a)および(b)成分を(a) + (t9基
準でそれぞれ25重量部含有することを特徴とする導電
性樹脂組成物である。
なり、(a)および(b)成分を(a) + (t9基
準でそれぞれ25重量部含有することを特徴とする導電
性樹脂組成物である。
(a) 結晶性プロピレン重合体樹脂、場合によりこ
れに合成ゴムを配合した組成物が、 (1)23℃キシレンの抽出可溶分が10〜50重量%
であり、 かつ、 ′2) この抽出可溶分中のプロピレン含量が30重
V%以上である、 もの (b) 液相沈降方式の光透過法による平均粒径が2
00μ以下であるマイカ (c) カーボンブラック かくして本発明の組成物は、秀れた寸法精度、高度の導
電性を有し、しかも耐熱性、剛性、耐衝撃性、成形性な
どが著しく秀れており、高度の導電性を有する結果とし
て電磁波遮蔽性が極めて良好である。このような特性を
有する本発明組成物は、電磁波障害を遊ける必要のある
電子機器、事務機器などの・・ウジング分野、ICなど
の静電気障害保護材分野などに極めて大きな適性を有す
る外、ガソリン等の危険物の容器、薄膜電池、面発熱体
などの幅広い分野に適性を有している。
れに合成ゴムを配合した組成物が、 (1)23℃キシレンの抽出可溶分が10〜50重量%
であり、 かつ、 ′2) この抽出可溶分中のプロピレン含量が30重
V%以上である、 もの (b) 液相沈降方式の光透過法による平均粒径が2
00μ以下であるマイカ (c) カーボンブラック かくして本発明の組成物は、秀れた寸法精度、高度の導
電性を有し、しかも耐熱性、剛性、耐衝撃性、成形性な
どが著しく秀れており、高度の導電性を有する結果とし
て電磁波遮蔽性が極めて良好である。このような特性を
有する本発明組成物は、電磁波障害を遊ける必要のある
電子機器、事務機器などの・・ウジング分野、ICなど
の静電気障害保護材分野などに極めて大きな適性を有す
る外、ガソリン等の危険物の容器、薄膜電池、面発熱体
などの幅広い分野に適性を有している。
本発明に用いられる(a)成分は、チーグラー・ナツタ
型触媒を用いて重合された結晶性プロピレン重合体樹脂
、場合によりこれに合成ゴムを配合した組成物であって
、(1) 23℃キシレンの可溶分が10〜50重量%
であ抄、かつ、(2)この抽出可溶分中のプロピレン含
量が30重敬%以上であるものである。
型触媒を用いて重合された結晶性プロピレン重合体樹脂
、場合によりこれに合成ゴムを配合した組成物であって
、(1) 23℃キシレンの可溶分が10〜50重量%
であ抄、かつ、(2)この抽出可溶分中のプロピレン含
量が30重敬%以上であるものである。
ここで結晶性プロピレン重合体樹脂としては、プロピレ
ンの単独重合体またはプロピレンとプロピレン以外のα
−オレフィン(エチレンヲ含む)との結晶性共重合体樹
脂が適する0 α−オレフィンはプロピレン以外の炭素数2〜12のも
のが好適である。
ンの単独重合体またはプロピレンとプロピレン以外のα
−オレフィン(エチレンヲ含む)との結晶性共重合体樹
脂が適する0 α−オレフィンはプロピレン以外の炭素数2〜12のも
のが好適である。
結晶性プロピレン共重合体樹脂は構成単位の過半部分が
プロピレンであり、具体的には、例えば結晶性プロピレ
ン・エチレンブロックまたはランダム共重合体、結晶性
プロピレン−ブテンブロックまたはランダム共重合体、
結晶性プロピレン・ヘキセンブロックまたはランダム共
重合体、結晶性プロピレン・ヘプテンブロックまたはラ
ンダム共重合体、結晶性プロピレン・エチレン虐ブテン
共重合体等であ妙、中でもエチレン含量が30重量%以
下の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体が好
ましい。
プロピレンであり、具体的には、例えば結晶性プロピレ
ン・エチレンブロックまたはランダム共重合体、結晶性
プロピレン−ブテンブロックまたはランダム共重合体、
結晶性プロピレン・ヘキセンブロックまたはランダム共
重合体、結晶性プロピレン・ヘプテンブロックまたはラ
ンダム共重合体、結晶性プロピレン・エチレン虐ブテン
共重合体等であ妙、中でもエチレン含量が30重量%以
下の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体が好
ましい。
このようなプロピレン重合体樹脂は、市販のものからも
適宜選ぶことができる。
適宜選ぶことができる。
また、本発明で用いられる合成ゴムとしては、例、tば
エチレン・プロピレン系共重合体ゴム(EPM、EPD
M)、スチレン・ブタジェン共重合体ゴム(SBR,S
BSブロック共重合体)またはこれの水素添加物、イソ
プレンゴム、イソプレン・インブチレンゴムなどを挙げ
ることができる。
エチレン・プロピレン系共重合体ゴム(EPM、EPD
M)、スチレン・ブタジェン共重合体ゴム(SBR,S
BSブロック共重合体)またはこれの水素添加物、イソ
プレンゴム、イソプレン・インブチレンゴムなどを挙げ
ることができる。
中でも、エチレン・プロピレン系共重合体ゴムが好まし
い。
い。
組合わせの組成物としては、特に結晶性プロピレン・エ
チレンブロック共重合体とエチレン・プロピレン系共重
合体ゴムからなる組成物が、品質バランスの点で好まし
い。
チレンブロック共重合体とエチレン・プロピレン系共重
合体ゴムからなる組成物が、品質バランスの点で好まし
い。
なお、23℃のキシレン可溶分の測定は、沸騰キシレン
tooomJ中に試料3tを入れて23℃迄放冷した後
に濾過し、可溶分を分離して、その数量を測る方法によ
って行う。
tooomJ中に試料3tを入れて23℃迄放冷した後
に濾過し、可溶分を分離して、その数量を測る方法によ
って行う。
また、この抽出可溶分中のプロピレン含量の測定は、抽
出可溶分中のキシレンを分離させた後、析出物を、赤外
分光光度計にて、検出する方法で行う。
出可溶分中のキシレンを分離させた後、析出物を、赤外
分光光度計にて、検出する方法で行う。
次に、本発明で用いることのできる、(b)成分である
マイカは、平均粒径が200μ以下のものである。
マイカは、平均粒径が200μ以下のものである。
好ましいマイカは、平均粒径が100声以下で、比表面
積が3.000aJ/r以上のものである。
積が3.000aJ/r以上のものである。
ここでいうマイカの粒度分布は液相沈降方式の光透過法
にて測定する。測定装置としては島4製作所製CP型な
どがある。平均粒径とは粒度分物積分曲線にて50%点
の粒径である。また、比表面積は、常法である、いわゆ
る空気透過法に基ずいて恒圧式通気式比表面積測定装置
、例えば島津製作所製粉体比表面積測定装置88−1o
o等で測定する。 □) このようなマイカとしてば、′白マイカ系列のマイカ、
すなわち白マイカ、紅マイカ、ノータ゛マイカ、絹マイ
カ、バナジンマイカ、イライト等や黒マイカ系列のマイ
カ、すなわち黒マイカ、金マイカ、チンワルドマイカ等
を挙げることができる。
にて測定する。測定装置としては島4製作所製CP型な
どがある。平均粒径とは粒度分物積分曲線にて50%点
の粒径である。また、比表面積は、常法である、いわゆ
る空気透過法に基ずいて恒圧式通気式比表面積測定装置
、例えば島津製作所製粉体比表面積測定装置88−1o
o等で測定する。 □) このようなマイカとしてば、′白マイカ系列のマイカ、
すなわち白マイカ、紅マイカ、ノータ゛マイカ、絹マイ
カ、バナジンマイカ、イライト等や黒マイカ系列のマイ
カ、すなわち黒マイカ、金マイカ、チンワルドマイカ等
を挙げることができる。
中でも特に、白マイカ例えば構造式
KAt2(A/5isO1o)(OH)zで示されるも
のや金マイカ例えばKMga (A7Sia 010
)(OH)2またはに2Mg+、3Fet、zAto、
4(A/2.3 Si5.8020)(OH)4F2で
示されるものが好ましい。
のや金マイカ例えばKMga (A7Sia 010
)(OH)2またはに2Mg+、3Fet、zAto、
4(A/2.3 Si5.8020)(OH)4F2で
示されるものが好ましい。
本発明に用いるマイカは表面処理をせずに用いても差し
支えないが、各種表面処理剤によって表面処理したもの
を用いることもできる。表面処理剤としては低分子量ポ
リエチレン、低分子量ポリプロピレンなどのワックス類
、ステアリン酸、パルミチン酸などの飽和高級脂肪酸、
ステアリン酸マグネシウムなどの飽和高級脂肪酸金属塩
、オレイン酸などの不飽和高級脂肪酸、オレイン酸マグ
ネシウムなどの不飽和高級脂肪酸金属塩、イングロビル
トリイソステアリツクチタネートなどのチタネート系カ
ップリング剤、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
やスルホニルアジドシランなどのシランカップリング剤
、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの各種界面
活性剤などを用いることができる。
支えないが、各種表面処理剤によって表面処理したもの
を用いることもできる。表面処理剤としては低分子量ポ
リエチレン、低分子量ポリプロピレンなどのワックス類
、ステアリン酸、パルミチン酸などの飽和高級脂肪酸、
ステアリン酸マグネシウムなどの飽和高級脂肪酸金属塩
、オレイン酸などの不飽和高級脂肪酸、オレイン酸マグ
ネシウムなどの不飽和高級脂肪酸金属塩、イングロビル
トリイソステアリツクチタネートなどのチタネート系カ
ップリング剤、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
やスルホニルアジドシランなどのシランカップリング剤
、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの各種界面
活性剤などを用いることができる。
また、本発明で使用する(C)成分であるカーボンブラ
ックは、ファーネスブラック、チャンネルブラック等一
般のカーボンブラックを利用することができる。特に、
比表面積の大きいS、C,F。
ックは、ファーネスブラック、チャンネルブラック等一
般のカーボンブラックを利用することができる。特に、
比表面積の大きいS、C,F。
(5uper Conductive Furnace
)、E、 C,F。
)、E、 C,F。
(Electric Conductive Furn
ace )、ケッチェンブラック(AKZO社商品名)
を用いると少量の゛配合で高度の導電性が得られる点で
有利である。比表面積が850m”79以上、特に90
02y//?以上のケッチェンブラックは極めて少量の
配合で高度の導電性を付与できる点で特に好ましい。
ace )、ケッチェンブラック(AKZO社商品名)
を用いると少量の゛配合で高度の導電性が得られる点で
有利である。比表面積が850m”79以上、特に90
02y//?以上のケッチェンブラックは極めて少量の
配合で高度の導電性を付与できる点で特に好ましい。
本発明は上述の(a)成分、(b)成分および(C)成
分を使用するものであるが、それらの配合割合は、(a
)を(a) + (b)基準で25〜90重蓋%、Φ)
を同基準で(b)成分であるマイカの量が上記の範囲未
満のものは、寸法精度、導電性の改良効果がなく、また
上記の範囲超過のものは機械的性質が悪化する場合があ
る。
分を使用するものであるが、それらの配合割合は、(a
)を(a) + (b)基準で25〜90重蓋%、Φ)
を同基準で(b)成分であるマイカの量が上記の範囲未
満のものは、寸法精度、導電性の改良効果がなく、また
上記の範囲超過のものは機械的性質が悪化する場合があ
る。
(C)成分であるカーボンブラックの配合蓋が上記範囲
未満では電気伝導性に乏しく、また上記範囲超過では機
械的性質が低下して好ましくないことがある。カーボン
ブラックの比表面積の大きいものは、上記配合範囲に鼾
いて比転的低濃度の領域で制度の導電性を与える。これ
らのうち、比表面積が850rr?/を以上、特に90
0m’/S’以上のケッチェンブラックは極め1低濃度
の領域で高度の導電性を与える。
未満では電気伝導性に乏しく、また上記範囲超過では機
械的性質が低下して好ましくないことがある。カーボン
ブラックの比表面積の大きいものは、上記配合範囲に鼾
いて比転的低濃度の領域で制度の導電性を与える。これ
らのうち、比表面積が850rr?/を以上、特に90
0m’/S’以上のケッチェンブラックは極め1低濃度
の領域で高度の導電性を与える。
本発明組成物には外に付加的成分を配合することもでき
る。付加的成分としては、フェノール系、イオウ系、リ
ン系等の酸化防止剤;高級脂肪酸の金、拠塩、アミド、
エステル等誘導体:有機または無機顔料:紫外線吸収剤
:帯電防止剤:銅害防止剤;中和剤:気泡防止剤:難燃
剤;本発明で用いる以外の熱可塑性樹脂やフィラーなど
があり、これらは矛め上記の結晶性プロピレン共重合体
や合成ゴムに配合された形で用いられるものであっても
良い。
る。付加的成分としては、フェノール系、イオウ系、リ
ン系等の酸化防止剤;高級脂肪酸の金、拠塩、アミド、
エステル等誘導体:有機または無機顔料:紫外線吸収剤
:帯電防止剤:銅害防止剤;中和剤:気泡防止剤:難燃
剤;本発明で用いる以外の熱可塑性樹脂やフィラーなど
があり、これらは矛め上記の結晶性プロピレン共重合体
や合成ゴムに配合された形で用いられるものであっても
良い。
本発明で用いる以外の熱可塑性樹脂の中では、特に、カ
ーボンブラック表面との特異的な相互作用を有する密度
が1945 t/−以上のエチレン重合体を用いると、
組成物の導電性がさらに向上する。
ーボンブラック表面との特異的な相互作用を有する密度
が1945 t/−以上のエチレン重合体を用いると、
組成物の導電性がさらに向上する。
マイカ以外のフィラーとしては炭酸カルシウム、タルク
、ガラス繊維などの汎用フィラーの外、黒鉛、炭素繊維
、金属繊維、金属粉などの他の導電性フィラーを用いる
ことができる〇 本発明組成物は一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミ
キサ−、ロール、プラベンダープラストグラフなどの通
常の混線機を用いて製造する。
、ガラス繊維などの汎用フィラーの外、黒鉛、炭素繊維
、金属繊維、金属粉などの他の導電性フィラーを用いる
ことができる〇 本発明組成物は一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミ
キサ−、ロール、プラベンダープラストグラフなどの通
常の混線機を用いて製造する。
本発明の導電性樹脂組成物は、従来の導電性ポリプロピ
レン樹脂組成物の大きな欠点である寸法精度が極めて悪
い点が著しく改善され、まだ導電性も従来の導電性ポリ
プロピレン樹脂組成物に比較して飛躍的に高められた画
期的なものである。
レン樹脂組成物の大きな欠点である寸法精度が極めて悪
い点が著しく改善され、まだ導電性も従来の導電性ポリ
プロピレン樹脂組成物に比較して飛躍的に高められた画
期的なものである。
特に好ましくは、(a)成分として、(1)23℃キシ
レンの抽出可溶分が15〜50重量%でちゃ、かつ(2
)この抽出可溶分中のプロピレン含量が35重鷲%以上
であるプロピレンと他のα−オレフィンとの結晶性共重
合体樹脂、またはこれに合成ゴムを配合した樹脂組成物
を50〜80重量%用い、また(b)成分として、平均
粒径が100μ以下であるマイカを20〜50重量%お
よび(C)成分のカーりわけ良好であり、成形収縮率が
0.6%以下で成形品のヒケ、ソリがほとんどないとい
う結晶性プロピレン重合体系導電性樹脂組成物として画
期的な性質を有する。
レンの抽出可溶分が15〜50重量%でちゃ、かつ(2
)この抽出可溶分中のプロピレン含量が35重鷲%以上
であるプロピレンと他のα−オレフィンとの結晶性共重
合体樹脂、またはこれに合成ゴムを配合した樹脂組成物
を50〜80重量%用い、また(b)成分として、平均
粒径が100μ以下であるマイカを20〜50重量%お
よび(C)成分のカーりわけ良好であり、成形収縮率が
0.6%以下で成形品のヒケ、ソリがほとんどないとい
う結晶性プロピレン重合体系導電性樹脂組成物として画
期的な性質を有する。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明する。
列中、体積固有抵抗は、5RIS規格2301−196
9のホイートストンブリッジ法によった。
9のホイートストンブリッジ法によった。
また、成形収縮率は、127(縦) X 12.7 (
横)X2(厚)各−の棒状シートを射出成形し、これを
23℃で24時間状態調節後、23℃において縦と横の
長さを測定し、金型寸法との割合を求め、平均値を採っ
た。成形品のヒケ、ソリは目視によつた。
横)X2(厚)各−の棒状シートを射出成形し、これを
23℃で24時間状態調節後、23℃において縦と横の
長さを測定し、金型寸法との割合を求め、平均値を採っ
た。成形品のヒケ、ソリは目視によつた。
また、曲げ弾性率はJIS K−7203、熱変形温
度はJIS K−7207(4,6Kg/cd荷重)
、デュポン衝撃強度はJIS K−5400にそれぞ
れ準拠して測定した。
度はJIS K−7207(4,6Kg/cd荷重)
、デュポン衝撃強度はJIS K−5400にそれぞ
れ準拠して測定した。
実施例1
チーグラー・ナツタ触媒を用いてプロピレンとエチレン
を共重合して、エチレン含量が13重蓋%で、23℃キ
シレン抽出可溶分を21重量%含有するメルトフローレ
ートが15t710分である結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体(4)を得た。この(5)における
23℃キシレン抽出可溶分中のプロピレン含量は500
重量部あった。
を共重合して、エチレン含量が13重蓋%で、23℃キ
シレン抽出可溶分を21重量%含有するメルトフローレ
ートが15t710分である結晶性プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体(4)を得た。この(5)における
23℃キシレン抽出可溶分中のプロピレン含量は500
重量部あった。
この囚の粉末60重量部と平均粒径30μ、比表面積1
6,000 ad/ fのカナダ産金マイカ(140重
1部と、これらの合計量100重量部に対して8重量部
のケッチェンブラック(C) (比表面積1,000
rr?/ f )および帆2重量部の2,6−ジーを一
ブチルー4−メチルフェノールを配合してスーパーミキ
サーにて均一に混合し、次いで30■径の2軸押用機で
混練しペレットとした。このベレットをスクリューイン
ライン射出成形機にて260℃で試験片を成形し、その
試験片を評価した。
6,000 ad/ fのカナダ産金マイカ(140重
1部と、これらの合計量100重量部に対して8重量部
のケッチェンブラック(C) (比表面積1,000
rr?/ f )および帆2重量部の2,6−ジーを一
ブチルー4−メチルフェノールを配合してスーパーミキ
サーにて均一に混合し、次いで30■径の2軸押用機で
混練しペレットとした。このベレットをスクリューイン
ライン射出成形機にて260℃で試験片を成形し、その
試験片を評価した。
比較のために該プロピレン・エチレンブロック共重合体
(4)、メルトフローレートが159710分である結
晶性プロピレン単独重合体0、マイカの)との各種割合
のものと、これらのioo重量部に対し8重量部のケッ
チェンブラック(c)とを混合して先と同様に混練およ
び射出成形し、その試験片を評価した。
(4)、メルトフローレートが159710分である結
晶性プロピレン単独重合体0、マイカの)との各種割合
のものと、これらのioo重量部に対し8重量部のケッ
チェンブラック(c)とを混合して先と同様に混練およ
び射出成形し、その試験片を評価した。
これらの結果を第1表に示す。この表の結果かられかる
ように、実施例のものは比較例のものと比べて、寸法精
度が飛躍的に優れ、導電性も良好であった。
ように、実施例のものは比較例のものと比べて、寸法精
度が飛躍的に優れ、導電性も良好であった。
(以下余白)
実施例2
チークラ−・ナツタ触媒を用いてプロピレンとエチレン
を共重合して得られた結晶性プロピレン・エチレンブロ
ック共重合体100重量部にエチレン・プロピレン共重
合ゴム(EPo7P)x重量部とを混合混練してエチレ
ンS量が10重i#、%で23℃キシレン抽出可溶分を
18屯量%含有するプロピレン・エチレン共重合体組成
物(へ)を得た。
を共重合して得られた結晶性プロピレン・エチレンブロ
ック共重合体100重量部にエチレン・プロピレン共重
合ゴム(EPo7P)x重量部とを混合混練してエチレ
ンS量が10重i#、%で23℃キシレン抽出可溶分を
18屯量%含有するプロピレン・エチレン共重合体組成
物(へ)を得た。
この組成物の23℃キシレン抽出51丁溶分中のプロピ
レン含量は45重量%であった。
レン含量は45重量%であった。
この共重合体組成物と、平均粒径ioμがっ比表面積2
5,000 cd/fの白マイカいとを各種の割合で混
合し、さらに[F]+■100重量部に対して8重1部
のケッチェンブラック(比表面積1,000rr?/l
)を混合した後、混練して実施例1と同様に試験片を射
出成形し、物性を測定した。
5,000 cd/fの白マイカいとを各種の割合で混
合し、さらに[F]+■100重量部に対して8重1部
のケッチェンブラック(比表面積1,000rr?/l
)を混合した後、混練して実施例1と同様に試験片を射
出成形し、物性を測定した。
比較のために(υの共重合組成物の代りに、82重量部
の結晶性プロピレン単独重合体0と18重綾部のエチレ
ン・プロピレン共重合ゴム(三菱油化NEPO7p)と
を混合混練し、23℃のキシレン抽出分(プロピレン含
量28重jt%)18重量%としたもの(075重葉部
と上と同じマイカ(ト)25重1部とを混合し、さらに
C)+−(F)loo重量部に対して8重量部の上と同
じケッチェンブラックを混合混練したものを同様に射出
成形し、その試験片を評価した。
の結晶性プロピレン単独重合体0と18重綾部のエチレ
ン・プロピレン共重合ゴム(三菱油化NEPO7p)と
を混合混練し、23℃のキシレン抽出分(プロピレン含
量28重jt%)18重量%としたもの(075重葉部
と上と同じマイカ(ト)25重1部とを混合し、さらに
C)+−(F)loo重量部に対して8重量部の上と同
じケッチェンブラックを混合混練したものを同様に射出
成形し、その試験片を評価した。
第2表にまとめた結果かられかるように実施例の組成物
は比較例のものに比べて、寸法精度、導電性が極めて優
れ、耐熱性、剛性、耐衝撃性が良好であった。
は比較例のものに比べて、寸法精度、導電性が極めて優
れ、耐熱性、剛性、耐衝撃性が良好であった。
(以下余白)
実施例3
実施例1の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合
体(A60重量部と微粒マイカ@40重睦部と、15重
量部のケッチェンブラックおよび0.2重量部の2,6
−ジーt−ブチル−4−メチルフェノールを実施例1と
同様の方法で混合混練してベレットとし、そのペレット
を用いて射出成製してコンピューターのハウジングを成
形した所、電磁波シールド性が良好であや、寸法精度が
極めて優れ、成形性、耐熱性、機械的性質も良好な成形
体が得られた。
体(A60重量部と微粒マイカ@40重睦部と、15重
量部のケッチェンブラックおよび0.2重量部の2,6
−ジーt−ブチル−4−メチルフェノールを実施例1と
同様の方法で混合混練してベレットとし、そのペレット
を用いて射出成製してコンピューターのハウジングを成
形した所、電磁波シールド性が良好であや、寸法精度が
極めて優れ、成形性、耐熱性、機械的性質も良好な成形
体が得られた。
実施例4
実施例3においてタッチエンブラック15東蓋部の代り
にCabot CX S −99(Cabot社製ファ
ーネスブラック商品名)40重量部を用いて同様の実験
を行ったところ、電磁シールド性、寸法精度、耐熱性な
どが極めて優れたコンピューター−・ウジングが得られ
た。 j 特許出願人 三菱油化株式会社 代理人 弁理士 古 川 秀 利 代理人 弁理士 長 谷 正 久
にCabot CX S −99(Cabot社製ファ
ーネスブラック商品名)40重量部を用いて同様の実験
を行ったところ、電磁シールド性、寸法精度、耐熱性な
どが極めて優れたコンピューター−・ウジングが得られ
た。 j 特許出願人 三菱油化株式会社 代理人 弁理士 古 川 秀 利 代理人 弁理士 長 谷 正 久
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記(a)〜(C)成分を含有してな抄、(a)および
(b)成子 分を(a) + (b)基準で1れぞれ25〜90重量
%およことを特徴とする導電性樹脂組成物。 (a) 結晶性プロピレン重合体樹脂、場合によりこ
れに合成ゴムを配合した組成物が、 (1)23℃キシレンの抽出可溶分が10〜50重量%
であり、 かつ、 (2) この抽出可溶分中のプロピレン含量が30重
i1%以上である、 もの (鴫 液相沈降方式の光透過法による平均粒径が200
μ以下であるマイカ (C) カーボンブラック
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8925882A JPS58206646A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 導電性射出成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8925882A JPS58206646A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 導電性射出成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58206646A true JPS58206646A (ja) | 1983-12-01 |
JPH0224861B2 JPH0224861B2 (ja) | 1990-05-30 |
Family
ID=13965729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8925882A Granted JPS58206646A (ja) | 1982-05-26 | 1982-05-26 | 導電性射出成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58206646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60262856A (ja) * | 1984-06-11 | 1985-12-26 | Fujikura Ltd | 導電性重合体組成物並びにこれを用いたヒ−タ− |
JPS61281401A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-11 | 住友ベークライト株式会社 | 導電性フイルムの製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4918615A (ja) * | 1972-06-21 | 1974-02-19 | ||
JPS5443275A (en) * | 1977-09-12 | 1979-04-05 | Sumitomo Naugatuck Co Ltd | Partially metal-plated product of synthetic resin |
JPS54130647A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-11 | Kuraray Co Ltd | Molding resin composition |
JPS55104333A (en) * | 1979-02-06 | 1980-08-09 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Propylene polymer composition |
JPS56118435A (en) * | 1980-02-26 | 1981-09-17 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Releasable, semiconducting composition |
JPS56159252A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-08 | Lion Corp | Electrically conductive plastic sheet |
JPS5875706A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | 旭化成株式会社 | 導電性材料 |
-
1982
- 1982-05-26 JP JP8925882A patent/JPS58206646A/ja active Granted
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4918615A (ja) * | 1972-06-21 | 1974-02-19 | ||
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JPS56159252A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-08 | Lion Corp | Electrically conductive plastic sheet |
JPS5875706A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-07 | 旭化成株式会社 | 導電性材料 |
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---|---|---|---|---|
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JPS61281401A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-11 | 住友ベークライト株式会社 | 導電性フイルムの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224861B2 (ja) | 1990-05-30 |
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