JPS5820406Y2 - 自動車用パネル補強部材 - Google Patents

自動車用パネル補強部材

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JPS5820406Y2
JPS5820406Y2 JP1977173964U JP17396477U JPS5820406Y2 JP S5820406 Y2 JPS5820406 Y2 JP S5820406Y2 JP 1977173964 U JP1977173964 U JP 1977173964U JP 17396477 U JP17396477 U JP 17396477U JP S5820406 Y2 JPS5820406 Y2 JP S5820406Y2
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JP
Japan
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tip
stem
rivet
reinforcing member
head
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Expired
Application number
JP1977173964U
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English (en)
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JPS5499217U (ja
Inventor
馬場勇綱
Original Assignee
橋本フオ−ミング工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 自動車の車体を構成するパネルは、他の物と衝突した場
合その衝撃で凹入変形するが、乗員が着座しているシー
ト部分の外側面を覆つハネル(一般にドアパネル)が上
記のように大きく変形すると乗員に傷害を与えるので甚
だ危険である。
このため、ドアパネル等乗員に及ぼす危険が大きい場所
のパネルにはその内側に補強部材を装着する。
かかる補強部材は、その本体の外側面要所にスポンジゴ
ム等の厚手の緩衝体を取付けて、外力で与えられる衝撃
を弾性的に吸収し、変形を最小限に止めるように構成す
る。
従来補強部材に緩衝体を固着するには接着剤を用いて接
着しているが、この接着剤はパネルを焼付塗装するとき
、その熱で甚しく劣化するので、接着してあった緩衝体
が脱落していることが起り勝ちである。
この脱落はドアの内外側パネルの中で生じた場合等は発
見され難く、衝突の際緩衝の役を果し得すに傷害事故等
の発生後はじめて発見される結果に終る。
かかる理由からパネル補強部材に対する緩衝体の装着手
段は、きわめて信頼性の高いものであることが要求され
る。
この考案は、上記の要求にこたえる手段を提供すること
を目的とする。
第1図は本考案をドアの外側パネル補強用の補強部材に
適用した状態を示したもので、総体的に符号Aで表わす
補強部材は、通常ドアの幅に対応する長さを有し、必要
な一定幅の波形鋼板等で作られる補強部材本体1の外側
面に、通常は発泡性合成樹脂材又はスポンジゴム等で作
られる緩衝体4を装着したものである。
第2図は補強部材Aを緩衝体がわから見た正面図であり
、補強部材本体10両側には、これをパネル内側に位置
するようにフレームと固定するための固定用材2,2が
取付けられており、緩衝材取付は位置には、適当幅の取
付板3が固着されている。
実施例では、正面形縦長の厚手の緩衝体2個4゜4が該
取付板の両側縁に沿って装着されている。
第1図において、上記補強部材Aがドアの外側パネルB
の内面に沿って取付けられており、その本体1の外側面
に固着した取付板3により、前記緩衝体4が外側パネル
Bに面して支持されている。
Cはドアの内側パネル、Dは窓ガラス、Sはシートであ
る。
次に取付板3と緩衝体4との結合手段を説明する。
取付板3には、第3図に拡大して示すとおり所要の位置
に複数(実施例では両側に各2個ずつ)のリベット孔5
が設けられている。
このリベット孔は、全体を符号Rで表わしたリベットの
挿入脚7を挿入するためのものである。
リベットRはやや大きい頭部(図示の頭部は円形の偏平
板状体)6の片面に上記挿入脚7が一体的に形成されて
いるもので、比較的硬質なナイロン等の合成樹脂材を射
出成形することにより簡単に作り得るものであるが、他
の手段及び材料でも作り得る。
図示の挿入脚1は、頭部6に接続する茎部71から、正
面形が第3図に示すようにその幅を急に拡大して両側外
方に突出させ、両側に最大の拡大部73.73を対設し
、その先を挿入脚の先端74に向けて槍(やり)状にと
がらせたもので、全体で中太槍先形を呈し、側面形が平
板状体の拡大部73から先をとがらせた形に形成されて
いる。
これで、両側の最大の拡大部73.73から頭部6の側
に係合段部72,72が形成される。
また挿入脚の中心部には、脚の中心線に沿い、茎部71
部分から拡大部73部分を越えて先端近くまで達する間
に拡大部T3の突出方向と直角な方向に向かう長い透孔
部分75が透設されている。
この75部分は、挿入脚の中心部に、両拡大部73゜7
3が外力を受けるときその両突端間の幅が茎部71の太
さとほぼ同じ幅にまで縮少できるような空隙部を構成す
る。
リベットRの挿入孔は、上記のように平板状本体の両側
に拡大部の突端を設けた形に限らず、中太槍先形周囲に
複数の突端を有する拡大部73を有するものでもその拡
大部73の突端から頭部6がわに係合段部72が形成さ
れており、中心部に拡大部が縮少できる空隙部75があ
り、かつ先端74がとがっているものであればその形は
自由であるが、上記実施例のような構造のものは、これ
を合成樹脂材で射出成形する場合の金型が単純化できる
ため、安価に製作できる利点がある。
前記取付板3に設けるリベット孔5の大きさが、リベッ
トの挿入脚7の茎部71を受入れ得る大きさに作られる
ことは言うまでもない。
以上説明した構造の補強部材の取付板3の外側面に、そ
の複数のリベット孔5を覆うように緩衝体4を重ね、緩
衝体がわ(外側)から内側のりベント孔5 VC向けて
、リベットHの中太槍先形挿入脚のとがった先端を差込
むと、先端74は、柔軟材料性の緩衝体4を突破ってリ
ベット孔5に押込まれる。
挿入脚の拡大部73はリベット孔5を通過するとき前記
のとおり縮少するが、突端がリベット孔5の内側の周縁
51を抜出すと、変形した空隙部周囲が弾性的に復原す
るので、係合段部72が第4図に示すとおリリベント孔
の内側周縁51に係合し、リベソ)Rの抜出しを阻止す
る。
これによりリベットの頭部6は図のように緩衝体4を取
付板3上に係止する。
2個以上のリベットが2以上の点で1緩衝体を取付板に
係止すれば、緩衝体4と取付板3とは移動できないよう
取付けられる。
なお、このようにして取付板3に緩衝体4を取付けたと
きは、リベットRの頭部6は緩衝体40表面より埋没し
てしまっている。
そして、この考案に係るものにおいては、外側パネルB
に沿って外側パネルBの内側に補強部材本体1を取付け
、補強部材本体1には強度不足を招く孔等は設けずに、
補強部材本体1の外側面に部分的に取付板3を固着して
おいてその取付板3にリベット孔5を設け、取付板3の
外側面にスポンジ状かつ平板状をした緩衝体4を配置し
て、硬質弾性材料製のりペン)Rを緩衝体4に貫通させ
た後に取付板3のリベット孔5に挿通することにより、
取付板3の外側面に緩衝体4を取付けている。
そして、このときリベットRの頭部6が緩衝体4の表面
より埋没してしまっているので、外側パネルBが外力で
与えられる衝撃により変形しようとするとき、外側パネ
ルBは補強部材本体1や取付板3に接触することがない
だけでなく、リベットRの頭部6に接触することもなく
、もっばら緩衝体4にだけ接触して、このため緩衝体4
が十分な緩衝作用をすることになる。
リベットは、車の走行やドアの開閉等から受ける程度の
衝撃で自からリベット孔を抜出すようなことは絶対にな
いので、緩衝体4は確実に補強部材外面に保持され、熱
その他の外的影響でその保持力が弱められるおそれも全
くない。
かくして、きわめて信頼性の高い状態で緩衝体付きの補
強部材が完成され、しかも補強部材本体に緩衝体を取付
ける作業は、はなはだ簡単である効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の補強部材を自動車のドアに装着する状
態を第2図I−I線断面で示した縦断側面図、第2図は
補強部材を第1図左側から見た正面図、第3図は取付板
のリベット孔部分の断面とリベットの一例とを拡大して
示した側面図、第4図は緩衝体と取付板との結合状態を
示した第3図同様な側面図、第5図は第3図のりベント
を異なる方向から見た立面図である。 A;補強部材、B:(ドアの)外側パネル、R;リベッ
ト、1:補強部材本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.自動車の外側のパネルに沿って取付けられる断面が
    複数のチャンネル状に一体威形された補強部材本体1の
    外側面に部分的に固着する取付板3に複数のりベント孔
    5を設け、取付板3の外面に取付けるスポンジ状かつ平
    板状の緩衝体4を貫通して下記(イ)及び(→の構造か
    ら戊る硬質弾性材料製のりベン)Rをリベット孔5に挿
    通し、リベットRの最大の拡大部73をリベット孔5の
    内側の周縁51に係合させることにより、リベットRの
    頭部6を緩衝体4の表面より埋没させながら緩衝体4を
    取付板3に固定した自動車用パネル補強部材。 (イ)頭部60片面に、頭部6に接続する茎部71から
    拡張されて外域へ突出する複数の突端を有する最大の拡
    大部73を有する中太槍先形で先端74のとがった挿入
    脚7を有すること。 0)挿入脚7がその中心線に沿って、茎部71から最大
    の拡大部73部分を越えて先端近くにかげて、拡大部7
    3の突端が茎部71の太さとほぼ同じ幅を呈するまで縮
    少できる空隙部75を有すること。 2、前記のリベットRが、硬質のナイロン等合成樹脂の
    射出成形により一体に成形され、かつ頭部6が平板状に
    成形されたものである、実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自動車用パネル補強部材。 3、前記のリベットRの挿入脚7が、茎部71から正面
    形の幅を急に拡大して両側外方に突端を有する最大の拡
    大部γ3,73を形成し、その先を挿入脚7の先端に向
    けて検光状に形成してとがった先端74を有する中太槍
    先形を呈し、その中心線に沿って、茎部71から拡大部
    73部分を越えて先端近くまで達し、拡大部73の突端
    の突出方向と直角な方向に向いて透設された長透孔状の
    空隙部75を有する実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の自動車用パネル補強部材。
JP1977173964U 1977-12-26 1977-12-26 自動車用パネル補強部材 Expired JPS5820406Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5499217U JPS5499217U (ja) 1979-07-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022004221A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 東レ株式会社 衝撃吸収構造

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JPS49135321A (ja) * 1973-04-04 1974-12-26
JPS5055024A (ja) * 1973-09-13 1975-05-15

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JPS5173415U (ja) * 1974-12-06 1976-06-09
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