JPS58203937A - 3−アシルサリチル酸誘導体の製造方法 - Google Patents

3−アシルサリチル酸誘導体の製造方法

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JPS58203937A
JPS58203937A JP8504182A JP8504182A JPS58203937A JP S58203937 A JPS58203937 A JP S58203937A JP 8504182 A JP8504182 A JP 8504182A JP 8504182 A JP8504182 A JP 8504182A JP S58203937 A JPS58203937 A JP S58203937A
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carbon dioxide
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acetal
acylphenol
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Noriyuki Hirowatari
広渡 紀之
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3−アシルサリチル酸誘導体の新規な製造方
法に関する。
5−メチルフラボン−8−カルボン醸は医薬品の中間原
料として有用であり、ことにその塩基性エステルは頻尿
防止剤等の医薬品として実使用されるに至っている。こ
の3−メチルフラボン−8−カルボン醗を製造する方法
は種々知られており、その一つとして6−プロピオニル
サリチル酸を原料とする方法が米国特許第292107
0号、特公昭51−4983号、特開昭49−8003
5号などに開示されている。これら先行文献にはまた、
6−プロピオニルサリチル酸を製造する方法がいくつか
記載されているが、これらの方法は、製造工程が長いと
か収率が充分に高くないとかの難点があった。
本発明者らは上記の如く医薬品の中間原料として有用な
6−プロピオニルサリチル酸の如き5−アシルサリチル
酸に容易に変換しうる先駆体を入手容易な原料を用い、
短かい工程で歳択率良く製造する方法を検討した結果−
□下記方法を見出すに至った。すなわち本発明は、2−
アシルフェノールをアセタール化又はケタール化した後
、フェノラートの状態で炭酸ガスと反応させることを特
徴とする5−アシルサリチル酸誘導体 C’OOH方法である。
本発明は、2−アシルフェノールを原料+1!l: L
、KOIbQ−8chmitt反応を利用してカルボキ
シル基を導入しようとするものであるが、2−アシルフ
ェノールに直接核反応を行う場合には、閉環反応を惹き
起こし、1−1重化合物を得難いために、該反応に先立
ってアセタール化又はケタール化することによってカル
ボニル基の保護を行っておくものである。アセタール化
又はケタール化は、例えば2−アシルフェノールとアル
コール、オルトギ酸エステル又はジメチルホルムアミド
アセタールなどとを酸触媒の存在下で反応させることに
よって行うことができる。上記アルコールとしては、例
エバエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、グリセリンなどの多価゛fアルコ
ールオルトギ酸エステルとしては、例えばオルトギ酸メ
チル、オルトギ酸エチルなど、又、ジメチルホルムアミ
ドアセタールとしてはジメチルホルムアミドジエチルア
セタール、ジメチルポルムアミドエチレンアセタールな
どが′使用できるか、アセタール化又はケタール化及び
後記する加水分解が効率良く行えるところから、エチレ
ングリコールの使用が最も好ましい。また酸触媒としで
は、例えば硫酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、陽イオン交換
樹脂などのプロトン酸、三弗化硼素・エーテル錯体など
のルイス酸などを使用することができる。
アセタール化又はケタール化された2−アシルフェノー
ルはKolbθ−3chmitt反応によってアセ  
   タール化又はケタール化された3−アシルサリチ
ル酸に変換される。該反応はアセタール化又はケタール
化すれた2−アシルフェノールのフェノラートに炭酸ガ
スを反応させることによって行われる。この際適当な希
釈剤、例えば低級炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドなどを用い
て、該フェノラートを溶解もしくは懸濁させつつ反応を
行うのが望ましい。
フェノラートとしては、ナトリウムフェノラートもしく
はカリウムフェノラートが好ましい。反応温度としては
100ないし250°C程度の範囲か好適である。また
炭酸ガスの分圧は1ないし100に9/13、特に10
ないし50人9/備の範囲が好適である。
この反応によってアセタール化又はケタール化されたろ
−アシルサリチル酸の塩が生成するので酸性にして抽出
すると遊離の6−アシルサリチル酸誘導体が得られる。
この3−アシルサリチル酸誘導体を酸触媒の存在下で加
水分解すれば容易に3−アシルサリチル酸が得られる。
酸触媒としては硫酸、パラ−トルエンスルホン酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸、陽イオン交換樹脂、酢酸な
どのプロトン酸、三弗化ホウ素・エーテル錯体などのル
イス酸が用いられる。
また、アセタール化又はケタール化された3−アシルサ
リチル酸を酸触媒の存在下にアルコールと反応させると
、ケタール基の加水分解とエステル化が同時に進行し、
5−アシルサリチル酸エステルが得られる。この反応で
はアルコールとしてハ例エバメタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノールなどを使用できる。
以下、実施例により具体的に説明する。
実施例1 2−70ピオニルフェノール30.04 g (0,2
モル)、エチレングリコール37.24 g (0,6
モル)、濃硫酸1.01g(10モル%)、およびベン
ゼン150mA’を300 mlフラスコに入れ、攪拌
しなから12hr共沸脱水した。反応混合物を冷却し、
酢酸エチルおよび重曹水を加えて分液した。有機層を水
洗、乾燥後濃縮し、残留物をガスクロマトグラフィーで
分析したところ、2−プロピオニルフェノールの転化率
は44%、エチレンケタールの収率は44%(選択率1
00%)であった。
実施例2〜4 実施例1の硫酸の代りに表1に示した酸を用いた以外の
実施例1と同様に行ったところ、表1に示す結果が得ら
れた。
表   1 実施例5〜6 実施例1のエチレングリフールの代りGこ表2に示した
アルコールを用いた以外は実施例1と同様に行ったとこ
ろ、表2に示す結果が得られた。
表   2 実施例7 実施例1の2−プロピオニルフェノールの代りに2−ア
セチルフェノールを用いた以外ハ’JJti例1と同様
に行ったところ、2−アセチルフェノールの転化率は4
8%、エチレンケタールの収率は48%(選択率100
%)であった。
実施例8 ナトリウムエトキシド1.43 g (0,021モル
)ヲ含ムエタノール溶液に2−プロピオニルフェノール
エチレンケタール5.89 g (0,02モル)を加
え、エタノールを減圧下に留去し、残留物を5mmHg
減圧下、75°Cで一夜乾燥してナトリウムフェノラー
トを調製した。
ステンレス製100m1オートクレーブに上記ナトリウ
ムフェノラート5.24 g (0,015モル)とジ
オキサン20m/を入れ、炭酸ガスで置換したのち、炭
酸ガスで初圧20kQ/αGに加圧し、160°Cで2
hr反応を行った。反応混合物を冷却したのち、pHを
9〜10にして酢酸エチルで抽出し、抽出液から2−プ
ロピオニルフェノールエチレンケタール1.34gを回
収した(転化率54%)。一方、アルカリ水層を稀塩酸
で酸性とし酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗乾燥後濃
縮すると6−プロピオニルサリチル酸エチレンケタール
1.00g(111率28%)およびその加水分解生成
物である3−プロピオニルサリチル酸0.15 g (
収率5%)を含む混合物が得られた。
実施例9〜13 実施例8の反応溶媒ジオキサンの代りに表3に示した溶
媒を用いた以外は実施例8と同様に炭酸ガスと反応させ
たのち、参考例2に記載した方法でろ一プロピオニルサ
リチル酸メチルに変えてガスクロマトグラフィーで分析
したところ、表3の結果が得られた。
表    3 実施例14 実施例8のナトリウム塩の代りにカリウム塩3.48 
g (o、o15fニル)を用いた以外は実施例8と同
様に反応を行い、3−プロピオニルサリチル酸メチルに
変えてガスクロ分析したところ、転化率57%、収率3
0%、選択率53%であった。
実施例15 苛性カリ(85%)1.39g(0,o21モル)ヲ含
ムメタノール溶液に2−プロピオニルフェノールネオペ
ンチルグリコールケタール4,75 g(0,02モル
)を加え、メタノールを減圧下に留去し、残留物を5m
mHg減圧下、75°Cで一夜乾燥する方法でカリウム
フェノラートを調製した。
ステンレス製100m/(オートクレーブに上記カリウ
ムフェノラート4.11 g (o、o 15モル)と
ジオキサン20m1を入れ炭酸ガスで置換したのち、炭
酸ガスで初圧20にり/cIR−Gに加圧し、160℃
で2hr反応を行った。反応混合物を冷却したのち、p
Hを9〜10にして酢酸エチルで抽出し、抽出液から2
−プロピオニルフェノ−・ルネオベンチルグリコールケ
タール2.13 gを回収した(転化率40%)。一方
、アルカリ水層を稀繊酸で酸性とし酢酸エチルで抽出し
、有機層を水洗乾燥後濃縮すると3−プロピオニルサリ
チル酸ネオペンチルグリコールケタール0.55 g 
(収率13%)が得られた。
実施例16 ナトリウムエトキシド1.43g(0,021モル)を
含むエタノール溶液に2−アセチルフェノールエチレン
ケタール3.60 g (0,02モル)を加え、エタ
ノールを減圧留去し、残留物を5mmHg減圧下、75
゛Cで一夜乾燥した。
ステンレス製100m/オートクレーブに上記ナトリウ
ム塩3.03g(0,015モル)とジオキサン20m
1を入れ、炭酸ガスで置換したのち、炭酸ガスで初圧2
0 kg/cm −aに加圧し、160℃で2hr反応
を行った。実施例8と同様に後処理したところ、転化率
は63%、2−ア七チルサリチル酸エチレンケタールの
収率は38%、5−アセチルサリチル酸の収率は4%で
あった。
参考例1 実施例8で得られた3−プロピオニルサリチル酸エチレ
ンケタールおよび3−プロピオニルf IJチル酸を含
む混合物の半分に水30g1エタノール30gおよび濃
硫# 0,5 gを加え、2hr加熱還流した。水2 
(I Ll m lを加えて酢酸エチルで抽出し、水洗
乾燥後濃縮し、残留物をベンゼン−ヘキサンがう再結晶
すると、6−プロピオニルサリチル酸0.44 g (
ナトリウムフェノラート基準収率3o%)が得られた。
参考例2 実施例8で得られた3−プロピオニルサリチル酸エチレ
ンケタールおよび3−プロピオニルサリチル酸を含む混
合物の残り半分にメタノール75gおよび濃硫rI!に
1gを加えて5hr加熱還流した。
重曹1.7gで硫酸を中和したのち、メタノールを減圧
留去し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル溶液を水洗乾燥後濃縮し、残留物を減圧留去す
ると、3−プロピオニルサリチル酸メチルo、s 3 
g (収率34%)が得られた。
出願人  三井石油化学工業株式会社 代理人  山  口     和

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (式中、Rは水素又は炭化水素基を示す)で表わされる
    2−アシルフェノールをアセタール化又はケタール化し
    たのち、フェノラートの状態で炭酸ガスと反応させるこ
    とを特徴とする一般式 (式中、Rは前記と同じ、RおよびR2は炭化水素基を
    示す)で表わされる3−アシルサリチル酸誘導体の製造
    方法。
JP8504182A 1982-05-21 1982-05-21 3−アシルサリチル酸誘導体の製造方法 Granted JPS58203937A (ja)

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