JPS5820252B2 - 脱苦渋味の豆類加工品の製法及び装置 - Google Patents

脱苦渋味の豆類加工品の製法及び装置

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JPS5820252B2 JP54062107A JP6210779A JPS5820252B2 JP S5820252 B2 JPS5820252 B2 JP S5820252B2 JP 54062107 A JP54062107 A JP 54062107A JP 6210779 A JP6210779 A JP 6210779A JP S5820252 B2 JPS5820252 B2 JP S5820252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は豆類が豆乳の加工プロセスにおいて、酸化分解
に起因して生成する苦渋味を抑制するため、豆粒のまま
又はその破砕物の浸漬工程から溶出工程に至るまでに用
いる用水はすべて水中に溶存する酸素を除去した水を用
い、可溶性物の溶出は蒸気吹きこみの条件下で行ない、
乳状液製品を分離した残渣は更に高温湿熱で処理するな
どを特徴とする脱芒渋味の豆類加工品の製造方法及び装
置に関するものである。
大豆臭を抑制する豆乳加工プロセスは多く考案されてい
るが、現況に至るまで、いかなる方式によっても満足の
できる実質的な効果をもつものは得難く、現実において
、なお多゛くの困難と欠点が残されている。
大豆臭についての究明はすでに数多くの発表があり、大
豆そのものは原料自体に由来するものと、加工プロセス
によって生成するものがあり、豆類たん白に含まれるも
のと油脂成分に含まれるものがある。
更に揮発性のものと不揮発性のものに区分され、そのう
ち揮発性フレーバーについては比較的詳しく研究されて
いるが、但し、油脂の酸化分解によって生じ易いフレー
バーは、一応は揮発性でありながら、その一部が更に反
応して不揮発性に移行する場合もあり、それらは豆類た
ん白に吸着されて保持されることなども知られている。
好ましくない苦味と鋭い収斂味の原因となる物質は不揮
発性に属するものであり、その本体に関する見解は未だ
明らかにされていないようであるが、すでに公表された
分析表によれば、苦渋味に係るものとしては、アルデヒ
ド類ではプロトカテクーアルデヒト、フェノール酸類で
はシリンガ酸。
バニリン酸、フエラル酸、ベンチジン酸、インクロロゲ
ン酸、クロロゲン酸などがそれぞれ苦味又は収斂味を呈
するものとして示され、これらは酸化分解によって生成
し易いものである。
本発明は基礎的研究から出発し、先に植物生態学に基づ
いて大豆と落花生の成分組成から検討を加えた。
保存性を有する大豆は12%程、落花生には7〜8%、
それぞれ相当量の水分が含まれている。
これらの豆類は含水状態でありながら含有するりポキシ
ダーゼによる酸化作用は促進されない状態で保てること
について究明を進めた結果、豆粒の内層に含まれている
水分は普通の水と異なり、溶存酸素を含まない水分で、
従って溶存酸素を含まない水分と共存してもリポキシタ
ーゼは活性のままでありながら酸化作用は抑制されるも
のと判定される。
本発明はこの新しい知見に基づいて、保存された大豆と
落花生を用い、普通の水の代りに溶存酸素を除去した水
を浸漬用水に用いて豆粒を膨潤化させた。
酸化分解をおこす酸素の作用は酸素との接触において瞬
間的に促進されるもので、磨砕工程においては空気との
接触を避け、磨砕物は即時に温度を80℃以上に高める
必要があることなどを条件にして行なった実験によれば
、固液分離して得られる乳状液は苦渋味が抑制されて飲
みやすいものとなり、得られる残渣(オカラ)は普通の
ものと異なり、苦渋味がないばかりでなく、甘さが強く
感じられ、風味がよく食用化の可能性が認められた。
上述の実質的効果を証拠づけるため、次に示す公知の方
式と比較する(苦渋味とは苦味に収斂味が加わった不快
な味である)。
(1)大豆、又は更に落花生を加えて普通の水に浸漬し
て加水磨砕して得られる豆乳は豆臭が濃厚であり、煮沸
によって苦渋味が強くなる(このものは東南アジアでは
きわめて多量の砂糖を加えて苦渋味を抑制して用いられ
る。
)(2)上項と同じく普通の水で膨潤化した豆粒を、コ
ーネル大学の提案による高温磨砕法(80℃以上で磨砕
する)に準じて磨砕し得られる豆乳は煮沸によって苦渋
味がひどくなり、この方式では浸漬しない豆粒をいきな
り80°C以上の熱水で磨砕することによって苦渋味を
抑制する効果が得られるものとされている。
(3)豆粒を普通の水で膨潤化させ、磨砕するとき溶存
酸素を除去した水を用いたものは、苦渋味がなおも強く
感じられる。
(4)豆粒を普通の水で膨潤化させたあと、密閉装置磨
砕、不活性ガス充填磨砕、又は減圧下磨砕などのいずれ
の方式によって処理したものでも煮沸によって苦渋味が
生成し、苦渋味生成の実質的抑制効果は得られない。
以上はすべて溶存酸素を含む普通の水で膨潤化してから
磨砕するもので、一旦溶存酸素を含む水を浸漬用水に用
いたものは、浸漬中においてすでに酵素による酸化分解
作用が促進されたものとなり、そのあとに続く磨砕方式
が変っても苦渋味の抑制は不可能となることが、上記各
項の実験によって確認された。
本発明を苦渋味の抑制効果があると認められている「浸
漬しない大豆を80°C以上の熱水で磨砕する」高温磨
砕法と比較して、この方法における困難性と欠点を示せ
ば、 (1)浸漬しない大豆は硬さの上に強靭性があり、この
ものをそのままでいきなり80°C以上の熱水で磨砕す
ると、グラインダーによる磨砕は不可能であり、従って
強い研磨力をもつコロイドミルを使わなければならない
(2)コロイドミルの使用は、装置そのものが微細・
化を目的として設計したもので、力による磨砕は大きな
動力が必要であり、消耗する動力が大きい割に磨砕の速
度は早められず、高速磨砕は不可能である。
(3)高速磨砕のできないコロイドミルによる処理は、
磨砕工程において豆粒と80°C以上の熱水との接触時
間が長びき、溶出前に可溶性たん白の受熱変性が促進さ
れ、ゲル化能が低下し、磨砕物は糊状体となって一般的
な固液分離機では処理できず、従って強制分離にたよら
なければならず、作業効率が著しく低められる。
一旦糊化体となったものを分離しやすいようにするため
、磨砕物に多量の水を加えてうすめて分離することも考
えられるが、コロイド状になってしまったものは、やは
り強制分離にたよる外なく、分離の困難性は軽微なもの
ではなぐうすめられた乳状液を所要の標準濃度に戻すと
きは、人的と物的の浪費が太きい。
(4)強制磨砕と強制分離の組合せは、磨砕工程でたん
白のゲル化能低下が促進され、その上に過度に細かく裁
断された繊維質の混入が多く、製品の乳化安定性が著し
く低下し、乳化剤添加も考えられるが、乳化したものは
どろりとして質感が著しく劣化する。
以上の外に豆粒を先に水で膨潤化させ、磨砕工程を無酸
素の条件下で磨砕する方式も脱芒渋味の実質的効果は得
られず、いずれも解決しにくい困難と欠点が残されてい
る。
水中に含有する溶存酸素を除去する方法としては、水を
減圧下又は高圧下で処理する方法と煮沸法が考えられる
本発明は煮沸法によって高められた水温を有効に利用で
きる条件をもつもので、煮沸法を例にとって説明する。
水を70℃以上に高め、水温の上昇に従って煮沸容器の
底部及び内部側壁には溶存酸素が粟粒大の気泡となって
密着し、水面部分のものは蒸発によって消失し、沸点周
辺に達したとき消失速度が早められ、更に沸騰させれば
気泡が完全に消失し。
溶存酸素を除去した水が得られる。
但し、一旦溶存酸素の消失した水でも空気との接触、又
は空気の吹きこみによって再び元のような溶存度に戻り
又は更に溶存度が高められる。
従ってこの現象を防ぐため一旦処理した水を保存する方
法としては露出面を狭くした容器、好ましくは密閉容器
で保存し、この水を浸漬用水に用いるとき、たん白質の
ゲル化能低下が防げられる。
65℃以下にて浸漬し、この限定温度内では水温が高い
程、膨潤化の速度が早められる。
浸漬用容器として密閉可能好ましくは伸縮性をもち、又
は緊縛可能な袋型のものがよく、豆粒を耐水性のある袋
に入れて袋内の空気を押出し、65℃程度の溶存酸素を
除去した浸漬用水はパイプによって袋内に注入し、充分
に膨潤化するまで浸しておく。
この水の所要量は豆粒が充分に膨潤化できる程度で良く
て原料重量の4−5倍あれば、脱色の効果も得られる。
この水を用いて豆粒が完全に膨潤化するまで浸漬しても
、泡立ちがしないので、従来一般的に行なわれているよ
うに換え水をする必要がなく、この特性により製造用水
の使用量が軽減される。
以下図面を参照しなから磨砕、加熱の工程について説明
する。
膨潤化のあとは豆粒が落下しない隔離板を通して着色し
た廃液を排出し、グラインダーの上部に直結した分量装
置をもつ容器に入れ、溶存酸素を除去した水、好ましく
は80℃以上の温湯を用い、固体と液体は所要の配合比
率によってコントロールしながら、グラインダーの投入
口に密着させて原料送入装置11から送入し、豆粒は縦
に並列したサンド板3の磨砕面の空隙からすりつぶされ
て押出される。
特製グラインダーの蒸気導入管1aから蒸気噴出口1b
を通って蒸気はグラインダーの空洞4内に吹きこまれ、
磨砕面の空隙から圧出される磨砕物は、空気に触れずに
直接的に蒸気と接触して瞬間的に加熱され、その温度は
りポキシダーゼの活性作用を充分に抑制できる。
図面中10は機体、12はモーターを示す。
80’C以上に加温されて、磨砕物が排出パイプから蒸
気圧によって押出される間も蒸気の余熱が更に利用され
て、磨砕物は沸点周辺まで高められ、固液分離機に送り
こまれる。
分離した乳状液は80℃以下にならないうち煮沸装置に
導入し、リポキシダーゼと生長阻碍物質は煮沸によって
完全に失活させる。
得られる乳状液は苦渋味がとれてそのままでも飲用に耐
えるものであり、調味し又は栄養素を添加して調製する
こともできる。
この乳状液を素材としてカード状製品に作土げるときは
、液温を70−85℃に止めて凝固剤を加えて好みの型
に造型し、包装型の場合は用いる凝固剤の特性によって
処理し、ゆば状(膜状)塊状(組織状)などの豆製品の
原料として用いられ、従来の製品に比べ、風味が著しく
よくなる。
第2図に示す衝撃式粉砕機の使用は上述の特製グライン
ダーと原理は同じものであり、外側から洞内に1個又は
数個の蒸気導管、更に外側から篩板の内部に蒸気導管を
つける。
2aは側面より貫通する蒸気導入管、2bは2aの蒸気
噴出管、3aは背面より貫通する蒸気導入管、3bは3
aの蒸気噴出口である。
原料の投入に先立ち、蒸気を吹きこみ、上記した如き処
理を経た豆粒に溶存酸素を除去した80℃以上の水を加
え、この混合体を機内に投入し、豆粒は蒸気熱を受けな
がら衝撃によって破砕される。
5は気体と網板間の空隙、6は網板、7は網板内の空隙
、8は衝撃突起、9は固定軸、13は機体、14は原料
送入装置をそれぞれ示す。
磨砕物は80℃以上に加熱され、篩板を通って洞内で更
に蒸気熱で加熱されて煮沸状態となり、蒸気圧によって
パイプより固液分離機に排出される。
衝撃粉砕は大量生産に向くものであって使用原理と使用
効果は前記の特製グラインダーに準じるもので、いずれ
も効率のよい高速磨砕によるものである。
大豆又は落花生の低温脱脂粕又はそれらの破砕。
物の単体又は混合体を用いるときは、溶存酸素を除去し
た水を65℃以下にて含浸し、原料体の破砕度の大小に
よって加熱撹拌溶出(蒸気吹き込みの撹拌機き煮沸タン
ク)高速磨砕(グラインダー又は衝撃式粉砕機)押出し
磨砕(チョッパーミル:のいずれかによって可溶性物の
溶出を促進し煮沸のあと固液分離して、苦渋味のとれた
口当りのよい乳状液と残渣が得られる。
本発明の効果を上述の説明内容に基づいて要約する。
なお、製品品質の改良効果は経験をもつテストパネラ−
15名の評定の結果をまとめて確認した。
苦渋味を除去する本発明によって得られた製品のうち、
豆乳タイプのものは、苦味と収斂味がとれて舌当りのよ
いものとなり、このものなら砂糖を加えなくても抵抗な
く飲用できるものと認められ、特に大豆100に対し落
花生を25−30配合したものは好ましい風味が生成さ
れ、青豆臭と青草臭は消去され、嗜好性における向上が
顕著に認められた。
従来の調製豆乳との比較、更に牛乳との比較において、
この発明製品が生産されれば、牛乳とは別個の飲料とし
て飲み続けられるであろうという結果を得た。
きめの細かさの改良効果は、落花生混入の場合、乳化液
の粒子が均質に分布され、牛乳に匹敵するようななめら
かな舌触りとなり、大豆のみを用いた場合よりも含脂量
が高められ、原料体の混用によって脂質が多く含まれ、
油脂の添加法に比べて乳化機を用いずに極めて安定した
状態が保たれ、大豆よりも油脂が2.5倍以上もある多
脂質の落花生とのコンビネーションは、製品の脂肪酸組
成が牛乳に近似するものとなり、風味ときめの細かさの
改善効果は顕著に認められた。
溶存酸素を除去するために要するエネルギーの消費は、
換え水の工程の省略による製造用水の節約と製造廃水処
理の軽減を可能にし、吹きこむ蒸気熱は煮沸用の熱源に
相当するものである。
本発明に係る磨砕装置の構造と効用は従来において使わ
れるものと異なり、装置そのものも発明の要旨であり、
次に本発明を実施例によって説明するが、本発明はその
要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されない。
実施例 1 精撰した大豆は脱皮せずに密閉可能の容器に入れ、これ
に溶存酸素を除去した水を常温にて豆粒重量の4倍量を
注入し、充分に膨潤化したあと、浸漬容器の底部につけ
た排出口から豆粒が落下しない装置を通じて色づいた浸
漬液を排出し、溶存酸素を除去した水中に入れる。
磨砕するときはグラインダーの外側から内部に貫通した
蒸気吹きこみの導入口から蒸気を吹きこみながら、処理
した豆粒は加入する溶存酸素を除去した磨砕用水量(乾
燥豆粒の6倍量)でコントロールしなからグラ1イング
ーの投入口から入れて磨砕する。
磨砕面の空隙からはみ出す磨砕物は、吹きこみの蒸気に
よって瞬間的に加熱され、蒸気圧によってパイプを通じ
て固液分離機に送りこまれ、分離して得られる乳状液は
蒸気吹きこみの煮沸装置でリポキシダ、−ゼおよびイン
ヒビトールを完全に失活させ調味し又は調味せずに供せ
られる。
残渣は105℃の高温湿熱で20分処理してから捕砕し
又は乾燥粉砕して食用化の素材に用いられる。
実施例 2 1 精撰した大豆100に対し脱皮した落花生25を混
合し、緊縛可能な耐水性をもつ袋に入れ、溶存酸素を除
去した65℃以下の水を原料体の4倍量加えて充分に膨
潤化させる。
色づいた廃液を排出し、磨砕するときは衝撃式粉砕機の
外側から洞内に貫通する1個の蒸気導入口および外側か
ら篩板の枠内に貫通する1個の蒸気導入口をつけ、蒸気
を吹きこみながら処理した豆粒と溶存酸素を除去した1
00°C以下の水を豆粒重量の3倍量の割合にコントロ
ールしながら原料投入口から洞内に連続的に落下させる
衝撃によって打鈴いた原状の磨砕物は吹きこみ蒸気で加
熱され、篩板を通って更に加熱されて蒸気圧によって排
出パイプを通って固液分離機に排出される。
分離して得られる乳状液と残渣は実施例1に準する処理
を経てそれぞれの用途の素材となる。
実施例 3 精撰した大豆100を破砕し、脱皮落花生を圧搾法によ
って押しつぶしたものを30混合し、予め65℃の溶存
酸素を除去した温水を原料体の8倍量加えて軟化せしめ
、磨砕するときはグラインダーの磨砕面の間隙を縮小し
て行ない、あとは実施例1に準じて処理する。
乳状液と残渣は食品化の素材となる。
実施例 4 低温脱脂の大豆粉を用い、原料重量の10倍量の溶存酸
素を除去した水を65℃にして加えて、含浸によって組
織を充分に軟化したあと撹拌機のついている煮沸容器に
入れ、100℃まで品温を高め、可溶性物がほとんど溶
出するまで10分間撹拌煮沸を続行し、連結した固液分
離の処理を経て得られる乳状液と残渣は実施例1に準じ
て処理のあとそれぞれの食用化の素材となる。
実施例 5 低温脱脂の大豆粉100に対し、低温で過剰の脂質を除
いた落花生釉35を配合し、混入原料の9倍重量に相当
する溶存酸素を除去した65℃の水を加えて含浸によっ
て固形物の組織を軟化させ、チョッパミルを通して磨砕
物は固液分離し、得られる乳状液と残渣は実施例1に準
じて処理して食用化の素材とする。
実施例 6 上記実施例i2,3,4,5に記載の処理を経て得られ
る乳状液を固形物20%の濃度に濃縮してスプレードラ
イヤにて処理して粉末状製品に仕上げる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるグラインダーを示す説明図、第
2図は衝撃機の背面を示す説明図である。 1 a 、 2a 、 3a=蒸気導入管、1b、2b
。 3b・・・・・・窯気噴出口、3・・・・・・サンド板
、6・・・・・・網板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大豆又は大豆と落花生との混合物を溶存する酸素を
    除去した水を用いて65℃以下で浸漬膨潤を行ない、次
    いで溶存酸素を除去した水を加え、外側から内側に貫通
    する1個又は数個の蒸気導管を設けた磨砕機により蒸気
    を吹き込みながら80℃以上の温度で磨砕し、磨砕物を
    排出蒸気の圧力で排出することを特徴とする脱芒渋味の
    豆類加工品の製造方法。 2 大豆の低温脱脂粕又はその破砕物、又は大豆及び落
    花生の低温脱脂粕又はその破砕物を溶存する酸素を除去
    した水を用いて65℃以下で浸漬膨潤を行ない、次いで
    適宜撹拌、磨砕によって可溶性物の溶出を行うことを特
    徴とする脱芒渋味の豆類加工品の製造方法。 3 密閉された浸漬容器、及び磨砕機外側から磨砕室内
    部に貫通し、磨砕物が直接蒸気によって加熱される位置
    に開口する1個又は数個の蒸気導管を機内に有し、更に
    加熱された磨砕物が該蒸気導管より噴出される蒸気圧に
    よって磨砕機内より排出されるよう構成された磨砕機と
    よりなることを特徴とする、溶存する酸素を除去した水
    を用いて浸漬膨潤化された大豆又は大豆と落花生との混
    合物を磨砕し、脱芒渋味の豆類加工品を製造するための
    装置。 4 磨砕機がグラインダーであり、蒸気導管がグライン
    ダー内の空洞内に開口し、磨砕面の空隙からはみ出る磨
    砕物を直接加熱し、蒸気によって磨砕物を排出するよう
    構成された特許請求の範囲第3項に記載の脱芒渋味の豆
    類加工品を製造するための装置。 5 磨砕機が衝撃式粉砕機であって、粉砕機の洞内及び
    篩板の内部にそれぞれ開口する蒸気導管を設け、豆類が
    蒸気熱を受けながら破砕加熱されると共に更に洞内で加
    熱され蒸気圧によって粉砕物を排出するよう構成された
    特許請求の範囲第3項に記載の脱芒渋味の豆類加工品を
    製造するための装置。
JP54062107A 1979-05-17 1979-05-17 脱苦渋味の豆類加工品の製法及び装置 Expired JPS5820252B2 (ja)

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