JPS582017A - 高電圧用セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents
高電圧用セラミックコンデンサの製造方法Info
- Publication number
- JPS582017A JPS582017A JP9949981A JP9949981A JPS582017A JP S582017 A JPS582017 A JP S582017A JP 9949981 A JP9949981 A JP 9949981A JP 9949981 A JP9949981 A JP 9949981A JP S582017 A JPS582017 A JP S582017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- substrate
- electrode
- voltage
- high voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は製造容易、安価にして、かつ緒特性の安定した
高電圧用セラミックコンデンサの製造方法に関するもの
である。
高電圧用セラミックコンデンサの製造方法に関するもの
である。
従来から誘電体、圧電体、半導体等の機能特性を利用し
たセラミック電子部品の電極材料としては、磁器素体の
表面にガラスフリットが含まれているIAg、ムg−P
d、ムg−Pt、ムg−Ni等の貴金属を主体とした焼
付電極法が実用化されている。しかし、近年の貴金属の
高騰に伴ない、各メッキ方法が開発されつつある。しか
しながら、これらのφ 方法にも多くの欠点があり、例えば磁器素体面に焼付銀
電極を形成し、その後ニッケル電極、銅電極lを電極メ
ッキ法により金属電極を設ける事も可能であるが、この
方法では焼付金属層表面が粗面で多くの小孔が存在する
だめ、メッキ処理においてメッキ液がこの小孔内部に浸
透し、焼付金属層と磁器素体の接着強度を劣化させる欠
点があつだ。他の方法としては一般的に知られている無
電解メッキ法が用いられており、無電解ニッケルメッキ
は最初に塩化スズと塩化パラジウムを化学的反応により
触媒活性化処理を施こす事が一般的であった。
たセラミック電子部品の電極材料としては、磁器素体の
表面にガラスフリットが含まれているIAg、ムg−P
d、ムg−Pt、ムg−Ni等の貴金属を主体とした焼
付電極法が実用化されている。しかし、近年の貴金属の
高騰に伴ない、各メッキ方法が開発されつつある。しか
しながら、これらのφ 方法にも多くの欠点があり、例えば磁器素体面に焼付銀
電極を形成し、その後ニッケル電極、銅電極lを電極メ
ッキ法により金属電極を設ける事も可能であるが、この
方法では焼付金属層表面が粗面で多くの小孔が存在する
だめ、メッキ処理においてメッキ液がこの小孔内部に浸
透し、焼付金属層と磁器素体の接着強度を劣化させる欠
点があつだ。他の方法としては一般的に知られている無
電解メッキ法が用いられており、無電解ニッケルメッキ
は最初に塩化スズと塩化パラジウムを化学的反応により
触媒活性化処理を施こす事が一般的であった。
しかし、高電圧用セラミックの電極として使用する場合
には多くの問題点がある。即ち、電極拐料及び関連材料
の種類・取付方法によって引張強度(銀焼付電極に比べ
1/2に低下)、さらには耐電圧等の電気的特性(寿命
テストによる特性劣化)等が著しく劣化するものであっ
た。例えば磁器コンデンサの電極を形成する場合、無電
解ニッケルメッキ方法はその工法性質上、基板全周表面
上に形成され易く、その場合は周側面の被膜を研削除去
して対向容量電極を形成するが、金属イオンが粒子間あ
るいは周側面の粒界内部に浸透し、高電圧を印加した場
合に粒界に沿って破壊が発生するものであった。この場
合、沿面耐電圧距離は基板の厚みで決定し、電極周端部
における電界の集中によって絶縁破壊が起り易く、基板
の厚みを余り薄くする事はできなく、、、さらに周側部
も設計値より深く研削する必要があった。しかし、これ
らも再現性が悪く、数多くの問題点を持っていた。
には多くの問題点がある。即ち、電極拐料及び関連材料
の種類・取付方法によって引張強度(銀焼付電極に比べ
1/2に低下)、さらには耐電圧等の電気的特性(寿命
テストによる特性劣化)等が著しく劣化するものであっ
た。例えば磁器コンデンサの電極を形成する場合、無電
解ニッケルメッキ方法はその工法性質上、基板全周表面
上に形成され易く、その場合は周側面の被膜を研削除去
して対向容量電極を形成するが、金属イオンが粒子間あ
るいは周側面の粒界内部に浸透し、高電圧を印加した場
合に粒界に沿って破壊が発生するものであった。この場
合、沿面耐電圧距離は基板の厚みで決定し、電極周端部
における電界の集中によって絶縁破壊が起り易く、基板
の厚みを余り薄くする事はできなく、、、さらに周側部
も設計値より深く研削する必要があった。しかし、これ
らも再現性が悪く、数多くの問題点を持っていた。
また、これらの方法に対し部分メッキ方法としては、磁
器表面に所要パターンの金属層を形成するに際し、あら
かじめ磁器表面の所要部に樹脂のメツキレシストを付与
し、次いで磁器表面を活性化した後メツキレシストを除
去し、その後無電解メッキを施こして磁器表面に金属層
を形成する方法、また真空蒸着法、フォトエツチング法
等、種々の方法がある。しかし、いずれも高電圧用セラ
ミックコンデンサの電極としては満足する結果が得られ
ない。即ち、従来から知られているメッキ付与方法では
メッキの密着性が悪く、特に高電圧を目的としたコンデ
ノサ製品の素体厚みは0.8〜10 m / mと厚く
、形状は4.6〜1696m/mと種々あり、量産性を
考慮した場合困難なものであった。躯らに、破壊電圧を
少しでも高めるだめ、磁器表面の電極部に何m / m
かの縁を設ける方法、周側部にガラスを塗布する方法等
、数多くの方法が用いられているが、決定的な方法はな
いものであった。これは誘電体材料自体さらには電極材
料、形成方法等と密接な関係にある事が本発明者らの実
験によって明確になった。
器表面に所要パターンの金属層を形成するに際し、あら
かじめ磁器表面の所要部に樹脂のメツキレシストを付与
し、次いで磁器表面を活性化した後メツキレシストを除
去し、その後無電解メッキを施こして磁器表面に金属層
を形成する方法、また真空蒸着法、フォトエツチング法
等、種々の方法がある。しかし、いずれも高電圧用セラ
ミックコンデンサの電極としては満足する結果が得られ
ない。即ち、従来から知られているメッキ付与方法では
メッキの密着性が悪く、特に高電圧を目的としたコンデ
ノサ製品の素体厚みは0.8〜10 m / mと厚く
、形状は4.6〜1696m/mと種々あり、量産性を
考慮した場合困難なものであった。躯らに、破壊電圧を
少しでも高めるだめ、磁器表面の電極部に何m / m
かの縁を設ける方法、周側部にガラスを塗布する方法等
、数多くの方法が用いられているが、決定的な方法はな
いものであった。これは誘電体材料自体さらには電極材
料、形成方法等と密接な関係にある事が本発明者らの実
験によって明確になった。
本発明は]−記のような数多くの欠点を除去し、寿命特
性において著しく安定した特性を有する高電圧用セラミ
ックコンデンサの製造方法を提案するものである。
性において著しく安定した特性を有する高電圧用セラミ
ックコンデンサの製造方法を提案するものである。
即ち、本発明はAg成分99.6〜o、swt係、N1
成分0.5〜99.6 wtφの比率範囲内よシなるF
地酒性電極材料と有機質ワニスからなる混合ペイント、
合金ペイントを1表面粒度3〜7μmの範囲内に研磨さ
れた誘電体セラミック基板にその周側部が残るように塗
布し、その後300〜800℃の温度範囲で熱処理を施
こし上記基板上に1.67711以ドの金属粒子層を形
成し、その後Pd 、 Ptイオンの1種または2種が
含まれている溶液中で置換処理を施こし、その後無電解
メッキ液によりニッケル、銅等の金属導電被膜を形成し
、その後基板の周側面を6μm以Fの表面粗度に研磨し
た事を特徴とする高電圧用セラミックコンデンサの製造
方法であり、本発明の方法によって得られた高電圧用セ
ラミックコンデンサは従来迄の焼付銀電極法によって得
られた物に対し、高温高湿度中におけるムgイオンマイ
グレーションによる特性劣化が著しく少なく、さらに高
電圧に対しても安定なもので、これらは本発明の電極材
料及び工法さらには設計等の組み合せによってはじめて
効果が生ずるものである。
成分0.5〜99.6 wtφの比率範囲内よシなるF
地酒性電極材料と有機質ワニスからなる混合ペイント、
合金ペイントを1表面粒度3〜7μmの範囲内に研磨さ
れた誘電体セラミック基板にその周側部が残るように塗
布し、その後300〜800℃の温度範囲で熱処理を施
こし上記基板上に1.67711以ドの金属粒子層を形
成し、その後Pd 、 Ptイオンの1種または2種が
含まれている溶液中で置換処理を施こし、その後無電解
メッキ液によりニッケル、銅等の金属導電被膜を形成し
、その後基板の周側面を6μm以Fの表面粗度に研磨し
た事を特徴とする高電圧用セラミックコンデンサの製造
方法であり、本発明の方法によって得られた高電圧用セ
ラミックコンデンサは従来迄の焼付銀電極法によって得
られた物に対し、高温高湿度中におけるムgイオンマイ
グレーションによる特性劣化が著しく少なく、さらに高
電圧に対しても安定なもので、これらは本発明の電極材
料及び工法さらには設計等の組み合せによってはじめて
効果が生ずるものである。
以下、本発明を実施例を挙げ説明する0まず、誘電体セ
ラミック基板としては、 5rTiO3−CaTi05
−Bi20s系の基板を用い、厚み4.0m/m s形
状160III/mのものを表面研磨により表面m1度
3〜7μmに研磨した。
ラミック基板としては、 5rTiO3−CaTi05
−Bi20s系の基板を用い、厚み4.0m/m s形
状160III/mのものを表面研磨により表面m1度
3〜7μmに研磨した。
その後、周側部が残るようなマスクを用い、本発明の下
地活性電極材料を印刷塗布し、焼付処理を行った。
地活性電極材料を印刷塗布し、焼付処理を行った。
なお1ムg−Ni成分の下地活性用電極ペースト作成方
法としては、粒径0.2μmのムg粉末、粒径0.5μ
mのH1粉末を用い電極金属成分とし、この金属成分と
しては約3〜30wt%、セルローズ系、アクリル系等
の有機バインダ約3〜15Wt9J、テレピン油、ブチ
ルカルピートルアセテート等の溶剤成分約66〜82
wt%とじ、このベーストを印刷用としては約3000
0〜60000Cpg、吹付用としては約100〜40
0Cp+9の粘度に調整し、セラミック基板の表裏に付
与した。その後、80〜1oO℃の温度で乾燥し溶剤を
蒸発させた後、電気炉を用いて300〜s o O’C
の温度範囲で焼付を行い1.6μm以下の金属微粒子層
を形成した。
法としては、粒径0.2μmのムg粉末、粒径0.5μ
mのH1粉末を用い電極金属成分とし、この金属成分と
しては約3〜30wt%、セルローズ系、アクリル系等
の有機バインダ約3〜15Wt9J、テレピン油、ブチ
ルカルピートルアセテート等の溶剤成分約66〜82
wt%とじ、このベーストを印刷用としては約3000
0〜60000Cpg、吹付用としては約100〜40
0Cp+9の粘度に調整し、セラミック基板の表裏に付
与した。その後、80〜1oO℃の温度で乾燥し溶剤を
蒸発させた後、電気炉を用いて300〜s o O’C
の温度範囲で焼付を行い1.6μm以下の金属微粒子層
を形成した。
ここで、3oO〜800℃の間で焼付を行う事の必要性
はセラミック基板面に強固な下地金属粒子層を形成する
ためであり、熱処理温度が300℃未満では有機物質が
完全に飛散せず、ニッケ)Vまだは銅の無電解メッキが
不完全となシ、素体と電極との接着強度が低下し、また
電気特性においては破壊電圧の低下を招き、さらには損
失角が悪化するため好ましくない。また、800℃を越
える処理温度では金属粒子層が一部酸化され、メッキが
困難になる。かつ電気特性も劣化するため好ま□″ 〒 しくない。
はセラミック基板面に強固な下地金属粒子層を形成する
ためであり、熱処理温度が300℃未満では有機物質が
完全に飛散せず、ニッケ)Vまだは銅の無電解メッキが
不完全となシ、素体と電極との接着強度が低下し、また
電気特性においては破壊電圧の低下を招き、さらには損
失角が悪化するため好ましくない。また、800℃を越
える処理温度では金属粒子層が一部酸化され、メッキが
困難になる。かつ電気特性も劣化するため好ま□″ 〒 しくない。
上記範囲内の温度で熱処理を行い1.6μm以下(0は
含まず)の金属粒子層を形成後、Pd、Pt゛ イオン
の1種または2種が0.05Wtチ含まれている溶液中
で1分間置換処理を施こし、その後ニッケル無電解メッ
キとしては、硫酸ニッケルに次亜燐酸ナトリウム(また
はヒドラジン、水素化ホウ素化合物等)を含むメッキ液
に浸漬してニッケル金属膜を形成した。また、銅メッキ
としては硫酸銅、還元剤としてはホルマリン、錯化剤と
してはロッシェル塩、アルカリ剤としては水酸化ナトリ
ウムを用い、銅の無電解メッキを行った。
含まず)の金属粒子層を形成後、Pd、Pt゛ イオン
の1種または2種が0.05Wtチ含まれている溶液中
で1分間置換処理を施こし、その後ニッケル無電解メッ
キとしては、硫酸ニッケルに次亜燐酸ナトリウム(また
はヒドラジン、水素化ホウ素化合物等)を含むメッキ液
に浸漬してニッケル金属膜を形成した。また、銅メッキ
としては硫酸銅、還元剤としてはホルマリン、錯化剤と
してはロッシェル塩、アルカリ剤としては水酸化ナトリ
ウムを用い、銅の無電解メッキを行った。
ここで、本発明においてペースト焼付後の厚さが1.6
μ目以下(0は含まず)の金属粒子層の上にpa、、p
t等の金属イオンを析出させ、さらにNiまたはCuの
無電解メッキを行う事によって電極としての機能が初め
て生ずるものである。なお、従来からコンデンサ等の電
極材料として用いられている焼付銀は焼付後の膜厚が3
〜20μlと厚く形成する必要があり、その膜自体が電
極層として利用できるものであるが、本発明の焼付後の
金属粒子層は1.6μm以下と著しく薄く、それ自体で
は電極機能としての働きはなく、また半田付もできない
もので、その後のPd、Pt等のイオン析出後、無電解
二ノr/しまたは銅メッキによって初めて重囲機能とし
て利用でき、半田付も可能になるものである。なお、本
発明は焼付後の金属粒子層として平均1.6μm以下の
厚みで存在しておれば充分にその機能を発揮する事がで
きるもので、高電圧用セラミックコンデンサの電極とし
て利用した場合、1.6μmを越える厚みではメッキ後
の基板との接着強度が著しく低下し、また無電解メッキ
を施こす場合に所定以外の部分にメッキが付着して耐電
圧が低下し、特に泥中負荷寿命特性におりて電気特性が
劣化する。
μ目以下(0は含まず)の金属粒子層の上にpa、、p
t等の金属イオンを析出させ、さらにNiまたはCuの
無電解メッキを行う事によって電極としての機能が初め
て生ずるものである。なお、従来からコンデンサ等の電
極材料として用いられている焼付銀は焼付後の膜厚が3
〜20μlと厚く形成する必要があり、その膜自体が電
極層として利用できるものであるが、本発明の焼付後の
金属粒子層は1.6μm以下と著しく薄く、それ自体で
は電極機能としての働きはなく、また半田付もできない
もので、その後のPd、Pt等のイオン析出後、無電解
二ノr/しまたは銅メッキによって初めて重囲機能とし
て利用でき、半田付も可能になるものである。なお、本
発明は焼付後の金属粒子層として平均1.6μm以下の
厚みで存在しておれば充分にその機能を発揮する事がで
きるもので、高電圧用セラミックコンデンサの電極とし
て利用した場合、1.6μmを越える厚みではメッキ後
の基板との接着強度が著しく低下し、また無電解メッキ
を施こす場合に所定以外の部分にメッキが付着して耐電
圧が低下し、特に泥中負荷寿命特性におりて電気特性が
劣化する。
そして、本発明の誘電体セラミック基板表裏面を粗度3
〜7μmの範囲内に研磨するのは、電極との接着性を強
固にし、耐電圧のバラツキをなくし、コロナ電圧の向上
と共に安定した特性値を得るためで、3μm未満では接
着性が低下し、耐電圧も劣化する。一方、7μmを越え
る粗度では誘電正接が悪化し、湿度特性において電気特
性の劣化がどしい。また、金属導電膜を形成後、素体の
周側部を6μm以下に研磨することの必要性は−、コロ
ナ電圧の向上と共に下地活性金属であるムgNi成分の
泥中におけるセラミック粒界へのマイグレーションの現
象を防止し、さらにはムg −Ni粒子のウィスカ生成
現象を防止して安定した特性を得るためであり、6μm
を越える表面粗さでは特性のバラツキがあり、湿度寿命
において著しく低下するため好ましくない。
〜7μmの範囲内に研磨するのは、電極との接着性を強
固にし、耐電圧のバラツキをなくし、コロナ電圧の向上
と共に安定した特性値を得るためで、3μm未満では接
着性が低下し、耐電圧も劣化する。一方、7μmを越え
る粗度では誘電正接が悪化し、湿度特性において電気特
性の劣化がどしい。また、金属導電膜を形成後、素体の
周側部を6μm以下に研磨することの必要性は−、コロ
ナ電圧の向上と共に下地活性金属であるムgNi成分の
泥中におけるセラミック粒界へのマイグレーションの現
象を防止し、さらにはムg −Ni粒子のウィスカ生成
現象を防止して安定した特性を得るためであり、6μm
を越える表面粗さでは特性のバラツキがあり、湿度寿命
において著しく低下するため好ましくない。
なお、従来から知られている一般的な無電解メッキ法、
即ち最初に塩化スズと塩化パラジウムを化学的反応によ
シ触媒活性化処理を施こし、その後無電解メッキを行う
方式では、素体の全面に付着し、さらにはSnイオンの
働きによって高電圧用の電極として利用した場合、泥中
寿命において著しく低下するものであった。ここで、一
般的な考え方としては全面メッキ後、周側部を研磨する
方法も考えられるが、これも粒界への拡散現象が起き電
気特性が悪く、高電圧用コンデンサへの応用には不向き
であった。また、従来から知られている焼付銀電極では
泥中寿命においてAgイオンマイグレーションが著しく
、トれらの防止のため11 にガラス等を周側部に塗布する方法が行われていたが、
完全ではなく、本発明の方法によって初めて完全な高電
圧用セラミックコンデンサt[る事が可能になった。
即ち最初に塩化スズと塩化パラジウムを化学的反応によ
シ触媒活性化処理を施こし、その後無電解メッキを行う
方式では、素体の全面に付着し、さらにはSnイオンの
働きによって高電圧用の電極として利用した場合、泥中
寿命において著しく低下するものであった。ここで、一
般的な考え方としては全面メッキ後、周側部を研磨する
方法も考えられるが、これも粒界への拡散現象が起き電
気特性が悪く、高電圧用コンデンサへの応用には不向き
であった。また、従来から知られている焼付銀電極では
泥中寿命においてAgイオンマイグレーションが著しく
、トれらの防止のため11 にガラス等を周側部に塗布する方法が行われていたが、
完全ではなく、本発明の方法によって初めて完全な高電
圧用セラミックコンデンサt[る事が可能になった。
次に、本発明方法により得られた高電圧用セラミックコ
ンデンサの特性値を各条件と共に下記の表に示す。ここ
で、高電圧用セラミックコンデンサの作製としては上記
に明記した方法で作製し、それにリード線をPb−8n
系の半田を用いて取付け、被覆樹脂としてはフェノール
系を用い高電圧用セラミックコンデンサとした。そして
、表中の各値r/i10ケの平均値であり、86℃・8
6チRHの湿度負荷寿命は最初の1ケがパンクした時間
の値である。
ンデンサの特性値を各条件と共に下記の表に示す。ここ
で、高電圧用セラミックコンデンサの作製としては上記
に明記した方法で作製し、それにリード線をPb−8n
系の半田を用いて取付け、被覆樹脂としてはフェノール
系を用い高電圧用セラミックコンデンサとした。そして
、表中の各値r/i10ケの平均値であり、86℃・8
6チRHの湿度負荷寿命は最初の1ケがパンクした時間
の値である。
(vI T冬、faJ
3
上記表よ如明らかなように、本発明の電極材料及び取付
方法、加工方法によって作られ次高電圧用セラミックコ
ンデンサの諸特性において、N[11゜10.11.1
6,22,23,28.32は本発明請求範囲外の比較
例である。そしてN111〜10迄はムg−Ni成分の
比率を変化させたもので、ペーストの熱処理温度は40
0℃一定、熱処理後のAg−Ni金属粒子層の平均厚み
を0.5μm一定、セラミック素子表面及び周側部の表
面粗さを平均6μm、2μmとした場合の試料であり、
隘1のムg成分のみでは破壊電圧、寿命耐湿負荷特性に
おいて著しく悪いものであった0また、陥10のように
Ni成分のみではNiメッキの付着性が悪く、諸特性も
低いものであった。一方、1VVl112〜9は著しく
良好な特性を示しておシ、特に隘6,7は破壊電圧、コ
ロナ電圧も高く優秀なものである。次いで、洩11〜1
6はペーストの熱処理温度を変、17 が悪いものであった。さらに、Nn17〜22迄は熱処
理後のムg−Ni成分の金属粒子層の厚みを変化させた
もので、最適厚みは0.3〜0.8μm前後であり、陥
22のように厚くなると特性が劣化し好ましくない。な
お、表には示していないが%22のように1.6μmを
越える厚みになると無電解メッキ後の接着強度が著しく
低下する。また、上記表の実施例において隘1〜32迄
は無電解メッキとしてニッケルメッキを施こしたもので
あり、これらはニッケルメッキ厚としては約1.6μm
付着しでいる。ここで、一般的な考えではニッケルメッ
キ厚みと接着強度との関係があるように思われるが、本
発明の電極形成方法ではほとんど差が認められず、メッ
キ厚みとしては1〜3μm前後で充分であった。
方法、加工方法によって作られ次高電圧用セラミックコ
ンデンサの諸特性において、N[11゜10.11.1
6,22,23,28.32は本発明請求範囲外の比較
例である。そしてN111〜10迄はムg−Ni成分の
比率を変化させたもので、ペーストの熱処理温度は40
0℃一定、熱処理後のAg−Ni金属粒子層の平均厚み
を0.5μm一定、セラミック素子表面及び周側部の表
面粗さを平均6μm、2μmとした場合の試料であり、
隘1のムg成分のみでは破壊電圧、寿命耐湿負荷特性に
おいて著しく悪いものであった0また、陥10のように
Ni成分のみではNiメッキの付着性が悪く、諸特性も
低いものであった。一方、1VVl112〜9は著しく
良好な特性を示しておシ、特に隘6,7は破壊電圧、コ
ロナ電圧も高く優秀なものである。次いで、洩11〜1
6はペーストの熱処理温度を変、17 が悪いものであった。さらに、Nn17〜22迄は熱処
理後のムg−Ni成分の金属粒子層の厚みを変化させた
もので、最適厚みは0.3〜0.8μm前後であり、陥
22のように厚くなると特性が劣化し好ましくない。な
お、表には示していないが%22のように1.6μmを
越える厚みになると無電解メッキ後の接着強度が著しく
低下する。また、上記表の実施例において隘1〜32迄
は無電解メッキとしてニッケルメッキを施こしたもので
あり、これらはニッケルメッキ厚としては約1.6μm
付着しでいる。ここで、一般的な考えではニッケルメッ
キ厚みと接着強度との関係があるように思われるが、本
発明の電極形成方法ではほとんど差が認められず、メッ
キ厚みとしては1〜3μm前後で充分であった。
また、N23〜28は誘電体セラミック素体表面を研磨
した例であり、本発明の範囲内の111k124〜27
は特性が良好で、特に4〜6μmの表面粗度の場合が破
壊電圧が著しく向上する事が認められた。なお、本実施
例には示していないが、0.18 〜0.5μm程度迄研磨した場合は破壊電圧が10kV
/mm以下に劣化し、他の特性も低いものであった。%
29〜32は電極形成後、素子の周側面を研磨した場合
の例で、この場合は粗度が小さければ小さい程良好で、
0.5μmのN129は優秀なものであった。陥32は
6μmと粗く、電気特性は−、劣化の傾向にあった。
した例であり、本発明の範囲内の111k124〜27
は特性が良好で、特に4〜6μmの表面粗度の場合が破
壊電圧が著しく向上する事が認められた。なお、本実施
例には示していないが、0.18 〜0.5μm程度迄研磨した場合は破壊電圧が10kV
/mm以下に劣化し、他の特性も低いものであった。%
29〜32は電極形成後、素子の周側面を研磨した場合
の例で、この場合は粗度が小さければ小さい程良好で、
0.5μmのN129は優秀なものであった。陥32は
6μmと粗く、電気特性は−、劣化の傾向にあった。
さらに、N[133〜35はCuメッキを施こした例で
あり、Niメッキに比べて少し特性は低下しているが、
実用的には全く問題がなく、優秀なものであった。
あり、Niメッキに比べて少し特性は低下しているが、
実用的には全く問題がなく、優秀なものであった。
以上のように本発明の方法によって作製した高電圧用セ
ラミックコンデンサは、特性的に著しく安定しており、
工業的量産化に適した産業的価値の大なる製造方法であ
る。
ラミックコンデンサは、特性的に著しく安定しており、
工業的量産化に適した産業的価値の大なる製造方法であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11Ag成分99.5〜0.5 wt % 、 Ni
成分0.6〜99.5 wt%の比率範囲内よりなる下
地活性電極材料と有機質ワニスからなる混合ペイント。 合金ペイントを1表面粗度3〜7μmの範囲内に研磨さ
れた誘電体セラミック基板にその周側部が残るように塗
布し、その後300〜8oo℃の温度範囲で熱処理を施
こし上記基板上に1.6μm以下の金属粒子層を形成し
、その後Pd、Ptイオンの1種または2種が含まれて
いる溶液中で置換処理を施こし、その後無電解メッキ液
によりニッケルあるいは銅の金属導電被膜を形成し、そ
の後上記基板の周側面を6μm以下の表面粗度に研磨し
た事を特徴とする高電圧用セラミックコンデンサの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9949981A JPS582017A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 高電圧用セラミックコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9949981A JPS582017A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 高電圧用セラミックコンデンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS582017A true JPS582017A (ja) | 1983-01-07 |
JPS6316897B2 JPS6316897B2 (ja) | 1988-04-11 |
Family
ID=14248971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9949981A Granted JPS582017A (ja) | 1981-06-25 | 1981-06-25 | 高電圧用セラミックコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582017A (ja) |
-
1981
- 1981-06-25 JP JP9949981A patent/JPS582017A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6316897B2 (ja) | 1988-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001307947A (ja) | 積層チップ部品及びその製造方法 | |
CA1156802A (en) | Electroless nickel plating activator composition a method for using and a ceramic capacitor made therewith | |
US4486813A (en) | Ceramic capacitor with nickel terminations | |
JPS5926662B2 (ja) | 無電解メッキ活性金属材料ペ−ストおよびそれを用いたメッキ方法 | |
JPS582017A (ja) | 高電圧用セラミックコンデンサの製造方法 | |
JPH0136243B2 (ja) | ||
JPS634332B2 (ja) | ||
JPS631730B2 (ja) | ||
JPS631729B2 (ja) | ||
JPS629204B2 (ja) | ||
JPS5926661B2 (ja) | 無電解メッキ活性金属材料ペ−ストおよびそれを用いたメッキ方法 | |
JPS634338B2 (ja) | ||
JP2574383B2 (ja) | セラミック電子部品の電極形成方法 | |
JPS5948950B2 (ja) | 無電解メッキ下地活性金属材料ペ−ストおよびそれによるメッキ方法 | |
JPS6314489B2 (ja) | ||
JPS634329B2 (ja) | ||
JPS6225748B2 (ja) | ||
JPH027167B2 (ja) | ||
JPS634331B2 (ja) | ||
JPS58161759A (ja) | アルミニウム基板のめつき方法 | |
JPS634695B2 (ja) | ||
JPS631726B2 (ja) | ||
JPS634694B2 (ja) | ||
JPS634335B2 (ja) | ||
JPS631728B2 (ja) |