JPS5819954Y2 - 車両用ワイパ−の電気回路 - Google Patents

車両用ワイパ−の電気回路

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JPS5819954Y2
JPS5819954Y2 JP1977050415U JP5041577U JPS5819954Y2 JP S5819954 Y2 JPS5819954 Y2 JP S5819954Y2 JP 1977050415 U JP1977050415 U JP 1977050415U JP 5041577 U JP5041577 U JP 5041577U JP S5819954 Y2 JPS5819954 Y2 JP S5819954Y2
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JP
Japan
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wiper
switch
circuit
wiper motor
relay
Prior art date
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Application number
JP1977050415U
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English (en)
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JPS53144640U (ja
Inventor
河吉利男
前村克己
藤井英夫
Original Assignee
マツダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用ワイパーの電気回路に関し、特にワイ
パーブレードのいわゆるビビリ振動を電気的に低減させ
る電気回路に関するものである。
従来ワイパーブレードのビビリ振動は、ブレードの長さ
、ブレードゴムの形状、ウィンドガラス面への異物(ワ
ックス等)の付着、ワイパーアームの剛性やガタ、ブレ
ードの押え圧、ワイパーモータのスピードやトルク等が
発生要因として知られそれぞれ対策されつつあるが、完
全にビビリ振動を防止するには至っていない。
この考案は上記の点に鑑み、ワイパーブレードのビビリ
振動の発生要因を追求しビビリ振動減少対策として一つ
の方法を提供することを目的とするものである。
上記目的のため、実車を様々な運転状態下においてビビ
リ振動の発生状況を調査したところ、エンジンのアイド
リング中にヒータやヘッドライト、リヤウィンドヒータ
等の電装部品がONになっている場合にビビリ振動が発
生し易いことが確認された。
このため、ワイパーモータと他の電装部品との関係に着
目し、他の電装部品がONになっている時のワイパーモ
ータの端子電圧を測定すると、電源電圧より約1.9V
〜2.5■低下していることがわかった。
この原因は、ワイパーモータの電源を他の電装部品と同
じように、切忘れによる電源バッテリーの過放電を防ぐ
ためにイグニッションスイッチの負荷側より取り出して
いるため、他の電装部品と同一配線となり、これにより
他の電装部品の負荷電流による電圧降下の影響を受ける
ためと考えられた。
このような結果によりワイパーモータにかかる電圧の大
小がブレードのビビリ振動に大きく影響すると推測し、
両者の関係を測定すると第1図に示すような測定結果が
得られた。
第1図を説明すると、横軸はワイパーモータの端子電圧
、縦軸はワイパーブレードに生じるビビリ振動による加
速度を示し、曲線Aは摩耗ブレード、曲線Bは新品ブレ
ードをそれぞれ便用した場合を示す。
なお、ウィンドガラスはワックス等が付着した状態で行
なった。
この第1図によれば、端子電圧がIOV前後の時にビビ
リ振動が約30gで最も大きな振動値を示している。
モしてビビリ振動は端子電圧が上昇するにつれて急速に
減少しており、端子電圧が12V付近ではほぼ許容レベ
ル(14,0,9)付近まで減少している。
この考案は上記の測定結果に基づいて考案されたもので
、その実施例を第2図により説明する。
1は電源バッテリー。
2はイグニッションスイッチ。
3 a t 3 b 、3 cはヒーター、ヘッドライ
ト、リヤウィンドヒーター等のワイパーモータ以外の電
装部品の負荷を示し、一端を上記イグニッションスイッ
チ2の負荷側に接続され他端をアースされた回路4を成
している。
5はワイパーモータで、ワイパーブレード(図示しない
)を駆動する。
このワイパーモータ5と直列にリレー6の第1リレース
イツチ7aと第2リレースイツチ7bとが接続されてワ
イパーモータ回路8を成している。
この回路8はイグニッションスイッチ2と電源バッテリ
ー1との間の電源バッテリー1に近い所に一端を接続さ
れ他端をアースされて、上記回路とは独立した配線回路
になされている。
上記第1リレースイツチ7aは後述するオートストップ
スイッチ12に接続した接点aとアースされた接点すお
よび切換片Cとより成る。
また第2リレースイツチ7bはワイパーモータ低速回転
用接点aと高速回転用接点すおよび切換片Cとより成り
、上記第1リレースイツチ7aの切換片Cと第2リレー
スイツチの切換片Cとが接続されている。
9はワイパースイッチで、接点a、b、cと切換片dと
より成る。
この接点aにはリレー6の第1リレーコイル10aが、
接点すには第2リレーコイル10bがそれぞれ直列に接
続されている。
また、切換片dは手動により操作されるもので、接点C
と接する位置(OFF)、接点aと接する位置(LOW
)、接点aと接点すとに同時に接する位置(High)
のそれぞれ三段階に変位するもので、この切換片d側が
アースされている。
このワイパースイッチ9とリレーコイル10a 、 1
obとによりワイパースイッチ回路11を成し、上記
イグニッションスイッチ2の負荷側に一端を接続され他
端をアースされている。
12はオートストップスイッチで、上記イグニッション
スイッチ2の負荷側に接続された接点aとアースされた
接点すおよび上記第1リレースイツチ7aの接点aに接
続されワイパーブレードの回動に応動する切換片Cとよ
り成る。
次に上記回路の作動を説明すると、イグニッションスイ
ッチ2がONの時に、ワイパースイッチ9の切換片dを
図示のOFFの位置からLOWの位置に切換えると、ワ
イパースイッチ回路11に電流が流れ第1リレーコイル
10aが励磁され第1リレースイツチ7aの切換片Cを
図示の接点aから接点すの位置へ切換える。
この時第2リレースイツチ7bの切換片Cは低速用接点
aの位置にあるためワイパーモータ回路8の低速側回路
に電流が流れワイパーモータ5は低速で回転する。
また、さらにワイパースイッチ9を操作して切換片dを
Highの位置に切換えると、第2リレーコイル10b
も励磁され第2リレースイツチ7bの切換片Cを高速用
接点すの位置に切換える。
これによりワイパーモータ5は高速で回転する。
上記の状態において、ワイパースイッチ9がOFFの位
置に切換わるか、イグニッションスイッチ2がOFFに
なるかすると、リレーコイル10a、10bの励磁が消
えリレースイッチ7 a。
7bの切換片Cが接点aの位置になる。
この時、ワイパーブレードがウィンドガラス下方の所定
の停止位置にある場合には、このワイパーブレードの回
動に連動するオートストップスイッチ12の切換片Cが
接点aの位置にあるため、ワイパーモータ5の回転は停
止する。
また、ワイパーブレードが所定の停止位置にない場合に
は、上記オートストップスイッチ12の切換片Cは接点
すの位置にあるためワイパーモータ5はワイパーブレー
ドが停止位置に来るまで回転し続ける。
上記のこの考案の回路によると、ヒーター、ヘッドライ
ト、リヤウィンドヒーター等のワイパーモータ以外の電
装部品がONになると、回路図の3a、3b、3cの符
号で示した負荷に回路4を経て電流が流れるが、この回
路4と上記ワイパーモータ回路8とは独立した配線とな
っているため、この負荷電流によるワイパーモータ5へ
の電圧降下の影響はない。
これを、負荷3a 、 3b 、 3cの負荷電流をi
t、、 i2 、13.ワイパーモータ5の負荷電流を
14とし、回路4と回路8の配線抵抗をそれぞれR1、
R2として式で表わすと次のようになる。
回路4の電圧降下Vl = (I’+I2+l3)R1
回路8の電圧降下■2=I4R2 となり、ワイパーモータ5は負荷電流11 、12゜I
3による電圧降下の影響は受けていない。
これに対して従来のように、ワイパーモータ5が他の電
装部品と同じように回路4に接続されていると、回路4
の電圧降下■3は、 ■3=((11+I2+I3+l4)R1+l4R2)
となり、ワイパーモータ5は負荷電流11 、12゜I
3による電圧降下■3の影響をまともに受けているもの
であった。
更にこれをデータで示すと、第3図のようになる。
第3図は、横軸にエンジン回転数、縦軸にワイパーモー
タ端子電圧を示し、曲線Aはこの考案の回路によるもの
、曲線Bは従来回路によるものを示す。
これによれば、エンジンアイドル回転時(700rpm
)には約12.6Vまで電圧が上昇しており、前記のよ
うに他の電装部品の負荷電流による電圧降下の影響を受
けていないことがわかる。
そして、この上昇した端子電圧12.6Vを第2図のビ
ビリ振動値でみると14.0gの許容レベルにほぼ達し
ており、この考案の回路がビビリ振動減少に対して大き
な効果を有していることが明らかとなっている。
またこの考案の回路は、ワイパーモータ回路8のリレー
スイッチ7a、7bを開閉するリレーコイル10a、1
0bを有するワイパースイッチ回路11を、イグニッシ
ョンスイッチ2と電源バッテリー1との間に一端を接続
し他端をアースしたため、ワイパースイッチ9を切り忘
れても従来と同様にイグニッションスイッチ2をOFF
にすることができワイパーモータ5を停止させることが
できる。
以上のようにこの考案は、ワイパーモータの配線回路を
ワイパーモータ以外の他の電装部品の配線回路とは独立
させたことにより、ワイパーモータの端子電圧に他の電
装部品の負荷電流による電圧降下の影響をなくすること
ができるため、ワイパーブレードのビビリ振動を減少さ
せることが可能となり、ビビリ振動による拭き残しに起
因する視界不良や不快感を防止するとともに振動による
ブレードゴムや各枢着部の異常摩耗を防止し、ワイパー
アームやブレードの耐久性を向上させる。
また、ワイパースイッチ回路をイグニッションスイッチ
の負荷側に設けたため、ワイパースイッチの切り忘れに
よる電源バッテリーの過放電を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はワイパーモータの端子電圧とワイパーブレード
に発生するビビリ振動の関係を示す実測グラフ、第2図
はこの考案によるワイパーの回路図、第3図は上記回路
によるエンジン回転数とワイパーモータの端子電圧の関
係を示す実測グラフである。 1・・・・・・電源バッテリー、2・・・・・・イグニ
ッションスイッチ、3a、3b、3c・・・・・・負荷
、5・・・・・・ワイパーモータ、7a、7b・・・・
・・リレースイッチ、8・・・・・・ワイパモータ回路
、9・・・・・・ワイパースイッチ、10a、10b・
・・・・・リレーコイル、11・・・・・・ワイパース
イッチ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列に電気接続された多数の電装部品をイグニッション
    スイッチを介して電源に接続し、リレースイッチとワイ
    パー駆動モータとを直列に接続したワイパーモータ回路
    の一端を上記イグニッションスイッチと電源との間に接
    続し、上記リレースイッチを開閉するリレーコイルとワ
    イパースイッチとを直列に接続したワイパースイッチ回
    路の一端を上記イグニッションスイッチの負荷側に接続
    し、かつ、上記モータ回路およびワイパースイッチ回路
    の他端をそれぞれアースしたことを特徴とする車両用ワ
    イパーの電気回路。
JP1977050415U 1977-04-20 1977-04-20 車両用ワイパ−の電気回路 Expired JPS5819954Y2 (ja)

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JPS53144640U JPS53144640U (ja) 1978-11-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915623U (ja) * 1972-05-13 1974-02-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4983727U (ja) * 1972-11-06 1974-07-19

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