JPH0437802Y2 - - Google Patents

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JPH0437802Y2
JPH0437802Y2 JP1986186897U JP18689786U JPH0437802Y2 JP H0437802 Y2 JPH0437802 Y2 JP H0437802Y2 JP 1986186897 U JP1986186897 U JP 1986186897U JP 18689786 U JP18689786 U JP 18689786U JP H0437802 Y2 JPH0437802 Y2 JP H0437802Y2
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wiper
shape memory
memory alloy
alloy spring
headlamp
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JP1986186897U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘツドランプのレンズ面を払拭する
車輌用ワイパ装置の駆動回路に係り、さらに詳し
くは、ワイパ不使用時にワイパアームやワイパブ
レード等を形状記憶合金製バネの作用を利用して
払拭面よりライズアツプ(浮上)させるライズア
ツプ式ワイパ装置の駆動回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
車輌のヘツドランプには、降雨、降雪時等にお
いて、レンズ表面に付着した雨、泥、雪等をその
ヘツドランプレンズ表面より払い落すためのワイ
パ装置が取付けられる。この種のワイパ装置は、
前述のように、降雨、降雪等以外は特に使用する
ことはなく、しかも夜間にヘツドランプを使用す
る場合が主である。したがつて、不使用状態が長
いのが通常であり、通常はヘツドランプのレンズ
表面よりワイパ装置の払拭ゴム面を浮かせ、レン
ズ面との接触によるゴムの変形や劣化を防止して
いる。すなわち、ワイパ停止時にワイパアームを
ヘツドランプレンズの払拭面よりライズアツプさ
せるライズアツプするための駆動回路が組込まれ
ている。
前述のワイパ駆動回路として、第3図に示すよ
うな回路が公知である。第3図において、1はワ
イパ駆動用の定位置停止機構を内蔵したモータ、
2はバツテリー、3はモータ1によつて回動する
導電体パターン、4はモータ1と並列接続したリ
レーコイル、5はそのリレーコイルによつて開閉
される常開リレー接点である。6は形状記憶合金
製バネで、負荷抵抗7および前記常開リレー接点
5を介してバツテリー2に接続してある。8はヘ
ツドランプ、9はヘツドランプ用のスイツチ、1
0はウオツシヤーモータ、11はワイパ駆動用の
スイツチ、12は過電流保護抵抗である。
前記の如き構成の駆動回路は、ランプ点灯用の
スイツチ9を閉成することにヘツドランプ8が点
灯し、さらに、ワイパを駆動すべくスイツチ11
をオン側に閉成することによつてモータ1を駆動
し、導電体パターン3に応じて反転動作する。そ
して、ウオツシヤーモータ10の駆動によつてレ
ンズ面にウオツシヤー液を噴射し、洗浄もする。
さらに、リレーコイル4の励磁により接点5が閉
じ、負荷抵抗7を介して形状記憶合金製バネ6に
電流が流れ、その形状記憶合金製バネ6は形状回
復し、第4図に示す位置にあつたワイパアーム1
3を第5図に示すレンズ面払拭位置まで押し出
し、ヘツドランプのレンズ面14に接触して払拭
する。
そして、スイツチ11をオフ操作することによ
つてモータ1は所定の位置で停止し、それと同時
にリレーコイル4も消勢し、リレー接点5の開成
によつて形状記憶合金製バネ6への電流も断た
れ、形状記憶合金製バネ6の機能は停止し、ワイ
パアーム13に組込まれたねじりコイルばね15
によつてワイパアーム13を第4図に示すように
レンズ面14からライズアツプさせる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の如く、従来の形状記憶合金製バネを組込
んだワイパ駆動回路は、形状記憶合金製バネをワ
イパ駆動回路側に組込んでいるため、負荷抵抗7
を必要とするばかりでなく、ヘツドランプ消灯時
にあやまつてワイパ駆動用スイツチをオンにする
と、ヘツドランプが消灯されているにもかかわら
ず形状記憶合金製バネが動作してレンズ面の払拭
動作を行ない、しかも運転者はこの状態であるこ
とを知ることができないので、長時間に亘る払拭
動作によりワイパーブレードが損耗するおそれが
ある。
本考案は、前記の如き従来技術の問題点を改善
し、ヘツドランプ消灯時には、ワイパ駆動用スイ
ツチをオンしてもレンズ面を払拭することのない
ライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路を提供せん
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の如き目的を達成するため、ワ
イパ駆動装置の停止時に形状記憶合金製バネへの
通電を断つことによりワイパアームを払拭レンズ
面からライズアツプさせ、ワイパ駆動装置の駆動
時に形状記憶合金製バネへ通電することによりワ
イパアームをレンズ面払拭位置に押出すようにし
たライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路におい
て、前記形状記憶合金製バネをヘツドランプのフ
イラメントと直列に接続すると共に、その形状記
憶合金バネと並列に常閉リレー接点を接続し、そ
の常閉リレー接点をワイパ駆動用モータと並列に
接続したリレーコイルの付勢により開くように構
成したことを特徴とする。
(作用) 本考案のライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路
は、前記の如く、形状記憶合金製バネがヘツドラ
ンプのフイラメントと直列に接続されている(ヘ
ツドランプ回路側に組込まれている)ので、ヘツ
ドランプ用スイツチをオンしない限り形状記憶合
金製バネに通電されることがない。このため、ヘ
ツドランプ消灯時にあやまつて、ワイパ駆動用ス
イツチをオンしても、ワイパはレンズ面から浮き
上がつた状態で空動作し、レンズ面を払拭するこ
とがない。
そして、ワイパ駆動用スイツチがオフの状態で
ヘツドランプ用スイツチをオンすると、形状記憶
合金製バネと並列に常閉リレー接点が接続されて
いるので、形状記憶合金製バネにはほとんど電流
が流れず、ワイパアームはライズアツプされた状
態を保ち、ヘツドランプ用スイツチとワイパ駆動
用スイツチとを共にオンした場合にのみ形状記憶
合金製バネに電流が流れ、ワイパアームを払拭位
置に押出してレンズ面を払拭する。
〔実施例〕
以下、第1図および第2図について本考案の一
実施例を説明する。第1図はヘツドランプ点灯時
の回路状態図、第2図はヘツドランプ点灯と共に
ワイパ作動時の回路状態図である。
第1図および第2図において、第3図と同一符
号を付してあるものは同一のものを示す。本考案
においては、形状記憶合金製バネ6をヘツドラン
プ8のフイラメントと直列に接続すると共に、そ
の形状記憶合金製バネ6と並列に常閉リレー接点
5を接続し、その常閉リレー接点5をワイパ駆動
用モータ1と並列に接続したリレーコイル4の付
勢により開くように構成する。9はヘツドランプ
用スイツチ、10はウオツシヤーモータ、11は
ワイパ駆動用スイツチ、12は過電流保護抵抗で
ある。
本考案のライズアツプ式ワイパ駆動装置は、前
記の如き構成よりなるので、ヘツドランプ用スイ
ツチ9を閉ぢると第1図の如き状態となり、ヘツ
ドランプ8は点灯するが、この状態ではリレー接
点5が閉ぢているので形状記憶合金製バネ6には
ほとんど電流が流れず、ワイパアームは第4図に
示すライズアツプ状態にある。
そして、第1図に示すヘツドランプ点灯時にさ
らにワイパ駆動用スイツチ11をオンにすると、
第2図に示す回路状態となり、ワイパ駆動用モー
タ1によつてワイパが作動すると共に、リレーコ
イル4を励磁してリレー接点5を開く。このリレ
ー接点5を開くことにより形状記憶合金製バネ6
には強制的に電流が流れ、ヘツドランプ8のフイ
ラメントを負荷抵抗として形状記憶合金製バネ6
を加熱し、これによつて形状記憶合金製バネは形
状回復し、第5図に示すようにワイパアーム13
をレンズ面側に押出してレンズ面14を払拭す
る。
ヘツドランプ用スイツチ9を開いた状態、すな
わちヘツドランプ消灯時にワイパ駆動用スイツチ
11がオンされると、ワイパ駆動用モータ1によ
つてワイパが作動するが、そのときヘツドランプ
8の回路には通電されていないので、形状記憶合
金製バネ6には電流が流れず、ワイパアーム13
はライズアツプ状態を保つて空動作をする。従つ
て、ヘツドランプ消灯時にあやまつてワイパ駆動
用スイツチをオンしても、ワイパは空動作してレ
ンズ面を払拭することがない。
また、前記のように、ヘツドランプ8のフイラ
メントを形状記憶合金製バネ6の負荷抵抗として
利用しているので、従来例を示す第3図のように
専用の負荷抵抗を設ける必要がなくなり、それだ
けコストを低減することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、ヘツドラ
ンプの消灯時にワイパ駆動用スイツチがオンされ
ても、ワイパは空動作するだけでレンズ面を払拭
することがなく、かつ、ヘツドランプのフイラメ
ントを形状記憶合金製バネの負荷抵抗として利用
したので、それだけ回路部品点数を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
ライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路図、第3図
は従来のライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路
図、第4図、第5図はライズアツプ式ワイパ装置
の動作状態を説明するための要部側面図である。 1……ワイパ駆動用モータ、2……バツテリ
ー、3……導電体パターン、4……リレーコイ
ル、5……リレー接点、6……形状記憶合金製バ
ネ、8……ヘツドランプ、9……ヘツドランプ用
スイツチ、11……ワイパ駆動用スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輌用ヘツドランプのレンズ面を払拭するため
    のワイパ駆動装置であつて、該ワイパ駆動装置の
    停止時に形状記憶合金製バネへの通電を断つこと
    によりワイパアームを払拭レンズ面からライズア
    ツプさせ、ワイパ駆動装置の駆動時に形状記憶合
    金製バネへ通電することによりワイパアームをレ
    ンズ面払拭位置に押出すようにしたライズアツプ
    式ワイパ装置の駆動回路において、前記形状記憶
    合金製バネをヘツドランプのフイラメントと直列
    に接続すると共に、その形状記憶合金製バネと並
    列に常閉リレー接点を接続し、その常閉リレー接
    点をワイパ駆動用モータと並列に接続したリレー
    コイルの付勢により開くように構成したことを特
    徴とするライズアツプ式ワイパ装置の駆動回路。
JP1986186897U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0437802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986186897U JPH0437802Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JP1986186897U JPH0437802Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JPS6394072U JPS6394072U (ja) 1988-06-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6151257B2 (ja) * 1978-03-20 1986-11-07 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118554U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 古河電気工業株式会社 ワイパ−装置
JPS6151257U (ja) * 1984-09-08 1986-04-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6151257B2 (ja) * 1978-03-20 1986-11-07 Tokyo Shibaura Electric Co

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JPS6394072U (ja) 1988-06-17

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