JPS58198249A - 積層スナツク製品の製造法 - Google Patents

積層スナツク製品の製造法

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JPS58198249A
JPS58198249A JP57077543A JP7754382A JPS58198249A JP S58198249 A JPS58198249 A JP S58198249A JP 57077543 A JP57077543 A JP 57077543A JP 7754382 A JP7754382 A JP 7754382A JP S58198249 A JPS58198249 A JP S58198249A
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sugar
rolled
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Junichi Otani
純一 大谷
Keizo Mochizuki
望月 恵三
Norimoto Ando
安藤 紀元
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 のである。さらに具体的には穀類又はいも類の粉砕物及
び/又は澱粉類よりなる澱粉質粉の少くとも一方に対し
て糖類及び/又は糖アルコールを含有量の大なる方が小
なる方より10〜30重量%多く含有する様に添加配合
し、それぞれ加水混合した後に蒸練して得た蒸練生地を
平滑シート状、網目模様シート状、筋目模様シート状等
のシート状に圧延成形し積層して圧着せしめ乾燥後焼成
することにより所望の表面状態の成形生地片を常に外側
或いは内側にして規則正しくカールし、且つ2種の風味
が複合した従来にない新規で風味住良な積層スナック製
品を提供しようとするものである。
従来、スナック製品は歯当りがソフトで淡白な風味と調
和し広く愛好されている菓子であり、その形状は様々の
ものが多数あるが、規則正しくカールした製品はいまだ
一般に知られていない現状である。
従来、菓子生地を焼成してカールせしめる方法は米菓に
ついて知られて居り、具体的方法としては米菓生地のい
ずれか一方の表面に直線又は乱線を刻印せしめ、乾燥後
焼成する方法(特開昭56−19970−1j)、せん
べい生地の片面に塩水、醤油等の調味料を塗布し塩水被
膜を形成せしめ、且つ含有水分量を相違させて焼成する
方法(特開昭54−105273号)等がある。しかし
ながら米菓に於けるこれらの方法はいずれも米菓生地に
のみ適用される方法であり又焼成時に単一生地中の  
 □上下両面の膨化率を相違させる原理に基づいたもの
である。
本発明者等は従来のせんべ(・等の米菓に認められる様
なカールした形状のスナック製品を製造すべく鋭意研究
の結果、2種類の澱粉質粉原料に糖類及び/又は糖アル
コールをそれぞれ異った含有量で添加配合し加゛水混合
して蒸練した生地を調製することにより焼成過程におけ
る生地の軟化時間及び軟化状態を異ったものとし、さら
にそれぞれをシート状に圧延成形後上下に積層圧着せし
めることにより、単一生地中の両面の膨化率を相違させ
る従来方法の原理によらず、所望の表面状態の成形生地
片を常に外側或いは内側にして規則正しくカールさせ、
又2種以上の風味を同時に味わうことのできるスナック
製品を製造し得ることを知見し、更に種々試験を行った
結果完成したものである。
即ち,本発明は、穀類又は(・も類の粉砕物 及び/又
は澱粉類に必要に応じ蛋白質を添加配合してなる2種類
の澱粉質粉の少なくとも一方に対して、糖類及び/又は
糖アルコールを含有量の大なる方が、含有量の小なる方
より10〜30重量%多く含有するように添加配合し、
加水して混合した後蒸練して得た蒸練生地を、(・ずれ
も厚さ1.6闘以下のシート状に圧延成形し、これ等を
積層して圧着せしめた後、切断成形し乾燥後に焼成する
ことを特徴とする積層スナック製品の製造法である。
スナック製品の焼成過程は最初に生地が軟化し、次に膨
化し、さらに芯抜きが行われ最後にアミノカルボニル反
応等による褐変という順序により行われるが、この場合
生地の軟化速度、軟化時間等の軟化状態は生地の原料組
成により相違する。従って加熱焼成時に軟化状態の異る
2種類の蒸練生地を積層して圧着して得た乾燥生地を焼
成すると両者の軟化状態が異るために焼成した製品は変
形してカールする。
本発明は原料生地のこの様な特性を利用してカールした
積層スナック製品を製造するものであり、製造工程に従
い以下詳細に説明する。
本発明に使用される原料は穀類又はいも類の粉砕物及び
/又は澱粉類を所望の組成に配合し、必要に応じ大豆蛋
白質等の蛋白質を添加配合してなる澱粉質物が用いられ
る。穀類としては米、小麦、とうもろこし等が、いも類
は馬鈴薯、甘藷、やまのいも等が、澱粉類は馬鈴薯、甘
藷澱粉、小麦粉澱粉、とうもろこし澱粉、カツプバ澱粉
、プゴ澱粉、米澱粉、マイロ澱粉等が望ましく、これ等
のいずれかの1種又は2種以上の混合物を使用する。
次に、同−又は異る配合組成から成る2種類の澱粉質物
の少なくとも一方に対して糖類及び/又は糖アルコール
を含有量の大なる方が、含有量の小なる方より10〜3
0重量%多く含有する様に添加配合する。即ち、糖類及
び/又は糖アルコールの含有量の多い澱粉質物(以下、
A組成物と称す)と、糖類及び/又は糖アルコールの含
有量が少な(・か或(・は含有しな(・澱粉質物(以下
、B組成物と称す)の2種類の澱粉質物を調整し、A組
成物とB組成物の糖類及び/又は糖アルコールの含有量
差を10〜30重量%とする。又A組成物の糖類及び/
又は糖アルコ−1,の含有量は30重量%以下とする。
次に、A組成物及びB組成物をそれぞれ加水して混合し
た後に蒸練機を用いて蒸練し各々の蒸練生地を得る。蒸
練は通常の方法で行なうことが出来、使用する蒸練機は
通常、菓子の製造に使用されている型式のものを用いる
ことができる。
次に、A組成物及びB組成物から得られた蒸練生地を冷
却した後いずれも厚さ1.611111以下、好ましく
は0.8龍以下の平滑シート状、網目模様シート状、筋
目模様シート状等に圧延成形し、生地に粘着性がある状
態で両者を上下に積層して圧着せしめる。圧延成形用の
ロールとしては平滑ロール、網目刻設ロール、筋目刻設
ロール、或いは縦目・横目刻設対向ロール等を使用でき
るが、特に対向平滑ロールによシ圧延した平滑状シート
と縦目・横目刻設対向ロール等により圧延した孔あき網
目模様状シートとを積層して圧着した援切断成形した生
地片は焼成により興趣に富む形状の製品となる。
尚、成形生地片は膨化時に縦方向、横方向及び垂直方向
に膨化する故に圧延成形後の生地シートの厚さは焼成時
に垂直方向の膨化がカールを妨げな(・範囲である16
n+以下、好ましくは0,811m以下にすると好適で
ある。
次に適宜の形状に切断成形し、成形生地片を乾燥した後
焼成することによりカールしたスナック製品を得ること
ができる。焼成方法としては通常行われている塩炒り焼
成、ガス直火式回転焙焼、電熱式オープン焙焼等が適当
である。
この様にして得られる積層スナック製品は第1図に示す
ようにカールした形状となる。第1図は本発明によって
得られた積層スナック製品の断面略図でありA、はA組
成物を用いた外側のカールした成形生地片、B1はB組
成物を用いた内側のカールした成形生地片である。開口
度θはL及びHの長さを測定することにより次式より容
易に算出で開口度θはOoの場合は完全にカールして閉
じた製品となり、本発明の方法により得られる製品は開
口度35″以下とするものが望ましい。このように本発
明におt・ては所望の表面形状の成形生地片を常に外側
成いは内側にしてカールせしめるのであるが、焼成時に
は常に軟化時間の長い方の成形生地片が外側になってカ
ールするのである。
本発明はA組成物及びB組成物の蒸練生地の積層圧着体
を生成し、焼成時におけるA組成物とB組成物からなる
生地の軟化時間の相違に基因する全体の変形を利用する
ものであり、A組成物からなる生地とB組成物からなる
生地との軟化時間の差はカールさせるための必須要件で
あり特定範囲内にあることが望ましく通常5〜10秒程
度であり、該軟化時間を上記範囲内に規定するためにそ
の具体的手段としてA組成物とB組成物に糖類及び/又
は糖アルコールを特定の含有量差即ち10〜30重量%
になる様に含有させ、生地の軟化時間を調整するもので
ある。
具体的に説明すると、全粒とうもろこし粉55重量部と
コーンフラワー45重量部からなる澱粉質物を蒸練し、
厚さ08m1に圧延成形し、幅25闘×長さ35龍に切
断成形し乾燥後、195°Cで塩炒り焼成すると平均6
秒で軟化し膨化する。又梗米粉からなる澱粉質物につい
て同様の試験を行なうと、軟化及び膨化に15秒を要し
た。この様に膨化するまでに要する時間の異なる両者の
生地シートを積層し圧着せしめて一体化し成形した生地
を乾燥後焼成しても規則正しくカールしない。
したがって2種類の生地シートの軟化時間を調整するた
めには原料である澱粉質物に糖類及び/又は糖アルコー
ルを特定の含有量差となる様に添加配合する必要がある
原料の澱粉質物に糖類及び/又は糖アルコールを添加配
合した場合、生地が加熱焼成時に軟化した状態を保つ時
間即ち軟化時間はその添加量に比例して大となり、又焼
成を開始してからの同一時間については添加量の増加と
共に生地の軟化度が増大する。従って、へ組成粉とB組
成粉の糖類及び/又は糖アルコールの含有液を相違させ
ることにより、両者の焼成時における軟化時間を調、整
し、一定の軟化時間差をもたらし所望のカールを得るこ
とが出来る。
A組成粉とB組成粉の糖類及び/又は糖アルコールの含
有量差は10〜30重量%とするのが好ましく、10重
量%未満では焼成品のカールが充分に行われず、又30
重量%をこえると焼成時に積層成形生地の物性が変化し
て飴状になり塩炒り時に成形生地片に塩が付着し、また
スナック製品の風味としての甘味度が過度になる欠点を
生ずる。
又使用する糖類及び/又は糖アルコールの種類にもよる
が上記A組成粉とB組成粉の含有量差を15乃至25重
量%〜30重量%とすることにより開口度の更に小さく
・より完全にカールして閉じた焼成品とすることが出来
る。
糖類及び/又は糖アルコールの含有量はA組成粉、B組
成粉のいずれにおいても即ち含有量の多い方のA組成粉
について30重量%以下とするのが好ましく、30重量
%をこえると焼成時に生地が飴状になり、又スナック製
品としての風味にっ用い て甘味度が過大となり好ましくない。
本発明に使用する糖類は蔗糖、麦芽糖、又は水飴から選
ばれた1種又は2種以上の混合物が好ましく、又糖アル
コールはソルビトール、還元麦芽糖水飴から選ばれた1
種又は2種の混合物が望ましい。父上記以外に糖類、糖
アルコールとして乳糖、還元澱粉加水分解物、ブドウ糖
、果糖又は転化糖をも用いることができるが、これ等は
単独で使用すると後記する如く積層スナック製品を開口
度40°近く迄カールさせる程の効果はなく又焼成時に
焼成生地が褐変し得られる積層スナック製品の商品価値
を著しく低下させるために、甘味調整、焼色付与等の目
的で上記の糖類及び/又は糖アルコールの一部に置換し
て代替使用することが望ましい。これ等の糖及び糖アル
コールは所望のカール度、及び甘味度を有する製品を得
るためには各各単品成いは混合物として用いるが、その
積層スナック製品を開口度40’近く迄カールさせるの
に好ましい具体例としては、単品として後記実施例7及
び実施例8に示す様に蔗糖、ソルビトール、麦芽糖、水
飴又は還元麦芽糖水飴が挙げられ、又混合物としては実
施例7に示す蔗糖−ソルビトールの組み合わせ、又実施
例8に示す様に麦芽糖−水飴、麦芽糖−還元麦芽糖水飴
、水飴−還元麦芽糖水飴の組合わせ、更に蔗糖−麦芽糖
、蔗糖−水飴、蔗糖−還元麦芽糖水飴、ソルビトール−
還元麦芽糖水飴、ソルビトール−水飴、ソルビトール−
還元麦芽糖水飴等の組み合わせが挙げられる。
又、切断成形の形状により第2図乃至第6図に示す如く
円筒状、巻き貝状、長球状、その他図示していないが冠
状、半球状、樋状、花べん状等の内部に空間を有する各
種形状にカールした製品を得ることができる。
本発明の効果を列挙すると下記の通りである。
l)糖類及び/又は糖アルコールの種類及び含有量差を
選定することにより、00〜40’の範囲内のほぼ一定
した開口度を有し所望の形状にカールした積層スナック
製品を容易にうろことが出来る。
2)原料の澱粉質物等の配合を適宜調整することにより
適度の甘味度を有し、2種類の風味の複合したスナック
製品を得ることが出来る。
3)網目、筋目その他所望の表面模様を有する外観の良
好な積層スナック製品を容易に得ることができる。
4)製造工程が極めて簡易であり製造コストは低く、積
層スナック製品の大量生産が可能である。
次に、実施例及び比較例を示し本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例I A組成粉 B組成粉 A組成粉に加水し混合して水分含量33重量%とし、加
圧式連続ニーダ−型蒸練機に投入し蒸気圧3、Okg/
cm2の条件で5分間蒸練した蒸練生地を水中で冷却し
た後、縦目・横目刻設対向ロールで厚さ0.8 fiの
孔あき網目模様状シートに圧延成形した。又同時にB組
成粉を同様の方法で水分含量45重量%とし蒸気圧3.
0 kg7cm2の条件下で8分間蒸練し水中で冷却し
た後対向坪滑ロールで厚さ08闘の平滑状シートに圧延
成形した。A組成粉より得られた網目模様状シートとB
組成粉より得られた平滑状シートとを上下に積層して対
向沖滑ロールにより圧着せしめた後、回転カッターで幅
25冨翼、長さ40龍の成形生地片に切断成形し、20
℃で12時間放置し乾燥後、密閉容器中に60℃で2時
間収容した後200℃で塩炒り焼成した。
焼成により第2図に示す如く蔗糖含有量の多い網目模様
状シートを外側にし、蔗糖含有量の少ないヲ滑状生地片
を内側にして内部に空間を有し開口度15°で円筒状に
カールし膨化状態良好で米俵の如き形状を呈し、風味佳
良な積層スナック製品を得た。
実施例2 A組成粉 B組成粉 精白梗米粉  100重量部 実施例1と同様にA組成粉に加水し水04量40重量%
とし、蒸気圧3.0 kg/cm2で8分間蒸練し水中
で冷却した後対向平滑ロールで厚さQ、 g mmのX
F滑状状シート圧延成形した。
又、同時にB組成粉を水分含量45重量%とし、A組成
粉と同一条件で蒸練、冷却、圧延し厚さQ、 f3 n
+の平滑状シートに成形した。
次に両者の平滑シートを上下に積層して対向沖滑ロール
により圧着せしめた後、回転カッターで幅25m1、長
さ4Q111の成形生地片に切断成形し、乾燥後塩炒り
焼成した。
焼成により第3図に示す如く蔗糖を含有するA組成粉か
ら得られた1滑状生地片を外側にし蔗糖を含有しないB
組成粉から得られた坪滑状生地片を内側にして開口度4
0°で円筒状にカールし、膨化状態良好で米の風味佳良
な興趣ある積層スナック製品を得た。
実施例3 A組成粉 B組成粉 精白積木    100重量部 実施例1と同様にA組成粉に加水し水分含量35重量%
とじ、蒸気圧3.0 kl?/cm2で8分間蒸練し水
中で冷却した後縦目・横目刻設対向ロールで厚さ06f
ilの孔あき網目模様状シートに圧延成形した。
又同時にB組成゛粉の精白積木を洗米し、6時間水に浸
漬した後、セイロで2時間蒸した後、加圧式連続ニーダ
−型蒸練機で蒸練し水中で冷却した後対向平滑ロールで
厚さ0.811110イ滑状シートに圧延成形した。
次に、両著のシートを上下に積層して対向平滑ロールに
より圧着せしめた後、回転カッターでハート型に切断成
形し乾燥後ガス直火式回転焙焼機で焼成した。
焼成により第4図に示す如く網目模様状生地片を外側に
し平滑状生地片を内側にして開口度5°でカールし、膨
化状態も良好で内部に空間を有し、あたかも巻き貝の如
き形状を呈し、とうもろこしの風味と米の風味がマツチ
した風味住良な積層スナック製品を得た。
実施例4 A組成粉 B組成粉 実施例1と同様にA組成粉に加水し水分含量35重量%
とじ、0.5 kg7cm2の蒸気を吹込みながら10
分間蒸練した後厚さQ、 5 mの孔あき網目模様状シ
ートに圧延成形した。又、同時にB組成粉に加水し水分
含量40重量%とじ、1.2 kg7cm2の蒸気を吹
き込みながら15分間蒸練し、水中で冷た。
両者のシートを上下に積層して対向平滑ロールにより圧
着せしめた後、回転カッターにより円形に切断成形し、
乾燥後塩炒り焼成した。
焼成により第5図に示す如く網目模様状生地片を外側に
し平滑状生地片を内側にして膨化状態も良好で内部に空
間を有し開口度0°で長球状にカールし、又馬鈴薯と米
の風味が良くマツチした風味住良な積層スナック製品を
得た。
実施例5 A組成粉 B組成粉 精白梗米粉    100重量部 実施例1と同様にA組成粉に加水して水分含量32重量
%とし、0.5 kg/cm2の蒸気を吹込みながら1
0分間蒸練し、水中で冷却した後厚さ06重量gの乎滑
状シートに圧延成形した。
又、同時にB組成粉の精白梗米粉に加水して水分含有量
38重量%とし、1.5 kg7cm2の蒸気を吹込み
ながら15分間蒸練し、水中で冷却した後、縦目・横目
刻設対向ロールで厚さl、Qmmの孔あき網目模様状シ
ートに圧延成形した。
両者のシートを上下に積層して対向平滑ロールにより圧
着せしめた後、回転カッターにより幅250、長さ35
inの成形生地片に切断成形し、乾燥後塩炒り焼成した
焼成により第6図に示す如く平滑状生地片を外側にし網
目模様状生地片を内側にして内部に空間を有し開口度0
°で円筒状にカールし、膨化状態良好なとうもろこしと
米の風味とが良くマツチした風味住良な積層スナック製
品を得た。
実施例6 糖類及び/又は糖アルコールを添加配合した生地の軟化
状態と添加濃度の関係を示す。
全粒とうもろこし粉55重量部、コーンフラワー45重
量部を充分混合した澱粉質物に第1表に示す各種含有率
になる様に蔗糖を添加配合した。
それぞれを加水して含有水分35重量%の混合粉とし蒸
気圧3.5 kg/cm”で5分間蒸練し、平滑ロール
で厚さ0.8111Iに圧延成形した後、幅25mm、
長さ3511に切断成形した成形生地片を65°Cで2
時間通風乾燥後、60分間密閉容器に保蔵した後、19
5°Cで塩炒り焼成した。
塩炒機に成形生地片を投入してからそれぞれ6秒経過後
及び10秒経過後に塩炒機より取り出し、成形生地片の
軟化状態を観察した結果を第1表に示す。
第1表 注) (−)は成形生地片を塩炒機より取り出した直後に、成
形生地片が軟らかくない状態 (+)は成形生地片を塩炒機より取り出した直後に、成
形生地片が軟らかい状態にあることを示し、且つ、(+
)の数が多い程、成形生地片がより軟らかい状態にある
ことを示す。
第1表から明らかな様に蔗糖含有率が増加するにしたが
って成形生地片の軟化程度が大きくなり、蔗糖は焼成時
の生地の軟化時間を延長させることが判る。
又蔗糖の代替物としてソルビトール又は蔗糖とソルビト
ールの等量混合物を添加配合した場合にも第1表と同じ
結果が得られた。
実施例7 2種類の澱粉質物中の糖類及び/又は糖アルコールの含
有量差と焼成した製品のカール状態との関係を示す。
A組成粉 コーンフラワー   60重量部 馬鈴薯澱粉     40重量部 糖類及び/又は糖アルコール 所定量 (第2表に示す) B組成粉 精白梗米粉     90重量部 精白濡米粉     10重量部 糖類及び/又は糖アルコールとして蔗糖、ソルビトール
及び蔗糖とソルビトールの等量混合物の3種類を第2表
に示す各種濃度になる様に添加配合したA組成粉に加水
して水分含量35重量%とし蒸気圧3.0 kg7cm
”で8分間蒸練した後平滑ロールで厚さ0.6111m
に圧延成形した。
又同時にB組成粉を加水し′て水分含量40重量%とし
、蒸気圧2. Okg/c−で15分間蒸練した後平滑
ロールで厚さ0.8鯰に圧延成形した。
両者を上下に積層して対向平滑ロールにより圧着し、回
転カッターで幅25111m、長さ35uの成    
゛形生地片に切断成形し、乾燥後塩炒り焼成した。
A組成粉とB組成粉の糖及び/又は糖アルコールの含有
量差とそれ等を積層し圧着した後に焼成した焼成品のカ
ール状態とを第2表に示す。
第2表 実施例8 実施例7と同−条併において糖類としてブドウ糖、果糖
、麦芽糖、乳糖、転化糖及び水飴を、糖アルコールとし
て還元麦芽糖水飴及び還元澱粉加水分解物を、糖類と糖
アルコールの混合物として麦芽糖と還元麦芽糖水飴、麦
芽糖と水飴、水飴と還元麦芽糖水飴を添加配合して焼成
した積層スナック製品のカール状態とを調べた結果を第
3表及び第4表に示す。
第4表 第3図から明らかなようにブドウ糖、果糖、転化糖は焼
成により褐変を生じ積層スナック製品の商品価値を著し
く低下させる傾向があり、又乳糖及び還元澱粉加水分解
物は焼成により褐変を生じないが麦芽糖、水飴、還元麦
芽糖水飴に比し単独では焼成品をカールさせる効果が劣
って居るために焼成による褐変を生じない範囲内で甘味
調整等の目的のだ・めに他の糖類及び/又は糖アルコー
ルの一部に替えて代替使用することが好ましい。又第4
表から明らかなように蔗糖及びソルビトールの混合使用
時と同様にこれ等糖類と糖アルコールを混合して用いた
場合でも良好なカールした製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により得られた積層スナック製品
の開口度θを説明する為の断面略図、第2図乃至第6図
は本発明の方・法により得られた各種の積層スナック製
品の斜視図である。 A1−−−一外側のカールした成形生地片B、 −−−
一内側のカールした成形生地片θ −一一一開口度 第1図 箇2図 泊3図 第4図 荊5図 地6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)穀類又はいも類の粉砕物及び/又は澱粉類に必要に
    応じ蛋白質を添加配合してなる2種類の澱粉質粉の少な
    くとも一方に対して、糖類及び/又は糖アルコールを含
    有量の犬なる方が、含有量の小なる方より10〜30重
    量%多く含有するように添加配合し、加水して混合した
    後蒸練して得た蒸練生地を、いずれも厚さ1.6 II
    以下のシート状に圧延成形し、これ等を積層して圧着せ
    しめた後、切断成形し乾燥後に焼成することを特徴とす
    る積層スナック製品の製造法。 2)含有量の犬なる方の澱粉質粉の糖類及び/又は糖ア
    ルコールの含有量を30重量%以下とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3)穀類が米、小麦又はとうもろこしから選ばれた1種
    又は2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 4)いも類が馬鈴薯、せ署又はやまのいもから選ばれた
    1種又は2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 5)澱粉類が馬鈴薯澱粉、せ薯澱粉、小麦澱粉、とうも
    ろこし澱粉、カッサバ澱粉、ツボ澱粉、米澱粉又はマイ
    ロ澱粉から選ばれた1種又は2種以上の混合物である特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 6)糖類が蔗糖、麦芽糖又は水飴から選ばれた1種又は
    2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 7)糖類が蔗糖、麦芽糖又は水飴から選ばれた少くとも
    1種と、乳糖、ブドウ糖、果糖又は転化糖から選ばれた
    少くとも1種との混合物である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 8)糖アルコールがソルビトール、還元麦芽糖水飴から
    選ばれた1種又は2種の混合物である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 9)糖アルコールがソルビトール、還元麦芽糖水飴から
    選ばれた少くとも1種と、還元澱粉加水分解物との混合
    物である特許請求の範囲第1項記載の方法。 lO)蒸練生地を厚さ0.811m以下のシート状に圧
    延成形する特許請求の範囲第1項記載の方法。 22)蒸練生地を平滑シート状、網目模様シート状或い
    は筋目模様シート状に圧延成形する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
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JPS6087580U (ja) * 1983-11-19 1985-06-15 ハウス食品工業株式会社 スナツク菓子
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