JPS58197312A - 海島型繊維補強弾性体の製造方法 - Google Patents

海島型繊維補強弾性体の製造方法

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JPS58197312A
JPS58197312A JP7515182A JP7515182A JPS58197312A JP S58197312 A JPS58197312 A JP S58197312A JP 7515182 A JP7515182 A JP 7515182A JP 7515182 A JP7515182 A JP 7515182A JP S58197312 A JPS58197312 A JP S58197312A
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polyester
polyester elastomer
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Kazuyoshi Okamoto
岡本 三宜
Hiromichi Iijima
弘通 飯島
Minoru Kitanaka
北中 實
Makoto Konosu
鴻巣 信
Takashi Takada
高田 貴
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル弾性体(エラストマー)成分と該
ポリエステル弾性体成分より高い強度を与え、融点また
は軟化点の高い線状高分子成分とからなる繊維とその製
法に関するものである。
しかも筒い強度を与える高分子成分は該ポリエステルエ
ラストマーによって少なくとも過半がおおわれている断
面を有し、あるいは該ポリエステルエラストマrが量的
に過半を占めているが或いはその繊維断面において複数
以上に分れて超極細繊維形成して含捷れている構造を取
っているという特異な繊維である。
まだ本発明はすぐれた特性を有するM相補強弾性体、さ
らに評しくけ微細な線状高分子で補強したポリエステル
エラストマ成形物を効率的に製造する方法に関するもの
である。
従来から挟維で補強した弾性体としてはベルト。
ターポリン、ホース、タイヤなどの多くの製品が知られ
ている。これらの製品、たとえば、ベルトなどのシート
状物の製法としてはあらかじめ製織した補強繊維からな
る織物□と別途作成したゴム状シートを交互に積層し、
これを加熱プレスにより一体化せしめる方法が主として
採用されているが。
この方法においては補強繊維中へのゴムの含浸が十分で
ない、および製造工程が複雑であり経済的ではないなど
の多くの問題があった。
一方熱口」塑性ポリエステルとポリアルキレンオキシド
グリコールとのブロック共重合体であるポリエステル弾
性体は弾性回復性、柔軟性および耐衝撃性などに代表さ
れる機械的性質、成型性、耐熱性、および1liil薬
品性などが優れた弾性体として知られており9種々の用
途に展開されつつあるが。
このポリマーから上記のごとき繊維補強体を製造する際
にも同様の開動1があシ、その改良が望まれているのが
現状である。
従来、融点ま′にけ軟化点の異なるポリエステル弾性体
相互の成分の組み合せはせいぜいバイメタル型 あるい
は芯鞘型複合繊維について考えられたかも知れないが9
本発明の目的とする効果が十分に達成されなかった。
]ゝ すなわち9両者共ポリエステル弾性体の時は。
伸びがおおきく、延ばしたくない方向にものびる。
本発明は繊維軸方向には伸びがゴムのように太きくはな
く、他方9曲げや捩れの方向には出来る限り弾性体とし
ての柔らかさを示す融着物体を与えるに適した牽取糾を
イ与ることを目的とする。
捷だ、かかる欅維を製造するに適した方法を提供するこ
とを目的とする。
寸だ、力・かる繊維において製品の表面状態の優美さや
滑かさ、緻密さなどに優れたものや応力が良く分散し耐
久性やどの強度などの物性の優れた製品を与える繊維を
提供することにもある。
−!た。成分11」の剥1)fi#の、J−ない製品を
与える繊維を提供することも、目的とする。
更にポリエステル弾性体の長所を最大限に/1でかし、
その短所を良くカバーして、ポリエステル弾性体の有用
な用途を拡大せんとするものである。
捷た9本発明者らは繊維で補強した高性能のポリエステ
ル弾性体成型物を効率的に製造することを目的としたも
のである。これらの新しい課題に対し、鋭意検討した結
果遂に本発明に到達した。その骨子は次の通りである。
即ち。
(1)  ポリエステル弾性体と該ポリエステル弾性体
よりも融点まだは軟化点の高い線状高分子の組み合せか
らなり、かつ該線状高分子は該ポリエステル弾性体によ
って少なくとも過半が覆われている断面を有するか又は
該ポリエステル弾性体が量的に過半を占めており、更に
繊維軸方向に延伸処理がなされていることを特徴とする
相互融着と強い伸び制限を与えるのに適した複合繊維ま
たはポリマーブレンド繊維。
(2)海島型複合繊維であって、島成分は断面において
、複数以上に分配されておシ、かつ、ポリエチレンテレ
フタレートまたはポリブチレンテレフタレートを主体と
するポリエステルからなり。
海成分はポリ(アルキレンオキシド)グリコールとテレ
フタール酸またはイソフタール酸成分を主体とする成分
から構成されたポリエステル弾性体から形成されている
ことを特徴とする繊維。
(3)  ポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分
がポリ(ブチレンオキシド)グリコールであり。
島成分が断面において5以上に分れていることを特徴と
する上記第2項の繊維。
(4)  ポリエステル弾性体が、該ポリエステル弾性
体よりも融点才たは軟化点の高い線状高分子によって補
強されていることを特徴とする繊維補強弾性体。
(51(Alポリエステルエラストマーおよび(Bl該
ポリエステルエラストマーよりも融点または軟化点の高
い線状高分子を組合せてなり、かつ(B)成分の比率が
5〜70重量%である複合繊維の集合物を。
(A)成分の融点以上、(B)成分の融点以下の温度に
加熱し、(A)成分が溝層、 (B)成分が高層となる
ように両者を均密に相互融着せしめることを特徴とする
紐1維補強弾性体の製造方法。
本発明によれば9本発明の繊維をテープ、リボン、シー
ト、織物9編み物などの所望の形状となし、これを緊張
T1たけ加圧状態などにおいてそのままの形状を加熱す
るという簡単なプロセスにより9強力の高い線状高分子
がそのままの状態を・、′ 保持し、かつ、ポリエステル弾性体中に規則的に配列し
た補強弾性体からなる成形品を一段で得ることができる
。しかも、得られる繊維補強弾性体は弾性体が高強力線
状高分子中へ均密に分布し両番の接着強度が優れている
だめ9機械的性質などの性質が極めて優れている。本発
明で用いる(A)ポリエステルエラストマーとは、熱可
塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アル
キレンオキシド)グリコールをソフトセグメントとして
共重合してなるポリエーテルエステルブロック共重合体
、より詳しくはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸
、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸。
ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,
4′−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸
、5−スルホイソフタル酸ナトリウム等のごとき芳香族
ジカルボン酸、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸の
ごとき脂環族ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、ダイマー酸のごと
き脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘
導体などから選ばれたジカルボン酸の少なくとも1g、
1.4−ブタンジオール、エチレングリコール、トリメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール。
ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
デカメチレングリコールなどの脂肪族ジオール、1.1
−シクロヘキサンジメタツール、1.4−シクロヘキサ
ンジメタツール、トリシフロチカンジメタノールのごと
き脂環族ジオールまたはこれらのエステル形成性誘導体
などから選ばれだジオール成分の少なくとも1種および
平均分子量が約400−4J5000のポリエチレング
リコール、ポリ(1,2−および1,5−プロピレンオ
キシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの
共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランの共
重合体などのポリ(アルキレンオキシドグリコールの少
なくとも1橿の三者からなる共重合体である。
これらのポリマーは、特開昭55−120626 r熱
−可塑性ポリエステル共重合体エラストマーの製造法」
(デュポン)や特公昭54−1902.7r複合製品の
製造法」(テユボン)に開示されているので。
ここでは省略するが、それらが含まれる。
これらのポリエステルエラストマーにおけるソフトセグ
メント対ノ・−ドセグメントの割合は80/2.0〜5
/95(i量比)の範囲が好ましく適当である。
本発明で好適に使用し得る(A+ポリエステルエラスト
マーの具体例としては、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート・ポリテトラメチレンオキサイド共重合体、ポリテ
トラメチレンテレフタレート・ポリテトラメチレンイソ
フタレート・ポリテトラメチレンオキサイド共重合体お
よびポリエチレンテレフタレート・ポリエチレンオキサ
イド共重合体などが挙げられる。なお使用するポリエス
テルエラストマーは、その曲げ弾性率が5[]ODkg
/(2)2以−[のものが好ましく、2000kg/■
2以下のものがさらに好ましい。
本発明で用いる(B)線状高分子としては、(A)ポリ
エステルエラストマーよりもその融点または軟化点が高
いポリマ、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートなどのポリエステル類、す40ン
6.ナイロン66、ナイロン12、ナイロン11などの
脂肪族ポリアミド類。
ポリプロピレンなどのポリオレフィン類などが挙げられ
るが、なかでもポリエステルエラストマとの界面親和性
が良好なポリエステル類が最も好適である。また(B)
線状高分子はその融点または軟化点が、(A)ポリエス
テルエラストマーに比し通常10℃以上、より好ましく
は20℃以上高いことが必要であり、融点の差が10℃
以下では、ポリエステルエラストマーを十分均密に一体
化せしめる温度が、線状高分子の融点に近すきて、該線
状高分子の一部融解や延伸糸の場合には配向の緩和等が
不白」避的に発生し十分な補強効果が発現しなくなるた
め好ましくない。
まだこれらのポリエステルエラストマーおよび線状高分
子には繊維補強弾性体の特性を改善するための種りの添
加剤例えば耐熱剤、耐候剤、酸化防止剤、顔料染料等の
着色剤、難燃剤、充填剤。
帯電防止剤等を添加することができ石。この場合上記添
加剤をポリエステルエラストマーおよび線状高分子のい
ずれか一方に局在させてもよいし両者に任意の比率で分
配してもよい。
−1−記の(A)ポリエステルエラストマーと(B)線
状高分子からなる複合繊維の形態としては、芯−鞘型。
バイメタル型、高度はり合せ型、花弁複合型および高分
子相互配列型などが挙げられるが、いずれの場合にも(
B)線状高分子が少なくとも1本、好ましくは2本以上
の連続線状として均一に配列した複合形態であることが
必要である。複合繊維の断面形状は通常の繊維状の外、
テーラ状やリボン状も採用できこれらは通常の複合紡糸
法およびポリマブレンド紡糸法などにより製造すること
ができる。なお複合繊維中に占める(Bl線状高分子の
比率は5〜70重量%、とくに10〜60重量%が好適
であり、5重量%以下では補強効果が小さく、70重量
%以上では曲げ方向などの弾性が少なくなる。
また複合繊維は、未延伸の状態でも用い得るが。
十分な補強効果を発現せしめるには延伸したものを用い
るのが好ましい。また延伸後の熱処理については必要に
応じ実施することができる。
本発明で用いる被合繊維としては、上記の種りの形態の
中でもとくに(B)線状高分子が微細に配列しだ高分子
相互配列型が最も好捷しい。ここでいう高分子相互配列
型複合械維とはその横断面において、(A)ポリエステ
ルエラストマーからなる海成分中に(Bl線状高分子か
らなる微細な島成分が多数高度に分散していると共に、
その繊維軸方向において、島成分が連続して完全に平行
に配列された繊維を意味する。この高分子相互配列型複
合繊維は島成分1本の太さが複合繊維直径の1/10 
 以下であり、しかも島成分の数が5以−L、とくに1
0以上に均一分散されているものが好ましい。数が多け
れば多い程、均一にして表面のなめらかなものが作れる
という特徴もある。
本発明の繊維補強弾性体は上記複合繊維などを集合配置
しこれを加熱することにより侍られるが。
その具体的手段としては例えば(1)連続状複合繊維な
どを金属マンドレルなどに均一に重ね巻き付けた円筒状
となし、これを加熱する方法、(2)連続状複合繊維を
例えば二本のロール間などに重ね巻き回し、これを緊張
下または弛緩下に加熱する方法。
(3)連続状複合繊維またはこれを所望長さに切断した
ものを、任意の三次元的形状の金型などへ適宜な加圧下
に充填し、これを加熱する方法、(4)複合繊維を長さ
10mm以下に切断したものを圧縮成形。
押出成形、射出成形などに供給して任意形状の成形品に
加工する方法、(5)連続状長繊維から織布。
編物、網状物、一方向配列物およびマット状物などを形
成し、これを加熱する方法および(6)複合繊維をステ
ープルまたはその類似の長さに切断し。
このステーブルからなるウェッブ、ニ一ドルパンチ不織
布、スティッテボンド不織布、紡績糸などを用いて織布
1編物、@状体、マットなどを形成し。
これを加熱する方法などが挙げられる。上記(1)およ
び(2)法によればベルト状まだはチューブ状などの繊
維補強弾性体を、(3)および(4)法によれば三次元
形状の繊維補強弾性体を、(4)法によればさらにガツ
ト状まだはシート状などの繊維補強弾性体を。
(5)および(6)法によればシート状または円筒状な
どの繊維補強弾性体をそれぞれ一段の加熱により製造す
ることができる。
また例えば上記(4)および(5)法で得たシート状繊
維補強弾性体を、さらに所望形状の金型に供して加熱加
圧成形することにより任意の形状に二次加工することが
できる。これらの各手段は連続的な製造方法を適用し狗
ることはいうまでもない。
ただし繊維補強弾性体の製造における複合繊維の加熱温
度は(A+ポリエステルエラストマーの融点以上でかつ
(Bl w状高分子の融点以下であることが重要であり
、(A)成分の融点以下では線状高分子に対するポリエ
ステルエラストマーの含浸および接着力が弱く、また(
Bl成分の融点以上では線状高分子の融解を招くため、
いずれの場合も十分な補強効果を侍ることができない。
しかるに上記本発明の加熱温度範囲においては(A)ポ
リエステル主ラストマーのみが溶融して、(B)線状高
分子は溶解ぜず形態をそのまま保持するので、(A)成
分からなる海増中に(Bl成分からなる高層が均密に分
散し、補強効果のすぐれたh)維補強弾性ヤ、くを得る
ことができる。
ここで、注意しなければいけないのは1次に記す方法で
は9本目的が有効に達成できないことである。その手段
と理由について述べる。
(イ) 特公昭48−4635(東し)の如き、海成分
が普通のプラスチックポリマーでは、海成分がポリエス
テル共重合エラストマーでないし。
それを開示していないので9弾性体として重要な曲げ特
性が発揮されないし9本発明の予期せざる効果が9発揮
されない。
(ロ)一方1%公昭54−19027 (デュポン)の
如く、全てのポリマーを、ポリエステルエラストマーば
かりの組み合せとしてしまうと9w、維方向の伸びの少
なさ9強度の高さ、などの本発明の目的の効果が発揮さ
れない。
(ハ) 更にまた。特公昭55−6746(帝人)の方
法のごとく、繊維向に後からエラストマーを付与する方
法では、繊維のまわりに均一に一定比率で分配されない
ので、出来上ってくる製品が劣ったものとなってしまう
また、繊維が極細でないので、プレスなど成型後の表面
がざらざらとなシ易く、美的な点。
応力分散させる点などで、劣ったものとなることは明白
である。さもないときは、余計な強い力や高い温度を加
えて均一化させねはならない。
また、エラストマーの付与方法が極めてむずかしく、溶
剤さえ必要になってくる。
以上のごとく本発明は、加工性、均一性9wJ性。
表面平滑性など、極めて多くの点で、優れていることに
着目されなければならない。
以上説明したように本発明によれば線状高分子がポリエ
ステルエラストマー中に微細に均一分散してなるシート
、チューブ、ホース、ベルト、ターポリン、ガスケット
、パツキン、タイヤおよびその他の賦珍品などの繊維補
強弾性体を効率的に仰ることができる。また本発明の繊
維補強弾性体は、溝層がポリエステルエラストマーマト
リックスであることを生かしてホットメルト接着剤、接
着テープ、接着芯地などにも適用b」能であり、その応
用範囲は極めて広い。
以下に実施例により本発明をさらに説明するが。
これらによって9本発明の有効性は、伺ら制限されたり
、限定解釈されたシするものではない。
実施例1 島成分ポリマーとして、ポリブチレンチレフタレ−1を
、m成分ポリマーとしてポリブチレンテレフタレート/
イソフタレート/ポリテトラメチL/ 7 f 17 
:F −ル(分子i 10’D[1)=7D150/1
00 部具重合体ポリエステルエラストマーを使用し、
島本数70本の海島型複合口金を用い、海/島成分比率
が重量比で50750になるように吐出設定し。
紡糸湯度275℃で18m/分の冷風をかけながら一定
量の油剤を付与し1200 m/fiで引き取った。
この世延伸糸を乾熱延伸法によりホットローラ一温度−
ホットプレート温度=85℃−125℃(AJと85℃
−150℃(B) tD 2 水準とし、延伸倍率3.
17倍テ’400m/分で巻取った。製糸性は糸切れな
く良好で安定していた。侍られた複合繊維の特性は次の
通シであった。
(A)       (B) 複合繊維k1.度:  4.59a     4.57
a初合繊維強度:  3.18g/d    3.42
g/d複合械維伸度:16 96   15  %実施
例2 実施例1で用いた海島成分ポリマーを用い、同じ口金、
紡糸条件下で海/島成分比率のみ重量比にして60/4
0  となるように吐出設定し引き取った。
この未延伸糸を実施例1と同じ条件で延伸した。
製糸性は良好で糸切れなく安定していた。
侍られだ複合繊維の特性は次の通りであった。
(A)      (Bl 複合繊維繊#:   4.12d4.26a複合繊維強
度:   224g/a   2.49g/a複合繊維
伸度:  14.8%   12.89h実糞例6 実施例1.2と同じ島成分ポリマーを用い、海成分にポ
リブチレンテレフタレート/イソフタレート/ポリテト
ラメチレングリコール(分子量100(J )=701
50/25部共重合体エラストマーを使用し、実施例1
,2と同ピロ金、紡糸条件下で海/島成分比率のみ重量
比にして70/30.になるように吐出設定し引き取っ
た。
この未延伸糸を実施例1,2と同じ条件下で延伸した。
製糸性は良好で糸切れなく安定していた。
得られた複合繊維の特性は次の通りであった。
(A)      (B) 複合繊維繊度:   5.4Da     5.43a
複合繊維強度:3.04g/a    5.17g/a
複合組維伸度:  78.39640.5%実施例4 島成分ポリマーとしてポリエチレンテレフタレートを、
海成分ポリマーに実施例5と同じポリエステル共重合体
を使用し、実施例1,2と同じ複合口金を用い、海/島
成分比率が重量比にして70150  になるように吐
出設定し、紡糸温度280℃で18m10の冷風をかけ
ながち一定量の油剤を付与し、 1200m15+で引
き取った。この未延伸糸を実施例1,2.3と同じ条件
で延伸した。製糸性は糸切れなく良好で安定していた。
得られた複合繊維の特性は次の通りであった。
(A)          (B) 複合繊維繊度二  5.54a     553a複合
繊維g1度:   2.44 g/a    2.53
 g/d複合繊維伸度: 2Z1 %   12.69
b実施例5 実施例2で得られた複合繊維(41,2d−10f)を
外径14mmφの紙管に綾角82度で厚さ2mmに巻き
付けた。紙管の巻き方向に対して直角にカッターにより
繊維層のみカットし長さ・幅=15・10(2)の厚さ
2肛のシートを作成した。このシートを厚さ1皿のテフ
ロンシートではさんで厚さ0.8 rrrrnにくりぬ
いたステンレス板の中に入れ210℃で加熱圧縮し放冷
した後、テフロンシートを除去したところポリブチレン
テレフタレート繊維で補強したポリエステルエラストマ
ーシート状成形品が得うれた。この成形品は厚さ0.8
 mmで弾力性にとんだ表面がつやのあるシート°であ
った。
実施例6 実施例6で侍だ複合繊維(54a−1Of)を用い外径
8mmφのガラス管表面にテトロンフィルムをあらかじ
め巻き付けておきモータにより回転させながら、該繊維
を綾角75度で厚さ6−になるようにして、長さ15−
はど巻き付けだ。これを165℃の熱風中に約5分はど
入れて、取り出した後、ただちに125℃にセットした
乾熱アイロン表面を利用して、テトロンフィルムの上で
9回転さイなから、アイロンでプレスし、この操作を5
回くりかえしだ後、放冷し、ガラス管とテトロンフィル
ムを除去しだら、ポリブチレンテレフタレート連続繊維
で補強した。ポリエステルエラストマー型状成形品が得
られた。本管状成形品は曲げに対して、極めて弾力性の
あるチューブであった。
実施例7 実施例1で得られた複合繊維を用いて、織組織が576
フイルの織物を製織した後、これを160℃の加熱プレ
スにより、圧縮成形することによりポリブチレンテレフ
タレートの織物で補強したポリエステルエラストマーシ
ートが一挙に得られた。
このシートの引張強さは5901cg/an2であり、
ポリエステルエラストマー単体シートの引張強さは21
0翔/■2であった。
この方法は、ポリブチレンテレフタレート織物およびポ
リエステルエラストマーシートを別個に製造した後、こ
れらを交互に重ね合せて加熱し。
積層せしめる従来の方法に比し極めて能率的ですぐれて
いた。
また本発明の方法により得だシートはポリブチレンテレ
フタレート繊維がポリエステルエラストマ一層中に均筐
かつ完全に包埋されているのに対し、上記従来法で侍た
シートは端部からポリブチレンテレフタレート繊維の離
脱が認められた。
実施例8 実施例1で製造した機台繊維を、外径80tomφ長さ
500!+1111のアルミ管に幅450mmにわたっ
て均一な約0,5−の厚さに巻きつけた。巻きつけた繊
維の方向はアルミ管の中心軸に対して±75°であった
。これを180℃に設定した熱風循環炉中に10分間保
持した後、取り出し室温まで冷却し、アルミ管を抜き去
ることにより、ポリブチレンテレフタレート連続繊維で
補強したポリエステルエラストマー管状成形品が極めて
能率よく得られた。また本管状成形品を適当な幅に輪切
りにすることによ巾ポリブチレンテレフタレート連続繊
維で補強したエンドレスベルトが作製できた。本管状成
形品ないしエンドレスベルトの円周方向の引張強さは6
70η(2)であり、極めて優れていた。
実施例9 実施例4で侍られた複合繊維を用いて織組織が5/′5
フイルの織物を製織した後、185℃の加熱プレスによ
って圧縮成形することにより、ポリエチレンテレフタレ
ート繊維から成る織物で補強したポリエステルエラスト
マーシートが一挙に得られた。このシートの引張強さは
715kg//■であり、極めて優れていた。またポリ
エチレンテレフタレート織物はポリエステルエラストマ
により完全に包理されておりシート端部からの′ポリエ
チレンテレフタレート繊維の離脱等は全く認められなか
った。
実施例10 実施例4で得られた複合繊維を5−の長さに切断し、目
付量が40067mになるように均一に散布たものを1
80℃に設立した圧縮成形機により5分間加熱した後9
6穎/(2)の圧力を加えた状態で冷却し、ポリエチレ
ンテレフタレートの短繊維で補強したポリエステルエラ
ストマシートを侍た。本シートの引張強さは305z/
aT+2であり極めて優れていた。
また本シートを180℃に設定した熱風、オーブン中で
5分間加熱後、深さ25 rrrm 、底部径70.φ
開ロ部径80φ、肉厚0.3 mmの20℃に保持した
カップ形状を有するマツチドメタルダイで賦形冷却し、
1分後に成形品を取り出したところ、ポリエチレンテレ
フタレート繊維で補強したカップ型ポリエステルエラノ
トマー成形品が極めてハイサイクルで得られた2、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ポリエステル弾性体と該ポリエステル仰セ1
    体よりも融点まだは軟化点の高い線状高分子の組み合せ
    からなり、かつ該線状高分子は該ポリエステル弾性体に
    よって少なくとも過半がおおわれている断面を有するか
    又は該ポリエステル弾性体が量的に過半を占めており、
    更に繊維軸方向に延伸処理がなされていることを特徴と
    する相互融着と強い伸び制限を与えるのに適した複合#
    !維まだはポリマーブレンド繊にjF。
  2. (2)海島型摺合fI1.維であって、島成分は断面に
    おいて、複数以1−に分配されており、かつ、ポリエチ
    レンテレフタレートまだはポリブチレンテレフタレート
    を主体とするポリエステルからなユ、゛海成分はポリ(
    アルキレンオキシド)グリコールとテレフタール酸また
    はインフタール酸成分を主体とする成分から構成された
    ポリエステルブト性体から形成されていることを特徴と
    する繊維。
  3. (3) ポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分が
    ポリ(ブチレンオキシド)グリコールであり。 島成分が断面において5以上に分れていることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項に記載の繊維。
  4. (4) ポリエステル弾性体が、該ポリエステル弾t1
    体よりも融点または軟化点の高い線状高分子によって袖
    強されていることを特徴とする繊維補強9中 性 体。 (5謂糧リエステルエラストマーおよび(B)該ポリエ
    ステルエラストマーよりも融点または軟化点の高い線状
    高分子を組合せてなり、かつ(Bl成分の比率が5〜7
    0重量%である複合繊維の集合物を。 (Δl M:分の融点以上、(B)成分の融点以下の温
    度に加熱し、(A)成分が溝層、(B)成分が高層とな
    るように両者を均密に相互融着せしめることを特徴とす
    る繊維補強骨性体の製造方法。
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