JPS58193291A

JPS58193291A - 清浄水の備蓄装置

Info

Publication number: JPS58193291A
Application number: JP57068241A
Authority: JP
Inventors: 元保木村
Original assignee: Kimura Giken KK
Current assignee: Kimura Giken KK
Priority date: 1982-04-23
Filing date: 1982-04-23
Publication date: 1983-11-10
Also published as: JPS621914B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】大規模地震の発生を予想して予め採られるべき対策は多
岐に亘るが、その一つに水道系が破損したときに飲料に
供される水を確保しておく手段についてのものがある。

飲料に供され得る水（以下、清浄水と言う。）を常に備
蓄しておくには、水道に連なるタンクを設け、それに清
浄水を保有させておけばよいのであるが、従来の考え方
の下において設けられる保水タンクは、それの保有する
水を長期に亘って清浄に保つことが困難であるし、また
、転倒により保有水を流出させたり、配管の破損によシ
使用不能の状態となるおそれがある。

本発明は上記の点を考慮に入れつつ確実に清浄水の備蓄
を行い得る装置を提供することを目的とするもので、本
発明を図について説明すれば次の如くである。

第１図において（１）は軟質の合成樹脂製の保水袋、（
２）はこの保水袋を収納する外殻ケースである。保水袋
（１）の保水容量は、家庭用の場合、０１ｍ゛程度とさ
れる。

保水袋（１）には水の流入口部（３）と水の流出口部（
４）とが設けられ、流入口部（３１は流路（５）を介し
て給水栓（６）に、流出口部（４）は流路（７）を介し
て排出口部（８）に連々る。

給水栓（６）を開くと、水道水は流路（５）および流入
口部（３）を経て保水袋（１）に流入する。流入する水
を底部の近くまで導くだめ、保水袋（１）には下端にチ
ェックパルプ０〔をもつ可撓管（９）が設けられ、チェ
ックパルプ（１ａ）を経た水は流出口部（４）および流
路（７）を通って水の使用個所に設けられた蛇口（８）
に至る。

給水栓（６）より蛇口（８）に至る系は平常時の給水に
使用されることにより該糸上にある保水袋（１）を満水
状態にする。保水袋４１．１内の水は給水栓（６）の開
閉が繰返されることにより清浄な状態に保たれる。

給水栓（６１の構造は第２図に示される。この図におい
て、（１１）は開閉用ハンドル、ｆ＋２）は弁体および
弁座を含むよく知られた流路開閉部、ｔ１３は給水栓の
流出口である。流路開閉部ｔ１２の下方には、ピストン
圓、ピストン棒（１５）およびばねｆ１６１を含むスピ
ル弁（１ηが設けられる。スピル弁（１ηは、保水袋（
１）の設置が水道法に違反しないようにするだめのもの
で、流路開閉部＋１３が閉の状態にあるとき（図示の状
態にあるとき）ピストン棒＋１５１上の孔ｏ８１を介し
て流出口（１３を大気に連通させる。

保水袋（１）の流出口部（４）の構造は第３図に示され
る。この図に示す如く、流出口部（４）は震度が大きい
地震の到来に際して閉の状態に移行するものとされる。

震度が大きいことを検出する手段としては振子を使用す
る形式のものや建物と保水袋（１）との間の相対的動き
を利用する形式のものが採用されるが、図示のものは後
者に属し、建物に連なる索叫と、索（１９１に連なるビ
ン■と、ピン（イ）により下降を阻止される弁体（２１
）と、着座ばね＠と、弁座■とより成るものとされてい
る。この構造は震度が大きい地震の発生により保水袋（
１）およびその外殻ケース（２）が転倒したときに保有
されている清浄水が流出するのを阻止するだめのもので
ある。保水袋（１）よりの清浄水の上記流出は流出口部
（４）に連なる流路（７）上に開閉弁を設けておいてこ
の開閉弁を閉じることによって行ってもよく、また、上
記流路上に特に軟質な部分を設けておいて該部分をクリ
ップすることによって行ってもよい。

不注意またはいたずらにより保水袋（１）よりの水の流
出が阻止されるような状態が作られ、その状態下におい
て給水栓（６）が開かれると保水袋ｆｉ＋には水道圧が
減少を伴うことなく加わることとなる。

保水袋（１）は軟質であると共に厚さが比較的薄い材料
（多くの場合、材料はビニルシートである。）で作られ
ていて成る限度以上の内圧に耐えられないので、上記状
態において給水栓（６）が開かれたときに保水袋（１）
の内圧の一ヒ昇を制限して許容限度以上の圧力が保水袋
（１）に加わらないようにするリリーフ装置が給水栓（
６）、流路（５）および保水袋（１）を含む供給系上に
設けられる。（図示の場合にはＩＪ　リーフ弁（財）が
流路（５）に並列に設けられている。）内は給水栓（６
）が閉じられたときにスピル弁（１７１より逸出する水
の量を少くするために設けられたチェックパルプである
。このチェックパルプ□□□は上記のＩＪ　Ｉｊ−）弁
（財）と共に給水栓（６）上に設けることもできる。

大規模地震の発生に起因して水道系が破損したときに保
水袋（１）内の水を使用するため、保水袋（１）の下部
に平常時においては閉の状態に保たれるストップバルブ
（支）が設けられる。万はこのストップバルブ■に連な
るホースで、その先端に蛇口■が取付けられる。蛇口（
至）は外殻ケース（２）の蓋■等により保持される。保
水袋（１）内の水の利用は流出口部（４）が閉じた状態
においてストップバルブ■を開いて行われる。（至）は
外殻ケース（２）の近傍に配置されたエアーポンプで、
このものは保水袋内に空気を送り込んで蛇口■より水が
流出させられるようにするのに利用される。

以上において説明した本発明による装置はそれが水道と
して利用されつつ常に清浄水を備蓄する状態に保たれる
ものである。このものの構成要素はまとまりのあると共
に容積が小さい状態において梱包され得るもので、特に
家庭用として好適なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による清浄水の備蓄装置の全体図、第２
図および第３図は第１図に示すものの部分図で、第２図
は給水栓の縦断面図、第６図は保水袋の流出口部の縦断
面図である。１１）・・・保水袋　（２）・・・外殻ケース　（３）
・・・保水袋の流入口部　（４）・・・保水袋の流出口
部　（５）・・・流路　（６）・・・給水栓　（７）・
・・流路　（８）・・・平常時用蛇口　（９）・・・可
撓管　（１０）・・・チェックパルプ　（１１）・・・
給水栓の開閉用ハンドル　（１２・・・流路開閉部　（
１３１・・・給水栓の流出口＋１４１・・・ピストン　
（１５）・・・ピストン棒　叩・・・ばね　（１η・・
・スピル弁（１ト・・孔　０９１・・・索　■・・・ピ
ン　Ｑｌ＋・・・弁体（支）・・・着座ばね　困・・・
弁座　（財）・・・リリーフ弁　■・・・チェックパル
プ　（イ）・・・ストップパルプ　鰭・・・ホース　（
支）・・・蛇口　（ロ）・・・外殻ケースの蓋　嬢・・
・エアーポンプ第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

水の流入口部と流出口部とをもつ軟質の合成樹脂製保水
袋を外殻ケース内に納めて流入口部を給水栓に接続する
と共に流出口部を水の使用個所に設けられた平常時用の
蛇口に接続し、保水袋に流入する水を保水袋の下部に至
らすチェックバルブ付きの可撓管を保水袋内に設け、振
幅が大きい地震の発生により保水袋内の水の流出が起る
のを阻止する流出防止装置と、保水袋の内圧を保水袋の
強度が許容する値゛以下の値に制限するリリーフ装置と
、保水袋内に保有される水の採取装置とを設けたことを
特徴とする清浄水の備蓄装置。